2014/08/22 - 2014/08/26
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ゆっくさん
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いわゆるゴールデントライアングルと呼ばれるインドのデリー、ジャイプール、アグラにある世界遺産を巡る3泊5日のツアーに参加しました。
インドには世界遺産が全部で35か所(2016年現在)ありますが、今回巡った世界遺産は3都市で8ヶ所。1つが奴隷王朝時代(13世紀)、7つがムガル帝国時代(16~19世紀)です。
第一回は日本出発からデリー観光まで(1~2日目)。
第二回はジャイプール観光(3日目)
第三回はアグラ観光から帰国まで(4~5日目)。
今回は二回目。
本日はジャイプール観光です。
ご参考までに。
第一回:http://4travel.jp/travelogue/11209556
第三回:http://4travel.jp/travelogue/11209598
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
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ジャイプールは別名ピンクシティと呼ばれ、ピンクに塗られた建物が数多くあります。イギリス統治時代に、ピンク色に塗ったことから伝統的に今も塗り続けているとのこと。でも、ピンクというより茶色の印象を受けました・・・。
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旧市街は城壁に囲まれています。
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まずは、街中でラッシーをいただきました。
地元の人で賑わう有名店だそうです。おじちゃんが大きな鍋から掬ってくれるのですが、浮遊物が浮いており、あまり綺麗じゃなかったので悩みましたが、ツアーの定番ということで挑戦。
結果、濃厚でクリーミーで、想像以上に美味しかったです。あぁ~、ラッシーってこれなんだと思いました。やっぱり本場は凄い。その後、お腹も大丈夫でしたので、皆さんも飲まないと後悔しますよ(笑)。ラシワラ インド料理
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ちなみに、この店のラッシーは素焼きのコップで提供されます。素焼きのコップは使い捨て。飲み終わったら割って捨てます。素焼きが余計な水分を吸うため、ラッシーがより濃厚になるそうです。私は、どうしても勿体なくて割る勇気が持てず、記念に日本に持って帰ってきてしまいました。
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次いで、水の宮殿と呼ばれる「ジャルマハル」へ。
17世紀にマハラジャの夏の別荘として建てられたそうです。残念ながら、観光化されていないため、中には入れないそうです。逆に岸辺からしか望めないとなると、一層神秘的ですね。ちなみに、この湖は人口湖とのことです。ジャル マハル 城・宮殿
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次にジャイプール郊外のアンベール城へ。
アンベール城は、世界遺産「ラジャスタンの丘陵砦群」で指定されている6つの城砦の一つです。
16世紀にこの辺りを支配していたラージプート族のマハラジャにより築かれ、増改築を繰り返して現在の姿になったとのこと。18世紀にジャイプールに引っ越すまで、この辺りが中心地だったとか。同時期のムガル帝国とは連合関係を結んでおり、軍司令官を務めていたとのことです。アンベール城 城・宮殿
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アンベール城は小高い丘の上にあるため、象に乗っていくこともできます。
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象に乗ると太陽の門から入城できます。
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我々は車で登りました。車だと勝手口の月の門から入城します。
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登城すると、まず大きな広場にでます。ここは「ジャレブチョーク」と呼ばれる宮殿の前庭。前庭の正面に見えるのが宮殿群です。左にある柱だらけの建物が「ディーワーネ・アーム」と呼ばれる一般謁見の間で、一般市民がマハラジャに謁見した場所です。
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「ディーワーネ・アーム」の近景。日本だったら、絶対木ですよね。ここでは、赤砂岩です。
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柱や梁には彫刻が装飾されています。よーく見ると、象さん・・・かな。
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ディーワーネ・アームから、振り返って前庭を眺めるとこんな感じです。右にある門が太陽の門です。
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こちらは月の門側。
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そして、宮殿の更に奥、プライベート空間への入口となるガネーシャ門です。誰が言ったか、世界一美しいと言われる門で、カラフルなモザイクやフレスコ画、そして透かし窓等で装飾されています。
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名前の由来となった門中央にあるガネーシャ。宗教画というより漫画チックですね。
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ガネーシャ門をくぐると緑豊かなペルシャ式の中庭に出ます。
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そして、この中庭に面している建物が、「ディワーニ・カース」と呼ばれる貴賓謁見の間。
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さらに、その中にあるのが、「ジャイ・マンディル」と呼ばれる勝利の間。
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勝利の間は別名、鏡の間とも呼ばれ、天井や壁に鏡が多数埋め込まれています。
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かすかな灯りを反射して増幅させ、明るくして暮らしていたとか。マハラジャの贅の極みを感じます。
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ディワーニ・カースから、更に宮殿の奥に行くとハーレムエリア。
側室には個室が割り当てられ、踊り子は3人で一部屋。中央の台の上で、夜ごと踊り子が踊っていたとか。江戸城でいうところの大奥に当たると思いますが、城の奥が女の園になるのは世界共通なんですね。 -
アンベール城は大きいです。
