2016/12/27 - 2016/12/29
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morisukeさん
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オッサンネコです。
ルアンパバーン3日目編(最終日)に突入します。
最終日もアクティブに行こう!という事で、向かった先はパークウー洞窟。
パークウー洞窟はルアンパバーンの中ではテッパンとも言える観光地で、
大小様々・無数の仏像が安置する洞窟は「秘境」とも称されるくらいだとか。
そんな期待値高いとこにはやっぱ行かなきゃいけないでしょう。
本来ならばツアーを組んでゆっくり川下りを楽しむところですが、
自分の無計画さがまたしても仇となり、結局レンタバイクのお世話になる事に…
でもパークウー洞窟までの道のりは、ラオスの良さがぎゅっと詰まった灌漑深いものになりました。
Simply Beautiful ラオスはとにかく美しい!
その時の記録です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 船 バイク 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
おはようございます。本日も托鉢風景から一日がスタートです。
せっかくルアンパバーンまで来てるんだから、托鉢はしっかり心に焼き付けないとね。
昨日は自分も托鉢する方に回ったんですが、今日は見る方に専念する事にします。 -
まだ夜も明けきらぬ内から托鉢は始まります。
この時間はフラッシュを焚く無礼者がいて少しうんざりしますが、
「人のふり見て我がふり直せ」
お勤めの邪魔にならない様に自分も気を付けなくちゃいけないですね。 -
托鉢の風景
-
イチオシ
少年僧から老手の錬者まで、色んな世代の僧が托鉢に参加しています。
時代が変わっても信仰の心はこれから何十年先も続いて行って欲しいと願います。 -
托鉢の風景
-
托鉢終了後は恒例の朝散歩。
鶏の鳴き声がまだ響く静かな街をのんびり闊歩するのもまたいいもんです (*゚∀゚)b
こちらメコンとナムカーン川が合流するところ。
乾季のメコンはひたすらに穏やかです。 -
おっと、危ねっっっ!!
-
ホテルの近くのカフェで朝食中。
アメリカンブレックファーストで35,000Kip(500円弱)、
ラオスで外国人向けの食事はそれなりに高くなります。
昔フランスの植民地だった事もあって、パンはさすがにいい味出しとるな… -
通学途中の女子学生を眺めたり…
女子学生はシンをはくのが義務付けられてますが、これすっごく可愛く見えます。 -
お勤めに行く少年僧を眺めたり…
ルアンパバーンでは学校と寺が併設されているケースが多いため、
男子の学業と僧侶の修行はほぼ同義になるのです。
朝の爽やかな陽射し、木々が放つ森の臭い、遠くから聞こえる鶏の啼き声。
五感で感じられる世界にうっとりしてしまう程、ルアンパバーンの朝は格別なのです。 -
さて最終日はメコンの上流にあるパークウー洞窟まで行くつもりだったんですが、
船着き場でパークウー洞窟までの船賃を交渉すると、往復で150,000Kip(貸切)だと。
しかも最低4時間はかかるというので、昼過ぎまでかかってしまう…
うーんそれは困った。
ウンウン悩んだ結果、またしてもレンタバイクのお世話になったのでした (´∞` )
のんびり船旅も魅力的だったんですがね…。
レンタル代120,000Kip(1,700円弱)は値段的にも少し高いですが、
自分で運転をすることで見える風景が違ってくるのがバイク旅のメリットです。 -
パークウー洞窟までこれまた一直線で、13号線をひたすら走って行くだけですが、
残り10kmの分岐点から未舗装のダート道に変わります。
ダート道の運転を経験したことが無ければかなりキツイでしょうね。 -
メコンの風景。うーんこれぞ大河って感じだな Ψ(`▽´)Ψ
-
