2016/12/08 - 2016/12/14
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1週間で、4か国・10か所のクリスマスマーケットを訪れるという無謀なツアーに参加しました。
訪問国は、クロアチア・スロヴェニア・オーストリア・イタリアです。
第5回目は、スロヴェニアの首都リュブリャナの大聖堂と、クリスマスマーケットの続きです。というか、イルミネーションの続きです。
リュブリャナのクリスマスマーケットは、あまりクリスマス色がなくて魅力に乏しいのですが、それを補って余りあるのが空間を埋め尽くすイルミネーションです。遊園地にいるような楽しい夜散歩の様子を掲載します。
今回がスロヴェニア編の最後です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- クラブツーリズム
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リュブリャニツァ川側から見た聖ニコラオス大聖堂(katedrala Ljubljana)です。
1701年から1706年にかけてイエズス会の建築家アンドレア・ポッツォ(Andrea Pozzo)により、バロック様式の教会と2つの礼拝堂とで、十字架の形に設計されました。ドームは1841年に増築されています。 -
こちら側からだと、2本の塔だけが見えます。
このアーチをくぐった側面に、大聖堂の入り口があります。聖ニコライ大聖堂 寺院・教会
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表面の彫刻は見事ですが、あまりに素っ気なく扉があるだけなので、これが入り口とは知らないと通り過ぎてしまいます。
私は、たまたま中から人が出て来たので、覗いて見てわかりました。 -
扉には、おそらくリュブリャナの歴史が描かれているのでしょう。金色に光っている所が、取っ手です。
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中を覗いて、これはさすがにスロヴェニアのカトリックの総本山なだけはあるなと、じっくり見ることにしました。
外が真っ暗なので、聖堂内もかなり暗いです。写真だと明るく写るのですが、実際は目を凝らさないと、壁画などは見えません。 -
主祭壇ですが、相当暗いので、雰囲気しかわかりません。大聖堂を訪れるなら、やはり明るい昼間の方がいいでしょう。
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内装は18世紀初めに、イタリアのフレスコ画家ジュリオ・クアーリョ(Giulio Quaglio)によりバロック様式で描かれました。
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側廊の壁画はすべてフレスコ画になっています。どの作品も、イタリアらしい華麗な画風で、とても素晴らしいです。
こんな見事な作品がスロヴェニアにあるなんて、失礼ながら思ってもみませんでした。
歴史的には、オーストリア・ハンガリー帝国に長く支配され、ドイツ圏の影響を受けていたようです。
イタリア領だったのは、第2次世界大戦中の1941年から終戦の45年までで、その後は旧ユーゴスラビアとなりました。 -
バロックにしては、意外と簡素な感のある台座ですが、周囲の雰囲気がいいです。
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天井画は、照明が当たっているので明るく、絵も良く見えます。色彩が鮮やかで、とても新しい感じです。
絵自体も、細部まで書き込まれておらず、近年の修復なのかな?資料がないので詳細は不明です。 -
やはり、見た目は鮮やかで綺麗ですが、芸術的価値はなさそうです。これは、あくまでも個人的意見ですので、念のため。
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側廊部分にある小さな聖堂は、どれもとても素敵です。昼間に見たかったなあ。
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信者はここに膝まづいて祈るのでしょう。
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ここだけが、照明が煌々と照らしていました。
それにしても、なぜ、側廊部分にキリストの磔刑像があるのでしょう?主祭壇には絵しかないのに。 -
入り口の上部にはパイプオルガンがあります。
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主祭壇に近付いて見てみます。
やはり、特別な像はなく、主となる絵画は暗くて見えません。上部のステンドグラスは、奇妙なモザイクです。
1か所だけ、ライトアップされている部分があります。 -
キリストが手に書物を持っています。そこにはクロアチアの大聖堂で見た「Α(アルファ)」と「Ω(オメガ)」の文字が見えます。
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こちらでは、聖母子の絵にライトが当てられていました。
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大聖堂の内部にはふんだんに金が使われていて、豪華な感じがします。
かといって、それは決してイタリアのような重厚感はないのです。 -
こうして見上げると、どれもこれもが新しい博物館の様です。
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反対側です。窓の外はCiril-Metodov通りに面しているので、外のイルミネーションで青く見えます。
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ちょっと珍しい像です。赤ん坊ではなく、ちょっと育ったイエスを前にしたマリア像。
