トンガ(2)昼ビールはXSサイズのファファ島で

2015/09/06 - 2015/09/23

朝晩は肌寒い位の早春のトンガで南国を感じるには？とトンガ人に尋ねれば「沖の小島は暑いかも！」。

トンガタプ島のヌクァロファ湾に浮かぶいくつかのアイランドリゾートの中でも一番ちっこいファファ島を選びました。港からは１島１リゾートの宿×３に船が出ていましたが、ファファ島が最も庶民的な雰囲気。ひょいっと出かけてグビっと飲んでパッと潮風きっておかえりなさいの、瞬間南国デイトリップ。

エリア その他の観光地(トンガ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.5
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 船 タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

アイランドリゾート行きの船が出るのは王宮から東へ２キロ弱の港から

飲み物は別料金

船が出るまで時間があったので周辺の青空市場へ

眼力

窮屈

良い香りが炸裂してました

隣接するXLサイズだらけの衣類市場

定刻通りの出航

３０分ほどの船旅ですが日射しは強いので気をつけて

程なくコンパクトなファファ島へ

日帰り客は１０人

着くとランチの選択とスタートの時間の希望を聞かれて後は放置

駆けつけ一杯は地ビールGOLD

ロケーションで旨さ３割↑

ヌクアロファの朝は毛布が要るほど肌寒かったのにほんの少し北へ（当然ながら南半球の北上＝北半球の南下）行くだけで夏気分！

暑過ぎて日帰り客もみな木陰へ

透明度高し

やっと南国気分

次なる地ビールはIKALE

ランチはSサイズのコースでしたがデザートに至るまで丁寧に作られてて美味

食後は小島の内側にある宿泊客用のコテージゾーンに潜入（といっても特段仕切られているわけでもなく）

所々ハンモックやブランコがあったので試乗してみると「ちょっと！だめよ、どいて頂戴！」

それぞれ宿泊者用の物だそうで容赦なく追い払われる事に…ちぇ

しょんぼりしてたらスタッフで一番のっぽのトゥリが「空いてるコテージがあるし案内してあげるよ」と手招き

「次はご宿泊よろしく」とセールス込みで

スタッフ一覧表を前に「この人とこの人は仲良しでこの人は…」と人間関係の説明つき

カヤックやシュノーケル一式のレンタルコーナーはあるものの「貸し出しは宿泊者のみ」とにべもなく

泳ぐには少々水温が冷たかったのでヤシの木陰でせっせと絵葉書を

ロイヤルファミリーの絵葉書に国王の切手を貼って更にロイヤル感アップ

日帰り客が使えるスペースは限られています

レストランスペースとＷＣ以外はこの図書室まで

夕方の戻りの便にスタッフのトゥリが飛び乗ってきて「今夜は本島に戻る事にしたから飯でも」と

喜んで！

トンガタプ島は知り合いだらけだからいつもは実家に直行で町は避けるというトゥリ

早速古い友達につかまり彼の営むカフェに寄り道コース

これで漏れなく店長のクキに顔と名前を覚えられ、その後も店の前を通る度に呼び止められる

夜はトゥリおすすめの海沿いエメラルドホテルの中華レストラン

中国人経営でメニューに連なる「漢字」に一瞬ホームシック…しかし全開放の窓から容赦なく蚊が襲いかかり（なぜかトンガ人を避け唯一の日本人が大人気）痒い痒い

週末の繁華街（といっても町を縦断する短い幹線道路沿いに数軒の飲食店のみ）は酔ったトンガ人だらけで危険！説を聞いてたけどそうでもなく

ガタイの良すぎるけど女装ばっちりのフェカレティ（トンガでは男子兄弟の末っ子が女子として育てられ家事に従事するとかしないとか）の皆さんをちょいちょい見かけ圧倒される

最終日は朝のうちに目抜き通り沿いの郵便局へ（夕方には早々クローズ）

※投函後２週間ほどで全部しっかり日本へ届きました

学校ごとに制服は違えど男子も腰みのスカート常用

宿の隣の教会が土曜の午後に大賑わい

卒業式と思しきセレモニー

主役の若者たちはお菓子をわんさか繋げたレイを幾重にも首に巻かれてました

宿で働く女性スタッフたちは２４時間ご機嫌すぎるフィジーからの出稼ぎチーム

明け方の鶏より豪快に轟く笑い声でもう明る過ぎて眩し過ぎてみんな大好き

島ではやや不人気の中国人ですがそこは同じアジア人

宿の向かいのコンビニで買いだしをする度に片言の中国語で会話を試みるといつもは仏頂面の中国人バイトくんたちもやっぱり嬉しそう

トンガ最後のランチは市場そばで「シンガポール料理店」と看板掲げた繁盛店へ

しかし何故かチキンライスなどのシンガポール料理は皆無のフライドチキン専門店

ずっこけてチャーハン（ドカ盛りが基本）貪ってたら同席のやや高橋大輔似のレイダーが口直しに一口チキンを分けてくれた

今も忘れた頃にFacebookで「日本の女の子を紹介してくれ」とハイテンションなメッセージが来ます

自分用にトンガっぽいシャツを

地元スタッフ女子たちが集まってきて口々に「これは似合うわ！」と絶賛するのでうっかり買ったけどなかなかコレを日本で普段使いにし難い予感も

だいたいいい年こいた男子たちは終日ダラっとしてる

周辺の国々からは「トンガ人はいつも怠けて食ってばかりだから太るんだ」なんて揶揄されてるけど、真偽は別としてみんな楽しそうだし

折角なので初日に出逢って宿まで届けてくれたドライバーのベノニーおじさんに再び空港まで送ってもらう事に

携帯からメール送ってくれようとチャレンジしてたけどどうやら指が太すぎて上手に押せないらしく「器用な奥さんに代筆してもらうよ」と言ったきりまだメールは来ないし気長に待とう

トンガ、楽しかったなぁ。会う人会う人みんな身も心もでかかった！８０００キロも離れた南太平洋の小さな王国でこんなに日本のことを愛してくれる島があるって大発見の旅。