パークウー洞窟の対岸にある集落までやってきました。
あー長いダート道だった…
民族衣装の手織り布を売るお土産屋さんが数件、鄙びた感じが目に付きます。
やっぱパークウー洞窟への交通は船が主流なんでしょうね、
あまり陸路でここまで来る人は少ないようです。
ここでバイクの駐車料金と対岸までの船賃(18,000Kip)をお支払い。
ちゃりーん。 -
地元のラオピーポーの皆様。しばしお邪魔しますぞ。
-
集落を進んで河原まで降りてくると、メコンの対岸に切り立った崖が見えて来ました。
あれこそメコンに聳える懸崖の洞窟「パークウー洞窟」になります。
何て風光明媚な風景、いやー最高ッス ヽ(◎´∀`)ノ -
チャリダーもあの悪路を超えてきたようですね。
いやいや、その体力には感服しますぞ w(゚∀゚)w -
パークウー洞窟までの渡し船。
-
ゆっくりメコンを横切っていきます。
-
断崖の淵に張り付く様に船着き場があるのがわかるでしょうか (゚∀゚ *)
-
イチオシ
対岸に着きました。
わずか5分足らずですが、水墨画のような風景に感動しっパナシです。 -
船着場は竹製の浮き橋です。
雨季にはメチャクチャ水量が上がるので、桟橋は固定できないのです。
歩くとミシミシ音を立てますが、我ら日本人、竹の頑丈さはよく心得ておりますぞ。 -
階段を上がってパークウー洞窟の内部に入ります。
パークウー洞窟の見所は主に二つ。
船着場のすぐ上部に位置するのが縦掘りの洞窟、タムティンルム。
こっちがパークウー洞窟のメインになり、大小構わず4,000体の仏像が鎮座しています。
すぐの料金所で15,000Kip(200円)をお支払い。ちゃりーん。 -
イチオシ
入り口でお供え物を買います。
写真を撮らせてもらったらチップを笑顔で要求されました (´∀`;)ヤレヤレ。
うーんしょうがなし。 -
さっきのお姉ちゃんの妹でしょう。カメラを向けたらすごいはにかんでいました。
チョー素朴で癒される… (*´▽`*) -
パークウー洞窟(Pak Ou Caves)
イメージは大分県の耶馬溪にある羅漢寺でしょうか。
供えられている仏像は精巧なのからチープなやつまでとにかく数がスゴい。
このロケーションと雰囲気は荘厳と言うか、ちょっと異世界な空気が漂っています。 -
パークウー洞窟の景観。
古くは16世紀にセーターティラート王がこの洞窟を発見したと伝えられています。
それ以降この地はルアンパバーン仏教の聖地として崇められ、
洞窟にある仏像は人々が信仰の証として一体ずつ安置して行ったものになります。 -
パークウー洞窟の景観。
-
パークウー洞窟の景観
捉えようによっては仏像の墓場の様な雰囲気にも映ります (゚Д゚ )ムハァ -
人々の祈り。
タイやラオスを歩くと、そこらじゅうで祈りの風景を見る事が出来ます。
彼らの祈りには虚勢や飾りがなく、その姿はどこまでも自然体で美しいのです。
なぜ彼らは祈るのか… 小さな幸せのため? 家族の安息祈願のため?
ひょっとしたら理由なんてないのかもしれない。
喉が渇いたら水を飲むかの如く、彼らの祈りは日常の中に溶け込んでいるのです。 -
パークウー洞窟の風景
-
続いてもう一つの洞窟、タムティントゥンにも行ってみましょう。
さっきの仏像洞窟から山肌を巻いて階段をひたすら上っていくと、
崖の中腹にくり貫かれた横穴状の洞窟に辿り着きます。 -
この洞窟は奥行きはわずか数10m程度ですが、光が全くありません。
入口で懐中電灯を有料で貸してくれますが、スマホのライト機能で十分事足ります。
うーん雰囲気は良いんだけど、何も見えないからあまり面白くない… -
イチオシ
洞窟の奥から入口を見ると… こっちの方がよっぽど幻想的な光景ですな (*゚∀゚)ノ
-
というわけでパークウー洞窟の見学お終い。30分もあれば十分見て回れます。
このパークウー洞窟をがっかりスポットと言う人もいる様ですが、
途中で目にするメコンの風景は正に絶景で、行程自体はホント素晴らしいの一言です。 -
対岸まで戻ってきました。
さてさて、これ何でしょう?
