モーリッツブルク城, そして新市街へ・・・ドレスデン２日目・・・ドイツ気ままに１８日間

2011/10/13 - 2013/10/16

１０月１４日
ザクセン王国の首都だったドレスデンは、私が思い描いていた以上に大きな都市でした。
宮殿の周りは、かつての王侯貴族達の立派な建物がそこかしこに立ち並び、「ワァーすごいねぇー」
とただただ感嘆するばかり。
でも、ガイドブックを読むと第２次世界大戦で一夜にして破壊されたとのこと。
今、目にしてる建物は再建されたそうです。
それにしても立派です。

しかし、アルトマルクト･ｷﾞｬﾗりーにも見られるように、旧市街の中の宮殿はショッピングモール、デパートホテル、オフィスになったりしているんです。
今まで旅してきたドイツの街でもそうですが、外観の良さをそのまま残して、中だけまるで新しいモダンな姿に変えているのは拍手です。　素晴らしい。
大きな広場はそのまま残してあるので、なんだかとってもゆったり、そして空間の広がりがあり、大きな建物が連なっていてもまるで威圧感は感じられません。


今日は、ドレスデンの北西１４ｋｍ、自然保護区の森の中に建つモーリッツブルク城へ。
かつては狩の城として使われていたとのことですが、現在はバロック博物館となっています。
お城はガイドツアーでのみしか入れないとのことで、外の緑豊かな自然に触れることにしました。

１０月７日　　名古屋発ベルリン着
１０月８日　　ベルリン　　　　　　　
１０月９日　　ゴスラー　　　　　　　　
１０月１０日　ヴェロニゲローデ　　　
１０月１１日　ヴェロニゲローデ　　　　　
１０月１２日　クエドリンブルク　　　
１０月１３日　ドレスデン　　　　　　
１０月１４日　ドレスデン モーリッツブルク城へ日帰り
１０月１５日　ドレスデン　　　　　　
１０月１６日　ニュールンベルク　　　
１０月１７日　ニュールンベルク　　
１０月１８日　ミュンヘン　　　　　プリーンへ日帰り
１０月１９日　ミュンヘン　　　　　レーゲンスブルクへ日帰り　　　　　１０月２０日　ミッテンヴァルド　　　　
１０月２１日　オーバーアマガウ　　　
１０月２２日　ミュンヘン
１０月２３日　ミュンヘン　
１０月２４日　ミュンヘン発　　　　　
１０月２５日　名古屋着　

シュタイゲンベルガー・ホテル・ドゥ・ザクセ　２泊

エリア ドレスデン(ドイツ)

• 旅行の満足度: 4.0

昨日通った柱の間のような　かつては通路のような場所にテーブルとイスが置いてありそこで朝食です。
しかし、テーブルはとても低く、椅子はソファなので何だか座り心地が悪く、前かがみになり非常に食べにくい。
テーブルと椅子がアンバランス。
このホテルなら、もっとちゃんとしたダイニングがあると思いきや意外でした、。

ハム類は品ぞろえが豊富・・・・・ハルツ地方のホテルに比べてですが、そこはそこで美味しいでした・・・・・
しかし、ホテルのパンは味がいまいちです。
ホットミールはお決まりのベーコン、ウインナー、スクランブルエッグ、暖かいマッシュルーム。
私達は目玉焼きを注文して焼いてもらいました。

やはりソーセージは欠かせません(笑)

今日からは違うホテルなので、朝食後はパッキングだけ済ませ、旧市街と王宮の中を再びブラブラ。

ホテルに戻り１１時半頃チェックアウト。
歩いて数分程の今日から２泊するホテルへ。
ここは室内がとても品の良い雰囲気のいいホテルです。

この周辺は大規模な工事中で建物はほとんど壊され工事用のフェンスで囲まれたり瓦礫があったりで、改築された後はきっと素晴らしい街造りがされることでしょう。

部屋は広くゆったりしています。

すぐチェックインできたので荷物を置いて出かけまーす。

フランツ・リストが泊まった部屋がありました。

宿泊ホテルの前にあるノイマルクト広場に面したフラウエン(聖母)教会。
以下ガイドブックの説明。

戦前は絵のように美しいバロックの町並みだったノイマルクト広場に”石のつり鐘と称される直径２５ｍの大ドームをもつ立派な姿で建っていた。
ドイツ最大のプロテスタント教会として建てるのに６１１８日もかかったのに、破壊には１９４５年２月１３日のわずか一夜しかかからなかった。
戦争の悲惨さを伝えるために、廃墟のままの姿をさらしていたが１９４４年に再建に取り掛かり２００５年１０月昔の姿でよみがえった。

これを読むと、教会を前にして見る思いもひとしおです。

さて、午後の目的地はモーリッツブルグ城。お城行きのバスが出る北駅まで行くので、まずはホテルから近いトラム乗り場へ行きます。
トラムの　「７」　に間違えて乗ったのにすぐ気付き、またひと駅元の場所に戻りました。
ドレスデンカードをここのトラム乗り場で買ったので、その点乗り降り自由で安心です。

エルベ川を渡っています。
この橋を渡れば新市街に入ります。
こんな風に遠くから見たほうがドレスデンの風景が綺麗に見えることもあるのですね。

ノイシュタット駅(北駅)に到着。
モーリッツブルグ城行きのバス停はすぐ見つかりました。
326番　毎時15分、45分発です。

駅の構内は結構お店があります。

季節がらでしょうか、こんな焼き菓子をそこここのお店で見かけました。
日持ちするのでしょうね。
ドレスデン発祥といわれているシュトレーゼン。
ドイツではクリスマス用にこの頃から店頭に並んでいたりします。

