定年後の夫婦でイタリア３都市（ローマ、フィレンツェ、ベネチア）、その５-1　フィレンツェ

2016/11/15 - 2016/11/25

定年後も働き６年が過ぎて、妻の行きたい国イタリアを旅行。ツアーに頼らず自分たちのペースでのんびりと楽しむ。みたい場所はあらかじめ日本から予約したり、都市間（ローマ～フィレンツェ、フィレンツェ～ベネチア）移動は列車を予約したりで旅を楽しみました。女房が好きなフィレンツェは3泊して市内佐奈策を楽しみました。

エリア フィレンツェ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: フィンランド航空 JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

１１月１９日１０時の高速列車フレッチャロッサ（赤い矢）でフィレンツェに向けて出発。指定席を日本で予約してバウチャーを印刷して持参。テルミニ駅では発車のホーム番号が出るまでプラットホーム外で待機。駅にはベンチがありません、座る場所がないのでカフェに行くしかない。トイレも有料トイレしかありません。この辺は日本の新幹線はサービス過剰なのかも。１０分くらい前に電光掲示板にホームの番号が表示されるので、フェンスのところにいる係員にバウチャーを見せて列車に乗り込む。
ところがだれか座っている。目が合うと、何とか言いながら席を空けた。どうも指定席とは言いながら来なければ座るという感じ。
２等にしたので荷物を置く場所が狭い。荷物の多い方は１等にした方が良いですね。
網棚にダウンがあるので、どかしていいかと聞いて、ダウンをどかして荷物を置こうとしたら別の席のやつが来て、ギャーギャー言い出した。思わず「お前のじゃないのか？」と英語と日本語でさっきの男性に聞くと、「「○△～・・・」イタリア語は分かんない。取りあえず、ダウンは退かして荷物置場を確保。
今日は土曜日、ビジネスマンが少ない。
この男たちの会話はイタリア語ではない、ウクライナとか・・・近いから移民か出稼ぎか・・・図らずも、移民の現実にあたった感じ。
声は大きいし、所作が粗雑・・これって差別か、まずいかな。
でも、もうちょっと、お行儀よくして欲しいな。

テルミニ駅 駅

フィレンツェのサンタ・マリアノッヴェラ駅までは２時間の旅。昼過ぎに到着です。
ローマに比べるとこじんまりしています。落ち着いている感じですね。
駅前もテルミニ駅と同じくらい広いけど、人は少ないので広く感じられる。
ホテルへ行く路地は、まさにイタリアですね。妻は喜んでいます。
後姿ですが、スマホでGoogleMapを見ながらホテルの場所を探しています。
私は後ろで全ての荷物を持ってついて行きます。
石畳の道はところどころが凸凹でキャリーバッグの車輪がガタゴトとして、引っ張るのに力がいる。良いやつを買えば良かったと少し後悔する。

路地の奥にあるホテルに到着。ビルの間の狭い路地を入ったところにあるので、見つけるのに時間がかかった。
チェックンは１５時だけど部屋は空いているのでチェックインさせてくれた。入り口から上を見上げるとこんな感じです。

日本から予約していきました。個人旅行なのでホテルは駅から近いのを優先して選びました。
ローマ、フィレンツェといずれも駅からは徒歩５分の場所ですのでタクシーや他の交通機お世話にならないで済みました。今のところは正解です。
このホテルは、もとはアパートメントかな？
昨年のリスボンでもこんなホテルに泊まった。
日本もホテルが不足と言うけど、こんな風に古いマンションをホテルに改装したらいいのに。
帰国して、ある人に聞いたら、日本は規制や基準がうるさいので難しい。すごく費用がかかる、との事。日本らしい、それで観光立国か、ずれてるな。

ホテル コジモ ド メディチ ホテル

部屋は意外と広い。ベッドルームにはツインベッド、これは予約時に希望していたのですが、ちゃんと通じていました。
テレビは手前の左側で壁に隠れています。イタリア語の他にロシア語放送と中国語のチャネルがありました。
バスタブは有りませんが、結構広いバスルーでした。照明ががブルーなので写真を撮ると画面がブルーになる。怪しげなホテルじゃないですけどね。

