ドイツ7都市＋ザルツブルクを回るオペラと音楽祭の一人旅《3》ドレスデン観光＆観劇編

2016/07/03 - 2016/07/28

2016年7月に一ヶ月ほど一人でドイツ7都市＋ザルツブルクを回って、仕事をしながら各地のオペラを見たり音楽祭に参加してきました。
成田発→（アブダビ経由）→ベルリン着→ドレスデン→ベルリン→バーデンバーデン→ミュンヘン→ザルツブルク→ニュルンベルク→バイロイト→ミュンヘン発→（アブダビ経由）→成田着
==今回はドレスデン観光＆観劇編です==

エリア ドレスデン(ドイツ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

■ドレスデンの新市街観光

ホテルのすぐ近くにはSバーンもトラムもあってとても便利です。
朝食の後はまたホテルを出て、トラムで新市街へ。

ちなみにトラムを待っている間に上の駅に到着した車両。
近郊電車でもこんなにかっこいいなんて…！

青空と赤い車両の組み合わせは鉄道マニアでなくてもときめきます。

トラムに乗って、新市街の駅前に到着。

途中でおまわりさんが切符の確認にきました。
ドイツは改札がない代わりに、突然私服警官の切符あらためにあうという不思議な制度。
入口も出口も改札があり、絶えずSuicaなどでピッピッと支払っている日本とは真反対にあるようなやり方です。

でも改札がないから設備も簡単でいいし、個人的にはこちらのやり方が好きです。

■世界一美しい牛乳屋・モルケライ プフンズ


世界一美しい牛乳屋として有名な「ドレスナー・モルケライ・ゲブリューダー・プフント 」へ行ってみました。

プフンズ モルケライ 専門店

開店する10分くらい前についたのですが、既に待っている人がちらほら。
10時になって、扉のロックが外される音がしたら開店です。

店内はマイセンの美しいタイルで埋め尽くされていて、とても綺麗。
乳製品のお店なので、ここで牛乳を飲むこともできます。

おみやげも色々売っていたので、缶入りのミルク石鹸を購入しました。

プフンズ モルケライ 専門店

■エーリッヒ・ケストナーミュージアム

プフンズ・モルケライからノイシュタッド駅方面に向かったところにあるのが、エーリッヒ・ケストナーの博物館。

『エーミールと探偵たち』や、『とぶ教室』など、日本でもファンの多い児童文学作家です。
私もドイツ語を習っている時に『エーミールと探偵たち』を翻訳する授業を受けたりしていたので、懐かしくて入ってみました。

エーリヒ ケストナー博物館 博物館・美術館・ギャラリー

ミュージアムといっても大きなものではなく、アパートメントの一室を使って、ケストナーの生涯とその作品を紹介しています。

1階には展示があり、有料ですが、2回のショップ兼カフェは無料で入れます。
ショップにはケストナーの作品が並び、日本語の本も売っていました。

エーリヒ ケストナー博物館 博物館・美術館・ギャラリー

カレンダーなどのグッズも。

1階の展示は、英語とドイツ語のできるガイドさんがついてくれ、丁寧に説明してくれます。

エーリヒ ケストナー博物館 博物館・美術館・ギャラリー

■ドン・ジョヴァンニ＠ゼンパーオーパ

夜からはゼンパーオーパでオペラ観劇。
今回はモーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」を観ました。

ゼンパーオーパー (ザクセン州立歌劇場) 劇場・ホール・ショー

アーベントカッセ（当日夕方のチケットストア）が開いたら、予約していたチケットを受け取って劇場へ。

観光地らしく、観光がてらオペラを観て帰ろうと考える人も多いようで、当日券も行列ができていました。

クロークで荷物を預けて、始まるまで劇場内を見て回りました。

ゼンパーオーパー (ザクセン州立歌劇場) 劇場・ホール・ショー

外観も素晴らしい劇場ですが、中もすごい！

美術館かと突っ込みたくなるほど、壁画や彫刻が目白押しです。
天井にもこの通り。

ゼンパーオーパー (ザクセン州立歌劇場) 劇場・ホール・ショー

柱の装飾もすごい・・
この空間にいられることが楽しくなり、ついつい白ワインなど飲みながらあちこち見ていました。

ゼンパーオーパー (ザクセン州立歌劇場) 劇場・ホール・ショー

ドイツの歌劇場は、始まるまで飲み物片手におしゃべりを楽しむのが一般的なので、みなさん思い思いにすごされていました。

ゼンパーオーパー (ザクセン州立歌劇場) 劇場・ホール・ショー

ホールの中も、もちろん素敵です！
客席はそう広くないのですが、ぐるりと取り囲む照明とデザインの豪華絢爛さは、さすがに世界に名だたる名劇場です。

ゼンパーオーパー (ザクセン州立歌劇場) 劇場・ホール・ショー

天井に有名な音楽家の肖像が描かれていました。

ゼンパーオーパー (ザクセン州立歌劇場) 劇場・ホール・ショー

1階席の皆さんはもちろん服装も素敵。
きれいなドレスのご婦人などを上の席から眺めていました。

ゼンパーオーパー (ザクセン州立歌劇場) 劇場・ホール・ショー

こちらは貴賓席です。

平日でも満席で、ドイツの人々がいかにオペラに親しんでいるかが感じられました。
もちろんこのゼンパーオーパの観光目的の方もいらっしゃると思いますが。

劇場はクラシカルですが、オペラ自体は現代的な演出でちょっと意外な感じ。
でもすっかり見入って楽しめました。

ゼンパーオーパー (ザクセン州立歌劇場) 劇場・ホール・ショー

オペラが終わる頃には当りも暗くなっていましたが、ホテルまで歩いて10分くらいだったのでそのまま歩いて帰りました。

劇場広場 広場・公園

■ドレスデン駅のMarcheでメガネサイズのカフェオレを飲む

翌朝はホテルをチェックアウト。
受付の方もとても感じのいいホテルでした。

駅に行って、中のカフェで朝ごはん。
パンやお惣菜と飲み物を購入できるフードコートのようなカフェで、チーズのサンドイッチとカフェオレを頼んだところ、このメガネサイズのカフェオレがきました。

でかい！！！

おかげさまでゆっくり過ごせてお腹いっぱいになりましたｗ

ドレスデン中央駅 駅

■ドレスデン〜ベルリン

ドレスデン中央駅から、電車でベルリンへ。
掲示を見るとチェコから来た電車のようです。

混んでいるので空いている席がなく、通路の開いたところに腰掛けてベルリンまで。
ジャーマンレイルパスで乗るときは予約もできるので、乗る前に窓口で席を予約しておけば良かったかなと思いつつも、窓が広くて景色がよく見えるので意外と快適でした。

ベルリン中央駅 駅