2017/01/04 - 2017/01/09
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procidaさん
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年の暮れの12月28日一枚の航空チケットを購入
千歳・・・パリ
出発までわずか一週間
1月4日千歳(CTS)夕方発
1月5日パリ(CDG)早朝着
Eva航空
台北(TPE)経由
Paris滞在時間は約72時間
旅のテーマその1
「Robert Doisneau(ロベール ドアノー)の足跡をたどる」
Instagramにて旅先の写真を毎日アップしています。
よろしかったらご訪問ください。
#shiena2012
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
PR
-
かなり昔のことだけど、
1枚の写真に心を奪われた。
ポストカードだけでは物足りず、
幅1メートル近くあるポスターを購入し、
額に入れて部屋に飾った。
引っ越しを繰り返すうちに、
そのポスターはなくなってしまった。
しかし、その写真はあまりにも有名で、
何度も何度もいろんな場所で目にすることになる。
街角だったり、
本屋だったり。
そして、その写真のタイトルがわかった。
「Kiss by the Hotel de Ville」
日本名タイトル「パリ市庁舎前のキス」
7年ほど前に詳しくこの写真の事を知ってからは、
写真集を何冊も集め何度も何度も目を通した。 -
その写真家の名前は
Robert Doisneau(ロベール ドアノー)
フランス人であった。
1912年に生まれ1994年パリで亡くなっている。
その間、素晴らしい写真の数々をこの世に残していった。
どの写真も素晴らしく、
一枚の写真からたくさんの事を連想させてくれる。
他にも大好きな写真家はたくさんいるけど、
やはり私の中ではナンバー1!
この正月明け、突然6日間の時間をもらった。
旅の虫が騒ぎ始めた。
NYもいいし、
ベトナムも行ってみたい。
上海も行きたい。
もちろん一番行きたいのはヨーロッパ。
だけど夏にも行ったしチケットも高いし。
そんな感じでSkyscannerをのぞいていたら
「パリへのチケットだけが格安だ!!!」
(テロの関係でみんな足が遠のいているのかなぁ・・・」
「よし!これは行くしかない!」
「あのドアノーがカメラ片手に歩いた道を、私も歩いてみよう!」
チケットを取ってから出発までわずか。
普段はぼんやりとした下調べだけど、
今回は現地での滞在時間が短いので迷っている時間を少しでも省きたい。
できるだけ下調べをして、ノートに書き込み、
大まかな地図は頭に叩き込んだ・・・いざパリへ・・・ -
長いフライトを終え1月5日朝6時半にシャルル・ド・ゴール空港へ到着。
入国審査はわずか3秒。
顔も確認されずスルーパス。
ロワジーバスで50分。
オペラに到着。
そこで一緒にバスから降りた中国の若者と
今後のお互いの予定をタバコを吸いながら話し合う。
ホテルに荷物だけ置かせてもらいノートルダムを目指すことにする。
ホテルから400mのところにルーブル。
そのルーブルを通り抜けセーヌ川沿いへ。
川沿いに歩きノートルダムへ到着。
「パリのノートルダム大聖堂」
1163年着工
1250年完成
写真は1月5日夜 -
写真は1月5日朝
天気は良いけど、
思っていたよりは寒いパリの町。 -
ノートルダム大聖堂の塔に上ることが最大の目的。
ドアノーの写真にここを登ったところからの写真が多かったので、
どうしても同じ場所に立ってみたかった。
塔の開門はAM10時。
9:50にはすでに70人ほどが列を作っていた。
30分ほど待ってやっと中へ通された。
荷物チェックをして中へ。
そして50段ほど上がったところにチケットブースが。
10ユーロを払い200段ほど登ったら展望台に到着。 -
この日は天気も良くパリの町が一望できた。
もちろんエッフェルやモンマルトルもよく見える。
眼下にはセーヌ川。
観光船も走っている。
そして恐ろしくもあり、
奇妙であり、
ユーモラスな怪獣たち。 -
パリの町を見張っているようなこの怪物群は
シメールとかグロテスク、キメラ、キマイラなどと言われている。
その視線の先にはエッフェル塔。 -
一番見たかったのがこのキメラ。
たしか200年ほどここに居座り続けているとか・・・
