2016/11/22 - 2016/11/23
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Dwind_999さん
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トゥクトゥクをチャーターしてアンコール遺跡群の大回りコースを巡りました。
自転車と違って乗ってるだけでいいので移動は楽ちんですが、遺跡見学も昼間になるとけっこうな暑さになるので体力を消耗します。
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- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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11月22日(火)、シェムリアップ3日目の午前中は小雨が降ったりやんだりの天気。
ホテル3階の部屋からチャールズ・デ・ゴール通りを眺めたり、本を読んだりして過ごしました。 -
昼前に雨があがったので、ホテルを出てぶらぶら歩きながら町中へ。
ロイヤル・ガーデンの一角にあるプレ・アンチェーとプレ・アンチョムの対の立像が祀られているという、お参りする人の絶えないお寺の前を通って行きます。プレ アンチェー プレ アンチョム 寺院・教会
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シヴォタ通りで見かけた、真新しいトゥクトゥク。
オートバイのうしろに、客を乗せる荷台を取り付けたもので、路線バスがないシェムリアップではこれが市内交通の足となる。
バイクの後ろにまたがるバイクタクシーもあるけど、年寄りにはちときつい。 -
シヴォタ通りにある「ラッキー・モール」はシェムリアップに来た人の多くが利用するショッピングモール。
私もここのスーパーでいろいろ調達しました。ラッキーモール ショッピングセンター
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オールド・マーケット付近で見かけたシュガーアップルを売る露店。
お釈迦様の頭に似ていることから釈迦頭とも言われているそうですが、聞くと1つ$1とけっこうな値段なので買うのを見合わせました。
1ドルというと生ビール2杯分ではないか、とつい生ビール換算でそろばんを弾いてしまいます。 -
釈迦頭の代わりに、パブストリートにある「Temple Club」で1杯0.5ドルの生ビールと相成りました。
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道端で商いをする揚げバナナの露店。
以前プノンペンでよく食べた揚げバナナ、今回はなぜか食べそびれてしまった。 -
雨上がりのあと、ちょっと狭い路地に入るとご覧の有り様。
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シヴォタ通りにあるインド料理の人気店「CURRY WALLA」で昼ごはんにしました。
マサラ・チキン($4.75ライス付き)とバターナン($2.5)、それに缶ビールをいただきましたが、チキンはパサパサしたむね肉で、カレーも私の好みには合わない残念な味。
バターナンときたら何だこれは?といった具合で、カレーもナンもご飯も半分残してしまいました。
あくまでも食通でもない私の好みということで。カリー・ワラ インド料理
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アンコール遺跡の大回りコースとバンテアイ・スレイ見学にトゥクトゥクをチャーターしようと滞在ホテルで聞いたところ、大回りコースが$16、バンテアイ・スレイが$25で合計$41と言います。
高いなと思いながらもやはり滞在ホテルで申し込むのが安心と考えて、$20札を2枚出したところ、1枚のお札の中ほどに1cm弱の切れ目があるのを見つけられ、これは受け取れないと頑なに拒否するので、もうホテルで申し込むのをやめました。
そしてやってきたのがタケオ・ゲストハウス。
ネットで調べるとトゥクトゥクチャーターは最安値。
例の切れ目のある$20札を出すとやはり、これはちょっと・・・、と受け取りに難を示しましたが、粘り強く交渉の末、$18で受け取ってくれることになりました。
そして、大回りコースとバンテアイ・スレイのトゥクトゥクチャーターの一人料金が$18。
これで決まりです。タケオ ゲスト ハウス ホテル
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ホテル前に待機する「[Regency Angkor Hotel」専属のトゥクトゥク。
稼ぎはかんばしくないようだけど。 -
16時過ぎホテルに戻ってきてプールでひと泳ぎ。
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11月23日(水)。午前8時にホテルへ迎えにきてもらったタケオ・ゲストハウスのトゥクトゥクに乗って大回りコースの観光に向かいます。
運転手は昨日の申し込みの時に対応してくれた30代くらいの男性でした。
座り心地はあまりいいとは言えないが、風を切って森林の中を走るのは気持ちいい。 -
大回りコースの定番ルートがあるので運転手に任せていてもいいけど、ガイドブックなどを参考に遺跡巡りの順番と時間配分を一応決めていました(トゥクトゥクチャーターの1日は8時間が標準なので)。
見学コースは、プリア・カン→ニャック・ポアン→クロル・コー→タ・ソム→東メボン→プレ・ループ→バンテアイ・サムレ→バンテアイ・スレイの8カ所。
まずは、環濠に囲まれた東西800m南北700mの広さを持つ、「聖なる剣」を意味するプリア・カンにやってきました。
環濠を渡る橋には他の多くのヒンドゥー教のアンコール遺跡と同じく、乳海攪拌の様子を描いた欄干で飾られており、蛇神(ナーガ)を引き合う神々と阿修羅像が見られます。 -
プリア・カンの西門前に来ました。
12世紀末創建の平地式の仏教とヒンドゥー教の習合寺院。プリヤ カーン 史跡・遺跡
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東西に長く延びる、奥行きのある伽藍の中をレリーフなどを見ながら歩く。
