ミャンマ－の街をぶらり-No.2-（地震後のバガン編．２）

2016/09/23 - 2016/10/04

　今回の目的は、ミャンマ－の子供達の支援と地震後のバガンの影響を見ることです。
　2016/8/24のミャンマ－の地震は、同日のイタリアの地震と重なり、バガンの被害の情報は少ないです。
　そこで、地震後のバガン編．２は、ニュ－バガン、ミンナントゥ村、ニャウンウ－の地震後の影響を見てきました。

　バカン全体では、建物自体の被害は一部でありましたが、かなりの仏塔・寺院が被害を受けていました。　ただ仏塔の先端や、ほんの一部の回廊の壁画の見学ができなかっただけで、個人的な意見ですがバガンの観光には大きな支障はないとおもいます。
　安心してバガン観光に来てください。間違いなく感動しますよ

エリア バガン(ミャンマー)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー 徒歩 バイク

　今日もお世話になるｅ-バイクです。今回はホテルのバイクなので朝早く(5:40)から20:00まで使用できます(1日7000K)。
　なお虫が眼にはいることがあるので、できれば眼鏡を用意していって下さい。

ロイヤル バガン ホテル ホテル

　シュエサンド－・パヤからの写真です。日の出(6:00頃)は昨年投稿したので、今回は6:14の太陽です。朝靄のなか太陽を背にしたダマヤンヂ－寺院です。

シュエサンドー パゴダ 寺院・教会

　ほぼ同時時刻のオ－ルドバカン方面の写真です。こちらは仏塔・寺院が朝日を浴びていました。どちらもいいですね。

シュエサンドー パゴダ 寺院・教会

　朝日を見終えメイン通りに行くと托鉢の僧侶に遭遇。
　頭に物を載せた地元のおばさんと並んで歩いているところは、ありそうでないのでつい写真を撮りました。

　ホテルに戻り朝食です。ウインナ－以外は昨日と変わっていました。あとは果物とパンとコ－ヒ－です。少し食べすぎですが、今日も元気に動き回ります。

ロイヤル バガン ホテル ホテル

　ニュ－バガンに行く途中ブ－パヤ－から少し離れたところにクル－ズ船を発見。ただエクスプレス(マリカ・リバ－クル－ズ)の船着場とは方向が違うし、クル－ズ船は10月からの運行なので適当に写真を撮っておきました。あとでこの船がエクスプレスと気づきましたが、パンフレットの船と違います。今年から新しくなったのかな？

　「バガン最後のパヤ－」と言われているこのパヤ－(ミンガラー ゼディ)は、オ－ルドバガンからニュ－バガンに行く道沿いで、ANAWRAHTA通りの交差点を過ぎて、少し行った右側に見えます。　ここは元々破損があるため、3層ですが下層のみ登ることができました。情報によると登ることはできないようですが、下層のみ登ることができました。下層だけですが景色は良く、あまり知られていないのでのんびりすることができます。私のお気に入りの一つです。

ミンガラー ゼディ パゴダ 史跡・遺跡

　ミインカバ－村を通過し、ニュ－バカンへ。オ－ルドバカンから約4kmなので、ｅ－バイクなら10分もかかりません。ただ幹線道路からローカナンダー パヤーまでの道路が少しわかりにくいです。
　でも、エ－ヤワディ川を望む岸辺の高台に立つ、高さ約30ｍの黄金の仏塔は素敵ですよと言いたかったのですが、地震の影響で尖塔の傘にある宝石が落下したそうです。それ以外は特に影響はなかったようです。塔部のカバ－は落ちた宝石の取り付けと思われ、すぐにカバ－は外れると思います。

ローカナンダー パヤー 史跡・遺跡

　川岸の黄金の仏塔は絵になりますね。
この仏塔は地元の人に親しまれているようで、平日にもかかわらず御参りする人が多く、周辺には屋台もいっぱい出ていました。

ローカナンダー パヤー 史跡・遺跡

　仏像が、バガンでは珍しくネオンの後光がありました。日本人には違和感がありますが、これは今も信仰されている寺院の証しみたいです。

ローカナンダー パヤー 史跡・遺跡

　ローカナンダー パヤーから数分のところにアシャ & アナー ペッレイ パヤーが少し離れて並んでいます。塔の頭が壊れていないのがアシャで東を意味し、頭が壊れているのがアナ－で西を意味しています。
　ともに回廊の上に仏塔が載る、独特の形をしています。

