
2016/09/01 - 2016/09/04
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norisaさん
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小樽の夕方の観光を終え、その後は懐かしいというには語弊のある初対面の方とお会いさせて頂きました。
初対面なのに懐かしい??そう4トラでは(実質参加させていただいた2011年以来)ほぼ最も古いお付き合いをさせて頂いた有名トラベラーさんと会食させて頂きましたーーー。
翌日の北海道三日目は積丹岬と神威岬を目指しました。
実は積丹岬は初めて北海道を訪れた際に「期せずして」訪れた地です。
何故期せずして?というと、夏の終わりに訪れた北海道は折からの台風で函館と札幌の間で鉄道が寸断されてしまいましたし、道路も幹線が不通の状況。
台風一過で好天ながら函館に閉じ込められた二十歳前後の我々は右往左往。
一人旅でユースホステル(まだあるのでしょうね(笑))に宿泊していた時にバス業者が積丹岬なら行けるという一報が入り、それに参加したものでしたーーー。
その因縁?の地を再度目指し、その後は半島を一周してニセコを目指しました。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー JALグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ホテルにチェックイン後も観光をします。
小樽駅至近のホテルですから、有名な三角市場や船見坂も至近ですが以前じっくり見たので他所に向かいます。JR小樽駅 駅
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これも有名な旧手宮線。
北海道最初の鉄道だったとかーー。旧手宮線跡 名所・史跡
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それからしばらく歩き、旧日本銀行にやってきます。
日本銀行旧小樽支店金融資料館 名所・史跡
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前回は時間が遅くて外観を拝見しただけでした。
今回はじっくりと内部見学をします。 -
入場は無料♪
内部は荘厳なという言葉が似つかわしい重厚な造りです。 -
その模型があります。
この付近には日銀はじめ、三井、三菱など財閥系の大手都銀が軒を並べていたことから北のウオール街と呼ばれていたそうです。
小樽の繁栄、それは札幌、函館をしのいだ時期もあったそうです。 -
この建物は東京駅で有名な辰野金吾さんの設計だそうです。
当時の時の寵児だった方です。 -
ここからは日銀券=お札の説明が始まります。
日本のお金は世界で一番偽造不可能だそうですが、それはホログラム、すかし、特殊発光インキにマイクロ文字その他の多くの暗号があるからだそうです。
そしてーー、これは邪推ですが、おそらくここに掲示していない真偽判別方法も仕掛けてあるに違いありませんーーー!?
最近のクロダさんのマジックは品切れ状態ですが、生粋の日銀マンたちがお札の全てを公開するほどトンマとも思えません(笑) -
大金庫の扉。
あまりに厚いので原爆でも大丈夫ではないかしらーー(汗) -
一流の銀行破りならこの扉を開けてみたいハズです(笑)
-
旧日銀を後にします。
確かに辰野金吾さんの設計、シャレています。 -
これも旧都銀の建物。
今はいろいろな用途に利用されています。
ところで小樽になぜ多くの金融ビルが残されているのか?
それは「あまりにも急激にさびれた」小樽だたためスクラップアンドビルドする時間的余裕も資金もなく、仕方なくそのまま残されたそうです。
それが幸いでして運河とともに時間が止まったままの小樽を楽しめ、それゆえに観光客が押し寄せるというわけです。
転んでもタダでは起きないのが大事です(笑) -
同じように昔の建物を再利用したお店が一杯あります。
そういえばブリュッセルでもグランプラスのギルドハウスをいろいろなお店に転用していましたーー。 -
さて、運河に到着。
え!君は黒鳥?
(潮来メジロさん、早く来て(笑)) -
そしてーー、おなじみの運河です。
風も少なく建物がそこそこ綺麗に映り込んでいます。 -
ここにも運河の主!といいたげなカモメ?ウミネコ?がいます。
-
何とか人を入れないように撮影していますが、この夕方でもスゴイ人気。
かなりC国語やK国語が聞こえます。
(といっても台湾の方や香港の方もいそうですーー) -
この大人気の運河も怪我の功名!
もともとは不要だから埋め立ててしまうという計画がありました。
というのもこの沿道の渋滞緩和のため埋め立てて片側3車線にしたいと考えたわけです。
これに反対した方々(小樽運河を守る会)が行政と話し合いを重ね、結局は川幅の半分だけを埋め、そこを歩道にすることにしました。
これが幸いでして、今や運河には世界の旅行者が押し寄せ、歩道はまさしく安全な観光ルートなったわけです。
運河埋め立てに反対した方々も、今のこの賑わいは想定していなかったようですから、まさしく怪我?の功名ではありますーーー。 -
この運河を通り越し、港に向かいます。
ちなみにこの運河、裏側から見るとーーあまり優雅ではありません(苦笑) -
するとーー!