そして、その前の絵は「聖母子」ではなく、だれか男の人がイエスを抱いています。父親のヨセフなのか、他の聖人の誰かなのか、知識がないのでわかりません。 -
なかなか好みの美人です。人物が浮き上がって見えるかなり新しい技法で描かれています。
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正面玄関上部の金に縁どられた部分にも、小さな絵が嵌め込まれています。
さて、大聖堂の見学を終えて、再びイルミネーションの中を歩いて見ましょう。 -
Ciril-Metodov通りです。東方向を向くと、頭の上を魚が泳いでいます。
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Ciril-Metodov通りの西方向です。「リュブリャナ市広場」に向かって歩きます。
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こちら側からだと、大聖堂のドームが見えます。
聖ニコライ大聖堂 寺院・教会
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「リュブリャナ市広場」です。ロッバ泉のレプリカが白く浮き上がって見えます。こちらもバロック様式の建築物です。
カルニオラ地方の3つの川を表す3体の彫像で構成されていて、オリジナルはスロヴェニア国立美術館に収蔵されています。
カルニオラ地方とは、上カルニオラであるゴレンスカ地方・内カルニオラであるノトランスカ地方・下カルニオラであるドレンスカ地方の3地方で構成されるかつて(1364~1806年)カルニオラ公国だった場所です。中心都市がリュブリャナです。市庁舎 (リュブリアナ) 建造物
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赤屋根と時計塔が特徴の市庁舎です。この前が「リュブリャナ市広場」です。
市庁舎 (リュブリアナ) 建造物
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日本でもよく見掛ける「LUSH」。石鹸の店です。日本のように独特の匂いが漂っていないのは何故?
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「リュブリャナ市広場」からは、三本橋がすぐそばです。正面に見えるクリスマスツリーは、プレシェーレン広場の物です。
でも、もう少しCiril-Metodov通りを進みましょう。この広場から先はMestni 通りと名を変えます。
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Mestni 通りです。左のツリーは「リュブリャナ市広場」のものです。
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サッカー少年なのかな?ポーズ決まってるよ!
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魅惑的な路地発見。こういう所が絶対おもしろい。Ribji通りです。
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Ribji通りの先が見えて来ました。方角から言えば、すぐにリュブリャニツァ川に出るはずです。
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いきなり賑わうテラス席に出ました。クリスマスマーケットは、それ程人がいないのに、こんなところにいっぱいいました。
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ここの噴水はケースに入っています。下調べの時に、ここは確認しているので、迷う心配は無くなりました。
後は適当にほっつき歩きます。 -
この路地から出て来ました。今も子供連れが歩いて行きます。
路地歩きは街歩きの楽しみの一つですが、危険もあります。入り込む前に、危なくは無いかよく考えてみましょう。
私の場合は、方向が自分の行きたい方向と合っているか、地元の普通の人が使っているかなどを勘案して、歩いています。 -
寒い夜に備えて、椅子には毛皮が敷かれています。そんなにしてまで、戸外がいいんでしょうか。いいんでしょうねえ。
これまで、強い青色LEDの照明ばかりだったので、この赤は和みます。普通なら赤すぎるんですけどね。 -
目の前にリュブリャニツァ川に架かる細い橋がありました。後でまた来ます。
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リュブリャニツァ川の西方向です。まだまだイルミネーションは続きます。
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でもやはり、こちらに行かなくちゃ。三本橋と聖フランシスコ教会が待っています。
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三本橋付近の河岸は、大混雑です。
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ようやく三本橋が見えました。3本あるのがわかりますか?同じ高さからだと無理ですよね。
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三本橋の前の建物には、ツーリストインフォメーションセンターがあります。(1階のiマーク)
観光案内所 (リュブリャーナ) 散歩・街歩き
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三本橋は、中世の面影を残す旧市街とオスマントルコ時代以降の新市街をつないでいます。