アシャ & アナー ペッレイ パヤー 史跡・遺跡

　どちらも回廊部分の保存状態は良いようですが、昨年来た時(地震前)は改修工事中であったことから回廊のレリ－フは見学できないと思いこんでいました(実際は見学できたようです)。
　今回は地震の影響で若干レンガが壊れたため、工事中で入口も施錠されていました。念のため管理人を探しましたがいませんでした。

アシャ & アナー ペッレイ パヤー 史跡・遺跡

　ニュ－バガンの見学を終了し、日本人が対応してくれるというサラトラベル・ミャンマ－へ。住所だけを調べて探したのですが、みなさん親切に教えてくれるのですがほとんどが違っていました。私の方も１階ばかり注意していたため何回か前を通り過ぎました。どうもミャンマ－人はマレ－シア人と同じで、親切なのですがわからないとは言わないので注意してください。

　残念ながらオ－ナ－の日本人は不在でしたが、対応してくれた女性二人は一応会話は通じ、いろいろお話をさせて頂きました。皆さん真面目そうで安心してバガン旅行の相談は頼めそうでした。
　なお、ニュ－バガンは地震の影響はあまりなかったようです。

　e-バイクで4分ほど離れているニュ－バガンのはずれには、比較的大きな市場があります。野菜、果物、肉、魚、雑貨などいろいろそろっています。

　食べ物などはコンクリ－トの台の上に置かれ、床もコンクリ－トで、室内は明るく綺麗です。

　メロンの大きさにびっくり、日本の西瓜並です。
果物はいろいろありますが、料金は別として日本の物が断然美味しいと思います。もちろん安くて日本では味わえない果物はいろいろありますが。

　ニャ－バガンから次の村に行きます。ニュ－バガンの感想は、ホテルやレストランなどは新しく綺麗なものが多いですが、ホテル・レストラン・お店などがそれぞれが少し離れていてあまりまとまっていません。そのため、のんびりしたい方や物価がやすいので節約したい方にはいいのですが、買い物をしたり食事をする場合は少し大変です。観光的には他の地域とたいした差はないと思います。

　ニュ－バガンからプワ－ソ－村のダマヤッズィカ・パヤ－へ。
ここの台座は3層の5角形と、他とは違っています。はじめ一周したら5つの仏像があったので間違ったかと思いました。

ダマヤッズィカ パゴダ 寺院・教会

　ここにもネオンの後光を持つ、初代朝潮関によく似た仏像に地元の人は一生懸命願いをかけていました。60才以上でないとわからないかな。

　ここは2カ所ほど基壇が少し壊れていましたが、観光には全く影響はありません。昔は登ることは可能でしたが、最近(地震前から)は上には登れなくなっています。

ダマヤッズィカ パゴダ 寺院・教会

　外に出たら3台のトラックの中に、学生らしき集団に遭遇。尋ねたらミャンマ－の大学生で修学旅行できているそうです。皆さん素直で可愛かったです。

ダマヤッズィカ パゴダ 寺院・教会

　次はミンナントゥ村です。
遠くからでも目立つ真っ白な寺院のレイミャナ－寺院です。中心の塔や周りの小塔も壊れて修復中ですが、内部は見学は可能でした。

レイミャナー寺院群 寺院・教会

　2層構造の大型寺院のタヨッピェ寺院です。地震の影響をもろに受け、尖塔部分が倒壊し、外壁の陶板や美しい破風彫刻にも被害が出て、長期の修復が予想されます。もちろん入場はできません。

タヨウピェー寺院 寺院・教会

　パヤ－トンズ－寺院群で、同じ形をしたパヤ－が3つ並ぶ珍しいスタイルです。塔の部分やひび割れなどがあり、少し前までは入場不可でしたが、かなり雑な修理ですが入場は可能になりました。

パヤートンズー寺院 史跡・遺跡

　昨年は鍵がかかって入れなかったタンブラ寺院です。
今年は地震の影響で寺院の近くまでも行けません。この様子ではかなり修復に時間がかかるのでは。

タンブラ寺院 寺院・教会

　壁画「マ－ラの誘惑」で有名なナンダマンニャ寺院です。地震の影響はあまりなかったようですが入場は不可と言われいました。しかし、誰もいなくて入場はできましたが、内部の撮影は禁止です。懐中電灯を忘れずに。

ナンダマンニャ寺院 寺院・教会

　 Winido 寺院は、ガイドブックやバガンの地図にも載っていない、庶民が寄進した名前もほとんど知られていない仏塔寺院のようです。
　外見上は地震の影響はなかったようですが、立ち入りは禁止でした。

　ミン・ナントゥ村の塔・寺院はかなり地震の影響を受けていました。

　日本のガイドブックには載っていないイザゴーナ寺院です。しかしベトナム、ドイツをはじめ多くの国の人が観光に訪れています。日本人も負けないで！
　バガンタワ－にも近くて、空港から西に約2km(車で約5分)なので帰りでも寄って下さい。

