2006/01/31 - 2006/02/06
1347位(同エリア3205件中)
錫さん
今日は市民の台所と呼ばれる自由市場付近を散策します。夜はハンガリー料理と音楽を堪能します。
【ここまでの旅の行程】
□1月31日 成田 →【飛行機】→アムステルダム(オランダ)→【飛行機】→ ブダペスト(ハンガリー)
□2月1日 ブダペスト(ハンガリー)
□2月2日 ブダペスト(ハンガリー)
■2月3日 ブダペスト(ハンガリー)
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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「そこまで食べなくても」というくらいしっかり食べたこの3日。ここでの朝ごはんもこれで最後なので、たっぷりしっかり食べます。まぁ毎日同じようなメニューなので代わり映えはしませんが…
食べたのは、黒パン・ミュースリー・ハム類・チーズ・野菜サラダ・スクランブルエッグ・グレープフルーツジュース・牛乳。今のところ全く日本食が恋しくなっておりません。 -
まずは、自由橋のそばにある自由市場にいきました。
1階はお肉屋さんや八百屋さんが所狭しと軒を並べ、2階には軽食やおみやげ物を売る店、地下にはスーパーと、ワクワクする店が目白押しです。中央市場 市場
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朝早くいったせいか、観光客はあまりいませんでした。かわりに沢山いらしたのが普通に買い物に来ているおじいちゃんおばあちゃんたち。しっかりと生活に根付いている市場なんですね。
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1階にはある店で多いのは肉屋と八百屋、酒屋。魚屋はありませんでした(*)。しかしそれぞれのお店が扱っている量の多いこと多いこと。日本みたいにかわいらしく一盛り、なんて置き方はしていません。そのまま山積み。必要なものを必要なだけです。
こちらはお肉屋さん。
(*)2006年当時「魚屋はない」と記録しましたが、2011年訪問時には地下に魚屋があることを確認しました。2006年にもあったかもしれません。写真がないのが残念ですが… -
お肉屋さんに近づいてみました。ぶら下がるサラミが圧巻です。商品ケースに並ぶ肉・肉・肉・・・
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こんなのとかあります。
でも、頭のてっぺんからつま先まで、無駄にせず食べるというのはとても大事なことだと思います。そして、命を食べているのだということを知ることもまた大事。
ハンガリーでは豚の頭とか豚足とか豚耳とか、どのように調理しているんだろう・・・?そっちのほうが興味深々だわ。 -
こっちは八百屋さん。名産のパプリカがてんこ盛りです(「てんこ盛り」以外の表現が思いつかないっ!)。
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野菜の大きさも日本のものより大きい!パプリカはもちろんのこと、キャベツも人参もズッキーニもカリフラワーも!
こんなに大きなもの食べてるから、こっちの人は大きいんだろうか??? -
形はししとうっぽいですが、きっとパプリカですね。
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中央市場を出て行ったのは、ゲッレールトの丘の麓にある自由橋です。一昨日行ったくさり橋よりも南側に位置します。今日も冷えているため、ドナウ川には氷が流れています。あぁ寒い。
橋の向こう側に見えているのは、ゲッレールト温泉。宿泊客以外も利用することができる立派な外観の温泉です。ハンガリーは温泉大国。首都ブダペストや近郊の町にも温泉が沢山あるそうです。
橋の手前には経済大学があります。この経済大学も立派な建物でまるで観光施設のよう。ヨーロッパでは古い建物やお城などを大学としてよく活用しているようです。
古い建物を長く大事に使う姿勢には、見習うべき点が沢山あるように思います。自由橋 建造物
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ブダペストの地下鉄は1号線から3号線まであります。市内のあちこちに行くには便利なので、よく利用しました。
地下鉄なので、ホームは当然地下にあります。地下に降りるにはエスカレーターを使いますが、これがもう!ガタゴト動きが荒い(日本のものほど滑らかでない)のはいいんですが、スピードが速い速い!ベルトコンベアかよ!と突っ込みを入れたくなるほど。
速い上に揺れるので、最初に乗ったときはちょっと体勢を崩したほど。あわわわわ、となるわけです。
慌てているのは我々旅行者だけで、地元の方はかなり年配の方も含めて「これがあたりまえ」という顔をして使っています(あたりまえだわな)。
乗り込むときにベルトを持ちさえすれば全然問題なし!ということに気づき「エレベーターの乗り方」を早々に会得した我々は、帰国後、日本のエスカレーターの速度の遅さに辟易とするのでした。 -
こちらが地下鉄の車両。古くてゴツくて実用第一で、趣があると思いません?
