祝！第3ターミナル開港記念 就航初便で行く札幌 中編

2015/04/08 - 2015/04/09

2015年4月8日、成田空港に第3ターミナルが開港しました！
いわゆる「初便」と言う言葉に人一倍ときめきを持ってしまう初便マニアな私ですが、なかなかワイフの理解を得られず初便に乗る機会は少ないです。
初便と一重に言っても色々とあり、
・○○空港から○○空港の路線に○○航空が就航する
・飛行機の○○型機が初めて旅客便として飛ぶ
・○○航空が起業してから初の便
等あると勝手に分類してますが、ここでは第3ターミナルから出発する初の便と言う初便。新規就航に伴う初便はたくさんありますが、「開港」初便はなかなかないので、これは逃したくないチャンス。
「小樽に美味しいお寿司でも食べに行かない？ジェットスターとかだと安いし…ﾎﾞｿﾎﾞｿ開港初便だしﾎﾞｿﾎﾞｿ」とワイフをなんとか説得し初便のお祭り騒ぎに参加します！

完全に今更次郎なタイミングになりましたが、初便にかこつけて行った札幌旅行。
やはり北海道は食がメインになってしまいますね！友達はきれいな風景を筆頭としたお洒落な写真をたんまりと撮影してインスタグラムに掲載しておりますが、私は食い意地を反映して食べ物の写真ばかりとなってしまった事はご容赦ください。

エリア 北海道

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: JRローカル 徒歩 ジェットスター
• 旅行の手配内容: 個別手配

マニア友達のKさんが乗っているバニラエアの初便JW903便は定刻07:35発ですが、08:20の段階でまだ成田を出発していなかったようです。実際千歳に到着したのは1時間半遅れの10:40頃だったとか。
そしてその友達曰く、案の定初便に乗り遅れて険悪な雰囲気になったご家族を見かけたそうな。ジェットスターの早朝便は比較的空席が多く、現地での時間も最大限有効活用できるけど、早朝過ぎて寝坊が命取りなのでお気をつけ遊ばせ！

新千歳空港駅 駅

早起き寝不足なので車内で爆睡する事１時間ちょい、あっという間に小樽に到着。
小樽駅を出て旧手宮線跡を越えて運河沿いまで取り敢えず歩きます。多分日本一観光スポットになっている廃線でしょう、写真を撮っている方多数。観光地の駅から名所へのど真ん中だから地の利はあるでしょうが、貨物廃線は全国山ほどあるのにここが観光地化しているのってなんでなんだろう。

旧手宮線跡 名所・史跡

言わずもがな、小樽運河。
前回来た時は私のしでかしにより喧嘩になってしまいましたが、今回は仲良く散歩できました（汗）

小樽運河 名所・史跡

少し海を見たくなり小樽港の方まで足を伸ばしてみました。あまり観光スポットちっくではないのですが、ここから京都の舞鶴までフェリーが出ております。正確には小樽駅から二駅のところにある小樽築港から出てます。
京都府北部に住んでいた亡き祖父が存命の頃、いつか祖父と二人で一緒に舞鶴からフェリーで北海道旅行しようと約束しておりました。船乗りだった祖父には楽しみにしていた旅ですが、今となっては叶わぬ夢となり、そんな思い出に浸ります。叶えられる夢は叶えられる時に、ですね。

小樽港 名所・史跡

素晴らしい晴天なのですが、ここは北海道。4月と言えどまだまだ寒い。運河沿いは遮る物がないので、直接当たる風が骨身に凍みます。対馬暖流、もう少し頑張れよ！寒ぃーよ！

小樽運河 名所・史跡

運河沿いを歩いても良いのですがせっかくなので手宮線を歩いてみます。
幼稚園のお散歩かな？子供達が遊んでます。線路に石を並べてケーキ屋さんごっこしてます。
ここならどんだけ置き石しても怒られないもんねー。でも癖にならないようにね(笑)

旧手宮線跡 名所・史跡

おー！ここらには少し雪が残ってます！
私も仕事でなければ雪を見てはしゃぎますが、雪が降らない国生まれのワイフはもっとおおはしゃぎ。
あなた雪を見るの初めてじゃないでしょーに(笑)

小樽寿司ロードを一往復半して迷いまくったあげく、そこそこ評価の良さそうな寿司屋にお邪魔します！
調度オープン直後だったので我々だけ。お腹すいたー。

鮨処よし
大将は小樽出身ってのにも少し惹かれてチョイス。
小樽寿司ロード沿いの川を山を背に下り最初の橋を左に逸れた所にあり。
不定休。11:30からランチ営業あり。

