大雪山２０１６秋旅行記　【３】大雪山縦走２（白雲岳～北海岳～黒岳～層雲峡）

2016/09/22 - 2016/09/25

一度は見たかった北海道の紅葉。関東甲信越に紅葉が訪れる前に日本一早い大雪山の紅葉を楽しみました。あいにく登山の日は1日中雨でしたが、翌日は絶好の晴天日の下、今まで見た無数の紅葉の中でも最も美しいと言っていい高原沼の紅葉を見ることができました。

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スケジュール

9月22日　羽田空港－旭川空港－旭岳　旭岳観光　－旭川駅－層雲峡　[層雲峡泊]
★9月23日　層雲峡－銀泉台　登山　－赤岳－白雲岳－北海岳－黒岳石室－黒岳－黒岳7合目－（リフト）
　　　　　黒岳5合目－（ロープウェイ）層雲峡　[層雲峡泊]
　9月24日　層雲峡－大雪山高原温泉－（ハイキング）バショウ沼－滝見沼－緑沼－湯の沼－（同じ経路）大雪山高原温泉
　　　　　－層雲峡－（ロープウェイ）黒岳5合目－（リフト）黒岳7合目　登山　－黒岳－（同じ経路）－層雲峡[層雲峡泊]　
　9月25日　層雲峡－（ロープウェイ）－黒岳5合目－（ロープウェイ）－層雲峡－旭川駅－旭川空港－羽田空港

エリア 層雲峡(北海道)

• 旅行の満足度: 4.0

時刻は午前11時20分頃。登山口の銀泉台から約4時間かかりました。天気が良ければしばらく休憩して余韻に浸りたいのですが、雨ですので写真だけ撮って北海岳への分岐点へ下ります。

本来ならパノラマが見えるのに残念。

12時過ぎ、北海岳と赤岳への分岐点。赤岳は先ほど行ったので北海岳へ。

雨で体中濡れていますし、カメラレンズも曇って濡れています。以上の理由で、この日の写真は酷いものです。

どれが北海岳かわかりませんが、とにかく標識が出るまで道なりへ。

ここは1年中雪が残っているのでしょうか。

コマクサの赤いのが実際は凄い綺麗です。

どうやらあの山が北海岳のようです。

パンフレットではそろそろ北海岳山頂に着く頃かと思いましたが、結構遠いです。また相変わらず雨がやみません。

今日登山縦走を選んだのは間違いでしたか。

それにしても北海道の登山道には山小屋が全くないですね。止まると雨がかかってくるので疲れていても休憩も取らずに歩いてしまいます。

レンズに雨がかかってまともな写真が撮れませんでした。

白雲岳を出発して約1時間40分の13時頃、北海岳山頂に到着。山頂とは思えないくらい広いです。

北海岳山頂付近からは薄っすらと大雪山連峰が見えます。天気が良ければ絶句するほどのパノラマでしょうね。でもこの天気ながら連峰が見えて良かったです。

しばらくは美しい連峰が見える登山道を歩きます。本来ならば超感動しながら何十枚も撮影するシーンですが残念。しかも写真もひどいです。

あの山は何なのか調べながら歩きたいのですが、雨の中では無理でした。

コマクサの紅葉と大雪山連峰のコラボ。このような悪天候でも素晴らしい光景です！

雪渓を見ると大雪山という感じがします。

写真を撮るたびにレンズを拭かなければなりませんが、それでも雨粒が映ってしまいます。

目の前に大雪渓が。

美しい赤いコマクサです。

数日前の台風で足場が川水で覆われています。とっくに足も雨水で濡れていますが、川を渡るときに濡れました。

赤い絨毯ですね。晴れていれば絶句するほど感動するでしょう。

雨が降っていても美しい紅葉です！

紅葉と緑が混じっていて美しいです。

やっと山小屋がありました。銀泉台を出発して8時間後にようやくです。

時刻は15時過ぎ、黒岳石室という所です。雨が止みましたが、登山開始して8時間、全く座っていないので座って休憩します。
ここで泊まることもできます。この天気なので今日1日中この小屋にいる人が多いそうです。
中で遅い昼飯のおにぎりを。

正直先に進みたくありませんが、ここに泊まる用意は全くしていないし、黒岳山頂までもう少しなので30分ほど休憩して石室を出発します。

正面の山が黒岳です。

石室から0.9キロと書いてありましたが、もっと遠いくらい結構長かったです。16時過ぎに黒岳山頂に到着。

本当はここで休憩して余韻に浸りたいですが、時間も時間。7合目のリフトの最終が17時半なので下ります。

時間に余裕がないのとカメラの電池が無くなったので、黒岳山頂からの下山の写真はほとんどとっていません。ごらんのように黒岳も紅葉しています。

体中ずぶ濡れ、足もガクガクなので山頂から1時間以上もかかりました。昔往復したときは下りは40分ぐらいの記憶がありましたが、疲れ果てた体なのでものすごく遠く感じてしんどかったです。
17時15分頃、7合目からリフトで5合目まで下ります。5合目からはロープウェイで層雲峡に戻りました。

今日もユースホステルに宿泊。雨が止むかと祈っていましたが、この日は1日中ずっと雨。その中10時間の登山をしてしまってウエアーも体もボロボロ状態になってしまいました。同じ宿に泊まっている人からは「この雨の中、このコースで登山したのは信じられない。よく無事で帰って来れたね。凄い体力だ。」と言われました。この日を登山したのは間違えだったとこの日は思いましたが、晴れた翌日は高原ハイキングで幻想的なシーンを見ることになります。よってこの日を登山にしたのは結果的には自分の中では正解で、雨の日だったのは運によるものと思うようになりました。

明日は高原ハイキングと層雲峡から黒岳山頂の往復をします。続きは旅行記【４】へ。