東南アジアをバイクで旅するには必須のコレ。
答えはガソリン(燃料)です。
このサイズで5,000Kip(70円) ペットボトル売り。
田舎はガソリンスタンドがないので、こういう集落の商店には必ずコレがあります。 -
この風景を見るとラオスは農業国だなぁって思います。
日本では馴染みがないですが、東南アジアでは陸稲式を取ってるトコが多いです。 -
再びダート道を戻ります。
前に車がいようものなら御覧の通り… ものすごい土埃地獄に見舞われます。 -
このダート道にはメコンの風景が良く似合う。
ほかの車に負けじと砂埃を巻き上げ爆走中。
ダートに慣れてきたのか、帰りはこの悪路をスッ飛ばしてきました(笑)
気分はまさにDriver's High。 -
ルアンパバーン市内に帰着です。
少しだけ時間が余ったので、プーシーの丘にもう一度上ってみる事にします。 -
その前にちょっと寺院観光。
ワット・ビスンナラート(Wat Wisunnalat)
プーシーの丘の麓にある寺院ですが、この仏塔の形はラオスでは珍しいですね~。
すいかを半分に切ったような形だから別名スイカ寺とも呼ばれているとか。
ラーンサーン時代のビスンナラート王によって建てられた寺院ですが、
この仏塔は1932年に再建されたものになります。 -
ルアンパバーンのお供え物はちょっと不思議な形。
笹の葉を三角に折りたたみ、オレンジ色の花を巻いたもの。
これにお線香が付いたセットが路上で簡単に入手できます(=゚ω゚)ノ -
歩いてプーシーの丘まで。
初日にみたナムカーン川に架かる竹製の橋。 -
ご苦労様です♪
-
プーシーの丘に続く寺院で出会ったヤングお坊さんたち。
タイ語も英語も通じるのでなかなか勉強しとるようです。
片言のニホンゴも喋ってくれました~ (*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ
こんにちは、ありがとう、おキレイですね
おいっ (`□´) 最後のやつは3番目に学ぶニホンゴではないぞ!! -
プーシーの丘から眺めるルアンパバーンの街並み。
その歴史的建造物や美しい街並みが評価され、1995年に世界遺産へ登録されてます。
他の世界遺産と比べると特段目を引く建造物等もない、とにかく地味な印象ですが、
ルアンパバーンの良さは目に見える事が出来ない「人の心」にある気がします。
植民地支配、内戦、共産革命、ルアンパバーンの町は常に激動に包まれますが、
そんな弾圧にも決して屈さなかったのは遥か昔から続く不変の信仰心であり、
変わる事を意地でも拒んだ人々の矜持の様なものが町の至る所で感じられるのです。 -
イチオシ
プーシーの丘からの眺め。
いい眺め~ (o´Д`)=з
例えるなら、但馬の出石か球磨人吉って感じでしょうか。 -
そろそろお時間の為、レンタバイクを返却して空港まで向かいます。
大通りの角にはどこでもソンテウとかトゥクトゥクが停車しているので、
人の良さそうなオヤジと値段を交渉すればOKです。
私の場合、30,000Kip(400円強)でチャーター完了。 -
ルアンパバーン空港に到着。国際空港とは思えない程、小さな小さな空港です。
ところで搭乗手続きを済ませて出国スタンプを押してもらう時の事…
目の前には仏頂面の怖そうな出国審査官、共産国の役人って怖いイメージあります…。
オッサンのパスポをペラペラめくって凝視、沈黙。ドキドキ…
審査官「おいっお前!」
ネコ「なななんでしょうか((゚ロ゚;)))」
審査官「お前、3日間どこにいたんだ!」
ネコ「XXXというホテルでございます…」
審査官「そうか… あの辺は賑やかでいいとこだな…」
沈黙
審査官「おいっお前!」
ネコ「はいっ、ななななんでしょうか(((゚ロ゚;))))」
審査官「行き先はバンコクだが、そっからはどこに行くつもりだ!」
ネコ「タタタイ在住者でございます…」
審査官「そうか… バンコクは…都会で良いな…」
沈黙 (何なんだ、コイツ)
審査官「おいっお前!」
ネコ「はははいっ、なんでしょうか((((゚ロ゚;)))))」
審査官「今度ねーちゃんの良い店紹介してくれよ…」
頼む、仕事してくれ… -
名残惜しくも黄昏の中を飛行機は空港を飛び立ちます。
眼下に広がるのはルアンパバーンの街並み。
10年越しの想いを叶える事が出来て感動もひとしおです。
バンコクまではわずか1時間20分。
随分狭くなってしまった世界に戸惑う事もありますが、それは自分が時間を損得で勘定できる様になった証でしょう。
というわけでルアンパバーンの旅はこれにてお終い。
また痺れる様な旅をすべく、来年もアジアを駆け巡る予定です。
それではまた~。