何十年も前にドアノーはここにカメラを持って立っていた。
本当はエッフェル塔を加えているのがドアノーの写真。
あと20センチ左に寄りたいのだけど、
ここより左はガラスで覆われていて、これが限界・・・^^; -
頬杖を突きながらパリの町を見守り200年。
その間、「激動のパリ」と言われているこの町をずっと見つめ続け・・・ -
2015年11月13日パリ同時多発テロ事件
その現場までここからそう遠くはない。
100人近くの死亡者が出たバタクラン劇場までは直線距離で1.8キロ。
次の日バタクラン劇場まで手を合わせに行ってみた。
出入り口にはシャッターが下ろされ、
隅の方に花が3束ほど置かれていた。
その劇場の前を子どもたちやおばあさんが
普通に歩いていた。
特別な場所ではない。
ごく普通に市民が暮らしている場所だった。 -
パリを訪れたのは2度目。
10年ほど前に初めてこの国に足を踏み入れた。
その時はパリに入る前にドイツのブレーメン、ハンブルグを観光。
そしてその後3日ほどパリに滞在した。
パリに来る前のこの町のイメージは決して良いものではなかった。
どこか冷たいというか、
お高いイメージ。 -
だけどドアノーの写真を見続けているうちに少しずつイメージが変わってきた。
「この国は熱いぞ・・・」
「結構ユーモラス・・・」
そして今ではすっかりパリが大好きになった。
やっぱり自分の足でその国や町に足を踏み入れ、
この目でリアルな人々、街並み、文化を見ることが大切なんだぁ・・・
と実感している。
こう思わせてくれたドアノーに感謝。 -
次に目指すはもちろんパリ市庁舎。
-
ノートルダム大聖堂と市庁舎はすぐ近く。
たった400メートルほど。 -
おしゃれなカフェなどを横目に・・・
-
お土産街を通り過ぎ、
セーヌ川にかかるアルコル橋を渡る。
そうすると大きなパリ市庁舎が目に飛び込んでくる。 -
「パリ市庁舎前のキス」が撮られたポイントはまさにここ。
奥に街灯が以前はあったのですね。
ずーっと前から見続けていた写真はここで撮られたのか・・・
と思うとなかなかここから離れられず・・・ -
夜のパリ市庁舎
この近くにドアノーが何度も足を運んでいたビストロ
「Au Terminus du Chatelet」に行ってみた。
予算オーバーのため食すことはできなかったけど、
パリでは人気のレストランのよう。 -
こんな感じでパリ1日目
ドアノーの足跡をたどるを終えホテルへ。
歩きすぎて右足の小指の爪の部分がすべて紫色。
かまわず明日も歩き回ります。
こんなマニアックな旅行記ですみません。^^; -
2017年1月に訪れたパリですが、タイミングが合い12月末に再訪する事になりました。
前回はオペラ界隈にホテルを取りましたが、今回はエッフェル塔のすぐ近くの安宿を予約しました。
楽しみです。
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この旅行記へのコメント (14)
-
- konomiさん 2017/02/12 09:41:09
- ドアノー 素敵ですね
- パリには何度も行っているのに、生来の性格か、体力のなさか・・・で、ノートルダムに登ったこと、ありません(笑)
でも、このブログをみて、本当に体力がなくなって、上れなくなってしまう前に行っておこう・・・と思いました。
美しいですね。
ドアノーは大好きな写真家の一人です。
とても素敵な人柄の方だったそうですね。
カルティエ-ブレッソンも好きです。こちらはちょっと偏屈なところのある人ですけど(笑)
次に長期の休暇が取れるのは2019年末!
ヨーロッパはそれまでお預け状態です(笑)
- procidaさん からの返信 2017/02/14 13:45:25
- RE: ドアノー 素敵ですね
- konomiさんへ
こんにちは。
ノートルダムの上からの景色はなかなかでした。
体力には自信のある私ですが、
凱旋門はなぜか足の感覚がなくなるほど、
きつく感じてしまいました・^^;
ドアノーは本当にいい人だったみたいですね。
私もブレッソンが好きで、
今回ブレッソン写真館に行ってみたのですがクローズ。
ショックでした。
2019年末ですか。
時間があるのでかなり計画を立てれそうですね。
今のところはどこの訪問の予定ですか?^^
プロチダ
-
- お黙り!さん 2017/02/10 12:30:20
- とても素敵!!
