2015/09/06 - 2015/09/23
4位(同エリア26件中)
DONさん
プエルトプリンセサの地下河川(フィリピン)に、沙漠かけぬけ辿り着いたペトラ遺跡(ヨルダン)、汽車の荷台に押しこまれたウズベキスタン等々…これまで訪ねたのべ85カ国で色んな「冒険」があったものの、ぶっちぎりの一等賞はこの島に!
底なしの青を湛えたブルーホールの数々に腰ぬかしてたら、翌日に前代未聞の「山登り」「洞窟」「川下り」のフルコースで腰くだけ寸前。結構ハードな大冒険と聞いて直前までたじろいでたけど、これは挑んで正解!地上最強の体験が詰まったエスピリッツサント島へ。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
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-
超陽気なドライバーのジェリーに連れられ冒険初日はリリ・ブルーホールから
-
他のツアー客とカヌー相乗りで澄んだ川を上流へ
行きは先頭特等席
聞こえるのは船を漕ぐ音と鳥のさえずりだけ -
ターコイズの空を浮かんで川上のブルーホール到着
-
ターザン的に飛びこめる仕組み!でも季節は春先
屈強な欧米人チームはドコスカ飛び込んでましたが結構な冷水に自分は数分浸かるのが限界 -
もちろん絵具なんか混じってなくて地中から湧き出すフレッシュな淡水が光の加減でこの通り
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着替えスペース及びWCも池畔に完備
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次への道中は延々ヤシの木畑
「ここは地元の○○の畑だから適当に植わってるけど、あっちは日本の資本が入ってるからよく育ってるだろ?」と誇らしげなバヌアツ人ジェリー -
南太平洋で一番美しいビーチとされるシャンパンビーチは曇りがちでやや無念
-
シャンパンビーチたる理由(=砂の中から水と泡が湧き出している)はあの辺!とジェリーに指さされ行ってみると続々牛チームが大集結
泡探しよりも海水をゴクゴクいっちゃう牛たちの血圧を案じる -
波も荒くて水中はこれ位の透明度
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シュノーケル一式とランチの弁当を渡してくれた後は木陰でゴーゴージェリー
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少々北上してポートオーリー
晴れてきて白砂青松!松はないけど -
潮が引いて向かいの島へS字の道が
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シャンパンビーチの牛に続いてポートオーリーを駆け巡る野豚
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二か所目のブルーホールはジャッキーズ
ここはとんでもなく深い!遥か底に見える地球を上空からみおろしてる気分 -
泳げないうえに寒がりの自分を横目に大回転しながら高飛び込み連発アメリカン女子
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池畔の樹上に何かの実を発見したジェリー(続く)↓
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棒を振り回し原始的に実を獲得(続く)↓
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割ってブルーホールに投げ入れるとどこかの神社の鯉よろしく凄まじい勢いで魚類大集合!
