2016/12/08 - 2016/12/14
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ミズ旅撮る人さん
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1週間で、4か国・10か所のクリスマスマーケットを訪れるという無謀なツアーに参加しました。
訪問国は、クロアチア・スロヴェニア・オーストリア・イタリアです。
第4回目は、スロヴェニアの首都リュブリャナのクリスマスマーケットです。ザグレブからおよそ2時間半で、隣国の首都に到着です。この辺りは国が小さいので、短時間で国家間を移動できます。
リュブリャナに着いたのは、17時半頃で、既に真っ暗。イルミネーションが夜空に展開していました。
町の中心をリュブリャニツァ川が流れ、その両側にクリスマスマーケットが展開しています。川面の映る夜景も、とても綺麗です。
スロヴェニアのクリスマスマーケットは、伝統を重んじるドイツの物とは違い、もっと自由な発想で、青を多用した現代的なイルミネーションを展開しています。この町のクリスマスマーケットは、夜がお勧めです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- クラブツーリズム
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バスは、中心街から少し離れたKrekov通りにあるリュブリャナ城の真下をくぐるトンネル(Predor pod Gradom)の手前で止まりました。
ここから、リュブリャニツァ川に沿って歩きます。
ツーリストインフォメーションセンターの建物もライトアップされています。観光案内所(スロヴェニア) 散歩・街歩き
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リュブリャナパペットシアター(Lutkovno gledalisce Ljubljana)。大小5つの舞台を持つ、人形劇場だそうで、真ん中の時計塔には毎正時に人形が出て来ます。
肩越しに山の上のリュブリャナ城が青くライトアップされて見えています。 -
Plecnikove arkadeです。この向こうにリュブリャニツァ川があります。手前の露店は、中央青果市場なので、すでに閉店しています。
中心部に着く前に少しだけ、スロヴェニアについて書いておきます。
まず、国名があまり知られていない上に、かつてチェコスロヴァキアだった「スロヴァキア」とよく似た名前なので、エアメールが迷子になるのだそうです。
「スロヴァキア」はオーストリアの東、「スロヴェニア」は南にあります。両者がハンガリーを挟んですぐそばにあるので、ややこしいです。
面積は四国とほぼ同じで、人口は206万5千人(2015年)スロヴェニア語が公用語で、57.8%がカトリックです。(外務省HPより)
13世紀頃から都市が形成され、支配者が転々としながら、ハプスブルク家の支配を受け、旧ユーゴスラビアを構成します。
1991年に、クロアチアと共に独立。スヴェニア共和国となります。2004年にEU加盟、2007年からユーロに参加しています。青果物市場 市場
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これは、リュブリャナ名物、牛乳の自動販売機です。
こうして容器に入っているものの他に、ボトルを持参して、しぼりたての牛乳を1リットル1ユーロ程度(約130円)で、購入することも出来ます。 -
妙な銅像が2体立っていますが、ここが「肉屋の橋」です。
ここには、また後でやって来ますが、この橋のたもとにWCがあることは要チェックです。ブッチャーズ橋 建造物
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聖ニコラオス大聖堂(katedrala Ljubljana)。1706年にアンドレア・ポッツォの設計でバロック様式の教会と2つの礼拝堂が建てられました。
緑の屋根のドームは1841年に完成しました。内装はイタリア人の画家ジュリオ・クアーリョによるフレスコ画です。後半でたっぷりご覧に入れます。聖ニコライ大聖堂 寺院・教会
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さあ、プレシェーレン広場にやって来ました。
これまでいろいろな国のクリスマスマーケットを見ていますが、こんなに夜空が華々しい会場は初めてです。
宇宙空間を模したイルミネーションなんて、どの国も考え付かないでしょう。
国民の6割近くがカトリックですが、伝統に縛られない自由さが溢れています。プレシェーレノフ広場 広場・公園
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イチオシ
プレシェーレン広場から「3本橋」の先のStritarjeva通りを見ています。
丘の上にリュブリャナ城(Ljubljana grad)も見えます。 -
イチオシ
「星に願いを」のようなモチーフになりました。Hauptmannova Hisaです。
1511年と1895年に2回の大震災に見舞われたリュブリャナは、ルネッサンス、バロック、アールヌーヴォーと、さまざまな時代の建築物が混在しています。
特に、1895年の震災後は、ウィーン分離派様式の建物が多く建てられ、その代表格がプレシェーレン広場です。 -
広場の上空は、様々な宇宙が広がっています。
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これほど華やかで鮮やかな「絢爛豪華」の権化のような教会があるでしょうか。
フランシスコ会の受胎告知教会(Franciskanska cerkev Marijinega oznanjenja)です。聖フランシスコ教会 寺院・教会
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この広場はイルミネーションショーで楽しめます。
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イチオシ
ギャラリア・エンポリウムの入っているウルバンツ邸。
玄関の屋根のウィーン分離派らしい繊細な造り。建物全体の華やかさ。
ライトアップで、その魅力が何倍にも増幅されています。 -
広場の真ん中には、おそらくはクリスマスツリーなのだろうという1本の木。
飾りひとつないドイツのツリーと、どちらがいいのか甲乙つけがたいと言うべきでしょうか。
周りの建物が素晴らしいだけに、このツリーだけはいただけません。 -
建築家プレチニクが設計したユニークな造りの「三本橋」。プレシェーレン広場(Presernova muza, Julija)の前に架かる3本で一つの橋です。
隣がイタリアのせいでしょうか、雰囲気がヴェネツィアのような、綺麗な街並みです。 -
リュブリャニツァ川を挟んで、お向かいはリュブリャナの役所(Republika Slovenija Upravna Enota Ljubljana)です。
観光案内所 (リュブリャーナ) 散歩・街歩き
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そして、その先に続くアーケード(Plecnikove arkade)のアーチが美しく並んでいます。
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アーケードの向こうには大聖堂と、リュブリャナ城が見えます。
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リュブリャナ城のライトアップは、色が変化して行きます。
リュブリャナ城 城・宮殿
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リュブリャニツァ川では、ボートでディナーを楽しみながら遊覧する人々も見受けられます。