- procidaさん、こんにちは。
暫く、大好きな写真の世界から遠ざかっていた私です。
勿論、撮るのも下手ですし、何がこれ?って鑑賞していたわけでもありませんが。
かなり昔のことだけど、
1枚の写真に心を奪われた。
ポストカードだけでは物足りず、
幅1メートル近くあるポスターを購入し、
額に入れて部屋に飾った。
私もなんです(笑)大学へ通うために親元を離れた時、それこそ下宿と呼ばれる部屋に飾ったのがこのポスターでした。時は移り変わり、今はどこへいったのかわかりませんが。
パリの町を見張っているようなこの怪物群は
シメールとかグロテスク、キメラ、キマイラなどと言われている。
パリには何年か前に行ったのですが、時間が無く、行列が出来ていたので上ることができませんでした。彼等に人目会いたいと懇願していたにも関わらず。なんの映画だったか思い出せませんが、彼らが街を見守っているシーンが大好きなんです。そうなんですね、ロベール氏は彼等の写真も撮っていたのですね。そういえば見たこともあるような。写真のことは全く無知な私ですが、とても素敵ですね。
ロベール氏と同じ道を歩いてみる旅なんて、とても素敵ですね。
旅行記、感動しました。ありがとうございました。
マリー
- procidaさん からの返信 2017/02/10 18:43:36
- RE: とても素敵!!
- マリーさんへ
こんばんは!
マリーさんもあの写真を。^o^
そうでしたか。
私と同じく壁に飾ってあったのですね。
なんかすごく嬉しく思います。
今回のパリの旅でドアノーの写真を何度目にしたことか。
大きなサイズもありました。
お土産屋さんなどには、この写真のポストカードがたっくさんありました。^ ^
この写真の現場にまさに今いるんだ…と思えたらさらに嬉しくなりました。
この写真だけでなく、
ドアノーは素晴らしい写真が本当にたくさんありますよね。
この後、また見直して見なくちゃ。笑
プロチダ
-
- さとこさん 2017/01/31 21:45:45
- 海綺麗ですね!
- 今年は夏に続いて冬も海外に行かれたんですね!お姉ちゃんも一緒で良かった^ - ^
仕事忙しかったんですか?
楽しみがなきゃやってられないなんて、セリフちょっと意外でした(^ω^)
アジアのビーチリゾートは我が家子連れでは未経験でした。mugieさんの旅行記見て、ゴールデンウイークのフィリピンが益々楽しみになってきましたよ!
アジアンな食事も、エメラルドな海も。
- procidaさん からの返信 2017/02/01 08:50:16
- Re: 海綺麗ですね!
- さとこさんへ
おはようございます!
もしかしたら間違えて書き込まれましたね。^_^
気にしないでください。
私も何度かありますよ。
これを機にそちらにお邪魔します。
プロチダ
- さとこさん からの返信 2017/02/02 13:18:59
- RE: Re: 海綺麗ですね!
- procidaさん、
大変失礼いたしました。
スマホから書き込みをしたときに固まってしまい、おかしいなと思っていたら、なぜかprocidaさんの掲示板に投稿されていたのですね。
びっくりさせてしまし申し訳ありませんでした><
- procidaさん からの返信 2017/02/02 18:41:57
- RE: RE: Re: 海綺麗ですね!
- こんばんは。
全然気にしないでください。^ ^
これからもよろしくお願いします。
プロチダ
-
- makiさん 2017/01/31 19:31:54
- 今晩は!
- 今晩は!
出来立てのとは一味違う作品ですね!
最近はオートでピンボケしない綺麗な写真ばかりで
味が無いんですが覗写界深度を考え
手前のモンスターが見続けるパリの街並み!
良く伝わって来ます!
それも白黒で時代を感じさせる!
ズムアッウで街にピントを
何時ながら見事です!
私昔8mmやってたんであなたの狙い判ります!
まだ続き楽しみです!
- procidaさん からの返信 2017/02/01 08:47:54
- Re: 今晩は!
- makiさんへ
おはようございます!