おお!ここにも海上保安庁の船が。 -
こちらにもカワイイ海上保安庁御用達があります。
北の守りも大変ですね。
ミサイル発射を繰り返す国もありますから(苦笑) -
この付近は簡易なバーやカフェがあります。
面白い趣向です。 -
旧手宮線では何かのイベントも。
今や日本国中イベントだらけです。
これからホテルに向かい、ある方をお待ちしました。
その方とはーー。 -
初対面なのに懐かしいともいえる、4トラでは(4トラで初めて投稿した2011年以来)ほぼ最も古いお付き合いをさせて頂いた有名トラベラーさんと会食させて頂きます。
その方は有名なn.arakiさん。
4トラでも有名な名カメラマンです。 -
我々夫婦が海鮮にがっつく間にも写真を撮りまくり。
この方、名カメラマンだけでなくご親切なので多くのトラベラーさんが小樽に来るたびにお会いされています。
たいていはこのお店、庄坊番屋で宴会することが多いそうです。庄坊番屋 グルメ・レストラン
-
しかもお酒を召し上がられないので我々夫婦のみ勝手にいただくという申し訳ない状況(大汗)
-
このn.arakiさんを慕って有名トラベラーさん、例えばHさん、Gさん、Kさん、Bさんその他多くの方々が会食をしたり、一緒に撮影いいったり、果てはゴルフをしにきたりしています。
今は地方のためにボランティアされていますが、お忙しいところ恐縮です。 -
という優しいお人柄のためnorisa妻も初対面ながらお料理の数々をがっつきます(笑)
本当にありがとうございました。
いずれ不得意な冬にも参じますーーー(苦笑)
n.arakiさんは我々のホテルへの送り迎えもして頂きました。
当分北東の方向には足を向けて眠れません(笑) -
翌朝はドーミーインのビュッフェ朝食をしっかり頂きます。
海鮮丼もセルフで作れます。
これ以外にもオムレツを焼いて頂きました。 -
そしてーーー積丹半島の入り口にやってきます。
最初の見どころはローソク岩。
奇岩そのものですが、100年後も同じ形か不安でもあります(苦笑)ローソク岩 自然・景勝地
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次に来たのはセタカムイ岩。
ここも荒々しい巨石が立ちはだかります。セタカムイ岩 自然・景勝地
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海鳥がのんびりと遊んでいますが、実はここは悲劇の地。
というのもこの岩の近くの豊浜トンネルで崩落事故が発生し、数万トンの岩石がトンネルを押しつぶしたそうです。
その際、路線バスに乗っていた高校生を含む20名の尊い命が失われたわけです。
たまたまこのバスに乗っていた方、たまたまバスに乗り遅れた方もいらっしゃたようで、まさに運命が生死をわけたようですーーー。 -
そういうわけでこの地にはセタカムイ道路防災記念公園があります。
お参りしている方は皆無でしたが我々は静かに手を合わせて頂きました。
今や中央高速のトンネル崩落事故もあり、トンネル=危険というイメージが定着しつつありますが、この事故はその嚆矢ともいえるでしょう。 -
そんな悲劇を知ってかしらずやハマナスは勝手に咲いています。
-
次に向かったのは黄金崎。
そこから至近にある美国港ではごらんのようにイカ釣り船と思われる漁船が何艘も停泊しています。 -
かなりの坂道を登って行くと視界が広がってきます。
黄金岬展望台 名所・史跡
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ここにも奇岩が。
積丹岬、奇岩が普通のようです(笑) -
左手には切り立った崖と尖塔のような巨岩。
-
そしてーー遠くにはーー。
どうやら積丹の先の方が見通せます。
あれはマッカ岬でしょうか?