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アーケードの向かい側でも、レストランが建ち並び、人々がロマンチックなイルミネーションを見ながら、川辺で食事をしたり、酒を酌み交わしたりしています。
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夜の暗さを感じる街角。
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親しい人と、ゆっくり歩きたい雰囲気です。
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こんな風にね。
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ペトコヴシェケ(Petkovskovo nabrezje)というリュブリャニツァ川に面した通りは、木々に青いLEDのイルミネーションを施して雰囲気を盛り上げます。
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この通りには、奇妙な彫刻がたくさん展示されています。
昼間なら、鑑賞できるのでしょうが、夜には気味が悪いだけです。 -
金曜の夜なのですが、人は少ないようです。やはり、クリスマスマーケットに行ってしまうのでしょう。
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肉屋の橋(Mesarski most)が見えて来ました。
この橋の周辺には、スロヴェニア人の彫刻家ヤコヴ・ブルタル(Jakov Brdar)
の作品が設置されています。先程の像もそうです。
2010年に歩行者専用の橋として開通し、以来、恋人たちによって、「愛の南京錠」が掛けられ続けています。ブッチャーズ橋 建造物
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橋のたもとは、遊覧船乗り場になっています。先程、トイレがあったのもここです。
ブッチャーズ橋 建造物
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この象も、ヤコヴ・ブルタルの作品です。あまりにグロテスクで、明るく撮る気にはなれませんでした。
ブッチャーズ橋 建造物
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橋の入り口は階段。
ブッチャーズ橋 建造物
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肉屋の橋を過ぎると、人影も無くなり、レストランも寂しくなります。
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青いイルミネーションが鮮烈
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三本橋に向かって、次々と色とりどりの電飾の船が進んで行きます。彼らもリュブリャナのイルミネーションの一構成員です。
リュブリャニツァ川 滝・河川・湖
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次の橋が見えて来ました。「竜の橋 (Zmajski most)」です。
こちらは、肉屋の橋と違って、歴史ある形をしています。そのくせ、橋の下からの青い照明が粋です。竜の橋 建造物
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これが、橋の名前の由来です。月をバックに、恐ろし気に口を開けています。
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怖そうなドラゴンですが、意外にきちんと鎮座しています。
この「竜の橋」は、1901年に造られました。
ウィーンで学んだダルマチア人建築家が設計しオーストリア人の技術者が建て、ウィーン分離派の建築物の中では傑出したものとされています。
ダルマチアは、現在のクロアチア領のアドリア海南部沿岸地域です。 -
尻尾の絡み具合がいいね。
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さすが「傑作」どこから見ても、格好いいです。この像は、橋の4か所の欄干に取り付けられています。
リュブリャナドラゴンと呼ばれ、力や勇気、大きさの象徴として表され、リュブリャナ城の塔の天辺にもいるそうです。
リュブリャナ市の紋章にもなっています。 -
「竜の橋」からみたリュブリャニツァ川。本当に、水面に映るイルミネーションが美しい川です。
昼間に見ても、それなりに美しいのでしょうが、この町は特にクリスマスシーズンは夜に訪れるべきだと思います。 -
さて、橋を渡って、Uターンします。アーケードに沿って歩いて行きます。
リュブリャナの見どころはそんなにないので、今回のような1時間半という短い訪問でも、ほとんど見て回ることが出来ます。 -
昼間なら、この広場の中央青果市場を見るのも楽しいでしょう。
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アーケードの途中に川に面したテラスがあり、そこから眺めた「竜の橋」です。
どうしてもドラゴン像に目が行きがちですが、橋の装飾もユーゲントシュティールの流れを汲むウィーン分離派らしい美しい装飾が施されています。 -
さあ、クリスマスマーケットが始まりました。
ところが、これまで青いLEDライトの強烈なイルミネーションに目が慣れてしまったせいか、なんだか白っぽくて、華やかさに欠けるように見えるのです。 -
ムートンを売る店。
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ハチミツと蜜蝋を売る店
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どの露店を見ても、まったく触手が動かないのは困ったものです。
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またまた妙な像がありました。ユーモラスというべきなんでしょうか。どうやら「肉屋の橋」に戻って来たようです。
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「肉屋の橋」は歩行者専用ですが、かなり広い橋です。
橋の表面に反射している青いライトを見てもわかるように、リュブリャナのイルミネーションは「青」がやたらと強いのです。だから、クリスマスマーケットが色気なく見えるのです。ブッチャーズ橋 建造物
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これが「愛の南京錠」です。結構カラフルなので、どこかで売っているのでしょう。
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再びアーケードを歩いて行きます。
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アーケードには、色々な店が入っています。
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でもちょっと見るだけだと入りにくい。
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Pogacarjev trgに展開しているクリスマスマーケットです。相変わらず青が好きですね。
スロヴェニアのクリスマスマーケットは、ドイツ系のものとはだいぶ違うようです。
店の造りにこだわりがないし、クリスマスをあまり意識していない品揃えで、単なる露店と大差がないような気がします。
今回はここまで。次回は大聖堂の内部を中心に、街歩きの後半を掲載します。
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