ブダペストの地下鉄には「優先席」がありません。
でも何度も地下鉄に乗っていて、なんとなく「優先席」がない理由がわかりました。それは別に高齢の方が乗っていないのではなく、すべてが「優先席」なんです。
高齢の方が地下鉄に乗ってくると座っていた若い人は席を立ちます。とても自然に。そして高齢の方も自然に座ります。そんな風景を一度ならず見ました。
ある駅では、到着するホームに高齢の女性を認めた男性が、電車が止まる直前に席を立ちドア付近へと移動しました。その席にはもちろんその女性が座ります。高齢の方が乗ってくるよりも前に席を立つ、その姿が印象的でした。
若い女性が席を譲り合う姿も何度も見掛けました。
譲られるほうも「わたしゃ、まだそんな年じゃない!」なんて言うこともなく素直に好意を受け取ります。(言ったとしてもマジャール語なので理解は出来ないけど、そういうのってなんとなくわかるもんです。)
もちろんそんな人ばかりじゃないと思うのですが、座席が必要な方に席を譲るのが当たり前であれば、「優先席」は要らないんですね。 -
買い物と換金の必要があったので、ウェストエンド・シティセンターへ行きました。
このシティセンターはヒルトンホテルと隣接しているおっきなショッピングセンター。ブランドの店やらドラッグストアやら、スーパーやらお食事処やら銀行が入っている。つまり・・・どこにでもあるショッピングセンターなのです。
残念ながらワタクシたちの欲しいものは見つからず、換金しようにもレートは悪い。ブダペストまで行ってブランド品買うわけでもないし…(ブダペストに関わらず買わないけど)
で、ちょうどお昼どきになったので、フードコートに行ってごはんを食べました。イメージとしては…ショッピングセンターにあるフードコートという感じ。
ワタクシたちはケバブを食べましたが、ほかにもピザとか焼きそば・焼きビーフン(アジア料理コーナーにあった)とか色々ありました。相変わらず量は多いです。写真手前は皿盛りタイプ。パンがなくてちょうどいいくらいの量でした。味も普通〜
ショッピングセンターの人出は多かったです。ここは地元の人にとって、ちょいとしたお出掛けポイントなのかもしれません。ウエストエンド シティ センター ショッピングセンター
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ハンガリーのみやげものと言えば、磁器の有名ブランドであるヘレンドや、貴腐ワインであるトカイ・アスー、クリスタル食器や刺繍、木製の工芸品など。インターネットで調べておいた店を色々と巡ってみました。
綺麗な絵が施された木製の胡椒挽きや、陶器のカップなど、興味を引くものはいくつかあったものの、「これだ!」というものには巡り会えず、結局は市内を散歩していたような午後になりました。
そうそう、旅先から便りを出しておきたい親しい人たちがいます。日本宛てに2通とドイツ宛てに2通。
聖イシュトヴァーン大聖堂からほど近いところにある、文具店にて数枚の絵葉書を買い求めました。そしてその店を出たところで「これは!」というもの発見。 -
その文具店のウィンドウには絵本やら人形やらが所狭しと飾られています。そんな中…壁のポスターに日本語を発見!
旅先の日本語って、結構目につくものです。それが「アヤシイ日本語」だったら尚更のこと。半紙に毛筆で日本語の単語が書かれ、その下にちっちゃく英訳が書かれています。
「名誉」「尊敬」「家族」そして……「高慢」???
先のみっつのことばとは明らかに感じが違います。「高慢」の英訳は「prideプライド」。この状況で使うなら、prideプライドの和訳は「誇り」や「自尊心」のほうが適切だと思うのですが、日本語を母語としない人が訳したんでしょうね。
こういった「アヤシイ日本語」を見るのは結構好きなんですが、自分が日本語以外のことばを喋ったり、書いたりするときも、同じような間違いをしているんでしょうね。 -
夕食は、英国大使館そばにある、ラム肉をメインとしたハンガリー料理のお店アラニ・バーラーニに行きました。前々日(2/1)に食べに行ったら閉まっていたレストランがここ。
暖かな感じがする店内は落ち着いた雰囲気で、あちこちに放牧風景を描いた絵や羊の毛皮が飾られています。
いままでの経験から一皿の量が多いだろうと判断、給仕さんに2人で1人前を食べたい旨相談すると快くOK。感じのいい店です。
出てきた1人前のはずの料理は、ワタクシ達の想像を裏切ることなくたっぷり2人前くらいの量でした。
頼んだのは、ラム肉3種焼き・黒パン・トカイワイン・パラチンタ・カプチーノ。
そしてラムの膝から足首にかけての肉、初めて食べました。ほろほろと柔らかく、しかもコクがあって、始めはラム以外の肉と思ったほど。ハンガリー産のワイン も飲んでご満悦です。 -
この店では18時以降、何回かジプシー音楽の生演奏があります。バイオリンとツィンバロムの2人で奏でます。生演奏好きのワタクシ達。生の音色にうっとりです。
ツィンバロムとは木琴の一種らしいのですが、鍵盤が無い小型のピアノのような形をしており、弦をマレット(木琴を叩くバチ)で叩いて音を出します。どんなのか伝わります???
