2006/01/31 - 2006/02/06
1470位(同エリア3205件中)
錫さん
今日はペスト地区を歩きます。気温は低いですがお天気にも恵まれ、ある国はよさそうな一日。旅とは歩くことだ!(たぶん)
【ここまでの旅の行程】
□1月31日 成田 →【飛行機】→アムステルダム(オランダ)→【飛行機】→ ブダペスト(ハンガリー)
□2月1日 ブダペスト(ハンガリー)
■2月2日 ブダペスト(ハンガリー)
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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滞在2日目の朝です。
朝ごはんのメニューは、黒パン・ミュースリー・ハム類4種・チーズ・サラダ・ベーコンエッグ・温野菜・グァバジュース・牛乳、と盛り沢山。
今日も歩きの一日になる予定。だからしっかり食べなくちゃいけない。少々食べても歩き尽くめだから「食べすぎ」ではない(と思う)。
メニューは前日と殆ど同じ。色々用意されていても、好きなものになっちゃうんですよね〜。今日はチーズを少なめに、ハム類を多めにしてみました。うまうまです。 -
今日はブダ地区と反対側にあるペスト地区を歩いて回ります。
まず訪れたのは聖イシュトヴァーン大聖堂。建国の父の名を冠した大聖堂は町の中心部にあります。なのに見知らぬ街のこと、あっちこっち歩き回って道行く人に尋ねつつ漸く到着。
で、でかい・・・
それが大聖堂の第一印象。
入り口付近に私(身長150cm程度)が立っていますが豆粒程度にしか見えません。大きさの程がわかるというものです。
中に入ってみる。広い広い空間が広がっています。中央にはキリストではなく聖イシュトヴァーンの像が置かれています。外から入る光によって浮かび上がるステンドグラス。素直に美しいと感じます。
聖イシュトヴァーンの右手首のミイラが保存されています。死後1000年近く経った今も、彼はハンガリーの今を見守っている(らしい)。残念ながらこのときは右手首が保存されている場所でプライベートミサが行われていたため、見ることが出来ませんでした。
聖イシュトヴァーン大聖堂への道を教えてくれた女性が「大聖堂の塔に登れるから、登って景色を見るといいよ!」と教えてくれました。あんまり天気は良くないけど登って見るか〜と思って行ってみたら、冬の間は登れないとのことでした。ん〜。残念。
オフシーズンに来ると、こういうことがあるのよね〜。聖イシュトヴァーン大聖堂 寺院・教会
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国会議事堂です。
ハンガリーの国家議事堂は観光スポットのひとつです。ドナウ川のほとりに美しく堂々と建つその姿は川を挟んだ王宮の丘からも見ることが出来ます。(大きくてカメラに入りきれない!)
見学ツアーじゃないと中には入れません。そりゃそうだ、勝手に入って中に潜まれたら困るもんね。拳銃を携えた物々しい格好の警備のおにいちゃんがお出迎えしてくれます。
私たちはドイツ語のツアーで入場しました。チケットを買うにも入場するにもパスポートが必要です。
しかしこの日は冷えました!ツアーが始まるまで30分ほど外で並んで待っていたのですが、足元からしんしんと冷えてくる…曇り空ながら雨が降らなかったことにほんと感謝です。お天道様ありがとう。国会議事堂 (ブダペスト) 現代・近代建築
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国会議事堂の中にある模型。
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ハンガリー王朝の王冠が保管されているのもここです。ちょっと傾いた十字架がポイント。
第二次大戦後国外に持ち出されていた王冠がハンガリーに戻ってきたのは1978年。この王冠も流転の歴史を背負い、ようやくここに帰ってきたということなんでしょう。 -
内部の装飾は見事です。しかしこの部屋は金きんキラキラ、ちょっとやりすぎじゃないか?と思ってみたり。(秀吉の茶室を思い出してしまった)。
着工されたのは1885年とのことですが、今日日(きょうび)こんなのを建てたら「税金の無駄遣い!」と言われちゃうんだろうなぁ。 -
赤いじゅうたんの廊下もご立派。
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天井も見事です。
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国会議事堂を出たところにある広場に像が。なんの像だったか確認し忘れました。
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頭の上に鳥ちゃん♪