見ても、ふ~ん、ってなもんで何もわからないままに通り一遍の見学になってしまいますが、歳月を経た時代の息吹に触れ、往時に思いを馳せつつ五感が感得するその場の空気や色や匂いなどに接するだけでも少しは意味があるかもしれない、まあそれでもいいんじゃないの、と独りガッテンしております。 -
踊り子のテラスにある、躍動感あふれる「13人の踊るアプサラ」のレリーフ。
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プリア・カンの写真。
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東の第二塔門の周壁をまたぐスポアンの木。
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基壇の上に円柱が並ぶ2階建て構造の建造物はアンコール遺跡の中では珍しいそうで、図書館だったとの説も。
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12世紀末に創建された仏教寺院の「プリア・カン」。
当時は千人以上の僧侶が住み、周辺には10万人近くが暮らしていたという大規模な寺院。 -
プリア・カンのすぐ東にある「ニャック・ポアン」への入り口に、観光客目当ての露店が並ぶ。
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ガイドブックや本も売られていて、以前に読んだことがある邦題「最初に父が殺された―飢餓と虐殺の恐怖を越えて」の本もありました。(赤枠の本)
ポル・ポトの恐怖政治の中を生き抜いた少女の手記で読みごたえがありました。 -
乾季には干上がるというバライ(貯水池)の中の、ニャック・ポアンへと続く板張りの道を進んでいきます。
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水が少しあるからまだいくらか見られる景色になっていますが、睡蓮の向こうに立ち枯れした木々が並ぶさまは、幾ばくかの寂寥感をともなって一種独特な風景を見せています。
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一辺が70mの正方形に造られた池の中心に建つ、円形の基壇に2匹のナーガが取り巻くニャック・ポアンの中央祠堂。
ニャック ポアン 史跡・遺跡
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ニャック・ポアン参道入り口のすぐ北側にある、小規模なヒンドゥー教寺院のクロル・コーに来ました。
クロル コー 史跡・遺跡
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崩れた伽藍の廃墟ぶりがまたそれなりにいい味わいを出しています。
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クロル・コーの壁面のデヴァター像。
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ニャック・ポアン貯水池の東側にあるタ・ソムはバイヨン様式の仏教寺院で、西塔門の上は観世音菩薩の四面仏が四方を向いている。
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12世紀末創建の仏教寺院。
崩れかけたタ・ソムの西門を入っていきます。タ ソム 史跡・遺跡
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廃墟と化した森の中の仏教寺院。
崩れた伽藍の壁面に残るデヴァター(女神)が今も静かに微笑んでいる。 -
修行僧のために建てられた僧院のタ・ソム。
仏教を奉ずるクメールの僧たちを描いたものだろうか、塔門の上に飾られていたであろう見事な破風のレリーフが地面に置かれていました。 -
中央祠堂付近のレリーフ。
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リエップという高木の根に覆われた、今にも崩れそうに見えるタ・ソムの東塔門。
崩れそうで崩れないのは木の根がしっかりと絡みつくようにして抱きかかえているからなのか。
「絞め殺しの木」と呼ばれる、スポアン(ガジュマル・リエップなどの溶樹)の伽藍を飲み込む侵食の威力を目の当たりにすると、木が生物であるということに改めて思い至ります。 -
タ・ソムの写真
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かつては東西7150m、南北1740mの広さがあった東バライ(人工貯水池)の中心に浮かぶようにして10世紀末に建設されたヒンドゥー教寺院の「東メボン」。
東メボン 史跡・遺跡
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一辺120mの三基壇テラス最上壇には中央祠堂の周りに4つの祠堂が配されている。
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レンガ造りの5つの祠堂が並ぶ3段目の基壇上から見た光景。
バライ(貯水池)が水をたたえていた時代には一つの島であったといわれる東メボン、下の基壇付近まで水が満ち、船で移動していたと伝えられています。 -
東メボンの写真。
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東メボンから南へ約1.5kmの所にあるプレ・ループに来ました。
昼前の11時過ぎ、遺跡見学の前にまずは缶ビール($2)で小休止。
トゥクトゥク運転手にもちょっとした飲食代にと$2渡しました。 -
プレ・ループは東メボンと同じピラミッド形式のヒンドゥー教寺院で、ラテライトの三層基壇の上にレンガ造りの5つの祠堂が並んでいるが、こちらのほうが高さもあり規模が大きい。
プレ ループ 寺院・教会
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最上層から見る東方向の景色。
