
2013/11/01 - 2013/11/01
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itaruさん
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チリ3日目、いよいよイースター島に向かいます。
奇妙なモアイ像に惹かれ、いつか行ってみたいなと思い続けていた太平洋の孤島。3泊4日で島を巡ります。
日程は以下の通り
10月29日 JAL3002便 大阪(伊丹)8時15分→東京(成田) 9時35分
JAL 6便 東京(成田)11時10分→ニューヨーク(JFK) 10時55分
JAL7626便 JFK 20時→サンチアゴ 翌7時10分
30日 (LAN航空便) サンチアゴ観光 サンチアゴ泊
31日 サンチアゴ観光 サンチアゴ泊
11月1日★LAN 847便 サンチアゴ 9時15分→イースター島 12時55分
オロンゴ儀式村など観光 イースター島泊
2日 現地ツアー(ラノララクなど) イースター島泊
3日 レンタル自転車で観光 イースター島泊
4日 午前中バンガロア村散策
LAN842便 イースター島 14時10分→サンチアゴ 20時55分
サンチアゴ泊
5日 午前中 ワイナリー観光
JAL7621便 サンチアゴ 22時25分→(リマ)→ロサンゼルス 7時25分
(LAN航空便)
JAL3007便 東京(成田)18時30分→大阪(伊丹)19時55分
6日 JAL7015便 ロサンゼルス 11時30分→東京(成田) 16時20分
(アメリカン航空便)
ちなみにイースター島の旅は航空券、ホテル、2日目のツアーバスを日系の現地旅行社に手配を依頼しました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩 飛行機
- 航空会社
- アメリカン航空 JAL ラタム チリ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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太平洋の孤島イースター島まではサンティアゴから3700キロ、5時間半の距離です
マタベリ国際空港 (IPC) 空港
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5時間くらいになると、飛行機に乗り続けるのもつかれるもの。ただ今回はチリの旅行シーズンと重なったため、エコノミーが取れずにビジネスに搭乗。ちょっと財布的には厳しかったですが、座席はほぼフラットになったので楽に移動できました
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マタベリ空港は小さな空港なので沖止めです。歩いてターミナルに向かいました
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イースター島のホテルと2日目の島内観光はチリの日系の旅行社に手配済み。宿泊したのはホテルオタイ。ヤシの木が茂り、プールがあってふだんの旅に使うホテルと違ってリゾート感ばっちり。
ホテル オタイ ホテル
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さて、ホテルを出てイースター島の観光に出かけます。よくある世界各地との距離表示。ハワイが7442キロ、タヒチが4227キロで、んっ、AOTEAROAが7008キロってどこ? 後で調べてみたらマオリ語でニュージーランドだそう。そういえば、イースター島って同じポリネシア系だっけ
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時刻は午後2時半、ホテルのあるバンガロア村から空港を越えて島の西部にあるラノカウ、オロンゴ儀式村に向かいます
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オロンゴ儀式村へ向かう道をそれて海へ。崖沿いの遊歩道を降り、その先の洞窟を目指します
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天井に渡り鳥が描かれた洞窟アナ・カイ・タンガタ。ちょっと分かりにくいですが、赤の顔料で描かれた鳥が無数に描かれています
アナ カイ タンガタ 洞穴・鍾乳洞
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現地の言葉で「カイ」は食べる、「タンガタ」は人間を意味するそうで、食人洞窟ともいわれているそうです。儀式の勝者が食人の儀式を行ったという伝説があるそうなんですが、実際にどういう目的で使われていたのかは分かっていないようです
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かなり波が荒く、ちょっと怖い気も
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見たとおり、洞窟の岩は薄い岩盤が重なっているため脆いそうです。岩絵の保護をどうするかも課題なのだとか
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ホントに波が荒い。この付近で海に関する儀式とかできたのかな
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さてオロンゴ儀式村に向かう道に戻ります。なだらかな丘陵を登っていきます
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トレッキングコースにもなっているようで標識もあり分かりやすいです
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途中、明らかに植物の苗木を育てている場所が
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育てているのはトロミロ。かつてはイースター島はトロミロをはじめ、数多くの植物が茂る緑多い島だったそうです。しかし、モアイの運搬などに利用することで森林伐採が進んで緑が激減。イースター島のトロミロも一時は絶滅しました。現在は欧州の研究所から移入した苗を森林保護局が育てていますが、植物が育つには長い年月がかかる。無計画な開発が環境をいかに破壊するか、考えさせられます。
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オロンゴへの標識、もう少しです
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現在、イースター島で育つ植物はチリ本土からやってきた外来種が多くを占めているとか。この辺りに茂るヤシとか在来種のような気がするけど違うのかな
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眼下に太平洋とバンガロア村がみえます
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天気が良かったので気持ちよく歩くことができました
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ホテルを出てから1時間半ほどで登り切りました
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で、ラノカウに到着。ラノカウは島にある3つの火山の一つで、直径1.6キロのカルデラ湖で有名です
ラノカウ展望台 滝・河川・湖
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湖面まで約200メートル、湖の深さは4~5メートルほど。浮いているのは葦の島です
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展望台にある石に彫られたタンガタ・マヌ(鳥人間)。イースター島の伝説に登場する人と鳥の属性を持つ存在で、神の化身ともされています
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イチオシ
巨大なクレーターにできた火口湖、息をのむ絶景。しばし見つめていたい景色です
