2016/11/21 - 2016/11/22
118位(同エリア920件中)
willyさん
- willyさんTOP
- 旅行記127冊
- クチコミ143件
- Q&A回答8件
- 167,057アクセス
- フォロワー50人
旅の4日目。昨日プラハでへろへろになるまで歩き倒し、夜のうちにドレスデンまで戻ってきました。最初の予定では夜行列車を利用し、それまで教会の演奏会を聴いたり民族音楽をききながらチェコ料理をゆっくり食べようと思っていたのですが・・・
ジャーマンレイルパスはいくつかの近隣諸国のいくつかの都市までのアウトバウンドはカバーされますが、その国から戻る場合は別途チケットを購入する必要があります。それがはっきりしなかったことや車内で清算できることなど、いろいろとわからないまま当日を迎えたため、多少無駄が生じましたがこれもお勉強。
そして悲しいことに次の目的地ミュンヘンまで、プラハからだと費用も高くつく上にうまい接続がみつからない。しかたなくドレスデンにもどってから翌日ミュンヘンへと旅程を組んだのですが、230km/hのスピードでも6時間ほどかかりました。
というわけでドレスデンは街を眺めただけとなりましたが、バッハとは違う角度で私には長らく思いがあり、旅中一番印象深い風景となりました。
旅のデータ(列車の時間はおおよその記憶です)
旅程:11月16日 23:50(羽田 発) カタール航空
17日 06:00(ドーハ着)
17日 07:45(ドーハ発) カタール航空
17日 12:35(フランクフルト着)
※ジャーマンレイルパス1等フレキシ7日間利用
14:10(フランクフルト発)ICE
15:50(アイゼナハ着)
アイゼナハ(ホテル・カイザーホフ)
18日 13:10(アイゼナハ発)ICE
15:00ごろ(ライプツィヒ着)
19:30(ライプツィヒ発)ICE
23:30(プラハ着)
プラハ(ホテル・エグゼ・シティ・パーク)
19日 18:45ごろ(プラハ発)ICE
20:45 (ドレスデン着)
ドレスデン(イビス・ドレスデン・バスタイ)
20日 10:45(ドレスデン発)ICE
16:30(ミュンヘン着)
ミュンヘン(リージェント・ホテル)
(クレアティフ・ホテル・エレファント)
22日 9:30(ミュンヘン発)ICE
13:00(フランクフルト空港駅着)
16:00(フランクフルト発)カタール航空
23:55(ドーハ着)
06:50(ドーハ発)カタール航空
23日 22:30(羽田着)
[投稿のご注意]
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- カタール航空
-
夜の9時に到着したドレスデン。駅から5分ほどのホテルに投宿。朝目が覚めてすぐチェックアウトして荷物を預け、町を歩きます。ドレスデンは第二次世界大戦時に壊滅的な打撃を受け焼野原となったそうです。(ネオナチをして「非人道的な攻撃だった」と言わしめるそうですが)
そういうわけで見どころは一か所にちんまりまとまっているので見やすいですね。
クリスマスマーケットの準備が進む広場を通って。 -
近代的なビルが立ち並ぶ通りをやや行くと、やっと古い建物が見えてきます。ザクセン選帝侯アウグスト強王時代に繁栄を極めた町です。強王とは政治的に力があったからだと思っていましたが、クマのような怪力と無数の子供をもうけたということで呼ばれた呼称だそうで、あらま。マイセン磁器の発展を含め、知れば知るほどこのあたりの歴史的逸話は面白いです。
-
ツヴィンガー宮殿の渡り廊下のようなアーチをくぐると、重厚な建物群が現れます。ヴェルサイユを訪れたアウグスト2世が感銘を受け、もともと芸術や建築を深く愛していたことからヨーロッパいちの建築群を生み出そうと思ったのだそうですが。旅の最後に見ることになるルートヴィヒ2世にしても、ヴェルサイユ及びブルボン王家というのはやはり相当な影響力があったのだとしみじみわかります。
-
晴れた空に古を彷彿とさせる鐘楼が美しい。まだ誰もいないクリスマス直前の日曜の朝。
-