ホテル コジモ ド メディチ ホテル

これは部屋に入ってすぐのところ。かつてはダイニングがあったのではと思われる。
ベッドルーム側から撮影。奥には小さなテーブル、本当に幅も無くて使いずらい。左右にクローゼットがある、引出はありません。
左のクロ－ゼットの上の棚にはセキュリティボックスがある。これが中途半端な高さで使いにくい。
背の低い私は、椅子を使わないと奥に入れたモノを取り出すのが困難だ。
これは体格の違いで仕方がないのか。トイレの男性の小便器の高さの高い事、コンプレックスを感じさせるな。
手前の白い四角なソファみたいのに荷物を載せています。
恐らくこれは開くとマットレスになるみたいです。という事は、もう一人はこのマットレスに寝るという事か。

ホテル コジモ ド メディチ ホテル

フロントのアレクサンドラ。フレンドリーな中性的な娘さん。
最初は少年かと思いました。でも女性です。ファッションもパンツにとジャケットにと・・・男性っぽい。
英語も出来るし親切で、妻はすぐ仲良しになりました。
妻と一緒に記念写真です。
彼女がチェックインタイムの２時間前だったのですが部屋を使っていいよと言ってくれました。
部屋まで荷物を一緒に運んでくれたり、ランチはまだだと言ったら、フードマーケットがあるから、そこが良いと教えてくれました。
本当に親切な子でした。

ホテル コジモ ド メディチ ホテル

という事で、部屋で一休みしてから、アレクサンドラに教えてもらったフードマーケットにランチをしに行きます。
市場の建物のようなのがそれです。
周辺には露天商が沢山出ています。バッグやアクセサリーが多い。
販売しているのはイタリア人ではないですね、移民かな？
基本的にこういうところで買うのは、急場しのぎの傘や忘れたハンカチやタオル位ですね。
ミネラルウォーターも大丈夫です（多分）、炭酸飲料は止めた方が良いです。
ガスが抜けていたというのをクレームしていた旅行客がいました。
多分古いのを販売してたのかも。

セントラルマーケット 市場

市場の１階はお土産屋さん、食料品店、飲食店があります。日本人のいるお土産屋さんもあって、日本語の看板が出ています。
ここで日本へのお土産を買うと良いかもしれません。我々は関係ないので通過です。
日本や他の国の観光客の方（団体ですが）が見られません。観光コースに入っていないのかな。
食事するのは良い場所だと思うのですが、席取りや注文などはツアーでは難しいので来ないのでしょうね。
その分、個人旅行者には手軽に食べられて美味しいので便利です。

セントラルマーケット 市場

１階はこんな感じで立ち飲みと立ち食いですね。ファストフード店みたいです。みんなワイン片手に楽しそうです。土曜日の１５時頃です。
１階の方が店仕舞いが早いようです。
帰りに見たら片付けていました。

セントラルマーケット 市場

階段を上がって２階に行くと、そこはレストランというか日本でいうところのフードコートです。
でもその中身は、かなり本格的です。周囲がお店で、そこで買って中央にあるテーブルに座って食べるのですね。
みんな専門があるみたいです。パスタ、Pizza、デザート、フルーツ系、飲み物（バー）とかですね。
日本の寿司なんかをやったらは流行ると思うけど、誰かやりませんかね。
帰国したら、寿司ざんまいの社長さんに提案しようかな。。。してません。

セントラルマーケット 市場

混んでいて空いている席がなかなか見つかりません。
少し待っていたら、この近くで席を確保できました。
妻が席を確保して座って、内を買おうかと相談していたら、少し離れた席の女性が赤ちゃんにおっぱいを飲ませていたのでビックリ(@_@)
特に隠す事もなく平然と、周囲も全然気にしていない様子。流石に撮影はNGですね。
特に若いお母さんでもないけど、お年寄りでもない。
でもいいモンですね。昔の日本はそうだった、電車の車内や、食堂でお母さんがおっぱいをあげていたのを良く見たことがある（１９６０年代の話ですけど）。
決して、おっぱいが見たいのではありません。古き良き時代を懐かしんでいるだけです。

