2016/12/15 - 2016/12/15
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オーヤシクタンさん
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第51冊-226冊目 6/8
皆様、こんにちは。
オーヤシクタンでございます。
東京から南へ1000キロ!
11月に断念した小笠原諸島へ行ってまいりました。
ついに、小笠原滞在最終日となりました。
昨日、欠航した「ははじま丸」に乗ってとんぼ返りになりますが、母島に向かいました。
天気はいいのですが、今日も海は荒れていて波高2~3mの航海となるので、船が揺れるのは免れません。
いったいどんな船旅になるのか?
拙い旅行記ですが、ご覧頂けたら幸いです。
表紙写真‥今年7月に就航した新造船‥伊豆諸島開発・ははじま丸(453t)。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2016(H28)年12月11日~16日 5泊6日
12月15日(木) 第5日目 晴れ。
①伊豆諸島開発 ははじま丸.母島行
父島.7:30~母島.9:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
伊豆諸島開発‥4410円
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 船
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
5:45
おはようございます。
ついに小笠原滞在最終日を迎えました。
今日は天気がよさそうです。 -
4日間、お世話になった部屋。
忘れ物がないかチェックして‥ -
6:30
朝食です。
ちくわ
もやしナムル
生野菜サラダ
昆布佃煮
焼き海苔
米飯
味噌汁
福神漬
朝食は通常7:00からですが、7:30出航のははじま丸に乗船する時は事前に申し出れば6:30に変更可能です。 -
6:45
チェックアウトしました。
民宿.ささもとさん‥
お世話になりました。 -
大村海岸です。
ちょうど、お日さまが昇ってきました。大村海岸 自然・景勝地
-
島のメイン通りを歩きます。
車が走っていなくて静かです。 -
初代おがさわら丸の鐘です。
平成9年の2代目おがさわら丸の就航にあたり、初代おがさわら丸の思い出の品として小笠原海運株式会社より東京都が寄贈を受けたものだそうです。
小笠原来島を記念して‥
カーン♪ -
6:56
すっかりお馴染みとなった、二見桟橋です。
おがさわら丸.東京行き‥
今日の15:30に父島を出航します。二見港 乗り物
-
おがさわら丸出航まで時間があるので、昨日、欠航となった「ははじま丸」に乗ってトンボ帰りになりますが、母島に行ってみましょう。
左が乗船券。
右の乗船名簿を記入します。
伊豆諸島開発・ははじま丸 (父島~母島)‥4410円。 -
では、ここで母島航路の歴史を見てみましょう。
昭和51年.貨物船だった「第2弥栄丸」218t.を貨客船に改造して昭和54年まで、父島~母島航路に就航していました。
その後、「ははじま丸」が就航し、初代・2代目・3代目と引き継がれていきます。 -
初代「ははじま」丸302t.です。
母島航路初の新造船として昭和54年~平成3年に就航しました。
平成3年に2代目が就航してからも「第2ははじま丸」として「ゆり丸」が就航するまで予備船として活躍しました。ははじま丸 乗り物
-
2代目「ははじま丸」490t.です。
平成3年から25年間、母島の顔として運航していました。
今年(H28年)7月、3代目の就航によって「2代目おがさわら丸」と共に小笠原の海から去っていきました。
引退後はソロモン諸島で活躍しているとの事です。ははじま丸 乗り物
-
ジャーン!