次のバスまで45分程あったので焼きそばを食べました。
焼きそばはどこに行っても必ず一回は食べるのですが、お店によって味が随分違います。
一つだけ間違いなく言えること。
それは、見た目は焼きそばでも日本のものとは全く違う味です。
それが分かっていて食べるのですが、いざ口にすると　「ああ〜ソース味が懐かしい」　つい、呟いてしまいます。
ここは結構さっぱり味だったかな。

食べているテーブルの中央の一部がガラス張りになっていて、日本の麺類が飾ってありました。

13時15分発に乗車。まあまあ乗客はいるけれど充分座れます。
着きました！　３０分弱だったと思います。バスを降りると前方にお城が見えています。バス停から近そう。
入り口にある全体がわかる案内板の写真です。
まさに壮麗。
この広大な敷地。

ここは狩猟の館として建てられたそうで、水の上に浮かぶその姿は素晴らしい、まるで絵本の中に出てきそうなお城です。

抜けるような青空の中、左右に鏡のように滑らかな湖面を眺めながら歩いて行くのですが、もううっとり。

ここが入り口です。

その手前に向かい合う２件のみやげ物店がありますが、お城の雰囲気を損ねないような可愛い建物です。

入り口の前に。
比較する物がなくて残念ですが、巨人の靴の大きさ？です。

一階部分は特に見るものがなかったのですが、奥のほうに行くと　ＴＯＩＬＥＴ」があったので拝借。
日本と違いどこでも使えるということではないので、見つけると必ず行くようにしています。
中は自由に見ることができずガイドツアーじゃないと入れないとのこと、その上ツアーは一時間後でその時はドイツ語だけと言うので　「そりゃぁ、無理だ。」　外を散歩することにしました。

全く静かです。のどか・・・

日差しがとてもきつく１０月とは思えません。　「ああ、　日傘が欲しい〜」　

空はパーッと青空になったり、見る見る間に暗い雲で覆われたり、めまぐるしく変化してます。

水面に映る姿、わぁー美しいなぁ。　胸がキュン！

この角度から見るお城はとっても綺麗で、何度も何度も振り返り、バス停へ。

お城の門を出てきて大通りすぐ右手に馬車が待っていました。
シーズン中なら観光客を乗せた馬車が広い敷地を闊歩するのでしょう.
こんな時期なので乗るお客さんもなく、御者のおじさん達が人待ち顔の様子でした。

ここを道なりに歩き、最初の曲がり角で曲がり、家並みに沿ってしばらく歩くと右手にバス停があります。
あるいは、降りたバス停の前の駐車場をどんどん横切ると広い道にでます。
そこから右手を見るとバス停あり。

バスを待つ間、すぐ横のお家の庭の花をパチリ。

秋ですねぇ〜。

ここは北駅からの降りるバス停と　北駅行きの乗るバス停が随分離れた所にあるのです。
分かりにくかった。
乗客が他に数人待っていました。
運よくそれほど待つこともなくバスが角を曲がってやって来ました。
３２６番。毎時１３分、４３分発。

北駅(新市街です)に戻り、少し散歩。
広いですね。どこもかしこも。
ハウプト通りにある地面から出てくる噴水の広場。カッセルやザルツブルグでも見かけました。

歩いてマルクトハレ（屋内市場）　へ
地元の人達の市場なのかひっそりとしていました。
ちょっと活気がないみたいです。

歩いてマルクトハレ（屋内市場）　へ
地元の人達の市場なのかひっそりとしていました。
ちょっと活気がないみたいです。

いろいろなお店があるのですが・・・

新市街をまだぶらぶら。

お洒落なこのデザイン＾＾

三王教会。マルクトハレ(屋内市場)の向かいに建ってます。

歩いてバス停に戻り、１１番に乗って２つ目のBus Stop で降りて　「Pfund Molkerei」　というお店に。ぜひ来たかったのです！

イメージしていたのとは違って外観は地味なので、ちょっと分かりにくいでした。
ここは、以前テレビで見た時に　天井から床まで見事なまでに全部タイル張りのその美しいさに感激！
中は撮影禁止ということで残念ながら撮れませんでした。
店内の様子。ぜひ、ネットで見てください！

乳製品で有名だとか。　
辺りはさびれた下町なのですが、このお店の前だけ人だかり。
観光バスがツーリストを大勢下ろして行きました。

狭い店内は見物の観光客でごった返しています。
買っている人は少ないかもしれません。
一通り見たら流れはさーっと引いていきます。

私達もここでひとまず、Ｔｅａ　Ｔｉｍｅ　です。ちょっと疲れたかな。
ホットチョコは甘くて疲れを癒してくれます。
チップを払っても全部で８ユーロ。日本と比べると とにかく安いです。

このお店のケーキも大きくて､美味しいかったです。
カスタードスフレが入っていて１０ｃｍぐらいはあったでしょうか。

メニューです。

帰りは来た時とは反対回りのトラムで帰ってきました。
違う景色が見たかったので。

一旦部屋に戻り一服して喉を潤し(笑)、その辺で夕食です。

夕食後、ドレスデンの夜景を見ようとアウグストゥス橋を渡り、橋の中ほどから旧市街を眺めてみました。
全部渡り対岸までは行くには距離がありそうなので。

橋から眺めた街は以外と暗いでした。
左にうっすらとフラウエン教会が見えます。

旧市街の橋のたもとに近づいてきました。
右正面がカトリック旧宮廷教会かな？

夜のフラウエン(聖母)教会。
寒くなってきたので歩く人もまばらになって来ました。