2016/10/25 - 2016/10/30
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erukoさん
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アンコール遺跡に行くことが決まってからも、ベン・メリアは無理だと思っていました。
崩れた大きな石が散乱し、苔で滑りやすいし地雷もまだ残っている…ただ、これはかなり古い情報だと分かり、勇気を出して、行かれた方に4トラで初めて質問してみました。
おかげさまでたくさんの方から新しい情報を頂き、アンコールワットやトムよりも容易そうだと分かりました。
改めて、情報をくださった皆様ありがとうございました。
ベン・メリアはアンコールワットより20年ほど前に建てられて、造りも似ていることからその練習台とも言われているそうです。東西900m南北800mの環濠をめぐらした中に、3重の回廊に囲まれた伽藍の崩れた跡があります。ジャングルに埋もれたまま残っているので、神秘的なムードが漂っています。
シェムリアップからは車で1時間以上かかる郊外にあるので、時間のない私たちはずいぶんと迷いましたが、行ってよかったと思います。多分もう見ることのできない壊れていくだけの遺跡ですが、ここには「消えていく美学」がありました。
- 旅行の満足度
- 5.0
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ホテルを9時に出発して、のどかな田舎道を郊外のベン・メリアに向かいます。
途中にいくつかの街を通り過ぎ、道路沿いに点々と屋台が並んでいるところで、タックさんが車を止めおやつのチマキを紹介してくれました。
米とココナッツの粉と豆を竹の筒に入れて蒸すのだそうです。蒸しあがったら竹を裂いて食べます。ちょっと甘くてもちもちして美味しいです。 -
ピンクが大好きなのか、道路沿いでは目立つからか、可愛らしい女の子でした。
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郊外では高床式の家屋が目立ってきます。涼しいのはもちろん、害虫や蛇など野生動物や大雨の水害にも対応しているそうです。
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トラック数台に着飾った人たちが乗り込み、お寺のお祭りにお供えを運んでいくのだそうです。
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ベン・メリアまでは1時間半ほどかかりましたが、途中の風景が珍しくてあっという間でした。
参道を歩いて行くと、子供たちが子犬を抱いて声をかけてきます。可愛い子犬なので近寄ってさわったとたんに「チップチップ」と追いかけてきました。10月中は夏休みなので、観光地で子供が大勢働いています。
こういう場合どうしたものかと、しばし悩みましたがそのままにしました。わずかなお金でも渡せばよかったのかな…
観光地の駐車場やレストランでは、小さな土産品やDVDを持った小学生や、スカーフを売る女性が、「オネエサン、ヤスイヨ」とどこまでも日本語で追いかけてきました。
カンボジアに来るまでは、ほとんど詳しい国情を知らなかったのですが、タックさんからいろいろ話を聞いて、思ってたよりも、苦しく貧しい生活をしている人たちもいることを知りました。、 -
5つの頭のナーガがきれいに残っている欄干。
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かつてここにどんな建物があったのか、全く想像がつかないほど崩壊しています。
ジャングルの中の廃墟 by erukoさんベンメリア 森林・ジャングル
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遺跡が壊れていくのは2つの理由があります。人間が破壊する場合と自然が破壊する場合です。
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人的なものは戦争と盗掘です。宝物目当てに遺跡を掘り返すと、石を積んだだけの建物は崩れていきます。
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自然によるものは、地震のないカンボジアでは風化と樹木と蟻です。南国の木は大きく育って建物を覆い尽くし、根は地中から土台を動かして倒壊させます。
でも、一番手が付けられないのは蟻です。無数の蟻が蟻塚を作るために地中を掘って、空洞になった地中に建物が沈み込んで倒れていきます。 -
以上、全部タックさんの受け売りですが、長い年月放置された遺跡はこうして崩壊していくのですね。何年か後にはもっと姿を変えていくのでしょう。
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大木は枯れてもまた新しい木が育ち、崩れた伽藍を覆っていきます。
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崩れた伽藍の石は、遠く離れた山から象が運び、当時の作業員が積み上げて造ったものです。
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抹茶色のきれいな苔の下には繊細なレリーフが残っています。
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連子窓はアンコールワットと同じ形です。
大きく育った木の幹が建物を覆い、壊していくのですね。 -
木道ができたおかげで、安心して見学できました。
タックさんがガイドになる前、研修で初めてここへ来た時は木道はなく、岩をよじ上り恐ろしいコブラがいたそうです。 -
跡形もなく崩れていった遺跡を、ここまで放置していた時間をとても残念に思いました。
でも、無知な私はここで初めてカンボジアの苦悩をタックさんから教わり、仕方なかったんだという気持ちになりました。
1991年に内戦が終結するまで、カンボジアはずっと戦い続けてきたのですね。
ポル・ポトという名前は知っていましたが、学者や医者、科学者、教師といった知識人を大量虐殺したり、強制労働や私有財産の廃止など、信じられないことをしていたのを知りました。
私たちはただ単に、世界的に有名な世界遺産を巡るつもりでいました。
現在もまだ豊かではない国情や、幼い子供たちのことを考えると複雑な気持ちになります。何か少しでも役に立つのならといろいろ考えましたが、どれもまだ結果は出ないままです。 -
これは図書館だったかな…建物と分かる形が残っていました。
途中で中国人のファミリーに会いました。道に迷った風で、タックさんに道順や出口を聞いていましたが、ずっと私たちの後をついて来ていました。ここではガイドさん無しはやはり危険だと思います。 -
この写真が一番気に入っています。
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このまま手をつけずに残しておく方がいいのでしょうが、元の形をCGとかで見てみたい気がしないでもないかな。
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シェムリアップに戻る途中で、胡椒を栽培している畑に寄ってくれました。カンボジアの特産品になっている胡椒は、日本人エンジニアが、大変な努力をして栽培を進めてきたという、TV番組を見たと話したからです。
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小さな粒が胡椒の粒です。
画像をクリックすると細かい粒を見ることができます。 -
のどかな胡椒畑で赤い石を拾いお土産にしました。
この後、バンテアイ・スレイに向かいます。 -
途中で、ちょっと季節外れになるけれどと、ドラゴンフルーツの畑も見せていただきました。
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改めてサボテンにできる果実なのだと理解しました。さっぱりしてて私は好きです。
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タックさん行きつけのお店で昼食になりました。ココナツ風味のチキンカレーと、イカとカシューナッツの炒め物、焼きそば風なのですがやっぱり無理です。
私は東南アジアで食に共鳴はしません…でもそれをカバーして余りある素晴らしい発見があるから大好きです。
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