めざせモスクワ！晩秋のロシア旅　Vol.2　「黄金の環」　スーズダリ編

2016/10/27 - 2016/10/27

小学生の頃から気になっていた「モスクワ」
きっかけは運動会で使われた「めざせモスクワ」という曲。
当時のモスクワは大韓航空機を撃墜するような恐ろしいソ連の首都でしたが、時は流れ、今や激安ツアーでも簡単に行けてしまうロシアとなりました。

この旅行記は旅の3日目、歴史的建造物群が世界遺産に登録されている、のどかな古都スーズダリ観光の様子です。

＜旅程＞

1日目　23:40　関空発　EK317　（機中泊）
2日目　 4:50 ドバイ着
　　　　9:40　ドバイ発　EK133
　　　 13:50　モスクワ・ドモジェドヴォ空港着　　　（モスクワ泊）
3日目　「黄金の環」スーズダリ、ウラジーミル観光　　（モスクワ泊）
4日目　モスクワ観光
　　　「サプサン」でサンクトペテルブルクへ　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　（サンクトペテルブルク泊）
5日目　エカテリーナ宮殿、エルミタージュ美術館見学
　　　　　　　　　　　　　　　　　　（サンクトぺテルブルク泊）
6日目　サンクトペテルブルク観光
　　　 16:35　サンクトペテルブルク発　EK176
　　　 23:45　ドバイ着
7日目　 3:20　ドバイ発　EK316
　　　 17:10　関空着

エリア その他の都市(ロシア)

• 旅行の満足度: 5.0

• 交通手段: 観光バス

＜旅行3日目＞

念願のモスクワにやってきたもののおあずけ状態で、この日は「黄金の環」の観光をします。

「黄金の環」とは、モスクワの北東部に首飾りが円を描くようにいくつもの古い都が点在するエリアのことです。

朝のモスクワは渋滞が酷いらしく、それを避けるためにホテルを7時半に出発。
朝食会場は7時からしかオープンせず、随分気ぜわしい朝となりました。

最初の目的地はモスクワから北東222㎞にある、古都スーズダリ。
3時間ぐらいで行けるのかしらと思いきや、がっつり4時間かかるって。
往復8時間のドライブです…

煙がもくもくしているのは火力発電所です。
ロシアの室内は必要以上に暖かいので、ガンガン発電しないとね。

途中で立ち寄ったドライブインでアイスを購入。
そんなに甘くもなく、普通に美味しかったです。
プリャーニクというパンのような焼き菓子も買いました。（お土産はまとめて最後に紹介予定）

あ、トイレは有料です。
どこでも20P（P=ルーブルです）でした。

モスクワの現地ガイドさんは真面目な方で、道中色々とロシアのことを説明してくれます。

郊外に出るとカラフルな一軒家が立ち並ぶエリアが見えてきます。
これは「ダーチャ」という、週末を過ごすためのおうちです。
普段マンションで暮らす人々は、週末郊外のダーチャにやってきて、家庭菜園などをしながらのんびり過ごすのだそうです。

なぜか大量のぬいぐるみを売っている店が沢山あるエリアがありました。

曇天のモスクワから離れると素晴らしい青空が見えてきました♪
白樺の木がロシアらしいです。

ちなみにこの日のモスクワは大雪だったそうです。

かわいいダーチャを撮ろうとしても、一瞬で通り過ぎるので微妙なショットに。

サーカスかな？

そうそう、ガイドさんが紹介してくれた「アネクドート」というロシアの小話。
落ちがあって、どっかで聞いたことのあるような短い話が沢山あります。
日本人的にはそこまで面白いわけではない。んだけど、ガイドさんが自分で話を紹介しながら、自分で受けて笑っていたのが面白かったです。

旧ソ連なんてなーんにも娯楽がなかったんじゃないだろうか。だからそんな話で笑えるのかな、みたいな。

スーズダリの入口です。

のどかな田園地帯に50もの古い修道院や教会が点在し、中世の面影を残しています。
人口は約1万1千人。小さな街です。

12世紀、ユーリー・ドルゴルーキー公が公国の首都を置き、やがてウラジーミルに遷都した後も、商業や文化の中心として栄えました。

勢力を拡大するモスクワ大公国からも、14世紀末まで独立を守り抜いたスーズダリ。
15世紀以降は宗教の中心地となり、数々の教会や修道院が建設され、今に至ります。

あ、こういう説明はガイドブックの受け売りなので適当に読み飛ばしてくださいませ～

ちなみにスーズダリへの公共交通機関でのアクセスは、モスクワのクルスク駅からウラジーミルまで電車で3時間（急行1時間50分）。そこから路線バスに乗り換え、スーズダリのバスステーションまで40分。結構大変です。