今回は一人での旅だったので、いつもカメラ片手に行動してました。高所恐怖症ですが、自分なりにはかなり頑張りノートルダム、モンパルナスタワーに登りました。
しかし、凱旋門の上はダメでした。情けない( ; ; )
写真は撮れば撮るほど反省の連続です。
なかなかうまくいかないなぁ~と感じてます。
パリの街はモノクロが似合いますね。
歴史を感じます。
でも街を歩いていると赤い色が溢れてました。特にあちこちにあるカフェやバル。ふんだんに赤を使ってまして、重厚な建物の中でキラキラ目立ってました。
プロチダ
-
- るなさん 2017/01/29 12:43:20
- 写真映えのする街
- procidaさん、Ola♪
パリって写真写りのいい街の一つですよね。モノクロもカラーもこなす街って感じです。
私も十数年前までフランスを毛嫌いしていました。
でも、ひょんな一枚の写真からパリに行ってみたくなったんです。それがRobert Doisneauの作品だったんですよ。そうね、procidaさんと同じってことですね(笑)
でも、さすがにポスターを買うとか諸々は追及しませんでしたけど。
このサイト、ご存知?
http://www.atgetphotography.com/Japan/index.html
その後パリを訪れパリにハマり、そしてフランスというイタリア同様に衣食住揃う観光大国にハマってしまいましたよ。
ポルトガルも良かったけど、やっぱりこの両国の佇まいには及ばなかったかな?と言う私です。
procidaさんとは色んなことでかぶりますよね(笑)
るな
- procidaさん からの返信 2017/01/30 17:46:03
- RE: 写真映えのする街
- るなさんへ
こんばんは。
またも偶然が重なりましたね。
るなさんもドアノーに影響された部分があったのですね。
ビックリしました。
ドアノーの写真は素晴らしい作品の連続ですよね。
見るたびに新しい発見もあって・・・
紹介されたサイトを初めて見ました。
興味深いページを紹介していただきました。
ドアノーも詳しく載っていました。
他にも気になる写真家がたくさん載っていて、
これからものぞきにいきます。
あの「市庁舎のキス」にもいろいろと奥があるのにビックリです。
あの写真は偶然なのか、作られたものなのかが以前話題になっていました。
もちろんドアノーがお願いしたものなのですが、
偶然だろうと、モデルだろうと、
素晴らしい作品には変わりないので、
私はそれはそれでいいことだと勝手に思っています。^^
> procidaさんとは色んなことでかぶりますよね(笑)
いつかイタリアの田舎町で、
お互いカメラ片手に会いそうですね。
そうなっても全然不思議ではないような気がします。笑
プロチダ
-
- mistralさん 2017/01/28 19:51:29
- 心にひっかかっていた地。
- procidaさん
こんばんは。
マニアックな旅行記、と書かれています
ドアノーさんの足跡を辿る旅
拝見しました。
長い間心にひっかかっていた地をめぐる旅、
ハイ、とっても良くわかります。
私も旅の目的の一つがそうです。
それには一人歩きがベスト!ですね。
今回はご家族を残しての旅。
ノートル・ダムのテラスからの眺めが
素敵でした。
もう数センチ移動できれば
ピッタリのアングルだったんですね。
mistral
- procidaさん からの返信 2017/01/29 12:35:46
- RE: 心にひっかかっていた地。
- mistralさんへ
こんにちは!
パリ、行ってきました。
最近はできるだけ長く休みを取って旅していましたが、
今回は実質滞在日3日間。
帰国日の前日は「やりきった・・・満喫した・・・」と思えました。^^
mistralさんがおっしゃるとおり、
心に引っかかっているものを探す旅。
その通りです。
いつも空想の中で、色々と考えていたものが、
実際にこの目で見ることができ、
とてもすっきりとした気持ちでした。
今回もパリに行ったらこれをやるリストを作ってみましたが、
ほぼ9割は達成できました。
> もう数センチ移動できれば
> ピッタリのアングルだったんですね。
そうなんですよ。
あと数センチで目的達成できず・・・でした。
なぜここにガラス板が・・・^^;
きっとドアノーのことを知っている人が、
そのガラス板取り付けを担当していれば、
そうはならなかったはずですが。
近くの警備していた人に意見を言っておけばよかったかな・・・笑
プロチダ
PS 箱根の旅行記見ました。
いい感じですね!
私も行ってみたいです。
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