東洋人が珍しいの?かワタクシ達のノリが良かったからか、2人はこちらをちらちら見ながら演奏。夫は彼らに対して背を向けているのでそうでもないのですが、ワタクシはまさに彼らのほうを向いて座っていたので気になって仕方ないんです〜視線を感じる(笑)
食事中もバイオリンのおじさんはすぐ傍まで来て熱演してくれます。もうノリノリ。
この日は金曜の夜でしたが、そんなに客は多くありませんでした。そのせいでしょう、この2人、我々にたっぷりサービスをしてくれました。
そう、ワタクシ達の耳に届いたのはなんと「荒城の月」。ハンガリーで「荒城の月」聴くなんて思ってもみませんでした。その後は「上を向いて歩こう」。異国で聴いてもいい曲です。 -
最後はデザートのパラチンタ。パラチンタとは薄く焼いたパンケーキ(もしくは厚めのクレープ?)でジャムや野菜などを包んだもの。
この店のものは「ザ・デザート!どうだーっ!」という感じで、こってりチョコレートがたーっぷりとかかっていました。更にブランデーをかけてフランベをしてくれます。
甘いもの好きの夫が「ヒーッ、あ、あ゛ま〜いっ」と悶絶するくらいに甘いデザートでした。言うまでもなくワタクシは、その甘さに一口二口でノックアウトされました ちなみにこれも1人前です。
パラチンタは甘かったのですが、全体的に見ると今宵の食事は大満足 でした。
料理の味よし、音楽よし、給仕さんのサービスよし。
11,000フォリント(楽師へのチップ別)掛かりましたが、それだけ支払う価値のあるお店でした。あぁ、美味しかった。 -
初日から3日にわたって宿泊したグランド・フンガリア・ホテルは今朝まで。今夜から2泊は部屋借りをします。
部屋借り(プライベートルーム)というのは東欧では一般的な宿泊方法のひとつ。一般家庭の一室や一般人所有のアパートを借りるというもので、民宿の一種みたいなもんでしょうか。借り主によって、食事付だったり台所付なので自分で作ってね♪だったりさまざまです。
なんでもハンガリーは個人の不動産所有が多いらしく、持ってるけど使ってない部屋が結構あるそうです。
ちなみに地域によっては、高級ホテルや普通のホテル、安宿より民宿(部屋借り)が一番安全という国もあります。外国人が狙われるようなところでは、一般の民間人宅のほうが安全だというのは、なんとなく想像できます。あ、その国とはハンガリーではありませんよ、念のため。
この部屋借り、初めてではありません。
以前チェコの首都プラハを訪れた際も利用しました。そのときは1泊一人50ドイツマルク(いまや存在しない通貨だ〜当時のレートで3000円くらい)でした。一応朝食(パンとコーヒー)付で。
今回は日本で予約していきました。ブダペスト在住日本人のKさんという方が斡旋してくださっているお宅です。Kさんのサイトにはブダペストの情報が沢山あり、今回の旅の情報の多くをそのサイトから頂戴しました。
おうちはブダペストの西駅のドまん前、地下鉄の駅もすぐ傍という好立地です。台所・トイレ・お風呂(バスタブ有り)で、2人2泊で80ユーロ(11,500円くらい)でした。
当日貸主の方とここ(入り口)で待ち合わせて、部屋を案内してもらい、お支払いをする(ハンガリーフォリントか米ドルで)という形でした。 -
部屋は日本で言う4階の一室でした。天井が高く広い部屋です。
通りに面した入り口から、部屋に入るまでに、
1.入り口の扉
2.エレベーターフロアに入るための扉
3.借りる部屋の玄関口
4.台所・トイレに面する廊下から寝室に入る扉
と、計4つの鍵があります。昔ながらの2回廻すタイプの古い鍵。
エレベーターは扉が自動ではない、自分で開け閉めするタイプ(これはウィーンにもありましたが)。味があります。
なかなか見られない一般家庭を垣間見るには、貸し部屋利用はよいのではないかと思います。
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旅行記グループ
2006 美しい青いドナウへ(ハンガリー)
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旅行記グループ 2006 美しい青いドナウへ(ハンガリー)
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