あ、クレムリンの中心的存在、聖母生誕大聖堂が見えました♪

本当にあちこちに教会があります。教会だらけ。

この時期のロシアで青空を期待していなかったので、うれしい♪

とりあえずバスの中から写真を撮りまくります。

玉ねぎだらけ～

到着したらすでにお昼の時間です。

あったかいスープに、ジャガイモとビーフのグラタンのようなもの。
とっても美味しかったです。スーズダリはきゅうりがよく採れるそうで、ピクルスが添えられていました。（道端ではきゅうりのジャムなんかも売ってます。）
デザートはクレープです。

それではようやく観光スタート。
カメンカ川をはさんでクレムリン方面を眺めます。

「黄金の環」は河畔の肥沃な土地や森林資源を背景に、12世紀以降、諸公国の都や聖地として発展、栄光の時代を築きました。

ズームアップ。

のどかな風景です。

振り返ると独特なシルエットが。

木造建築と農民生活博物館

18～19世紀に造られた風車、住居などの木造建築と、農民生活に使われた道具類が集められ、1つの村を再現したオープンミュージアムです。

案内板です。

プレオブラジェンスキー教会

木造建築といえば、キジ島だけど、これでも十分雰囲気わかります。

素朴で素敵です。

クレムリンをバックに。

玉ねぎ部分も全部木でできてるんだね～

教会内部です。

素敵な教会でした。

セイヨウナナカマドの赤い実。

農民の家。

彫刻がかわいい。

家の中の様子。

外を歩きまわるのでこの時期はお帽子必須です。
大体毎日1度～5度ぐらいだったようです。

ログハウスっぽくていい感じ。

ここで水を汲んで～って想像したら、冬は相当大変な生活だったことでしょう。

穀物を挽くための風車もありました。

ロシアの国獣ってクマだったんですね。

実はここ、本来のツアー予定ではスパソ・エフフィミエフ修道院に行くはずだったのですが、この日はお休みだったので、この博物館に来ました。

けど、木造の教会も見られたし、のんびりした田舎の風景を堪能できてpacorin的にはここにこれて良かったと思います。

シーソーもロシアンテイスト。

カメンカ川を渡ってクレムリンへと向かいます。

ちなみにクレムリンは「城塞」を意味する言葉で、モスクワにだけあるわけではないのです。

この橋を渡ります。

鴨さんがいっぱいいました。

11世紀、三方をカメンカ川が囲む天然の要塞にクレムリンが築かれました。

以下、クレムリンの様子です。

聖母生誕大聖堂（1222～1225年建立）

「ウラジーミルとスーズダリの白い建造物群」として世界遺産に登録されています。
外観のみ見学。

青い丸屋根に金色の星がかわいいデザインです。

☆☆☆☆☆

クレムリンの外に出ました。

お土産物やさん見たいけど素通り。
このツアーはお買い物の立ち寄りがないのがウリでした。

この教会、外は地味だけど中をのぞいたらキランキランでした。

バスがとめてあるとこに行くまでしばしお散歩です。

蜂蜜ビール　と言ってた気がする。

後でガイドブックを見たところ、メドヴーハというやつかな？
蜂蜜にイーストを加え、発酵させたロシアの地酒。

1杯飲んでみましたが、甘くてあったかい飲み物って感じ。
ちょっと残してしまいました。

たぶんソビエト広場のあたり。
ここからバスに乗って…

修道院にやってきました。

ここは旅程表に書いてなくて、名前も適当に聞いてメモってないからどこかわからない。
だけど、女子修道院って言ってたから、ポクロフスキー修道院だと思います！（適当）

コテージは泊まれたりすると言っていたような。

修道女さんは直接写真に撮らないでと言われましたが、人っ子ひとりいませんでした。

17～18世紀の建物のようです。

中には入れないのね。

入れるところもありました。

どうもお邪魔いたしました～

最後にスーズダリの景色を眺めてお別れです。

散歩しているだけで落ち着くような、こじんまりしたところでした。

なんだかグダグダになってきたのでこの辺で旅行記を切り上げます。

次はウラジーミルへちょっとだけ立ち寄ります。

ウラジーミル編に続く。