セントラルマーケット 市場

このPizza屋さんは人気のようです。並んでいたので後ろに並んで、みんなが注文しているのを聞いていて、どれがいいかを思案してました。マルゲリータと今日のPizzaを注文。ビールとお水も一緒に注文した。
焼きあがるまで列から離れて待ちます。番号を呼ばれたら取りに行く。イタリア語後で番号を言っているので、不安だ。
前に言って番号を見せて、まだ？と聞いたら、英語で言うよ、と言ってくれた。
英語でで呼ばれたので取に行ったら、イタリア語で言われた。「えッ！」と、驚くと、笑って英語で言い直してくれた。どうもジョークみたいだ。
「ジャパン、大好き」と言ってたので、良かった。

セントラルマーケット 市場

これがマルゲリータ。後から本日のPizzaを取りに行った。美味しい。チーズが美味しい、ビールが合うんです。２枚をぺろりと食べたら、結構お腹がいっぱいです。
隣の人が、中国人か？　No!　Japon。と強めに言う。ここには中国人は少ないがフィレンツェ市内には多いようだ。

この後はデザートも買ってきて、エスプレッソでまったりしました。

周りの人達は、食べ終わると、誰かが買いに行く、また誰かがワインを買ってくる。
そしてお笑いながらお喋りが続く。目が合ったらワインのボトルを向けて来た。
飲むか？　のサインでしょうね。
有り難くおすそ分けに預かる。英語は駄目みたいで、殆ど単語の羅列で話が続かない。
それでも雰囲気は感じられた。これかららドゥオーモに行くと言って別れました。
「サヨナラ」で送ってくれた。

セントラルマーケット 市場

もう一つ上の階、３階があります。ここはウエィターヤウェイトレスがいてサービスしてくれます。Pizzaだけですけど。
ここから下を見るとこんな感じです、すごい人です。
値段は２階でセルフで食べるよりは高めの価格設定でした。

セントラルマーケット 市場

中央市場での食事の後、市内散策に出かけます。フィレンツェ市内の路地は狭い。ホテルのアレクサンドラが、フィレンツェは小さな街なので歩いて楽しめると言っていたが本当だ。
狭いけど、建物が良い感じです。異国での散策に来ている、映画の中みたいです。
車も小型ですね、それであまり走っていない。
みんな、どうやって移動しているんだろう。

ドゥオーモ、サンタ・マリア・デルフィオーレ大聖堂。シーズンオフのせいか、やや人は少なめです。しかしロマネスク様式が美しいですね。ルネサンスの香りが・・・
向こう側にはドゥオーモがあります。日本でも公開された「インフェルノ」の舞台です。

ドゥオーモ (フィレンツェ) 寺院・教会

ジョットの鐘楼、これも美しい。ローマの古代の建築物と違って、芸術的な美しさですね。

ジョットの鐘楼 建造物

ドゥオーモの正面玄関に向き合ってある、八角形のサン・ジョヴァンニ洗礼堂。
これもロマネスク様式で同じ美しさを誇っている。
こんな建築物が市街地にある。狭い路地を抜けたら。急に現れる。

街歩きをしていいると、こんな塔があった。

地下鉄やバスがあまりないので、自転車の人を、ローマに比べると良く見かける。
何故か、みんなサドルが高いのである。
ママチャリに毛の生えたやつから、面白いデザインだったり。
このおじさんは、ポタリングなのか荷物もなくのんびりと走っていた。
マウンテンに近いかな。石畳なのでアブソーバーは必須みたいで、このおじさんのにも付いていた。
坂があり、石畳なので日本の電動アシストが売れると思うけど。

ドゥオーモの周辺を散策して、カフェで休んでジェラートを食べながらのんびりとホテルに帰還する。
今朝から動きどおしで老人にはこたえるのでホテルの部屋で一休み。
ランチが遅くて量もたっぷりなのでお腹が空かない。
妻を部屋に残して、軽食を買いに外に出る。
駅まで戻り、今のホテルとは反対側に行くと、サンタ・マリア・ノッヴェラ聖堂がある。
陽が落ちたのでライティングされていて綺麗だ。
この前の道はお店がいっぱいある。ラーメン屋さんもあった。
あの有名なサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局もこの近くにあります。
カフェでサンドウィッチと飲み物を買ってホテルに戻る。
夕食は買ってきたサンドウィッチと日本から持参のカップラーメンで済ます。
食後はブルーのバスルームでシャワーを浴びて就寝する。

（続きます）