(注釈:水平線の途中にシミがありますが、これはCCDのゴミだそうで、はなかみの王子さん、前出のn.arakiさんのご指摘がありましたので今は清掃済です。画像をじっくり見ていただいてありがとうございます。でも目立ちますね(苦笑)) -
行きついた先には木製の展望台があります。
norisa妻、ぜえぜえしています。
海ほど疲労に強くありません(笑) -
どうやら近くに見える島はハート形。
宝島というそうです。
宝が埋まっているのではなくてかつてニシンが採れまくったようです。 -
これがその宝島です。
左手下に早くも積丹ブルーが感じられます。 -
岬がいくつも重なり壮大な海景です。
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海の色は北の海と思えません。
積丹ブルーとはよく言ったものです。
ちなみに日本海でも鳥取砂丘の東側はやはり宮古ブルーを思わせる色合いでしたーーー。 -
norisa妻、お疲れながらよく登ってこれました(笑)
さて、これから積丹岬のハイライトに向かいます。 -
これが最初のみどころ。
島武意海岸です。
ここで車を置いて歩きます。島武意海岸 自然・景勝地
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あんまりといえばあんまりに狭いトンネルを海に向かいます。
幕内力士同志ではすれ違えないでしょう(笑)
しかも、かなり真っ暗です! -
しかし、そこを通り抜けると!
明るい視界が広がります。 -
この島武意海岸は日本の渚100選にも選ばれている名勝。
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荒々しい巨岩が日本海に屹立しています。
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冬の寒風に耐えている岩肌は人を寄せ付けません。
真冬なら荒涼とした美しさを見せつけることでしょうーー。 -
海の色は紺、青、緑青、空色などが混在しています。
風も少なく絶好の海辺です。 -
下まで降りる階段がありますが、虚弱夫婦はここでくつろぎます(笑)
渚100選の風情は下に降りるべき!と勧奨しますーー(爆)
さて、島武意海岸を出てーー。 -
神威岬駐車場に到着します。
ここからはダイナミックにせり出した神威岬の先端までは約770mだそうです。
ところがこの770mは平地のそれではありませんでした。
(普通なら10分くらいで行けそうですがーー)神威岬 自然・景勝地
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遊歩道チャレンカの小道をたどっていくと岬の先端に行けます。
最初は舗装された美しい道。 -
いたるところに花々があり目を楽しませます。
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9月も花には最適な時期かもしれません。
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そしてーー。
神威岬入り口にはゲートがあります。
ゲートは時期により開閉時間が変わります。
ここは女人禁制の門というそうですが、現在は大丈夫です(笑) -
ここからはまだまだあります。
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これはヒルガオでしょうか。
やはり花に溢れた遊歩道です。 -
そしてーー。
積丹ブルーがここでも見ることができます。
快晴なら文句なしですが、雲が多めの晴れですからーー。 -
この岩の一番右にあるトンネルは悲劇のトンネルです。
これは念仏トンネルというのですが、昔神威岬の灯台守が家族で灯台を守っていたそうですが、お祝いの食料を買いにでた妻子が高波に呑まれて亡くなったそうです。
(昔今のような遊歩道がなく、海岸沿いに歩くしかなかったそうです)
その轍を踏まないように海岸から離れたところにトンネルを掘ったというわけです。
昔の方々のご苦労に思いを馳せますーーー。 -
透明度の高い海岸を眼下にひたすら歩きます。
道は狭くアップダウンがきつくなっています。
三流ゴルフ場でもこうひどくはありません(苦笑) -
しかもところどころはすれ違いが不可能。
譲り合いが大事です。
ここではガイジンさんも良いマナーでした! -
先ほど訪れた島武意海岸方向です。
-
岬のそばの小山。
これはまさしく砂岩のように見えます。 -
こちらもいかにも水成岩、今にもゴロゴロと岩が落ちそうです。
他所ではなかなか見ることができない岩です。 -
今では無人の灯台。
過去は灯台守は自給自足していたそうです。
何故か?それはあまりにも通行が難しく、ほんの時折しか岬の根元に行けなかったからですーー。 -
先端はすぐそこです!
十人くらいの方々が写真撮影をしています。 -
そしてーー。
お待ちかねの神威岩にご対面できました。
この岩は乙女の化身ともいわれます。 -
そして、例によって多数のお賽銭があります。
norisa夫妻も信心深いのですが、ここではすぐ拾われそうなのパスします(笑)
(といっても5円か10円ですが) -
この岬の先の岩々は襟裳岬にも共通したアクセント。
旅路の果ての最果ての岬のさらに先にあるものーーー。
しばし旅情を楽しみます。 -
眼下は美しい海岸ですが滑り落ちたら即死。
美しさと危険は仲が良いのかもしれませんーー(苦笑) -
神威岬、神威岩に別れを告げます。
次にこの岩を見ることができるのでしょうかーーー? -
はるか向こうの岬たちにも別れを告げますーー。
-
神威岬を後にした我々はニセコ経由で札幌に向かいます。
でも、この時は人の生死にかかわる事故を目撃するとは思っていませんでしたーーー!!
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