有名なマイセン陶器による君主たちの行列。1600年ごろに作成されたほぼオリジナルなんだそうです。大変な爆撃をよく生き抜いたものだと感心しきり。しかもみなさんよくおっしゃっているように想像以上に大きい。
-
なんの建物だか忘れてしまいましたが、バロックが苦手な私でも好感をもてるすっきりさでした。
-
君主の行列をすぎて朝方の街をいくと・・・
-
ふとみつけた碑板。ワーグナーに関係があるようなのですがドイツ語わからず。かえって調べてもどうもヒットせず。
どなたかご存知の方がありましたらぜひ教えてください。
ドレスデンはシュッツが活躍した街だそうですが、それも帰って調べるまで知りませんでした。知らないことばっかりだー。 -
そして圧巻。フラウエン教会(聖母教会)です。日曜日なのでミサのため入れません。残念。破壊前に存在したジルバーマンのオルガンでバッハが独奏会を催したのだそうですが、そのオルガンは再建されなかったようです。ヨーロッパ最大のジグソーパズルといわれた再建はほんの10年前に終了したということに個人的にびっくりでした。
-
ブリュールのテラスからエルベ川。この向こうにノイエシュタットが広がっています。時間もないのでいかなかったけれど、町の雰囲気はとてもよいらしく、残念でした。
-
こっち側から眺めるだけでも魅力的です。
-
バッハとは別の思い入れ、と冒頭書きましたが、それは高校時代に人生初といっていいほどの強い衝撃を受けた愛読書、辻邦夫の「回廊にて」にかかわります。この物語に登場する主人公のマーシャが極貧の幼少期を過ごした町として、冒頭にドレスデンの描写が登場します。社会主義時代の暗く寒く非人道的な空気漂うその描写は当時の私の中に強烈に刷り込まれました。
こんな無駄に巨大な通りや四角くて無機質な建物に、なぜか心惹かれてふと気が付いたのは、この町にその社会主義時代の名残を見たいと思っていたらしい自分でした。 -
ブリュールのテラスにて。最初は行かなくてもいいかなとおもっていたブリュールのテラス、小さい区域なのでいやでもたどりついてしまったのですが、いや、綺麗なところです。
-
同様。中央はフラウエン教会のドームと鐘楼です。
-
ヨーロッパによくいる鴉。小振りなのと色合いが黒一色でないのでかわいらしく感じますねぇ。
-
朝のドレスデンに鐘の音が響き始めました。ミサの時間を告げる鐘です。あちこちの教会や聖堂から幾重にも重なって長い間鳴り響くその音は、キリスト教文化圏でしか聴くことができないもので、異教徒の耳にも美しく荘厳にしみいります。
夕暮れのアザーンや薄暗がりの読経とともに、聴けてうれしいと思うものです。 -
そして本当はここでオペラを観たかったゼンパーオーパー。好みの演目があったら無理やりにでも一泊したのですが、シュターツカペレ・ドレスデンはちょうどいまこの時、東京のサントリーホールで演奏中のはず・・・
-
入り口の碑版。ここをね、ちゃんとした服をきて、しずしずと入っていきたかったですねぇ。
-
中を見られるガイドツアーもあるのですが、悲しいことに10時半にはミュンヘンに向けて出発しなければならないので参加できません。
-
ファサードの半円天井も渋くて素敵です。
-
名残を惜しみつつ新古典主義建築の代表というゼンパーオーパーを後にします。
-
ツヴィンガー宮殿の中には時間前でまだ入れないので庭園を抜けて
-
瀟洒な街並みです。
-
そのあとは無事予約のICEに乗り、車内でいつものようにサンドイッチとビールで食事をしつつ6時間かけてミュンヘンまで。4時前なのにこの夕焼け。ほんと北部ヨーロッパの日は短い。
-
そして4時半にミュンヘン到着。駅前に予約しておいたホテルに荷物を置いてすぐ街にでたのですがこのくらさ。市庁舎前はクリスマスマーケットのお店に占拠されて立錐の余地もないほどです。ここは33年前の旅の時にもきていますが、ほとんど記憶がありません。。。
-
なぜにこの日ミュンヘンまで来なければならなかったか。それは6時から始まるバイエルン国立(州立)オペラ座にてフィガロを見るためでした。
