2016/08/23 - 2016/10/22
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TravelJackさん
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ぐるっとパス2016を利用しての美術館・博物館巡りしました。
一冊2,000円で79カ所の美術館・博物館の入場または割引を受けられるというなかなかの優れものです。
ただし初めての利用日から二か月間の有効期限となりますので、うまく利用しないとお得感は得られません。
もともとはそれほどのミュージアムファンではないのですが、こういう機会をきっかけに普段は なかなか行かないミュージアムも行ってみようとチャレンジ開始です。
いくつ制覇できるのか?またその中でいくつお気に入りがあるのか?ちょっとしたスタンプラリー気分で始めましたが、結果はいかに?
訪問したミュージアムだけでなく、同時に訪れたレストランやショップなども書いています。
訪問先が多くなったので、全部で9章に分けました。一章に付き4つ書いたので、合計で36箇所の訪問となりました。
[第一章]
・江戸東京博物館
・パナソニック汐留ミュージアム
・戸栗美術館
・相田みつを美術館
[第二章]
・ナニデデキテルノ?展 @ 東京国立近代美術館 工芸館
・常設展 @ 昭和館
・プラネタリウム & 常設展 @ 府中市郷土の森博物館
・ドームシアター & 常設展 @ 日本科学未来館
[第三章]
・郷さくら美術館
・世田谷美術館
・三井記念美術館
・深川江戸資料館
[第四章]
・ミュゼ浜口陽三アマサコレクション
・東京国立近代美術0館
・町田市立国際版画美術館
・東京都庭園美術館
[第五章]
・下町風俗資料館
・恩賜上野動物園
・紙の博物館
・古代オリエント博物館
[第六章]
・松岡美術館
・神代植物公園
・井の頭自然文化園
・山本有三記念館
[第七章]
・松岡美術館
・神代植物公園
・井の頭自然文化園
・山本有三記念館
[第八章]
・書道博物館
・平櫛田中美術館
・江戸東京たてもの園
・朝倉彫塑館
[第九章]
・夢の島熱帯植物園
・葛西臨海水族園
・地下鉄博物館
・五島美術館
です。ぐるっとパス購入の方のみならず、都内のミュージアム散策の参考になれば幸いです。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 私鉄 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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9月に入っての第一弾、通算では第五弾となったのが、東京国立近代美術館 工芸館です。
そもそも工芸ってどういう定義なのでしょう?
Wikipediaによると
「工芸(こうげい)とは、実用品に芸術的な意匠を施し、機能性と美術的な美しさを融合させた工作物のこと。多くは、緻密な手作業によって製作される手工業品である。あくまでも実用性を重視しており、鑑賞目的の芸術作品とは異なる。ただし両者の境界は曖昧であり、人によっても解釈は異なる。」
とのこと。
確かにそうですよね。素人には境界線はなかなかわかりませんよね。
ということで、その勉強も兼ねての訪問です!
で まずはこちらの建物。レンガ造りで なかなか趣きありますよね。
名前は失念してしまったのですが、明治期の日本人建築家によって設計されたもので、歴史的にも貴重な建物と言うことで重要文化財指定とのことです。東京国立近代美術館工芸館 美術館・博物館
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開催されていたのが「こども+おとな工芸館 ナニデデキテルノ?展」でした。
企画展とは言っても、基本的には常設展示で 夏休みに親子で来て欲しいというのが狙いの企画で、子供が作品をスケッチしそれにコメントを入れたものを飾ってありました。
ということで、この企画展 自体は、ほぼ私には関係なかったです。。。東京国立近代美術館工芸館 美術館・博物館
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その代わりというわけではありませんが、参加したのがタッチ&トークというミニツアー。
これは一時間ほどのツアーで、工芸館の職員の方が展示品についての解説ツアーと実際の作品に触ることができるというものです。
タッチ、トークそれぞれ30分の合計60分です。
タッチでは、人間国宝級の作家の方々の作品を実際に触れるという、なかなか貴重な体験ができます。
創作時の工夫や難しさなども解説してもらえ、かつ実際に持ってみると重さが意外であったり(想像よりも重いことこともあるし、軽いこともある)、ルーペで細かい所まで観察でき、とても有意義でした。
トークは、館内ツアーですが 解説を聞くことによりよりその作品の凄さなども理解できよかったです。
無料ですので、お勧めです。具体的な記載日時などは 変更があると思いますので、ホームページにてご確認をお勧めします。東京国立近代美術館工芸館 美術館・博物館
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こちらの作品も真鍮ベースの素材を打出しで作られたとのことですが、縦に入っている線模様も細かな打出しで描かれているとのこと。
凄いですねー。失敗はゆるされない打出しでまっすぐな線を均一に引くと言うのはまさに究極の職人技ですね。
正直、美術品(アート)と工芸品(クラフト)の区別がつかない私ですが、なんとなく私はクラフト凄い作品に感動を覚えることが多いですね。
ということでタッチ&トークの60分に加えて30分ほど鑑賞して、トータル90分ほどの滞在となりました。
特に日本人のきめ細かな作品は、世界に誇れるものが多いと思っています。
もっとハイライトして欲しいですねー。東京国立近代美術館工芸館 美術館・博物館
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その後、兄弟にあたる「東京国立近代美術館」に行こうかとも考えたのですが、時間的にも厳しかったので、九段下駅横にある博物館に行くことに!