今年(H28年)に就航した、3代目「ははじま」丸453t.です。
2代目の490tよりわずかにトン数は減りましたが、全長は前船比8.5m増・全幅は3m増となり、大きくなりました。
母島の島民の要望を伊豆諸島開発が受ける形で建造されました。
これから、この船に乗って母島に向かいます。ははじま丸 乗り物
-
後ろから見てみましょう。
2代目は丸い船尾でしたが、3代目は直線的なフォルムが特徴です。
マルトモ(丸い船尾)の新造船は近年見られなくなりましたね。 -
今日は、強風で2~3メートルほどの波があり、450tの船では大きく動揺する事が予想されます。
備えあれば憂い無し。
エスエス製薬の「アネロン」はよく効くそうです。
薬物人体実験も兼ねて飲んでおきましょう。
アネロン.ニスキャップ‥1080円。 -
乗るぜ!ははじま丸。
今日は船が揺れるぞ。
覚悟しろよ。 -
母島の生態系を守る為、靴底洗浄をしていきましょう。
-
では、乗船します。
-
船内案内図です。
新しいははじま丸はバリアフリーに対応する為、乗船口のある2階に船客設備が集中しているのが大きな特徴です。
では、恒例の船内視察をはじめましょう。 -
船体後方にある和室。
大半の船客がこちらに陣取ります。
こちらは人気がありますね。 -
私も陣地を確保しておきましょう。
角枕とタオルケットは無料で使えます。 -
こっこれは‥
G〇RO袋が洗面器にセットされていますよ。
これからの航海が甘くないことを教えてくれているような気がするのは、気のせいでしょうか。 -
船旅の友‥G○RO袋も常備されています。
-
トイレです。
新しくて清潔です。 -
ウォッシュレットも完備。
-
そして、船旅の重要アイテム。
大丈夫よ。
私がしっかりと受けとめてあげる‥
‥と、言わんばかりにトイレ中央の一等地に鎮座しております。 -
健常者用トイレとは別に、明るい雰囲気のバリアフリートイレも設置されました。
-
船旅と言えばカップ麺ですが、給湯設備はありません。
冷水器があります。 -
ははじま丸には、食堂・売店・案内所など接客設備はありません。
あるのは、ジュースの自販機1台だけです。 -
和室につながる通路に荷物棚が2ヶ所設置されているので、スーツケースなど大きい荷物があっても大丈夫です。
-
ハンデキャップルームです。
船員さんに申し出れば利用可能です。
画像はありませんが、ファミリールームを想定した和室の多目的室もあります。 -
船室前方は、旅客座席となっています。
リクライニングできる座席は前後間隔がゆったりとしています。 -
座席船室後部にはカーテンで目隠しができる授乳席となっており、優先席も設けられています。
-
3階に上がってみましょう。
-
3階後方には野外デッキがあり、ベンチに座ってここちよい潮風を浴びながら船旅を楽しめます。
-
3階には、個室となる4名用と6名用特別室が2室あります。
和室ではなく、ソファのあるリビング風の客室です。 -
ははじま丸は母島になくてはならない生命線です。
船体前方は貨物スペースとなっており、コンテナを倉内に14個、外側も併せて22個が搭載可能です。
今日は軽自動車を運搬するようです。
ああやって運ぶんですね。 -
屋上サンデッキです。
開放感溢れる空間です。 -
ホエールライナーの愛称を持つ母島航路は、ホエールウォッチングが楽しめるようにと、双眼鏡が無料で使えます。
-
ははじま丸のファンネル。
かわいいですね。
ははじま丸は設備がシンプルですが、バリアフリー化がなされ人に優しいつくりでしたね。
これで、恒例の船内視察を終わりにします。
さて、そろそろ、出航時刻です。
出航の儀(単に眺めるだけ)に参列しましょう。 -
7:30
出航時刻です。
ロープが放されました。 -
ゴゴゴゴォー
船体が岸壁から離れていきます。
もう、逃げられません。 -
おがさわら丸の脇を抜けていきます。
-
東京と父島を結ぶ、小笠原海運・おがさわら丸(11035t)です。
おがさわら丸と比べると、ははじま丸は小さい船です。
これからの2時間、どうなるのでしょうか‥おがさわら丸 乗り物
-
父島よ。
行ってきま~す。
後で戻って来るよ。 -
ザバババーン!
外海に出ると‥
船が大きく動揺し始めました。 -
ドドーン!
ザバババーン!
うわぁ!
