2016/07/09 - 2016/07/23
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ミズ旅撮る人さん
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13年ぶりにインドへ行くことになりました。15日間という長い行程なので、前半はヒマラヤの西端、インドの北端に当たるラダックへ、後半は西の砂漠ラジャスタン地方へ向かいます。
9回目は、レー近辺の観光でスピトゥク僧院です。ここは、レー空港の滑走路の先の丘の上にあり、絶好の航空機見学ポイントです。空港は、空軍基地も同居しているため、戦闘機のタッチアンドゴーを見ることも出来ました。
いったい、寺と空港とどちらを見に来ているんだと言われそうですが、どちらかと言うと後者かなあ。でも、砂曼荼羅を実際に制作している所も見られて、素晴らしい多羅菩薩(ターラ)像もありました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 航空会社
- エアインディア
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
スピトゥク僧院は、デリーから飛行機でレーに着くと、一番最初に目にするゴンパです。
ラダックに来る人で、寺院に興味がないという人は少ないかもしれませんが、そういう人でも、ここは外さないでください。
なぜなら、寺院以外の滅多にない楽しみがあるからです。 -
レー市内からだと、空港を左に見ながら南下して、敷地が途切れた所を左に曲がります。すぐに丘を登る坂道に入って到着です。
この画面では、中心から左に伸びる壁に沿って道があり、今、坂道を登っています。
手前には、滑走路が右から伸びて来て、終わっています。
つまり、この地点は飛び立つ飛行機を目の前で直に見ることのできる貴重な場所なのです。
しかも、民間航空機だけではなく、空軍の様々な種類の航空機が飛び立ち、降下して来ます。 -
車が寺院の前に到着するや否や、空軍機が飛び立ちました。
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機体に朝日が当たって、窓ガラスに反射しています。
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そして、私たちの左手を通過して行きます。
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これは、すごい場所に来たぞ。ワクワクする寺院見学(?)の始まりでした。
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スピトゥク・ゴンパ、正式名称はGaldan Targyelingです。
1024年にグゲ王ウー・デによって建てられたと言われますが、他寺のことのようで、15世紀前半にゲルク派の開祖ツォンカパの求めに応じてダク・カウォチェ王が、ゲルク派の総本山とします。
15世紀後半に座主サンブパ・ラワン・ロドによって、現在のように丘全域に拡張されます。
南側には多くの僧坊が斜面を埋め尽くします。(一枚目の写真は北側から見たものです。) -
スピトゥク・ゴンパの入り口です。
これから寺院の見学というのに、気持ちは空港に行ってしまって、気もそぞろです。 -
でも、ちゃんと足元も見ていますよ。
砂曼荼羅の下絵です。ラダックのゴンパの入り口には、必ずあるようです。 -
そう言いつつも、こんなものが降りて来てしまっては、前も見られません。
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ゴンパの敷地を歩いていると、始終、これらの航空機が飛ぶ音が聞こえます。
近いものは、本当にどこを飛んでいるのかハッキリわかります。
ソワソワなんてものじゃありません。 -
入り口のチョルテンの下をくぐると、頭の上にはこんな仏画が描かれています。
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チョルテンの先には、大きなマニ車があります。
その後ろはチョカンのある建物ですが、先ずは、ここから右に折れて、現存最古(15世紀)と言われるゴンカンに向かいます。 -
丘の上にあるゴンパには階段は付き物。このくらいはもう慣れました。
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ゴンカンに向かう途中に、大きなチョルテンがあります。
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でも、先はまだまだ登り。青空がやけに遠く見えます。
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見慣れない花が群生しています。
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コスモスです。マーガレットとバラとヒマワリとコスモスを一緒に見るなんて。
春から夏が本当に短いんですね。 -
さて、私は花を撮りながら、実はこれを待っていたのです。滑走路の上に滑走を始めた機体があります。
空港の滑走路脇に、民間航空機が待機しているのを見つけてしまったもので、いつ飛び立つかとハラハラしながら待っていたのです。
一日に何便もあるわけではない定期便。
もし、ゴンカン内部を見学しているうちに飛び立ってしまったらと気にしていました。 -
拡大します。背後の丘には、レーのツェモ・ゴンパが見えています。
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この辺に来ると、肉眼でも尾翼のマークが見えますね。エア・インディアです。
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拡大します。車輪を格納したばかりで、まだ、格納庫のふたが開いています。
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イチオシ
そうして、今回の表紙を飾る写真となります。飛行機の写真を撮っているのが私だけではないことが分かりますね。
このエア・インディアが飛び立つ直前から、通り過ぎるまで、24コマの写真を撮っています。
パソコンで見ると、コマ送りの画像を見るみたいで楽しいです。 -
続いて飛び立ったのが、空軍機。
これは、ちょっと見にくいので(目立たないように塗装しているので当たり前ですが)拡大から始めます。
手前が空軍施設です。 -
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真正面の低い方の山の真ん前を飛んでいます。
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3段ある山の1段目を越えました。
