チロル・ドロミテのハイキング　⑧（パステルツェ氷河）

2015/07/02 - 2015/07/13

旅を始めて、９日目（７月１０日）になりました。
天候にも恵まれて、変化に富んだ山々の自然の中で過ごすことができたのは、旅の満足度１００点です。
今日はどんな山々が待っているのでしょうか！
　バスはアルプス山岳道路を走り、ヨーゼフ・ヘーエまで一気に走ります。
そこから、氷河ケーブルカーで降り、そこからハイキングの開始です。

エリア ハイリゲンブルート(オーストリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• ホテル: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 航空会社: オーストリア航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

朝の散歩に出かけました。　左に見えるのが教会で、中央に見えるのが泊まっているホテルです。
教会の礼拝堂の中までは入ることができました。

こんな道端のワンカットが心に留まるのは、普段の生活感にないからでしょうか。

午前９時、ホテルをバスで出発し、アルプス山岳道路を走ります。

午前１０時ごろ、ヨーゼフ・ヘーエの駐車場にバスは止まりました。
そこから、ケーブルカーの場所まで５００ｍほど緩やかな上りを歩きます。

ハァハァ、振り返ると大きな犬の息遣いでした。
お互い大変だけれど、楽しもうね。

ビジターセンター前の広場に着きました。　ビジターセンターを見学してから、
トイレを済ませケーブルカーに乗ります。
右の温度表示が見えますか？　　６．７℃です。

広場からの眺めです。

グロースグロックナーと氷河を背景に、カシャ。

ビジターセンターで日本語パンフレットをもらいました。
パンフレットは結構どこでも置いてあります。

左下に「ハイリゲンブルート」があります。　
そこから、表示番号１２→１０→１１（氷河ケーブルカー）とバスで走りここまで来ました。

ビジターセンター前は広い広場になっていて、そこに掲示されていた氷河写真です。　
１９６０年ごろの氷河写真です。　次の写真と比べてください。

この写真はほぼ同じアングルから私が撮った、今の氷河です。
あれから５５年たった、２０１５年の今、ここまで氷河が解けているのです！！
温暖化という言葉を聞きますが、実際にそれを証明する自然を目の当たりにすると、かなりの衝撃です。

エーデルワイス。

ケーブルカーに乗って下に下ります。　２～３分で着きます。

下の駅（？）です。

運行管理をしている、可愛い女性です。
ガイドさんが声をかけてくれて、みんなのモデルになってくれました。

ケーブルカー駅から、どんどん下って行きます。
この標識には「１９６０」と書かれています。　１９６０年ごろは、ここまでの高さに氷河がありました、ということです。

また下って、１９８０年までの氷河があった所です。

さらに下って、１９９０年の氷河位置です。

５年前の氷河位置です、地球は大丈夫でしょうか！？

地球の温暖化の心配もどこへやら、記念の写真です。

ガイドさんが、下まで下りて氷河の氷を持ってきてくれました。
あれ、これって自然破壊？？
みんなで観察した後、後から来た観光客（外国人さんたち）にも見てもらいました。

・・・・・・・・・・

氷河とグロースグロックナー（標高３，７９８ｍ）を後にして歩きます。

氷河から流れる水が、大河となって岩底を駆けます。

川淵の土の上を、両足で交互に踏み固めていくと、固まるどころかどんどんブヨブヨになっていきます。
泥炭質なんですね。

一面の花畑の横を通ります。

グロースグロックナーと氷河に別れを告げて。

滝があり、小さな吊り橋がありました。

こわごわと渡って行きます。

吊り橋の下には、ゴーゴーッ！と、流れる滝でした。

この後、全員無事にわたり切りました。

歩いてきた景色が、遥か遠くになりました。

眼下にダムとその湖が見えてきました。

ダムの堤防を渡り、反対の岸へと向かいます。

丘を登り、ようやくバスと待ち合わせの駐車場に着きました。

待ち合わせのバス、ではありません。　おそらく観光用に使っているのでしょうね。

駐車場にはレトロなバスが止まっています。
観光用に使っているのでしょうか？

駐車場から見る風景です。　下に見える道路がアルプス山岳道路です。

山岳道路をホテルへと向かいます。　後方からバイクがついてきました。

午後３時ごろ、昨夜から宿泊しているホテルに到着しました。　村の散策でもと、出かけます。
歩いて２分程度の所に、スーパーがあります。

ほんと、澄み切った青空です。　村の広場が見えてきました。
お土産屋さんも数件あります。

今日は、お祭りでしょうか、楽団の方が大勢きてました。
小さなレディは演奏よりも、一人遊びの方が楽しそうです。

周りのお店で飲み物、お菓子など購入して、空いている席に座ります。
民族衣装を来た女性が二人、ミニチュアボトルの地元のお酒を籠に入れて売って歩いていました。　２種類あって赤い色のお酒を購入。　日本円で７００円ぐらいです。

村のコンサートは、まだまだ続いていました。　
さしずめ宴たけなわと言うところでしょうか、我々は途中で退席。
明日は、ザルツブルクに入ります。