北の丸公園内を抜けていくのですが、たぶん初めての散策です。
その昔 たぶん30年位前に武道館に来たことがあるだけで、その時も散策はしていないので。。。
雨上がりの蒸暑い午後でしたが、ほとんど人もおらず、静かな散歩となりました。
しかし この暑さは本当に亜熱帯ですね。。。温暖化は確実に進んでいるのでしょう。北の丸公園 公園・植物園
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到着したのがこちら「昭和館」。通算で第六弾です。
私 はずかしながらこちらの全く知りませんでした。。。。
しかし「昭和館」という名称もなかなかですねー。ちょっと何を展示しているのか想像ができません。
しかも建物もちょっと独特です。
窓が見当たらないので、巨大な太い煙突と言うか排気塔にも見えますし。。。
まさにぐるっとパスがなければ、存在すら意識しなかった博物館です。
いざっ入館と思って近寄ると、あれ!入り口がないぞ?
実際には、二階部分が広場となっていて、そこに行ってしまっただけなのですが、それにしてもわかりにくい。。。昭和館 美術館・博物館
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その広場にあったのが、こちらの案内看板。
なるほど、ここは広場で、入り口は1F, 6 & 7階が展示スペースなのね。と理解し、改めて入館!昭和館 美術館・博物館
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6, 7Fの展示フロアには、戦前・戦中・戦後の一般市民の生活様式が再現されています。
生活雑貨、家電製品、雑誌、衣服など当時のものが展示されています。
特に戦中の質素な生活を強いられていた様子なども垣間見ることができます。昭和館 美術館・博物館
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ユニークなコーナーとしては、戦中の服の展示があるのですが、それを実際に著供養できるとコーナーがあります。
でも 実際に着たがる人はいるのかなー?昭和館 美術館・博物館
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当時のポスターも展示されていて、企業が実施していたマーケティングキャンペーンなどもあり、興味深いです。
昭和館 美術館・博物館
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しかし、懸賞キャンペーンは今も昔も基本は同じですねー。
昭和館 美術館・博物館
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一方、原水爆禁止世界大会ポスターなどもあり、世界唯一の被爆国として原爆拡散防止の活動も結構早くから始めたようです。
このようにいろいろな展示はあるのですが、館としてのメッセージがわかりいくいですね。
戦争時代の労苦を歴史を残すということらしいのですが、名前が昭和館ではそれと結びつかないし、そもそも昭和=戦中・戦後というのは、昭和を一括りし過ぎている感じがするし。。。
ということで、第六弾 昭和館でしたー。昭和館 美術館・博物館
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第七弾は府中市郷土の森博物館です。
こちらは府中市郷土の森公園内にあるのですが、博物館が有料というわけではなく、公園自体が有料で、入場料200円には博物館の観覧券が付属しています。
更に併設されているプラネタリウムは別料金で400円/大人なのですが、ぐるっとパス利用だとそれも無料で見ることができて、合計600円が無料となり 大変お得感があります。
席数は270席強あり、結構大きくてビックリです。府中市郷土の森博物館 美術館・博物館
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この日はプラネタリウムの新プログラム初日で「BILLION SUNS」という最新の人工衛星で10億個以上の星の地球からの距離を正確に測るというプロジェクトを題材としたものでした。
前半30分は一般的なプラネタリウムプログラムで府中の星空の解説で、後半30分が「BILLION SUNS」でトータル約60分でした。
ここに行くちょっと前にテレビで三鷹にある国立天文台についての特集番組があり、最新の研究についてもいろいろと解説をしてくれていて、多少なりとも記憶があったので内容も理解でき、よかったです。
しかし、宇宙って本当にとてつもなくでかい!時間軸も本当にながーい!
