2016.5香港・マカオ文物見学旅行7-大埔を散歩　舊北區理民府，旧大埔警察署，香港鉄路博物館，文武二帝廟

2016/05/02 - 2016/05/02

龍躍頭文物径を歩いた後，まだ半日ある．どこ行こうか？新界の東鉄線にいるのだから，大埔と沙田にいくことにしよう．まず1251大埔墟站着，舊北區理民府が近そうなので行ってみたが遠い遠い．1907年にできたコロニアルスタイルの建築物，現在はボーイスカウトの事務局が入り，見学できない．しかしその隣の旧大埔警察署は見学可能，いまは緑の交流プロジェクト施設になっているが，警察の建物の面影もあり，留置場などを見学できる．屏山警察署もそうだったが，イギリスは丘の上に優雅な建物を作り，そこから中国人を支配してたんだなあ．ちょっとやな感じ．新界租借の1年後に新界で最初の警察署として建てられた．
ここから徒歩15分くらい歩いて香港鉄道博物館にいく．旧大埔墟站を利用して作っている．1913年に作られた建物．1983年の電化までは1時間に1本程度の運行だったらしい．今の3-6分間隔からは隔世の感だ．小さな二つの展示室に効率よくまとめられ，狭軌の蒸気機関車と，ディーゼル機関車，客車が展示．1等はやはり乗り心地良かったが，普通車はすべてベンチ．まあいまのMTRも金属の上に座らせられるから同じだが．．コンパクトだが香港の鉄道の歴史がわかる博物館だった．博物館の前の富善街は最も歴史のある通り．店屋が並ぶその先に文武二帝陵があった，線香の煙がすごい．お参りした後，林村河を渡り，一駅内地側の太和站に1446到着

エリア 香港(香港)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: ANA

1251大埔墟站着　地図で見ると舊北區理民府が近いので行ってみよう（実は非常に遠回りで遠かった）

駅沿いに東に歩き，

東鉄線のガードをくぐる

南運路という大きな道の下を行き左折

廣福道を5分ほど歩き

運頭角里を登っていく

1308　やっと見えてきた．遠い！丘の上にある！英国人は丘が好きだねえ！汗だくだく！

舊北區理民府　1907年　イギリス統治下で作られた　法定古跡　いまはボーイスカウトの事務所として使われている

舊北區理民府 建造物

通常は一般公開されていない．

その左側に一般公開されている建物があった．?匯學苑,Green Hubと書いてある．入ってみよう．

ここはもと警察署だった．旧大埔警察署．設立は1899年．1888年にイギリスは清から新界を租借した．その1年後にイギリス式の最初の新界の警察署として設立され，1987年まで使われていた．その後の使用法については紆余曲折の議論があったがいまでは「緑の交流プロジェクト」として使用されている．

中庭

丘の上だ．当時のイギリスは丘の上から中国人を監視していたのだろうね．昨日行った旧屏山警察署も全く同じだ

事務室のあとか．

留置室も保存されている

武器庫　いろいろな銃剣類の数

旧警察暑の歴史

なかなかおもしろかった．飛び込みの場所も面白い．1325外へ

運頭角里を下り，大明里，慶福里，慶福道を通り，

安富道へ

1345　香港鉄路博物館についた．

旧大埔墟站を利用して作られた博物館　1913年に作られた駅舎

香港鐵路博物館 (鉄道博物館) 博物館・美術館・ギャラリー

駅舎の中は小さな博物館　古い切符売り場，事務室が再現

鉄道模型が飾られる　NEX

新幹線300系

第3代軽鉄車両

第一次電車

機関車のフロントのような形にして，旧鉄道路線を展示，1910年と1980年．そして廃線になった狭軌の沙頭角線の展示．あの龍躍頭文物径の真ん中を鉄道が横切っていたんだ．1912-28年の間に過ぎないが．．

粉嶺から出発していたらしい

機関車の種類　パネルは最新のMTR

この駅の歴史

昔の写真　二部屋だけの小さな展示室だった

51号ディーゼル機関車

044T型蒸気機関車　イギリス製　狭軌用　1920年代に運航されていた

たしかに超狭い　610ｍｍ　
九広鉄路 (英段)は当初軌間610mmの軽便鉄道として着工されたが、工事途中で標準軌（1435mm）に変更された。このため不要となった軽便鉄道用の資材や車両を転用して建設されたのが、沙頭角支線だった。旅客列車は全線11.67kmを55分かけて走り、かつ客車には屋根がないトロッコのような台車が使用されていた。このため、1927年に並行する道路が開通すると乗客が激減し、翌年廃止された。Wikipedia

3等車　両側に向けられるベンチのような座席

1等車

すわり心地はいい

荷物車

1974年の普通等車

これもベンチの様

昔の日本より座席が簡便なのは距離が短いせいかな

信号機

子供たちが自由に遊んでいた．そう大きな鉄道博物館ではないがそれなりに楽しめる．

1420　鉄道博物館を後にして富善街をいく

文武二帝廟　1891年

大埔文武二帝廟 史跡・遺跡

線香の煙がすごい

文昌帝と關武帝（関羽）を祀る．文昌帝は学問や科挙の神，北斗七星の第四星　文昌帝は江蘇越州に生まれました。聡明で品行方正、道教を篤く信じ、善事を多く行ったことから、歴代王朝にも愛され「北に孔子、南に文昌あり」と言われました。死後、儒教や道教のお手本として、また学問の神様として崇められています。http://www.taipeinavi.com/miru/250/
関羽は皆知っている

ここからは太和駅の方が近いのでそのまま林村河に向かう

何とも中国的な橋

北側

線路沿いに歩く

1446　太和站に着く

博物館のパンフ

このような沙頭角支線や蒸気機関車の歴史などを載せたリーフもある