ヒンドゥー教のこの寺院には死者を荼毘に付したという石槽があり、火葬の儀式が行われていたといわれています。
上から見て階段下の左向こうにある少し草が生えた長方形の石槽がそれ。 -
プレ・ループの北方向を展望。
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基壇最上部に置かれた獅子像。
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プレ・ループの写真。
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次はバンテアイ・サムレへ向かいます。
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静かな林の中の赤土の長い参道を歩いてやってきた、バンテアイ・サムレの北門。
12世紀初頭に創建されたヒンドゥー教寺院。バンテアイ サムレ 史跡・遺跡
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訪れる人も少ないバンテアイ・サムレの静かな中庭を、鳥のさえずりを耳にしながら歩く。
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連子窓が連なる苔むした伽藍の第二回廊内側。
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バンテアイ・サムレの東門を抜け、東の参道へと続くテラスに来ました。
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ナーガ像とシンハ像に守られたテラスから延びる約200mの東参道。
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バンテアイ・サムレの写真。
私のたれ尻とは違い、プリッとした形のよい獅子像(シンハ)のお尻がかわいい。 -
バンテアイ・サムレからトゥクトゥクで約40分、13時過ぎに大回りコース最後のバンテアイ・スレイにやってきました。
移動の途中で小雨が降ったけどちょうど着いた頃にやんだので助かった。
10世紀半ばに創建されたバンテアイ・スレイ。
インド神話のアイラーヴァタに乗るインドラを描いた破風のレリーフが見事な東門を入っていきます。バンテアイ スレイ 史跡・遺跡
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東門から第一周壁の門へと続く参道の両脇にはリンガを模した石柱が並び、中央伽藍へと誘います。
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第一周壁の門から見た、北向きに据えられたリンガの台座(ヨニ)と向こう正面の東門入口。
「女の砦」の意味を持つバンテアイ・スレイは赤色砂岩とラテライトで造られているだけに、まさに赤い色に包まれたヒンドゥー教寺院。 -
カーラの上に座るヴィシュヌ神のレリーフで飾られた第二周壁の門。
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スパッと牛刀で半分切り取られたかのような、ヒンドゥー教でシヴァ神の乗り物とされる乳白色の牡牛、ナンディン(Nandin)像の半身。
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祠堂を守護するように鎮座する、インド神話における猿の神様ハヌマーン像。
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見事な破風のレリーフが多いバンテアイ・スレイ。
これも精緻な浮き彫り彫刻で素晴らしい。 -
バンテアイ・スレイには全部で16体のデヴァター像があるそうですが、どれが「東洋のモナリザ」やら。
西洋のモナリザを目にした私でも、さっぱり見分けがつかない。
間違いさがしの脳トレが必要だな。 -
まるでウインクしているかのようなデヴァター像。
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バンテアイ・スレイの写真。
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少し駆け足で巡った大回りコース。
バンテアイ・スレイを加えると8時間ではちと無理がある。
バンテアイ・スレイをあとにして、シェムリアップへ戻る途中にある「地雷博物館」に寄りました。
入館料5ドル。地雷博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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かつてクメール・ルージュの少年兵として地雷を埋めた経験のあるアキー・ラ氏は、内戦が終わっても地雷による被害が後を絶たないことから、自責の念にかられ自らの償いを決意して地雷撤去活動をライフワークとし「地雷博物館」を開設されたそうです。
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アンコール遺跡の大回りコース見学を無事終えて16時前にホテルに戻ってきました。
切れた20ドル札を受け取ってくれたことだし、奮発してトゥクトゥクの運転手には$5のチップをあげました。
プールでひと泳ぎしてから洗濯を済ませてシャワーを浴び、日が暮れてホテルを出ました。
チャールズ・デ・ゴール通りを南へ歩いて、ポコンポー通りからシェムリアップ川沿いの歩道をオールドマーケットの方へ進んでいくと、千手観音のような像と、象の像がありました。 -
シェムリアップのナイトスポット、パブ・ストリートに来ました。
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「バナナ・リーフ」でライブを聞きながら生ビールで喉を潤したあと、ローカルレストランで食事。
そのあと、ラッキーモールに寄ってからヤシの葉に包まれたパームシュガーなどを買い込み、歩いてホテルに戻りました。バナナリーフ アジア料理
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