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だいぶ機体がはっきり見えるようになりました。
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拡大します。プロペラ機なんですね。
車輪の格納は、やはり早いです。掲載した2枚目の時点で既に車輪は見えません。 -
取り敢えず、これで滑走路上の航空機はいなくなりました。
ひとまず落ち着いてゴンカン見学に行きましょう。
この空軍機は26コマでした。 -
額装された経典がチョルテンに奉納されていました。
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レー空港の全景が見えます。レー空港の正式名称は「Leh Kushok Bakula Rimpochee Airport」。
バクラ・リンポチェは、現在のこのゴンパの座主の名前です。
第19代は、2004年11月4日に86歳で亡くなり、空港の名前となりました。
第20代バクラ・リンポチェはヌブラ村で発見されました。2006年1月23日生まれの彼は当時まだ2歳でした。第14代ダライ・ラマに転生者として認定されたのです。
即位式は2010年8月に行われました。まだ10歳でいらっしゃいます。 -
ゴンカンから見たスピトゥク・ゴンパ全景。
右にインダス川が流れ、そちらに向かって僧坊が立ち並びます。空港は左側になります。 -
ゴンカンは修復作業中でした。ここだけは、撮影禁止でした。
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ゴンカンの前から南西側を望んでいます。
インダス川は左(東)から右(西)に流れて、アルチ方面に下って行きます。 -
キィーンと甲高い音がして、戦闘機が降りて来ました。
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車輪を出して、後は着地の瞬間・・
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は、来ませんでした。戦闘機は機首を上げて上昇を始めました。
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見づらい場所なので、上昇中の戦闘機を画面の真ん中にしてあります。
右を向いている2機の空軍機の真上です。
左側にレー空港の建物が見えます。 -
タッチアンドゴーの訓練でした。
あまり突っ込みのいいタッチアンドゴーではありませんでしたが、滅多にみられるものではないですから、大満足です。
むしろ、この後の見学は無しにして、この場所に捨てて行って欲しいくらいです。 -
複雑なゴンパの構造がおわかりでしょうか。
シャレた入り口の場所がチカンです。 -
チカンの入り口はいつもの曼荼羅と守護尊像です。
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チカンの中は、想像以上の色で占められていました。
布・布・布ですべてが占められています。 -
右側の写真がスピトゥク・ゴンパの座主第20代バクラ・リンポチェです。
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砂曼荼羅です。実物を見られることはまれです。
なぜなら、これは修行の一環であり、奉納が済んだら壊してしまうからです。 -
砂曼荼羅を作成中の僧侶です。
ご本尊はシャキャ・トゥパ(釈迦)と二大弟子のシャリブとモッガルブです。 -
砂曼荼羅の完成図です。外側の円まで作ったら完成なんですね。
どこか間違えたら、どうするんだろう? -
完成図の横には、山盛りにされた麦にお布施が置かれていました。
下世話な話ですが、仏像には10R(ルピー)が多いですが、ここは100や50Rでした。 -
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材料の岩絵の具です。どういうものから、こんな微妙な色が作り出されるのでしょうか。
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チカンの奥はツァンカンになっています。
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後ろはドルジェ・ジッチェ。ゲルク派の守護尊です。手前は黄帽ラマ(高僧)。
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中央は祠のようになっていて、何が安置されているのかわかりません。気になる一角です。
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チャンバ(弥勒菩薩)です。
この仏像は、手のひらが表と裏になっている珍しい印相をしています。 -
チョルテンも収められています。
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ダライ・ラマと誰でしょう?バクラ・リンポチェではないような。
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こちらの写真が第19代バクラ・リンポチェです。
後ろはチューチグザル(千手千眼観音)です。 -
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チカンも吹き抜け構造になっていて、明かり採りの窓から光が差し込んでいます。
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壁画は新しいですが、なかなか見応えがあります。
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チカンから見下ろすと、スピトゥク・ゴンパの南面の僧坊がびっしり見えます。
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こうした風景は大好きです。
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あるお堂の扉飾り。それぞれに意匠を凝らした作りなので、すっかりコレクターになっています。
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ドゥカンの前の中庭。
ここで催されるスピトゥク・グストルは、チベット歴11月28〜29日(西暦1月)に行われる仮面舞踏(チャム)です。
シャキャ・トゥパのタンカ(仏画)がドゥカンの正面に掛けられます。 -
ドゥカン。19世紀前半に再建された建物です。