　寺院の入り口には少し変わった門衛神がいて、仏像の前左右には小さな仏像と、他ではあまり見ない形でした。仏像をはじめ全体的に綺麗なので日本人以外に人気があるのかな。
　地震の影響もなかったようです。

　なぜか人気がないバガンタワ－(バガンビュ－イングタワ-)です。
オウリウム・パレス・ホテルの入口にある、バガン一帯が見渡せる高さ60mの展望台です。数年前は入館料が10ドルであったため敬遠していましたが最近5ドルに値下げしました。
　１階はホテルのフロア－のような感じで、機織りの実演もしてくれます。

バガンタワー 現代・近代建築

　エレベ－タ－で展望台に上がればバガン平原が360度見渡せます。
こちらはオ－ルドバガン方面でア－ナンダ寺院等が望めます。この方面の少し右に夕陽が沈みます。

バガンタワー 現代・近代建築

　ミンナントゥ村方面です。景色はいいのですが、この写真からでも地震の影響がわかります。

バガンタワー 現代・近代建築

　ポッパ山と思い写真を撮りましたが違っていました。展望台には私一人で誰にも聞けませんでした。ただ朝日が登ってくるのはこの方向で間違いありません。
　あとで１階のフロントの女性に聞いたら、ポッパ山は写真を撮った山の横で晴れればよく見えるとのことでした。

バガンタワー 現代・近代建築

　展望台の１階下がレストランで、１ドリンクが無料で飲めます。
　大失敗：展望フロア－の上に吹き抜けの展望部分があったようです。展望フロア－から外には出たのですが、上に行く階段にドアがあったため上には行きませんでした。　皆さん注意して下さい、上には行けますよ。

　ここの営業は6:00～20:00なので、朝日か夕陽を見るのを兼ねて来るのを超お薦めです。人気がないので来るなら今ですよ。

バガンタワー 現代・近代建築

　ニャウンウ－に戻ると突然の雨。日本では土砂降りに相当するレベルですが、地元の人はいつものことで慣れています。私もだいぶ慣れてきました。

　すぐにそばにあったカフェ(Cafe Bagan)で雨宿り。
ここは、市場付近のＹ字路のそばで、数少ないク－ラ－があるお店です。

　店内は綺麗で日本でもあるようなカフェバ－で、昼はカフェでケ－キなどもあり、夜は旅行者がよくお酒を飲んでいます。
　コ－ヒ－は1500Kで、紅茶がテイパック2個入ったポットで1000Kであったと思います。高くはありません。
　予定通り雨は約30分で止み、次へ

　Cafe Baganの前には昨年できた日本風コンビニがあります。今年もつぶれなく残っていました（すみません写真は昨年のものです）。

　この写真が、バガンをはじめミャンマ－の一般的なコンビニです。いたるところにありますが、年輩のお店の方は英語も通じないため若干苦労します。それも旅行の楽しみとして頑張って買い物をしてみて下さい、案外楽しいですよ。

　ニャウンウ－の市場です。町の中心地にあり、バガンで一番人が多く集まるところです。野菜、果物、肉、魚とあらゆるものがそろっています。

ニャウンウーのマーケット 市場

　果物などは種類も数も豊富なので見るだけでも楽しいですよ。また食べ物以外でもお土産店やタナカの木(日焼け止め等)も売っているのでお土産にどうぞ。

ニャウンウーのマーケット 市場

　ただ通路が狭く整備されていないし、衛生面で若干不安はあります。これはバガンだけでなく、東南アジア全体に言えることですが。
　でも土地の生活文化にふれることができるので、ちょっとだけでも見学してみて下さい。

ニャウンウーのマーケット 市場

　昨年、カメラのバッテリ－充電器をヤンゴンのホテルに忘れ、お世話になったカメラ店です。ニャウンウ－の中心にあります。さすがに充電器は純正ではなく中国製で、純正の2倍の大きさでしたが今でも使っています。

　ニャウンウ－で唯一と思われる雑貨店(Blue Sea)です。店の前ではキッチン用品、小物家電などの日用品が置かれ、店内には冷凍・冷蔵食品、お菓子・飲み物などの食料品があります。ここに来ればバガンの人達の生活レベルの一部を見ることができます。

