西安１週間お盆休みの旅（７）平遥古城

2016/08/15 - 2016/08/15

山の日が加わって今年のお盆は長い休みが取りやすい。とはいえどこのツアーもこの期間はかなりの値段である。たまたま８／１０〜１７で西安往復3.4万円の格安航空券が見つかったので、これ幸いと急遽かねてから行きたかった兵馬俑に旅先を決定した。８日間はちょっと長いが、旅行ガイドと格闘してなんとか予定を組んで、あとは気分に任せる旅を試みます。一応行きたい場所の予定は、２日目兵馬俑、３〜４日目西安市内観光、５日目龍門石窟、６日目平遥古城。７日目お土産購入に決めました。

（６日目）洛陽龍門へ日帰りした翌日は、西安から東京ー大阪間くらいの平遥古城への日帰り遠征を試みます。明代の城壁に囲まれた古い町並みが残る城塞都市で、街全体が世界遺産に登録されている。

エリア 平遙(中国)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: 中国南方航空
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: Agoda

昨日と同じ西安北駅から、和諧号（CRH2A）に乗って、東京ー大阪間とほぼ同じ500 kmの旅に出発します。ちなみにE2はやてをベースにした、最高営業速度250 km/hの８両編成です。

西安北駅 駅

陜西省～山西省の間の黄河流域は荒廃して農業に不向きな黄土高原が広がる地帯として有名。削れた山肌、深く掘れた谷などが車窓に映る。

前日の洛陽龍門行きで車内でお湯が手に入ることがわかったので、持ち込んだカップ麺で朝食をとる。車内でも購入可能。小綺麗な弁当類は45元から。

CRH380より遅い250 km/h運転だったが、途中１ストップしかしなかったので、２時間２６分で500 kmを走破。しかもなぜか、運賃は300 kmの2850円より安い2400円？

高鉄専用站。平遥古城には火車站の方がはるかに近いが、なぜか高速鉄道駅には古城駅の名が付いている。

駅前には108番のバスが待っている。双林寺ー火車站ー北門に行く内回り線と、南門ー北門ー火車站ー双林寺に行く外回り線がある。北門から行きたいか、南門から行きたいかで使い分けたらいい。バス３元、タクシー３０元。タクシーの勧誘のお兄ちゃんがかなりウザい。特にタクシーで行く必要なし。

先に発車する北門方面の方はいっぱいだったので、次に発車する南門方面のがら空きのバスに乗ることにした。南門まで、バス停から200mと書いてあるのに、タクシーの勧誘のお兄ちゃんは２km歩かなあかんと嘘をほざいている。

バスの運転手が、南門だと言うので降りた。バス停からは72個あるという敵楼の先端が見えているので、近づくとすぐに古城が眼前に広がる。

公園のように整備された一角では高速の電動自転車が行き交う不思議な世界

南門（迎薫門）から入城します。出入り自由です。

入るとすぐに、時代劇の世界が広がります。

入城無料ですが、古城内に散らばる数々の史跡に入るためにチケットを購入します。ここでは、自動音声ガイドも借りることができます。ただし、中国語と英語のみ（機械の表面には日本語も書き込まれていますが、ダメでした）

ほぼ正方形の形をした周囲６kmの城壁をもつ街の地図

南門（迎薫門）にはチケット提示で登ることができます

南門と北門には突き出た墩台があり、楼閣がのっている

普段歩くことができる城壁は雨続きで、閉鎖されていました。残念、、、

南側の一辺は湾曲している

南門（迎薫門）より市楼を眺める。平遥でもっとも古い建物が残っている地域

城壁の構造は、土で固めてレンガで囲む方式だから、よく崩壊しているらしい。

市楼：平遥古城のほぼ中心にある

市楼 建造物

聴雨楼、奇しくも雨が降り出しました。

城壁の内部は住民の自動車と電気カートのみ走行可能だが、中心部の柵内は歩行者天国

鏢局という警備会社が物資の輸送を護衛していたらしい。(金融業の鏢号と紛らわしい)

四合院造りの旧宅。鏢局という警備会社

カワイイお土産を売る店

同じお店

古城内は、酢を売る店が多い

クルミは名産

刀削麺の実演

清虚観という道教寺院

清虚観（平遥県博物館） 博物館・美術館・ギャラリー

城皇廟

城隍廟 史跡・遺跡

二郎廟

文廟にあるレリーフ

変わった料理が多い

栲栳栳(蜂の巣状の蕎麦)、泡泡油糕はアンドーナツ

水煎包は揚げ餃子

点心好きな娘たちの趣味でこんなご飯が多い

北門の楼閣。もうそろそろ、新幹線の駅に向かいます。有名な双林寺に行くなら閉まってしまう時間が早いので、古城の先に行けばよかったです。

平遥古城 城・宮殿

平遥古城に歩いていける距離にある平遥駅（火車站）。名前が反対だよね。

新幹線の駅唯一の屋台

駆け込み乗車は出来ません。1番ホーム3分、階段向こうに2番ホームは5分前に改札閉鎖です。遅れてごねても乗せてくれません。

多分、発車前にもかかわらず、その入場時間を過ぎてしまった方々

新幹線の西安北駅と地下鉄の北客駅は階段を降りるだけ。ただし、X線検査は必要です。夜１１時前でかなり疲れました。明日は寝坊しよう。

（いよいよ明日が西安最終日↓）
https://i.4travel.jp/travelogue/show/11168524

西安北駅 駅