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初日の〆はミリオンダラーポイントへ
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第二次大戦後に米軍が再利用できないよう破壊して沈めた重機が山盛り
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冒険二日目にしてサント最終日は勇気を出してミレニアムケーブに挑む
ツアーに申し込むと宿への送迎込みで半日がかりの大冒険が漏れなくセットに
まず町中にある集合場所で冒険の概要が説明される→「トレッキング2時間20分+洞窟30分+沢登り30分+水泳45分」
運動不足の自分は寸前まで脱落を案じて躊躇してたけど「サントに来てこれ参加しないと絶対後悔する」と大多数の島民に背中を押されて…見渡すと頑丈そうな若者に交じってとても豊満な体型のオーストリア人ご夫婦もいて安心(失敬) -
ワゴン車に分乗して玄関口の集落で下ろされると学校で勉強中のキッズや子犬たちに見送られ最初の小冒険
手作り感あふれる竹の橋や雨上がりの泥道を突き進む -
なだらかな道になり「案外へっちゃらやん」と思いきや見えてきたのは二番目の集落
冒険は始まっていないに等しい状態でした -
ここでライフジャケットの支給
-
村の人たちの手作りミレニアムケーブグッズが並びます
ツアーの収益で地元の集落では学校を建てたりインフラ整備を進めているとか
防水カメラ以外の荷物はここで預けて(持参のランチは屈強なガイド男子たちが手分けして運んでくれる)いざ出発 -
密林の獣道みたいな細道をかき分けかなりの高さまで登りました
-
ここでガイド男子たちから全員の顔に冒険の無事を祈るペインティング(最後にごしごし洗えば落ちます)
この時点から見知らぬ参加者同士で不思議な連帯感が -
さぁ行こうか♪と気楽にガイドから指差されたのは遥か下でぽっかり口を開いた黒い穴
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ハードに見えますが慣れたガイドくんたちの言う通り進めば無問題
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まだまだ下る
-
ハイライトの一つがこの洞窟パートながら撮影する余裕はゼロ
参加者全員にペンライトが手渡されますが(更に自分はヘッドライトも装着してたけど)4キロにも及ぶ洞窟内は完全に真っ暗闇です
しかもひざ丈だった水は最終的に背伸びが要るほど深くなり(ライフジャケットがあるので大丈夫)ついでに飛び交うコウモリの糞で壁や足元もツルツル滑る
頼れる男子ぶって同チームのシンガポール女子と中国女子の足下を照らしてあげてた自分はかなりの頻度ですっ転び糞まみれ -
小一時間続いた漆黒の世界に差し込む光の神々しさったら
洞窟を出てから全身ぐちゃぐちゃになったのをみんなで笑いあう
とてつもない達成感で即席チームに驚くほどの友情が芽生えてる -
綺麗な川の水で汚れを落としてランチタイム!のはずがよりによって僕の弁当箱だけ車に忘れてきてしまったと平身低頭のガイド男子たち…嗚呼
でも大丈夫
チームの仲間たちがちょっとずつおすそ分けしてくれて冒険は後半戦へ -
しかしもう道がない
迷わず川の中を進むガイド男子 -
慣れっこのはずのバヌアツ男子もちょっと凍えるほどの水温でしたが運動を続けると火照った体に心地良い位に
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巨大な岩が行く手を阻むもルート上には手作り橋や梯子が完備
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親切ガイドくんたちはビビってると必ず手を差し伸べてくれるし(もちろん女子は優遇される)所々「はい!そこでストップ!」と預けたカメラで撮ってくれる
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巨岩の隙間を這うように進んだりとか
過去にはこの手の難関で脱落した太目の皆様もいたそうだけど先述のオーストリア人夫婦は激しく文句を言いつつみんなに助けられ(押し込まれ引っ張り出され)クリア -
見た目にそぐわぬピンクの浮き輪を準備し出すガイド男子
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なんと終盤は川に浮かんで下って行けと
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これはとんでもなく愉快!
足もつかない深さでもライフジャケットでプカプカ浮かびながら緩やかな流れに身を任せて -
背泳ぎ風に見上げれば崖の裂け目に空の青と森の緑
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所々シャワーの如く清水が降り注いで敢えて挑んでビショ濡れに
楽しい楽しい -
さらに天然の飛び込み台も随所に
こちらは「せっかく飛び込んだのにイギリス男子がシャッターを押し損ね水しぶきの下に沈んだだけの僕」 -
これで終わりかと思いきや最後にまさかの崖登り
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水が流れ落ち滑り易い岩肌をロープを頼りに上へ上へ
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とどめにエンドレス梯子
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ヘットヘトでドッロドロになってんのに前代未聞の満足感でゴール!
再び集落の集会所でお茶で一服して互いの健闘を讃え合い冒険終了
よほどの怖がり(真っ暗闇や飛び交うコウモリ、結構な高さの上り下りなど)でない限りこのアドベンチャーには挑むべき
日ごろチャリ通とワンコの散歩程度の運動量の自分も成し遂げた「ミレニアムケーブ」へ是非!
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