　タンテホテル横に、今年見つけたバガン２つ目のパン屋さんです。店前は十数回は通りましたが気づきませんでした。

　パンの種類は、どちらかというと惣菜・調理パン類、デニッシュ類、パイ類が中心です。美味しさは、ミャンマ-にしてはいい方ですが、日本に比べるとかなりレベルは低いと思いました。
　もしかしてミャンマ－はイギリス領であったからかな。フランス領であったベトナムはパンは美味しかったです。

　ティリピサヤ４通りにある、バガンのもう一軒のパン屋さん(BAGAN REGALIA)です。やはりここも惣菜・調理パン類、デニッシュ類、パイ類が中心です。

　ミャンマ－ではパンの美味しいお店は少ないです。またケ－キ類は全てバタ－クリ－ムで、生クリ－ムのケ－キはほとんどありません。停電が多いため冷蔵庫の普及が遅れているせいかもしれませんね。

　メイン通りとティリピサヤ４通りの交差点にあるマッサ－ジ店です。タナカ・ギャラリ－内にあり、写真正面左の建物の2階になります。

シュエ ピィ ナン タナカ ギャラリー 博物館・美術館・ギャラリー

　マッサ－ジは薄暗く、広くて綺麗な部屋で行われ、料金はフットマッサ－ジ8000K(1H)、ボディマッサ－ジ9000K(1H)・13000K(1.5H)とリ－ズナブルです。
　チップは請求されなかったのですが、まあまあ良かったので2000Kを会計時に渡しました。ミャンマ－ではチップは払わなくてもいいようですが紳士淑女なら1000～2000Kくらいは。

シュエ ピィ ナン タナカ ギャラリー 博物館・美術館・ギャラリー

　夕方僧院に行ったら、オ－プンスタイルの教室で子供達がボランティアの先生から授業を受けていました。日本の子供達より一生懸命に勉強しているように感じました。

　こちらは低学年で、授業でなく自習のようでした(写真がぼけてます)。朝一緒に遊んだ子供もいたので手をふったら、子供達も恥ずかしそうに手を振ってくれました。勉強のじゃまをしてはいけないので帰ります。

　少し早いのですが、ホテルの出発がPM6:30なので夕食です。
場所は、ニャウンウ－の中心付近にあるカフェバ－レストラン「CHERI LAND」です。

　私はお酒はあまり好きでないので夜は来にくいのですが、夕方は一人でも気になりません。

　さすがに夕方では腹はそんなに空いていないので、ハム・野菜サンドとマンゴ－ジュスを注文。なおマンゴ－ジュ－スは1200K、サンドイッチは3000K程度(記憶無し)で、5000Kでおつりをもらいました。 サンドイッチは美味しかったのですが、それ以上につまみの小さなピ－ナツが美味しかったです。
　このピ－ナツは、バガンではほとんどのレストランでつまみとして出ますので味わって下さい。

　夕陽を見にレストラン近くのエ－ヤワディ川の辺へ。なんとか素敵な夕陽を見ることができました。

　川辺では近くの人が水浴びか入浴かわかりませんが、夕陽を浴びながら家族でくつろいでいました。こんなのんびりした生活もいいですね。

　後ろでは投網をしている住民がいて、そのそばには子供達が。今日の夕食なのでしょう。
　　そろそろホテルに戻り、バガンともお別れです。

　JJバスは連絡をしておくとホテルまで迎えに来てくれます。ただいろいろなホテルでPick up するため、ホテルによっては集合時間の1時間前になることもあります。今回は、出発が20:00、集合時間が19:30、ホテルが18:30となっており、実際はホテルが18:35でバスタ－ミナルが19:25でした。ホテルやバガン内からバスタ－ミナルまでは15分前後で行けるため、時間がおしい人は個人でタクシ－を利用して下さい。、

　バスタ－ミナルにはお土産店、食堂、ミャンマ－風コンビニがあります(写真がボケてます)。食事や飲み物などは、途中のドライブインでもなんとかなりますので安心して下さい。

　ヤンゴンまでのＪＪバス１号車はほぼ満員でしたが、私の乗った２号車は定員の1/2程度でした。昨年は１号車だけでしたが、利用する人が多くなったのですね。

　車内はバガンに来る時と同じで、各座席下にコンセントがあるので機器の充電に便利でした。違うのが夜食と女性の添乗員の説明です。夜食は、パンと蒸しケ－キにコ－ヒ－で、添乗員さんはエコ－のかかったマイクでいろいろ説明してくれました。エコ－のかかったミャンマ－語の説明はいい子守歌になりました。

　来た時と同じドライブインに立ち寄り、無事ヤンゴンへ。ヤンゴン市内に行く人は、途中の停留所に降ろされ、私はピィに行くのでバスタ－ミナルで降ろされました。とりあえず、5:30にヤンゴンに到着。

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