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国会議事堂の全景。
国会議事堂の前にはちっちゃな記念碑があり、ハンガリーの国旗が立てられています。1956年ハンガリー動乱の記念碑です。死者数千人を出したとも言われるハンガリー動乱。献花や地面に埋まった記念碑を思い深げに眺める人が絶えません。 -
国会議事堂のお向かいにある立派な建物。それが民族博物館。(外観の写真撮り忘れたので、せめて入場券の写真(左)だけでも載せておきましょう)
ハンガリーの生活様式や民族衣装などが展示してあります。
例えばいろいろな職業の人が使う道具や日用生活雑貨。四季折々の行事の様子。生まれてから死ぬまでの節目節目の様子、子供が遊ぶおもちゃ、子守をする子供、結婚式の様子、そしてお葬式の様子まで。見ているだけで楽しい博物館です。
民族博物館はそれぞれの国の様式や、過去の姿を見ることが出来るので好きです。じっくり見てしまうので時間がすごーく掛かります。(以前社員旅行で韓国に行ったとき、ツアー行程に含まれていた民族博物館で最後まで見ていた−それでも時間が足りなかった−のは私)
時間が好きに取れる個人旅行といえど、時間に制約があることに変わりはないのでなかなかじっくり見られません。ああ、残念。休みが最低でも2週間くらいあれば…(贅沢?)民族博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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いい時間になったので、お昼ご飯を食べることにしました。
国立博物館の傍にあるムゼウムというレストランです。客層もビジネスマンや老紳士みたいな人が多い上品なお店です。
無愛想な店員が多いといわれている(らしい)ハンガリーのレストランですが、ここは味もサービスも一級品。 でも店の広さに対して客席が多いので、なんとなく狭苦しい感じがします。
注文したのはグヤーシュ・フォアグラのソテーみたいなの・豚のフリカッセです。
グヤーシュはハンガリーの名産パプリカが効いたスープ。昨日のお昼のレストランとは違って量が多いぞ。パンもついてるし。 -
夫が注文したフォアグラはさすが名産品だけのことはあって、分厚いのが3切れ乗っていました。ちょこっと味見しましたが、濃厚なフォアグラと酢漬けの焼き玉葱が堪りません。美味しい〜♪
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私が注文したのは豚肉のフリカッセですが、付け合せのパスタのようなものがかなりの量。味はいいんですが、基本的に濃い味のハンガリー料理。さらにワタクシ「日本サイズ胃袋」しか持ち合わせていなかったので、完食するにはちとツライ。
しばらく滞在するとちゃんと「ヨーロッパサイズ胃袋」になるので、食べられるようになるんですけどねぇ。短期旅行の切なさですなぁ。
ゆっくりと時間をかけて、ワインを飲みつつ食事を楽しみました。折角の旅、しかもいい店に来ているんですから、時間を気にしながらセコセコ食べるなんてもったいないもったいない。 -
私はヨーロッパ(特に東のほうのヨーロッパ)好きでありながら、クラシック音楽にもオペラにも興味が殆どない人間です。どのくらい興味がないかというと、以前音楽の都ウィーンに行ったときもオペラ座では写真を撮っただけ、というくらい興味がありません。
でも今回は見ておきたかった。この国立オペラ劇場。
1884年に完成したこの劇場は、かの皇妃エリザベートも足繁く通ったという歴史ある劇場です。通常は見ることができないところまで見学できるツアーがあり、今回はこのツアーに参加しました。
内部見学ツアーは、マジャール語(ハンガリー語)、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語から選べ、全て同じ時間に始まります。ワタクシたちが選んだのはドイツ語のツアー。ドイツ語ツアーの客はなんと私と夫の2人、つまりマンツーマン状態。
英語ツアーはやはり多くて20名程度でしたが、フランス語・イタリア語・スペイン語でのツアーに参加していたのはそれぞれ2〜4名程度、マジャール語でのツアーはゼロでした。
まずは客席から舞台の説明です。大きな舞台ですが、奥行きは幅の3倍もあるとのこと。客席からは見えないのですが、仕掛けがあり舞台を支えているということです。この日も舞台装置の設置などをしているところのようでした。
ハプスブルグの皇帝フランツ・ヨーゼフと皇妃エリザベートが訪れるときに使われたご立派な金ぴか専用階段や貴賓席、エリザベートがお忍びで観劇に訪れた際に使われた専用席も見学できます。流石に貴賓席には入れませんでしたけどね。