どこだここって感じで、うろちょろしていると、どこともなく箒を持った少年が現れました。付いて来いよって笑顔でジェスチャーされたので、不安に思いつつ後を付いていくと、アンベール城の背後にある山上の要塞が綺麗に見えるスポットでした。
この要塞は「ジャイガール要塞」と呼ばれ、アンベール城を守るために18世紀初頭に建造されたそうです。世界最大の移動式大砲等もあるらしいです。
もちろん、この少年にはチップをあげました(笑)。ジャイガール要塞 建造物
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ちなみに、ジャイガール要塞以外にも、アンベール城の周りの山の尾根には万里の長城のように、砦が築かれています。
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さて、ジャイプール市内に戻り、世界遺産「ジャンタルマンタル」へ。
18世紀前半にジャイプールに遷都後にマハラジャが造った天体観測所です。
屋外に日時計などの巨大な石造りのオブジェのような装置が20基程設置されています。ジャンタル マンタル (天文台) 建造物
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一番大きな日時計は高さ約30mほどもあります。大きければ大きいほど精確になると信じて、より大きくなったとのことです。
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約300年前に作られた観測装置ですが、今でも正確な値を示すとのこと。一見するだけでは何を意味するかわからないため、ぜひ解説版とともに観測してください。
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次いで、今もマハラジャの子孫が住んでいる「シティ・パレス」へ。邸宅の一部が公開されているそうです。
が、シティ・パレスの入口に、警察官らしき人が大勢おり、何か、ものものしい雰囲気に。ガイドさんも悩んでいました。シティ パレス 史跡・遺跡
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ガイドさん曰く、シティ・パレス内部で火事があったらしいため、今は入場できないとのこと。
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火事を見守っている人々。
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野良山羊も見守っています。ちなみに、野良山羊は病原体をもっているので、絶対触らないようにとのことでした。野良犬より危険らしい。
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シティ・パレスに入場観光できなくなったため、代替案として、当初外観観光だったハワーマハルと呼ばれる「風の宮殿」に入場観光することになりました。
ツアーでは、滅多に入城しないとのことで、逆に良い経験ができたかな。
ハワーマハルは18世紀末に建造された953の豪華絢爛な透かし彫りの小窓がびっしりと並んだ建物です。ハワー マハル (風の宮殿) 城・宮殿
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ハワーマハルの入口はこんな感じです。先ほどのジャンタルマンタルの裏側に当たります。
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そして、あの小窓の裏はこんな感じです。
女性たちが姿を見せることなく、庶民を眺められるようにと造られた建物だそうです。外観に比べたら質素な造りで、各窓は小部屋に区切られていました。 -
ハワーパレスは5階建ての建物で、この周辺では最も高いため、ジャイプール市内が綺麗に見渡せます。往時の女性たちも、このように景色を眺めていたんでしょうね。
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振り返ると、先ほど見たジャンタルマンタルも見えます。
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そして、遠くの山上にはナルガール要塞が。ジャイプールを守るために建てられた要塞で、王妃の為に宮殿も建てられたそうです。アンベール城を守るジャイガール要塞といい、ムガル帝国と連合関係を結んでいたと言え、やはり用心が必要な時代ですね。
ナルガール要塞 史跡・遺跡
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アグラ市内に到着する手前で「楽園の王国」という映画のロケ地にもなった「チャンドバーオリー」と呼ばれる階段井戸に寄りました。
一辺35m、深さ30m、地下13階の幾何学な階段が特徴的な井戸です。マハラジャの避暑地として9世紀ごろに建造されたとのことです。チャンド バーオリー 史跡・遺跡
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三辺は階段ですが、一辺は神殿のような感じでした。ここで、マハラジャが涼んでいたのでしょうか。
井戸内部には降りることはできません。足踏み外したら大変なことになりそうです。 -
9世紀というと日本では平安時代ですが、その時代にこのような幾何学的な建造物を造るインド人の凄さにあらためて感心します。いざ目の前にするとエッシャーの世界に迷い込んだようでテンションが上がりました。何気に1000年以上前の建造物だし、世界遺産になっても良いような気が・・・。
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そして、ジャイプールを後にし、次の目的地であるアグラへ。
トイレを休憩を兼ね、サービスエリアで昼食を食べました。 -
そして、アグラに到着。
本日の宿は、ゲートウェイホテルです。
この旅のメインイベント「タージマハル」から1㎞ほど離れており、部屋によっては、タージマハルが遠望できるそうです。我々は残念ながら見ることはできませんでした。なお、タージマハルはライトアップされていないため、暗くなってからは見ることができません。タージヴュー アグラ ホテル
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バスタブもあります。アメニティは一通り揃っており、コンディショナーもありました。ペットボトルも一人当たり1本用意されていました。
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夕食も、このホテルの中で。
食事後、最後の晩餐ということで、ガイドさんから近所のバーに飲みに行かないかとお誘いがありました。二つ返事で着いていきました(笑)。
地元の人が集うプールバーで、ガイドさんがいないと、絶対入れないような雰囲気。ガイドさんにおごっていただき、ホテルに戻って、本日は就寝。
いよいよ、明日はタージマハルです。
続きは、インド第三回で。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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この旅行で行ったホテル
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タージヴュー アグラ
3.61
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