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そして外輪沿いに4分の1周ほど歩くとオロンゴ儀式村につきます。ここでは鳥人儀礼という宗教的な儀式が行われました。儀式の参加者は280メートル下の海に降り、葦の浮きを使って1500メートルの距離がある一番遠くにある島まで泳ぎ、渡り鳥の卵を持ち帰ったそうです。そして一番早く卵を持ち帰った参加者の所属する部族の首長は神の化身タンガタ・マヌとなり、崇拝されたそうです。ただこの海にはサメも多く、多くの人が犠牲になったとか。しかし、1500メートルって結構大変な距離だし、波もかなり荒らそうだし。いやあ、大変だなあ
オロンゴ儀式村 散歩・街歩き
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そして儀式村には儀礼時に使われた住居跡が残ります
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住居跡はきれいに復元されています
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小さい四角い穴が入り口で一つに20人ほどが入れたとか
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薄い石を重ねてつくられていますが、この石はテホというそうです
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石屋が整然と整備されていて見事です
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儀式村サイドからもラノカウのカルデラ湖を眺めます
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外輪と儀式村の間から太平洋が見えます
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もちろん、すべての場所が整備されているわけではなく、一見岩が転がっているだけと感じる場所もあります
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石の置き方から建築物があったんだろうなという推測はできますが、いったいどんなものがあったんでしょうか
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南半球は夏なので日は長いですが、もう午後6時近く。そろそろ戻らないと暗くなる。来た道を戻りましょう。海岸線がきれいです
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タンガタ・マヌの石のところまで戻ってきました
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登ってきた道の途中で空港をぐるりと一周するようにコースを変えます。この旅で最初のモアイとの遭遇です
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ちょっとずんぐりした太めのメタボなモアイです
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モアイにさわっちゃダメ、この看板なんかうけた(笑)
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さらに歩くこと1時間ほど。イースター島のマタベリ空港ってNASAのスペースシャトルが着陸したこともあるだけあって、滑走路が長いんですよね。ほぼ滑走路の端から端まで歩くような感じでようやく、次の目的地にたどり着きました
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この日最後の観光はマタベリ国際空港近くのアフ・ビナプ
アフ ピナプ 建造物
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きれいに復元、整備されているわけではないので荒涼とした感じがします
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ここで有名なのが女性のモアイ像。実際見ても何が女性なのか良く分からないのですが
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午後7時半過ぎ、まだまだ明るいですけど、かなり日が傾いてきました
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時間が遅いのと比較的マイナーな遺跡ということもあり、ゆっくり遺跡を堪能できました
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アフ・ビナフのアフはイースター島で最も美しいといわれています。アフは石組みの台座でモアイが建てられるより前からあったもの。当初は各部族の墓であり、祭壇として機能していたものがいつしか、巨大なモアイ像を置くようになったといわれています
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肩まで埋まったモアイ、目の彫りが浅いのでアフには建てられなかったと考えられているそうです
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ここにも埋まったモアイ。近くには頭の髷のプカオが転がってます。ほかに人がいないこともあって、寂寥感が増します
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さて午後8時過ぎまで歩き回ったので疲れました。ということでライス付きで夕飯をいただきます
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この旅行記へのコメント (2)
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- わきさん 2017/01/27 11:00:43
- イースター島 良いものを見せて頂きました。
- こんにちは。
現地語では、イースターは、「ラバ・ヌイ=広い土地」とか。
一度訪問したいところですが、もう当方は無理かも知れません。
サンチャゴから西へ3700キロですか?
太平洋上の孤島、最も近い島から415キロ、
人が住む直近の島からは2千キロもの距離だそうですね。
西暦500年ころ人間到達、
遅くも10世紀には石造りモアイ像が製作され始めたと
ものの書にはありました。
>かつてはイースター島はトロミロをはじめ、数多くの植物が茂る緑多い島だったそうで>す。しかし、モアイの運搬などに利用することで森林伐採が進んで緑が激減。
itaruさんご指摘のとおり、過度の森林伐採がどのような運命を辿るか、
イースターはその象徴ではないかと思います。
17世紀ころから、住民は家禽だったニワトリさえ食料にして
滅びの道へ転げ込んだとありました。
貴重な画像見せて頂きありがとうございました。
また訪問させて頂きます。
わき
- itaruさん からの返信 2017/01/27 19:03:45
- RE: イースター島 良いものを見せて頂きました。
- わきさん
イースター島の旅行記に訪問、いいね、ありがとうございます。
イースター島は訪問の前年、経由地のニューヨークでハリケーン・サンディの直撃を受けてしまい、2度目のチャレンジでの訪問でした。
サンティアゴまで日本から丸1日、さらに5時間の道のりですから本当に遠いです。
以前はタヒチから週2便イースター島に飛んでいて、私の大学時代の友人はタヒチとイースター島の組み合わせという新婚旅行をしています。しかし、現在はタヒチとの間は週1便しか飛んでいないので、選択肢が限られてしまうのが残念です。
イースター島滞在中は天候にも恵まれ、太平洋の孤島の神秘を十分に堪能することができました。
つたない旅行記ですが、今後もよろしくお願いします。
itaru
この旅行で行ったホテル
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ホテル オタイ
3.36
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