人類の歴史などほんの一瞬にも満たないくらいなのだということを実感できました。
つまり、あまりどうでもよいことに心を悩ませる必要はない!ってことで (笑)。
久しぶりのプラネタリウムでしたが、結構 楽しめました!府中市郷土の森博物館 美術館・博物館
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プラネタリウムから出るとちょうど15時のティータイム。
併設されている「森カフェ Summer」というカフェというか、むしろ喫茶コーナーという方がふさわしいお店でコーヒーとあんみつを頂くことに。
まあ 特にすごく美味しいわけでもありませんが、一息つくには問題はありません府中市郷土の森博物館 美術館・博物館
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二階は博物館フロアです。
府中市の歴史をたどる形式で展示が展開されていますが、石器時代から現在に至るまで、出土品や当時の生活用品なども展示されています。府中市郷土の森博物館 美術館・博物館
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また くらやみ祭でも有名な大国魂神社ですが、その祭りの際に使用される山車や太鼓なども展示されています。
まあ はずかしながら「くらやみ祭」の存在は、ここで初めて知ったのですが。。。。
よく言えば、これもぐるっとパス効果ですね。来年のくらやみ祭には行ってみたいです。府中市郷土の森博物館 美術館・博物館
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宿場町としても栄えた府中ですが、当時の町並みをジオラマで再現しているのですが、なかなか良くできています。
府中市郷土の森博物館 美術館・博物館
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せっかくなので公園内も散策してみることに。
園内には府中市の歴史的建物がいくつか移築されています。宿場町らしく旅籠や商店などもありますし、水車小屋などもあり、なかなか楽しめます。郷土の森公園 公園・植物園
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また小川も流れていますし、季節の花も多く咲くようで、カメラ小僧/親父も多くいました。
梅園もあり、開花の時期には結構にぎわうようです。
プラネタリウムも見れてかつ園内散策もできるので、ぐるっとパスの中でも最もお得感あるチケットですね。郷土の森公園 公園・植物園
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第八弾は「日本科学未来館」です。
HPを拝見すると「日本科学未来館は、科学技術創造立国のための「科学技術基本計画」に基づき、科学技術への理解を深めるための拠点として国際研究交流大学村内に建設され、2001年に開館した国立の科学館です。」とあり、現在は科学技術振興機構の直轄運営となっています。
対象が基本的には学生だと思いますが、内容は少し高度なので大人でも楽しめます(というかきちんと理解するには大人でも大変かも。。。)。
子供たちが小さな頃、一度来た記憶がありますが、具体的なことはほとんど覚えていません。。。
ぐるっとパスでは、常設展(620円)の入場ができます。企画展は別料金なのと「忍者ってナンジャ?」という夏休みの子供向けの内容のように思えたのでパス。
代わりに評判がよさそうなドームシアターで上映されている「9次元からきた男」を300円の追加料金を払って見ることに!日本科学未来館 美術館・博物館
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早速 入場し三階の展示フロアに行くと最初に目に飛び込んでくるのは、直径約6mのシンボル展示ジオ-コスモス(Geo-Cosmos)という大きな球体です。
ちょうど「中秋の名月 未来館でお月見!2016」を開催中で、リアルな月面が映し出されていました。日本科学未来館 美術館・博物館
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通常はこちらのように「地球」が映し出されているようです。
やはり他の天体と比べても、地球は美しい!ですよねー。
水の惑星って言われるわけが、実感できます。日本科学未来館 美術館・博物館
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未来館の一つの目玉が、世界最先端のアンドロイド(人間酷似型ロボット)とコミュニケーションです。
会話らしきことも試せるのですが、凄い進化をしているとのことですが、正直 まだまだ不気味感満載です!
小さな子供は泣き出してしまいそうです。日本科学未来館 美術館・博物館
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なにかと話題のIPS細胞についてもわかり易く解説してくれる施設もありました。
1-4人ぐらいが入れるビデオブース的なボックスが6室ほどあり9-13分ぐらいのインタラクティブなビデオ上映です。内容はまあ面白かったのです。
ただし私は平日のかなり空いているときだったので問題なかったのですが、週末などはかなり並ばないと見れないのでは?という造りですねえ。贅沢な造りというか、オペレーションを理化していないというか微妙な感じです。。。
15時入場でサクサクと見学し、この時点で約80分経過。常設展をゆっくりと見る(体験コーナーも多いので)なら 二時間は見ておくべきでしょう。日本科学未来館 美術館・博物館
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ドームシアターは、入場時に上映時間を選んでチケット購入です。私は16:30からの回を購入。
17時閉館なので、これを見たら退場です。なお上映チケットはネットで事前購入もできるようです。
中は100席ほどの比較的小型のドーム型スクリーンの施設です。いわゆるプラネタリウム構造ですね。
リクライニングシートで、特長は3Dで、結構ちゃんとした3Dメガネを貸してくれます。 -
今回の作品は「9次元からきた男」という30分の作品です。
ホラー映画界の第一人者、清水崇監督が挑む、科学映像の新境地!理論物理学者だけが見ることができる究極の景色を、最新の科学データと仮説をもとに映像化!
とのことで、ネットでの評判もまずまずだったので期待して入場です。
結果は、確かに映像的にはなかなか面白かったのですが、内容的には少し中途半端な感じ。。。もう少し次元と言う考え方をわかり易く解説してくれても良かったように思います。特に9次元というからには、x次元それぞれがなにかを解説して欲しかったかなー。
まあ、300円で見れたものとしては、非常に高品質だと思いますけどね。
先日のプラネタリウムに続いてのスクリーン物となりましたが かなり楽しめました。
ぐるっとパス大活躍です!
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