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この旅行記へのコメント (5)
-
- duc teruさん 2017/03/25 18:55:00
- ご訪問ご投票ありがとうございました。
- ご無沙汰しております、相変わらずいい旅をお楽しみですね、いやされます。
此のたびも、早速のご投票ありがとうございます、
いつもいつも、とても励みになります。
愚老いよいよ歳で、思うように動けませんが無理のない程度に長旅挑戦を続けております。
旅の直後はあれもこれもとまとまらず、また次の旅が決まるまでは UP する気にならず、
ついついご無沙汰の次第です、
今回も何とか帰国まで続けてゆきたいので愚作にお付き合いいただければうれしいです。
これからも良い旅をお楽しみください。
duc teru
- morisukeさん からの返信 2017/03/30 10:26:39
- RE: ご訪問ご投票ありがとうございました。
- duc teru さん
こんにちは、いつもありがとうございます。
住むように旅をする、いつか私もやってみたいです〜。今回のパリは何回めかの訪問でしょうか? パリの街の日常が切り取られているみたいで、パリの良さがよく伝わってきます(´∀`=) そのお年で(おっと失礼)ここまで出来るってのは羨ましい限りです。私も若いうちに見聞を広げておこうと日頃から思ってます。歩けるうちはどこまでも歩くのがモットーですが、さてさていつまで続くやら…
また素敵なパリ滞在記を拝見することを楽しみにしております。
それではまた〜。
Mori Neko
- duc teruさん からの返信 2017/03/30 13:24:52
- RE: RE: ご訪問ご投票ありがとうございました。
- duc teruです、ご返信ありがとうございます。
パリは数えて十数回20回まではいかないと思いますが、最近では2008と2011年(ともに投稿済み)です。
この年では回顧的な旅で、新しい土地への旅行は控えています、だんだん狭まりますね、そして移動も最低限にして休養を取りながら、という委縮した旅になってしまうますがそれなりにボケ防止になっているつもりです。
老人の気ままな旅ですが、お付き合い嬉しいです。
motisukeさん益々いいたびを続けてください。
> duc teru さん
>
> こんにちは、いつもありがとうございます。
> 住むように旅をする、いつか私もやってみたいです〜。今回のパリは何回めかの訪問でしょうか? パリの街の日常が切り取られているみたいで、パリの良さがよく伝わってきます(´∀`=) そのお年で(おっと失礼)ここまで出来るってのは羨ましい限りです。私も若いうちに見聞を広げておこうと日頃から思ってます。歩けるうちはどこまでも歩くのがモットーですが、さてさていつまで続くやら…
> また素敵なパリ滞在記を拝見することを楽しみにしております。
> それではまた〜。
>
> Mori Neko
-
- Salaamさん 2017/03/18 01:44:21
- ラオ旅
- オッサ…morisukeさん、今晩は。
ラオ旅、いいですね!
初めてワイフの実家に行った際、少しだけビエンチャンに寄りましたが夫婦共々ラオにフォーリンラブしました。
あの人々の素朴さ、素晴らしく良い意味で田舎でいつか再訪したいなと狙っております。
なんでも今、タイではラオへのバックパッカー旅が流行しているとか?(古い情報でしょうか?)
のんびりとしたあの熱い、でも適度に過ごしやすい空気の中でのんびりビアラオを飲みたいものです。
再訪できるまではmorisukeさんの旅行記で我慢とします!
Salaam
- morisukeさん からの返信 2017/03/21 07:50:19
- RE: ラオ旅
- Salaam さん
こんにちは〜。書き込みありがとうございます(=^ェ^=)
最近めっきり生ビールを飲まなくなりました。やっぱタイの空の下ではシンハービール、氷入りでしょ。日が落ちてから野外でのんびりシンハーとかビアラオをちびちび飲むって、それだけでも旅している目的になりそうです(*≧∀≦*)
そう言えばルアンパバーンを観光していた時、タイ人が多かったのに気づきました。でも友達同士か家族旅で、日本人みたいに一人でふらっと、みたいなスタイルは性格柄ないみたいですね。
私もラオスにはゲキハマリしています。近いうちにまたどこかの国境線を越えて、緩ーい空気に浸かってきます。
それではまた〜。
Mori Neko
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