2016/05/24 - 2016/05/24
365位(同エリア549件中)
binさん
いろいろクサクサしてたので、綺麗なものを見てリセットしに庄内地方へ行ってきました。
そのなかの鶴岡カトリック教会天主堂の黒いマリア像編です。
赤い三角屋根の小さな教会でさらに浄化がすすみました!
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遊佐町から鶴岡市内へ移動。
鶴岡市は市役所周辺にいろいろな歴史的な建造物が集まっているので時間の許す限り歩き回ります。
まずはこちら。
武家屋敷風の門の先には赤い三角屋根。鶴岡カトリック教会天主堂 寺・神社・教会
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日本文化と西洋文化の関所みたいですね。
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門をくぐるとマリア像。
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マリア様の向く方向には天主堂。
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こちら鶴岡カトリック教会は明治36年(1903年)に完成。
お武家さんの屋敷跡に建てたため、冒頭の写真のような武家門の中にあるそうです。
天主堂はフランスの教会をイメージして建てられたロマネスク様式の教会建築物で、東北地方では最古のもので、現在は国の指定重要文化財に指定されているとのこと。
赤い三角屋根は鶴岡市のシンボリックな建物として永年愛されているとのことで、市民にとってもなじみ深い教会のようです。 -
それでは中に入ってみましょう。
天主堂は一般に公開されていて、ミサも定期的に行われているようです。
窓のアーチ型が印象的な聖堂はバジリカ様式と呼ばれるもので、背後にあるパイプオルガンの音がいっそう美しく響く構造だとか。
祭壇にはイエス・キリスト、聖フランシスコ・ザベリオ、聖テレジアの像が安置されていて、聖人をふたり安置する教会は珍しいそうです。
誰もいなかったこともあって、天主堂はシーンと静まり返っていて厳かな雰囲気でした。 -
外の武家門と同じく教会が建築された時代を感じさせる畳敷きの和洋折衷スタイル。
昔は畳に座って祈りを捧げていたんでしょうね。 -
天主堂の入口には小さなカゴが。
あなたに贈る「聖書の言葉」。
どうぞ一つお取りくださいのお言葉にお甘えしていただいてきました。 -
開いてみると、なんと手書き!
1日にどれだけの人が訪れるとも分からないのに、こんな手間のかかることをされているとか、カトリック教徒でもないのに、なんだか恭しい心もちになりますね。
筒を開くと、「人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばによる。マタイ4.4」とありました。
うぅ…奥が深すぎる。
たしかにパンがあれば生きては行けるけど、それだけではなんですよねー。
満たされるときはもちろん、飢えるときにも感謝の心をもちなさいということでしょうか?
ありがたい聖書の言葉をいただいたので、鶴岡カトリック教会にある印象的な黒いマリア像を拝見したいと思います。 -
黒いマリア像は天主堂の副祭壇に安置されています。
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黒いマリア像って…その聞感から。
真っ黒なのか?
ツナギパジャマにサンダル履きなプリンで原色な方々なんかがご愛用のショップなんかで見かける罰当たりなイミテーションのマリア像みたいやつなのか?
とかとか…。
黒いと名付けられているだけで、ミステリアスなイメージを勝手に思い浮かべておりましたが、実際に拝見したところ、黒いというよりは褐色で、見た目の雰囲気も一般的に認識されているマリア像のそれとは違っていて、どこかオリエンタルな空気を感じさせるとても親しみやすいお顔をしているなーと思いました。
ちなみに、マリア様が抱いているイエス・キリストのお顔も褐色です。 -
このマリア像は教会が落成したときにフランスの修道院から寄贈されたもので、日本では唯一のもので、黒いという理由から過去には破壊されたマリア像もあるとかで、現存しているものは世界的にも珍しいものだそうです。
なぜ黒いのか?という気になる理由については諸説あるようですが、教会としては旧約聖書の中の「黒いけれども美しい、私は陽にやけた」というひとつの雅歌を例えとして説明していました。
キリスト教もいろいろと複雑な歴史なので、ほんとうのところは謎、ということでしょうか。
世界史の授業を思い出しました(笑) -
一方の副祭壇の聖ヨゼフ像は、修復のため、現在入院中とのことで絵が飾られていました。
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祭壇から振り向くと頭上にはパイプオルガンがありました。
パイプオルガンの音を実際に耳にすることはなかなかないけど、良質な音響効果の構造とのことなので機会があればぜひ聞いてみたいですね。 -
とても精巧に描かれていますね。
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どう見てもステンドグラスに見えますが、実はステンドグラスではないそうなんですよ!
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色ガラスを組み合わせた、いわゆるステンドグラスは非常に高価なものだったらしく、その代用として、薄い透明な紙に描かれた聖画を二枚のガラスで挟むという、涙ぐましい努力と工夫を凝らしたガラスなんだとのこと。
コストが、カットが、と何かとコストに煩い現代社会だけども、明治時代もコストダウンに向けて様々な取り組みがなされていたのですね。 -
とは言え、この「貼り絵」ガラス。
日本では唯一のものということで、今となっては非常に珍しいガラスということです。 -
色ガラスでもなく、ステンドグラスでもない貼り絵ガラスの光は確かに優しい光だと思います。
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いいお勉強になりました。
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さて、天井も見上げてみましょうか。
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シンプルな装飾の天井の丸い天窓からも貼り絵ガラスの優しい光が射し込みます。
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ユリの紋章。
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経年劣化で何か所か消えてしまっていたり、ガラスが割れ貼り絵が破れてしまっている箇所もありました。
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これだけのものを修復するには多大な費用がかかるんでしょうね。
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大切に残してほしいのでわずかながら募金させていただきました。
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とても静かで居心地が良くて、ここでも思わずの長居となってしまいました。
クリスチャンではないのだけど、静かな聖堂で瞑想するのもいいなって思いました。 -
まとめ。
鶴岡カトリック教会は二つの「日本唯一」が見れる場所。
手書きの「聖書の言葉」がいただける愛の溢れる場所。
以上。
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