よし グルメ・レストラン

寿司屋さんはやっぱりカウンターが醍醐味ですね。
ワイフがホタテアレルギーなのでそれを抜いてもらった『おまかせ握り』12貫で一人4500円。ちゃりーん♪

この中トロがマジうま。

ワイフもお腹すいたー。

全部並ぶまで待つのも失礼かと思い、撮ったこの写真は一部抜粋のみ(笑)
私はホタテＯＫなので頂きます。ボタン海老うまー！溶けるぅ！

お寿司の味は申し分ないです。
味「は」と言うのは細かいところが気になる…。
大将は口下手みたいながらも話しかけて下さるのですが、当方にお声掛け頂いたのか解りにくいボリュームでボソボソっと話しかけてきます(笑)
そして握り終わったお寿司をカウンターに置いて下さった際にコテンと倒れても気が付かない様子だったり。
握りは一人で切り盛りされていて大変なのでしょうが、見ててヒヤヒヤする？と言うのでしょうか。味には影響しないし、不器用なだけで悪い人じゃないのは雰囲気から解るのですが（汗）

写真を見返していたら観光的な写真がほぼ皆無で食べた物の目録みたいな状態でした…。

美味しいお寿司を食べ終わって満足しながら散策を継続。ウニ好きなワイフの為に、発見した『小樽うにラムネ』だっちゃ。
一応ウニフレーバーを使っているらしいですが、勿論本物のうには入っていません。
味は、と言うとウニっぽさは皆無で少し変わった味のする、まぁ美味しいラムネです(笑)

堺町通り、通称メルヘンストリートを散歩し、硝子館を冷やかしてみたり。
さっき寿司をたらふく食べたばかりなのにつまみ食い。
ルタオのパトス店で買い食い。
スイーツは別腹、と女子力の高いOLさんみたいな事を言いながら『ヴェネチア・ランデブー』350円。ちゃりーん♪

チーズケーキ好きのおっさんにはたまりません。
パリッとこんがり焼き上げたキャラメルの下からは滑らかなしっとりチーズケーキさんがサクッとした生地に包まれている…旨くない訳がありません。

ルタオ パトス グルメ・レストラン

石造りの倉庫を改装した北菓楼や六花亭をぷらぷら…って食べ物ばかりですね。そりゃ太るわ。
私は六花亭のマルセイバターサンド（高カロリー）が大好きなのですが、ワイフはレーズンが苦手。ので買わず。ダイエット成功。

北菓楼 小樽本館 グルメ・レストラン

本当にびっくりするほど小樽の観光写真が無いまま札幌に戻ってきました。
夕方にはKさんと一緒に夕食を、と約束しているので一先ず宿にチェックインしましょう。

札幌駅 駅

私はマイルはJAL派なのですが今日のお宿は札幌全日空ホテル。KさんはANA派で当たり前のように札幌全日空ホテル。
ホテルに向かう最中、前をフラフラ歩くマニア友達発見。解りやすすぎ(笑)

ANAクラウンプラザホテル札幌 宿・ホテル

Kさんイチオシ、豆パンをお裾分けしてくれました。
お前はJAびえいの回し者か！と聞きたくなる位に豆パンを推すのですが、食べてみて納得！
美瑛の新千歳空港店限定販売らしいのですが、この豆パン、豆ご飯と同じ比率の豆具合かと思いきや全然違う豆のぎっしり感。程よい甘さがもっちりしたパンと絶妙。
数量限定なので午前中の早い時間には売り切れるそうです。朝の千歳発か、朝千歳着の便の場合は是非トライしてみて！

ホテルで一休みし早速街へ繰り出します。
最初のお店はこちら、『es DINERS』。ここもKさんが回し者か！と問いたくなるほどゴリ押し（関西弁的な意味で）のお店なのですが、納得。

実はこの日は第２水曜日だったのですが、このお店第２水曜日は生牡蠣が一個50円！
桁の書き間違いではなくゴジュウエンです！しかも変な牡蠣じゃなくて北海道牡蠣の名産地厚岸産で旨いんです。多分日本で唯一通年生牡蠣出荷できる産地なんです。
お一人様5ピース限定なので目一杯15ピース頼み、おシャンに白ワインと洒落込みます。
はぁ〜幸せ！