船首ギリギリまで波をかぶっていて、波飛沫が飛んできます。
高さ2~3mの波の中の航行。
ふわぁと持ち上がってドドドォーと沈む。
453tの船では大きく揺れます。
ははじま丸よ。
勝負だ。 -
父島がだんだん離れていきます。
揺れはどんどん増していきます。 -
天気はいいんですがねぇ。
風が強いんですよ。 -
おっとっとと‥
大きく動揺しています。
でも大丈夫。
こうやって、船の動きに合わせ、船の揺れに身体を慣らしていくんです。
私が研究した船酔い対策です。 -
8:30
前方に陸地を発見!
母島か? -
前方確認!
アイアイサー。
双眼鏡で眺めていると‥ -
うおぉぉぉー!
-
はい、船に貼ってあるポスターでした。
期待させてスンマセン。
なんせ、演出も必要なもので‥
しかし、ホエールライナーと銘打って運航されているだけあって、航行区域では冬から春にかけてザトウクジラ・一年中マッコウクジラが見られるそうです。
今日は姿を見せてくれませんね。 -
はい、気を取り直して、再度前方確認!
前方に見えているのは母島です。 -
ドドォーザバババッ
ドッドーン! -
母島に沿って航行しています。
後ろからの眺めもいいですね。 -
母島沖を航行中。
こうして見ると、母島も断崖絶壁の島ですね。 -
前方に数多くの島が連なっているのが見えて来ました。
-
ズームしてみましょう。
母島列島の島々ですね。
綺麗な眺めだなぁ。 -
あっ、灯台が‥
久しぶりに見る人工物です。
なんだかホッとします。 -
父島から2時間‥
沖港に入港して、桟橋が見えてきました。 -
さぁ、入港の儀(単に眺めるだけ)に参列しましょう。
接岸体制に入りました。 -
ロープがつながれました。
-
9:42
ガッチャン。
タラップが架けられて接岸完了です。
お疲れ様でした。
パチパチパチ‥ -
下船が始まりました。
-
私も下船します。
-
9:45
母島に着きました。
揺れましたが、船酔いせずに来れました。
さて、ははじま丸は12:00出航で父島に折り返します。
2時間少々ありますね。
短い時間ですが、母島を散策したいと思います。
続きは次回です。
つづく。沖港 乗り物
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この旅行記へのコメント (2)
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- BTSさん 2017/03/03 07:15:32
- 強烈な波しぶき
- オーヤシクタンさまへ
おはようございます。
体を張った「ははじま丸」の取材お疲れさまでした。
波が凄いですね〜迫力のある波しぶきの画像が物語っています。
出た〜酔い止めの「アネロン」、オジサンも人体実験をしましたが
効きが良いですね〜オーヤシクタンさまにアドバイスをいただき
素晴らしい初の船旅をさせていただきました。
オジサンの旅行記もアネロンは間違いなくUPします。(笑)
先日、沖縄でスキューバーをする人に聞きましたが、漁船(クルーザー)で
移動するときは、やはり「アネロン」を飲むそうです。
2時間の航行ですが、あの揺れでは乗り物酔いする人は地獄でしょうね。
自称晴れ男のオジサンも自然の力(波を抑える)には勝てません。
BTS
- オーヤシクタンさん からの返信 2017/03/03 08:04:19
- Re: 強烈な波しぶき
- BTS様、おはようございます。
オーヤシクタンでございます。
「ははじま丸」‥
父島と母島を結ぶローカル航路です。
正直、乗るか乗らぬか迷いました。
天気はいいのに、強風波浪注意報が発令していて、500tの船では大揺れするのが目に見えています。
しかし、乗って正解でした。
外洋での航海は木の葉に乗っているようなものです。
船客の皆様、さすがに馴れていらっしゃる方が多いと見えて、あの洗面器を使う方はいませんでした。
揺れましたが、船首のデッキて撮影ができたので、まだ、序の口かもしれません。
本当に酷い時は、船首に波がかぶり、デッキは閉鎖されます。
アネロンは効きますね。
オーシャンフェリー強風波浪航海で人体実験をされたんですね。
これで、高度な効能が実証され、論文を作成、学会において発表ができます(笑)。
天国か地獄か?
これだから船旅はやめられません。
オーヤシクタン。
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