1930年代に建築家モジェ・プレチニックが設計したものです。
橋の袂には19世紀の詩人フランツェ・プレシェーレンの銅像があります(青くライトアップされているのがそれです)。 -
これなら、少なくとも2本の橋はわかりますね。
3本の橋は平行ではなく、少し放射状に架けられています。
元々、デザインとして3本セットなのだそうです。確かに名所になりました。 -
Stritarjeva通り。三本橋からリュブリャナ市広場に向かう道です。
なぜかここは、通らずに終わりました。一番、頭上のイルミネーションが激しい通りだったのですが。 -
まるで、生物の細胞をモチーフにしたようなイルミネーションが印象的です。
クリスマスというよりは、遊園地にいるようで、ツリーはあるけれど、そう言えばサンタクロースや、ヒイラギ、天使などのクリスマスを象徴するものは何も見ませんでした。
私があまり熱心にクリスマスマーケットの露店を見て歩かなかったからかもしれませんが、リュブリャナのクリスマスマーケットは、宗教色があまり感じられない催しのようです。 -
さて、三本橋を渡って、プレシェーレン広場に行きます。
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三本橋の下には、公衆トイレがあります。
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広場の中心にはスロヴェニアが誇る詩人、フランツェ・プレシェーレンの像が建っています。
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集合時間まで時間があるので、Wolfova通りを歩いて見ます。
こちらの通りは、直線が交差したイルミネーションで、ガラッと雰囲気が変わります。 -
人々が入って行く店が目に付きました。
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珍しくサンタの顔が見えます。しかし、これ以外は、普通の菓子舗です。
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Wolfova通りの外れまで来ました。
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広場に出ました。クリスマスマーケットもないし、何もないつまらない広場に見えます。
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コングレスニ広場は、1821年にライバッハ会議を目的に造られました。
それ以来政治的な式典やデモ抗議の場所として重要な中心となっており、1988年のユーゴスラビア当局に対する抗議などが開かれています。
正面に紫色にライトアップされているのがウルシュリンスカ教会(Zupnijska cerkev sv. Trojice)です。ファサードが6本ある特徴ある建物です。 -
突き当りの紫色にライトアップされている建物は「Museum of Illusions」です。イリュージョン博物館。つまりはトリックアートですね。
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そろそろ引き返します。真っ直ぐ帰ってもつまらないので、ちょっと寄り道をします。
左手がプレシェーレン広場ですが、真っ直ぐ行ってみます。 -
先程、路地から出た時に見た橋がありました。これまでに4本の橋を見て来ましたが、これが一番簡素なデザインです。
縁がガラス張りなので、下をくぐる船を見下ろしやすいです。 -
わずかな滞在時間ですが、リュブリャナのこのイルミネーションを見られて良かったです。
本当におもちゃの国みたいな、楽しいイルミネーションでした。 -
丘の上のリュブリャナ城までケーブルカーもあるそうなので、行ってみたとしても半日もあれば、この町の観光はできると思います。
この城には、長い間、ちゃんと住人がいて、見張り番をしているんだそうです。城主じゃあないんですね。 -
プレシェーレン広場の象徴であるピンク色の教会、「フランシスコ会の受胎告知教会(Franciskanska cerkev Marijinega oznanjenja)」です。
1646年から1660年の間に建設されました。日曜の午前中はミサが行われますが、観光客も参加することができるそうです。聖フランシスコ教会 寺院・教会
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ここに来て、まだこの教会の中を見ていなかったことに気が付きました。
もう集合時間まで5分ですが、集合場所がこの教会の前なので、ちょこっとだけ覗きます。
もしかして、ミサの最中なのかな?聖フランシスコ教会 寺院・教会
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「受胎告知教会」なので、主祭壇にはメインに聖母マリアの絵が飾られて、キリストの磔刑像はその横なんですね。さあ、行かなくちゃ。
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最後になってようやく、広場の主役プレシェーレンの銅像をちゃんと見ました。
背後のローレライみたいな女性像は、詩の中の登場人物なんでしょうか。 -
スロヴェニアの首都リュブリャナのクリスマスマーケットを締めくくるのは、やはりこの写真でしょう。
どうぞ、このイルミネーションをご堪能下さい。
これで、ようやく長い一日が終わります。朝8時半にクロアチアのザグレブに着いて、スロヴェニアのリュブリャナまで来ました。
やっとこの旅の第1泊目です。やれやれ、長い一日でした。この日の夕食はホテルで、20:55からでした。すごい旅行だなあ。
次回は、いよいよオーストリアに入ります。
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