といっても、やっと旅程が決まってすぐサイトをみたのですが、残っていたのは160ユーロの席と11ユーロの席。まさに天国と地獄。でも着替と洗面道具で10リットルちょっとのデイパックという超コンパクトな旅装にするためと安全のため、山屋の格好での旅です。とても160ユーロの席に行ける服装などもっていけません。当然11ユーロの席でいったところ、初の天井桟敷を味わうことになりました。 -
正面入り口の階段。たくさんの人が詰めかけてほぼ満席のようでした。
-
休憩時間にみなさん出させられるので、最後尾にいて撮らせていただいた内部。撮ってよかったのかどうかわからなかったですが、いけなかったらごめんなさいです。
ほんとまさに天井直下。目線の位置にこのシャンデリアが輝いております。 -
とお~~~~くに見える舞台とオケストラピット。
なにしろ11ユーロの席は最上階3列目壁際。前にバーのついた通路、その前に最前列席。ここならちゃんとみえたでしょう。2列目も立ち見のひとだったから見えたようです。
が。。。。。
さすがに壁際のイス席にすわって見えるわけはありません。あまりのことに泣きそうになってすぐ出てしまおうかとおもったのですが、お隣のおばあちゃんが静かに座ってお聴きになっていたのに感銘をうけて(笑)最後まで目をとじ、想像をしながら「聴き」ました。オペラは見えてなんぼ、を改めて実感しました。。。
でも音響はすばらしかったです。きっと笑える思い出になることでしょう。
この場合、やはりじっと座って聞くべきなのかどうかというのが最後まで疑問でした。日本人の感覚でいうと、前に人が立って何も見えなくなる状態などありえないと思うのですが、こういう経験をした方がいらっしゃいましたらどうするのが最適だったのか教えていただけるとありがたいです。
ちなみにパリ生活の長い知り合いに聞いたところ、イスの上に立つ!といってました。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (6)
-
- スーポンドイツさん 2020/04/16 11:22:29
- 天井桟敷
- 昔デル・モナコに師事していたことのある友人の話です。
当時スカラ座では1000円程度でオペラを見ることができ、天井桟敷には毎日来る熱狂的なファンがいたそうです。そのブーイングたるやすさまじく、エプロン姿で買い物帰りのおばちゃんが野菜を投げつけるといったことも!?
当然イタリアとドイツでは国民性が違うでしょうが、天寿桟敷には耳の肥えたファンがいたに違いありません。
貴重な経験をされたと羨ましく思います。
すーぽん
- willyさん からの返信 2020/04/16 13:37:00
- RE: 天井桟敷
- なんというご友人をお持ちなのでしょうか。ほんとに???と思わず口走ってしまいました。声楽をちゃんと学びたかった母がきいたら卒倒しそうです。
確かに、話にはきいていましたが、音楽を学んでいるのだろうと一目でわかる若者たちがジーンズで、はたまた仙人のようなオーラを放つ老人が中に浮きそうな感じで。。
目で見えるものしか理解できないわたしなどはまったくもって修行が足りません。
こんな風にいっていただけたのはすーぽんさまが初めてです。視点が変わるお言葉、大変有難く頂戴しました。
でもな〜やっぱりちゃんとドレスアップしていいお席で楽しみたいです(笑)
willy
-
- mistralさん 2017/05/10 05:27:03
- さすがです。
- willyさん
コメントを拝読していて
感銘を受けました。
歌劇場での最上段席での観劇
お隣に座られて
じっと目を閉じてオペラを聴かれているご老人の
ご様子を目にされ
多分椅子の上に立つという選択もあったのかも
しれませんが
そうはされず
ご老人と共に目を閉じての観劇
さすが日本人、いや、willyさんの
お人柄、と推察致しました。
mistral
- willyさん からの返信 2017/05/10 08:08:09
- RE: さすがです。
- mistralさん
メッセージとたくさんの投票をありがとうございます。
また身に余るお言葉に恐縮してしまいます!
