４１年目の再訪となった屋久島で屋久杉（紀元杉）を堪能！

2016/09/11 - 2016/09/12

今回の種子島屋久島ツアーの参加は、やはり、４１年ぶりの再訪となる屋久島が目玉だ。私たちのハネムーンの滞在先だったのだ。１９７５年６月末のことで、ビーチを独占した。屋久杉を見に山地に観光客が入り込むなど、当時は無理だった。ただ、この島には大変な自然環境がある神聖な場所としての憧れがあって選んだのだ。地理学上の特異性は承知していた。だから、後に九州唯一の世界自然遺産に指定された時も当然だろうと納得した。

で、今回は、バスなどで観光客が入りこめるようになった紀元杉とヤクスギランドを訪問できるというので、ツアーに参加したのだ。推定３０００年の紀元杉に触れるところまで近づけるようになっていた。もうひとつ有名な縄文杉は１０時間以上を歩ける人でないと接近できないところにあるそうだ。基本的には屋久杉というのは、１０００年以上の杉で１０００ｍ以上の高地にあるものだそうだ。で、見物した紀元杉は１２００ｍのところで、ヤクスギランドの一帯は１０００ｍの場所にある。両方をバスツアーは案内してくれた。これは圧巻！！！今まで九州の旅で経験した最高の場所だと思う。

屋久島は岩の塊で土が痩せて、杉がまともに育たない。普通は２００年くらいしか杉の寿命はないのだが、この屋久島の１０００ｍ以上の高地では、育ちの悪い杉が僅かづつ成長して、年輪の幅が異常に狭い！木を守る油脂成分も多く腐りにくい杉となる。

江戸時代は年貢として多くの屋久杉が切り倒された。その巨大な切り株がたくさんヤクスギランドにも残されている。ただ、切り株は当時ののこぎりのせいで、低い位置の株は残されていて、ある時期からその切り株をもうすこし切り出して高級家具などにされてきた。今回、私も安物だがその切り株で作った卓を記念に購入した。

この旅行記は紀元杉だけにしぼる。推定３０００年の杉だ。周囲8.1mだそうだ。通路から一部、触れる！

エリア 屋久島(鹿児島)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

紀元杉 自然・景勝地

バスの駐車したあたりからの遠景。