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閉まっているお堂は、こんな感じです。
寺院のお堂はすべてが常時解放されているわけではなく、朝夕の勤行の時にしか開かなかったり、鍵を持っている僧侶や管理人を見つけて開けてもらわなければならない場合もあります。
これは、小さなお寺だけでなく、大きな寺でも同じことで、ツアーの場合は現地ガイドが予め、手配して開けてもらっています。
時折、なかなか見つからずに扉の前で待つことも。 -
お堂に入れなくて待っている間に、近くの屋上から凝りもせずに空港を撮っています。
なにせ、戦闘機が降りて来る音が聞こえたもので、慌てて望遠レンズに切り替えて撮影しました。
そうしているうちに、ツアー一行はどこかに行ってしまい、急いで後を追う羽目に。
おかげで次のお堂は、どこから入ったのか記憶がありません。 -
スピトゥク・ゴンパの屋上から見たレーの町。
夏はやはり遠景は、もやってしまいますね。
近年、ラダックに降る雨の量が増えているのだそうです。
そのため、それまであまり心配のなかった雨漏りによる壁画の傷みなどが深刻化しているのだとか。
丘の上の白い建物が、ツェモ・ゴンパで、左下にレー王宮があります。
両者の間に斜めに坂道があり、歩いて行き来することが出来ます。 -
屋上から見たゴンカン。
左にあるのがチョカンのある建物で、足の下がドゥカンです。 -
屋上から慌てて入ったお堂は、どこだかわかりません。
ドゥカンにしては、規模が小さいので判別できませんでした。
壁には多数の小さな仏様が収められた棚があります。
調べてみると「ターラの間」という小さなお堂があるようです。「ターラ」は多羅菩薩のことです。 -
梁の美しい彩色。多くの寺の入り口にある金色の像と同じ、法輪と両側に鹿の絵柄です。
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座主バクラ・リンポチェの席です。
バクラ・リンポチェは、ラダックの最高位のラマであり、19代はインドの国会議員でもありました。
1990年には、駐モンゴル大使となり、モンゴルに於ける仏教の指導者としてたいへん尊敬される人物でした。 -
ドルマ・カルモ(白多羅)像がいっぱいです。美しい女性の姿をしたターラは、チベット仏教ではたいへん人気があります。
ターラは、観音菩薩が衆生を救えないことを憂えて流した涙から生まれたとされます。 -
緑ターラは第三の目はありませんが、右手は人々の願いを受け入れる与願印であり、右足はすぐに踏み出せるよう、結跏趺坐を解いて下ろしています。
金色の右足が、衣装の裾から覗いています。 -
白ターラはすべての願いを聞き入れるために額に第三の目があり、手足にも目が描かれます。
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ターラの脇に、小さなチューチグザル(千手千眼観音)。とても小さいのに迫力があります。
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ここにもバクラ・リンポチェの席があります。
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チョカンです。19世紀前半に再建されました。
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内部は四角い小さなお堂で、周囲に多数のタンカ(仏画)があるのが特徴です。
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三尊のうちの左にはグル・リンポチェ。
ブータンでは、グル・リンポチェ(パドマサンバヴァ)が虎にまたがって飛んで来て、瞑想した洞窟にタクツァン僧院が建設されました。
「虎にまたがって」という辺りが、この目を剥きだした形相に合致するのだと思います。 -
本尊のジョウォ・リンポチェ(釈迦牟尼)。
釈迦なのに、宝冠を被ってきらびやかなのが、チベット仏教。 -
右側にはドルマ・カルモ(白多羅)。額と手のひらの目がはっきり見えます。
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豪華なチョルテンもあります。
ラダックが同じかわかりませんが、ブータンでは人が亡くなると、骨を原形を留めないほど焼いて砕き、一部の骨粉を混ぜて素焼きの手のひらサイズのチョルテンのようなものを作ります。
これをツァツァと言い、聖地に安置します。墓はありません。
高僧の中には、写真のような豪華なチョルテンに収められることがあります。
チベットのポタラ宮にも、歴代のラマのチョルテンがたくさんありました。 -
19代バクラ・リンポチェ(左)と20代バクラ・リンポチェ(右)
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20代バクラ・リンポチェ。まだほんの10歳の彼は、今は別の寺で修行中です。
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チョカンの中は、タンカ(仏画)でいっぱいです。
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ドルマ・カルモ(白多羅)のタンカ(仏画)。
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とても美しい絵柄のタンカだったので。
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とにかくタンカがいっぱい。
チョカンは別名がジョウォ・ラカン。本尊がジョウォ・リンポチェだからです。
もう一つ別名を付けるならタンカ・ラカンだね。 -
スピトゥク・ゴンパの見学は終わりです。
マニ車に見送られ、チョルテンの下をくぐって駐車場に向かいます。 -
今度は空軍のヘリが飛び立ちました。
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チョカンの向こうを飛んで行きました。
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あれ?今のヘリが戻ってきたのかな?
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すかさず望遠レンズに交換して、ヘリを追います。
右下は「HALL OF FAME(栄誉の殿堂)」という軍事記念館です。 -
滑走路がこんな目の前だなんて、随分と楽しませてもらいました。
でも、このポイントは、本当は撮影禁止なのだそうです。
車で通りすがりに撮ってしまいました。
これから、レーの中心に戻ってメインバザールの散策です。では、次回にて。
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