西安１週間お盆休みの旅（２）いざ！兵馬俑へ（前編：華清池）

2016/08/11 - 2016/08/11

山の日が加わって今年のお盆は長い休みが取りやすい。とはいえどこのツアーもこの期間はかなりの値段である。たまたま８／１０〜１７で西安往復3.4万円の格安航空券が見つかったので、これ幸いと急遽かねてから行きたかった兵馬俑に旅先を決定した。８日間はちょっと長いが、旅行ガイドと格闘してなんとか予定を組んで、あとは気分に任せる旅を試みます。一応行きたい場所の予定は、２日目兵馬俑、３〜４日目西安市内観光、５日目龍門石窟、６日目平遥古城。７日目お土産購入に決めました。

（２日目）無事知らない街でホテルにチェックインして、次の朝早朝から兵馬俑へ向かう。火車站から遊５（３０６）バスに乗れば、莫問題（ノープロブレム）？　華清池、始皇帝陵、驪山なんかも行くのかも。。。

エリア 西安(中国)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: 中国南方航空
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: Agoda

兵馬俑行きの旅遊バス５番(306路)が発車するのは、西安駅（火車站）です。イビスホテルからは目の前の「華夏銀行バス停」からほとんどのバスが和平路を一直線で火車站へ行ってくれるので、待ち時間を含めて１０分ほどで駅前に着きます（一人２元、窓全開のが来れば１元です）。写真の左上の黒い影は城壁を通行の為アーチ状に切り取った部分で、その下を潜って火車站に近づいているところです。

西安駅 駅

朝８時ですが、もうたくさんの方が並んでおりました。でも朝はありったけのバスが頻発するようなので、そんなに待つことはありません。

列の右には城壁（外側）があり、駅前ではここの様に旅館になっていたり、レストランになっていたりします。城壁ステイも楽しそうです。

２０分ほど並ぶとやっと列の先頭にやってきました。バスは大量に待っているので、すぐに乗れそうです。乗車券は車内販売で華清池６元、兵馬俑７元とあります（実際は他にも色々な停留所があります）。

始発なので、立つことなく必ず座れます。発車前には、兵馬俑の旅行案内や地図を売りに来る売り子が何人か乗ってきますが、そんなに待つこともなく、すぐ発車します。兵馬俑のパンフ（中国語）１枚買ったところ、日本に留学経験のある女性が流暢な日本語で応対してくれてなんとなくほっとしました。発車後は車掌さんの女性（なぜか女性が多い）が座席まで目的地を尋ねて、乗車券を売りに来てくれます。もちろん兵馬俑行き７元を購入しました。

西安では、オート三輪の白タクがいっぱい走っているんですが、最近の中国全般にあるのでしょうか。

バスは３０分ほどで、乗客の大勢が降りたので、釣られて一緒に降りてしまった。降りたところは兵馬俑ではなく、どう考えても浮かれて踊る玄宗皇帝と楊貴妃？としか思えないモニュメントを目の当たりにして、ここは華清池じゃな、、、と気がつく（後悔遅かりし）。まあいいや、ここも有名観光地だし、夕方帰りのバスが兵馬俑で一杯となって途中からはほとんど残席が無いらしいから、却って都合が良かったなど、自己正当化を図る。

華清池（驪山温泉） 温泉

入園チケットは案外高価で一人１５０元、子供料金もどうやら中国の学校に行く学生もしくは、身長１３０cm以下しか適用されないようで、大人３人分取られて４５０元なり。7200円って中国人にとっても高いよねーっと思う。

華清池（驪山温泉） 温泉

これが池なんかなと漠然と思いつつ、背後の驪山にあるロープウェイが目に入る。そう言えば秦の始皇帝は驪山陵だったなって。そうすると随分驪山から兵馬俑は遠い（後で分かったのだが、さらに奥にあると思っていた始皇帝陵は兵馬俑よりここからは手前にあったので、驪山陵で納得しました）。

華清池（驪山温泉） 温泉

楊貴妃の像。なぜか記念撮影をする人が絶えないほどの人気。まさかこんな素っ裸でウロチョロしていたとは思えないんだけど。。。

華清池（驪山温泉） 温泉

楊貴妃専用の浴槽。青い石で出来ており、747年に作られた。海棠の湯といい、花びらの形をした精緻な作りであると解説にある。青い石であるかないかは磨かないと実感できないという感じでした（つまり青く見えない）。

華清池（驪山温泉） 温泉

園内はかなり広大で色々な建物がある。蒋介石の宿所や庭園などなど。奥の方はだんだん驪山の山に近づくにつれ、階段を上っていくような作りになっている。

華清池（驪山温泉） 温泉

奥に再入場可能なゲートがあり、そこからは階段の連続になります。子供がエイやと外に出てしまったので、釣られて計画に無い山登りを始めることに。この山いつまで登るの？兵馬俑の時間は充分あるのか心配になります。秦の始皇帝やそれに続く項羽と劉邦に造詣のない連中に、父がなぜここまで来たのかを言葉だけで理解してもらうのは難しい。

華清池（驪山温泉） 温泉

ゲートから５分程上ったところに、見晴台（お寺）があります。

華清池（驪山温泉） 温泉

見晴台からの眺め。華清宮の広大さと、西安郊外の大都会ぶりに恐れ入ります。

華清池（驪山温泉） 温泉

驪山と華清宮の地図。結構標高高いみたいだけど、どこまで登るべきか。。。

華清池（驪山温泉） 温泉

晩照亭。ここで一休み。飲み物や食べ物が買えます（中国では至る所で）。

華清池（驪山温泉） 温泉

そうこうしているうちに、段々高度を増していきます。

華清池（驪山温泉） 温泉

「好人一生平安」と書かれた赤いタスキが大量に掛かっていますが、何の施設だか不明（ご存知のお方はコメント頂戴できると幸いです）。ここまで下から、電気自動車や自家用車で上がってきている観光客の方もたくさんいます。

華清池（驪山温泉） 温泉

途中お昼で暑いんで、名物の涼皮を頂きました。辛いのが苦手な方は、清不要大辣（チンプーヤオターラァ）とか言って頼んだ方がいいです。

華清池（驪山温泉） 温泉

とても疲れたので、索道の駅を発見早々下山を試みます。登り３５元、下り３０元、往復６０元だったようです。

帰りはとても爽快で、一瞬でした。やはり登りの方をこれにすべきだと思います。

白居易の長恨歌をテーマにしたモニュメントを取り囲む広大な公園。左奥に、旅遊バスのバス停がありますので、ここから、再び兵馬俑へ向かいたいと思います。
（後編に続く↓）
https://i.4travel.jp/travelogue/show/11167352