天井桟敷はなかなか衝撃的な経験でした。
実は同行者は我慢できずに、後半は椅子に立っておりました。
旅行に行くと、その土地その土地の文化や流儀を察知して行動しないといけませんよね。
私もたびたび感銘を受けつつmistralさんの丁寧な旅行記を拝見しておりますが、あまりにも深くて軽々しくコメントできなかったのがアウシュビッツの記事です。
行かなければと改めて思わせられました。
北信濃の宿もずっと気になっているところで、これまた共感させていただきました。
まだまだたくさんの記事を拝読できるという毎日の楽しみができて、とても嬉しく思っています。
ライプツィヒもまたゆっくり再訪したいです。
先日NHKで、オルガン紀行という番組を放送していました。
主にバッハ時代の名器を鈴木雅明さんが演奏しながら訪ねるというものでしたが、ライプツィヒあたりの小さな街が紹介されていました。そんな小さな街への旅もいいなあと思いました。
willy
-
- アルデバランさん 2017/01/05 00:33:39
- バイエルン国立歌劇場
- willy様 こんにちわ
すごいですね、最上階の壁際
貴重な経験!
私も40年以上前、東京文化会館の5階席ではるか下界のイ・ムジチのヴィヴァルディを見(笑)に行きました。ただでしたので贅沢言えませんが、それ以来文化会館、嫌いになりました
ミュンヘンでフィガロを11ユーロで観れるのも驚きですが、160ユーロの席はどんなだったか興味あります。
考えようによっては安いかも。
ドレスデンでも駆け足だったようですが、泊まられたので朝のドレスデンをみることができて良かったのでは。
ワーグナーの碑は君主の行列とフラウエン教会の間にあるようですね。
彼が住んだという場所は、willyさんも歩いたツヴィンガー宮殿の濠の外側の瀟洒な街並みのところですが1843年から47年だったと思います。
1842年にはドレスデンに着いてるはずだから、最初にちょこっと住んだ場所かも…
いずれにしても歴史あるヨーロッパの街並み
こうゆうのが随所にあるかのはさすがだと思いました…
アルデバラン
- willyさん からの返信 2017/01/05 07:39:58
- RE: バイエルン国立歌劇場
- アルデバランさん
いつもコメントありがとうございます。
ほんとおっしゃるとおりで、貴重な体験でしたよ(笑)
わたしは可能な限りいい席の方がいいと考えているので、学生時代でも座ったことのないような席でした。でも、たぶん年金のおばあちゃんとおじいちゃんが悟ったようにじっとしている横では、静かに聴くしかなかったですね(-.-;)y-~~~
160ユーロの席は、一階たしか前から10列目とか20列目とかそのくらいで、しかもセンターだったと思います。今思えば多少荷物が増えても絶対お得です。日本じゃありえないお値段ですよね、クオリティからして。演奏も素晴らしかったです。
でも、そうなると靴から上着から合わせないといけないと思うと選択肢には入れられませんでした。
ちなみにどちらもその時点で2.3席しか残っていませんでした。
そしてさすがアルデバランさん、やはりそんなかんじですよね。ワーグナーの碑板。住んでいたのはあの瀟洒なあたりなんですか。ほー!ありがとうございますm(_ _)m
なんの予備知識もなくあのような歴史的な足跡を自力で見つけるとなんとなくうれしいもんですね。
宝探し的で(笑)
ちなみにこの後はお城を見て帰るだけですので、ドイツ旅行記はこれにて完了とする予定です!
お付き合いくださいましてありがとうございました!
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
6
29