お忍び専用席は普通のボックス席という感じでした。お忍びだから目立っちゃ駄目ですしね。
マンツーマンでのツアーということもあり、説明がわかりにくいところは聞き返したり、質問したり出来たので国会議事堂よりガイドの内容が理解できたと夫は言っておりました。
私は…自分で聞き取れたところと、夫に説明してもらったのとで、なんとなくわかりましたよ、多分ね。
オペラに対する興味や知識が深くない私たちには、マンツーマン見学ツアーはもったいないくらいでしたが、他の人たちを気にせず色々尋ねられたのでとてもよかったと思います。英語以外の言語を解する人には、英語以外でのツアーをお勧めしますよ。
オペラ座内部での写真撮影は禁止されていたため、内部写真はありません。外観は…なぜか撮っていません。なぜ?仕方ないので今回も入場券の写真で…ハンガリー国立歌劇場 (オペラ座) 劇場・ホール・ショー
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私は怖いの苦手です。お化け屋敷も嫌いです。ちゃっちいお化け屋敷もぜーったい入りません。だって「寄ってくる」らしいし。
戦争にまつわる施設を訪ねるのも気が重いです。特攻資料館とか、原爆資料館とか。そこでみた写真とか忘れられないんです。だからあんまり行きたくないです。
ここも同じような理由でちょっと訪問を躊躇いましたが、これもハンガリーのひとつの面と思って行ってきました。恐怖の館、共産主義時代の恐怖政治についての博物館です。
実際政治犯とかを収容したり、それ以上のことをしていた(らしい)建物を、そのまま博物館にしています。
外観は普通の建物。でも(当時の?今も?)ブダペストの人で「アンドラーシ通り60番地」と言えば知らぬ人はいないところです。
入館すると中は吹き抜けになっています。そしてそこには戦車が一台。こんなでっかい戦車に踏まれたらひとたまりもないことを実感。そしてその戦車を取り囲むように吹き抜けの一番上(3階)までびっしり貼られた犠牲者の方々の顔写真。見つめる顔・顔・顔・・・
もうこれだけで暗澹たる気持ちになります。
中では共産主義時代の映像がいくつも流されています。
当時の内部の様子を再現した部屋や当時の指導者たちの彫像。十字架。絞首台。
映像は…残酷なものも少なくない。実のところ、あまり直視できなかったんですよ、残酷な映像だったので。でも、これが現実なんだなぁ、と。
ちょっと演出過剰気味な感じもあり、映像以外はさほど怖くはないのですが。・・・地下以外は。
地下は牢獄だったところです。実際いろいろあったそうです。ひんやり、いやぁ〜な感じ、です。そそくさと、さっさと通り過ぎてしまいました。
さらに写真もないので(写真撮影禁止でした)、伝わらないこと甚だしいのですが、ご容赦ください。恐怖の館 博物館・美術館・ギャラリー
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今日もよく歩いたのでクタクタ。ここ数日は通常食べなれないものを食べているので、胃腸もなんとなくお疲れ気味。そのため今日はホテルの部屋でテレビでも見ながら、気軽に食事を摂ることにしました。
スーパーで買ってきたパンとヨーグルト、ビタミン入りのジュース。そして温かいスープ。これで充分です。ちなみにこの日の夕食代は…激安です。
日本と違って部屋に湯沸し設備がないことが多い海外のホテル。旅の際には携帯できる小さなサイズの湯沸し器を持参します。やはり温かい飲み物は落ち着きますもんね〜。
食事のあとはあたたかいカモミールティーで気分を落ち着けて、お蒲団へ直行です。 -
大人しく眠りに着くつもりだったワタクシの目を釘付けするものが飛び込んできました。
その名も「カラオケ渋谷」。多分ドイツのテレビ番組です。
このホテルは外国からの客向けのためか、ドイツ語圏のテレビ局の番組を多く見ることが出来ましたが、この番組もそのひとつ。
番組内容は視聴者がカラオケを歌い、審査員が勝敗を決めるというもの。番組タイトルが示すように、渋谷辺りにいそうなおねえちゃんが司会をしており、ノリノリだったんだけど、肝心のカラオケはあんまり上手くなかったです…日本のカラオケ屋にいる女子高生のほうが上手そう。
しっかし…渋谷のイメージってこんな感じなのね。
そういえば「かわいい」って言葉も、「津波」や「柔道」「漫画」と同じく世界で通じる言葉になりつつあるんだよなぁ…と再確認です。 -
こちらは寝酒のビール、オーストリアのKaiserです。
今宵もたっぷり寝て、明日に備えましょう。
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旅行記グループ
2006 美しい青いドナウへ(ハンガリー)
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