ちなみに第２水曜日じゃなくても他の水曜日も牡蠣半額やっているみたいですので、札幌+水曜日=牡蠣、の方程式がセオリーになりそうです。

一軒目で既にご機嫌な我々（ワイフは素面）。Kさんが我々のツーショットを撮ってくださると言い、路上にスナイパーの如くうつ伏せになり撮ってくれました。撮影ポーズに拘った割には歪んでます(笑)

先程のお店の店内音楽でジョー・ダッサンのレ・シャンゼリゼが流れた時おっさん二人がサビの「オ〜シャンゼリゼ〜♪」の部分だけ自信満々に歌い、他の歌詞が全く解らず笑ってごまかしたのは良い思い出。

札幌駅 駅

二軒目に向かう途中、札幌駅の地下道を通過。アイヌ民族の図柄が入った織物がカッコいい！こうゆう民族特有の美術を持っているのは素晴らしいですね。是非ともこのような宝は後世にも引き継げる土壌を設けて欲しいものです。

出来上がったKさん。札幌駅の地下通路でタイ語の札幌駅の表記を発見し、ワイフに読み方を教えてもらいます。
でっかいジェスチャーで「こっから、ここまでが、駅！」と復唱。酒さえ飲んでなければ優秀な生徒です（爆）

4月とは言え、気温は3度。朝方には氷点下になるは必至の寒い寒い北の大地。なまらしばれるねー！と言いたい所ですが道産子からすればこんなの大した事ないのでしょう。

大通公園 公園・植物園

大通り公園でテレビ塔をバックにぱちり。
今回は歪む事なく素晴らしい一枚をありがとうございます！

実はKさんと飲むのは初めて。前回は台北でお昼をご一緒したまででしたので。
やってきましたは北の歓楽街の雄、すすきのでございます。

すすきの 名所・史跡

ここもまたKさんの行きつけ。
すすきの交差点から少し入った所にある寿司屋、『西鶴』さんです。でも寿司は一切食べる事なく、飲み会二次会。
右に見えるのが毛蟹の蟹味噌焼き。どうやら裏メニューらしいのですが、ワイフが蟹味噌好きなのを聞きつけKさんが注文。これね、うまーーーーいんですよ！酒が進む進む！こってり濃厚な味なのに脂ぎった感じでもないのが素晴らしいですね。

基本的に酒も食もその土地の物を優先したい私なので、酒も北海道の酒にしました。
その名も『北海 熊ころり 超辛口男酒』！
いかにも藤岡弘、さんみたいな方が飲んでそうな名前。超辛口、とは言うものの「超」ほどはなく普通の辛口でおいしかったです。残念ながらこのお酒を作っていた酒蔵は廃業したらしく今では幻となってしまいました…。

鮨処 西鶴 五条店 グルメ・レストラン

そして日本酒となったら一緒に食べたい私の大好物、あん肝。高カロリーのオンパレードですね！

お酒もけっこう飲んで気持ちよくなりました。
Kさんと共にヒコちゃんトークに花を咲かせ、マニアックっぷり発揮する酔っ払い二人にワイフは苦笑い(苦笑)

そして〆は勿論ジンギスカン。
ワイフからは「まだ食べるの？」の驚愕と「だから肥るのよ！」の怒気を交えた目線を背中に感じつつビールを注文。
「一杯だけだからね」と釘を刺されたので一切れ辺り大切に唇濡らす程度の一口で大切に大切に頂きます。
最後の最後に残ったおビール様は気が抜け、炭火によりほんのり温くなっていますが、ダルマのうまーいジンギスカンとなればもう十分！

成吉思汗 だるま 4・4二階亭 グルメ・レストラン

「一杯だけだからね」と釘を刺されたのでグビグビ行きたい逸る気持ちを押さえます。少し大きめに切られた羊を一切れにつき、唇を濡らす程度のビール。
終盤のおビール様は気も抜け、炭火からの遠赤外線で暖められてしまう始末。
しかし腐っても鯛、温くてもビール。最後の最後までダルマのジンギスカンと共に美味しく頂きました！

今夜はよく寝れそうだぁー！

お腹も膨れ、気持ち良く酔い、北海道の夜の〆はラーメン、と決めておりましたが流石に諦めて帰宿の途に就きます。〆のラーメンは次回順延。夜の札幌もこれくらいで勘弁してやろうじゃないか…

ウップ…食べ過ぎました。

ANAクラウンプラザホテル札幌 宿・ホテル