2016/05/03 - 2016/05/03
92位(同エリア270件中)
ぱくにくさん
ロンドンから西に電車で1.5時間。
ローマ帝国時代からの歴史ある温泉保養地・バースに行きました。
バースの街自体も、18世紀の街並みがきっちり保存されており、この地で採れる白色〜薄い黄色のバース・ストーンで作られた家並みが輝くように美しいです。
せっかくなので温泉にも入って、バースの街を駆け足で巡りました。
日本からだとストーンヘンジと組み合わせたツアーで来るケースが多いのですが、3時間程度の滞在ではもったいない街ですね。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
温泉発祥の地・バースまでは、ヒースロー空港からパディントン駅に出て、そこからナショナルレールで向かいます。
写真は、宿泊していたヒースローのレオナルド・ホテル。
ヒースロー近辺に宿泊して、宿泊費を浮かせる作戦でございます。レオナルド ホテル ロンドン ヒースロー エアポート ホテル
-
ホテル最寄りのバス停は、写真の「Sipson Way」。
ヒースロー空港との間、ピカデリー線のHatton Cross駅までのバスは無料です。あとから思うと、Hatton Crossまでのバスは複数本あって(ヒースローまでの行きはU3の1本しかない)、街に出るにはHatton Cross経由が便利ですね。
帰りは105、111、140、285などがどんどん出てくれるヒースロー空港からが利便性が高いです。 -
ヒースローのセントラルステーションに出て、ヒースローコネクトの乗り場に移動しました。
標識は「ヒースローエクスプレス」しか出ていませんが、そちらに向かえば大丈夫です。
切符は写真のように自販機で購入できます。 -
ヒースローコネクトは30分に1本。
エクスプレスは15分に1本出るものの、お値段2倍以上。
時間を調べて向かいましょう。 -
ヒースローコネクトの電車です。
ヒースローコネクト 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
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側面にもバッチリ「ヒースローコネクト」。
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きれいな車内です。
最近のヨーロッパの電車は整備が行き届いていると感じますね。
なお、コネクトはパディントンまでの間に様々な駅に止まっていくので、通勤時間帯だと混雑します。 -
パディントン駅には、出発の1時間ほど前に着きました。
パディントン駅近くのカフェ「BONNE BOUCHE」で朝食を食べることに。Bonne Bouche デリ
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ベーコンサンドとカフェラテ。
6ポンドぐらいでした。
こちらのベーコンは、厚みがあって脂身が少なく、美味しいです。 -
バース行の電車は9時に出発。
10分前に余裕を持ってターミナルに行きました。
チケットは予め、ナショナルレールのサイトで購入。
パディントン駅の自販機で受け取っておきました。
イギリスの電車は、直前になるほど高くなるため、予定が決まったら早めの予約がお勧めです。 -
バース・スパ駅に到着です。
バース スパ駅 駅
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駅を出て大きな道なりに歩いていくと、観光案内所を見つけました。
観光案内所 (バース) 散歩・街歩き
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観光案内所ではバースのお土産、観光地のパンフレット、そしてローマ浴場などのチケットを販売しています。
ローマンバス+スパ+昼食のようなコンビチケットもあります。
ただ、チケットは敢えてここで買わなくてもいいでしょう。 -
バース寺院です。
676年にベネディクト派修道院として創建されたのが始まりとのことです。
現在の建物は、1499年に再建されたチューダー朝様式の建物が主となっています。
バースの街らしい、やや白〜黄金色のバース・ストーンが使われています。バース寺院 寺院・教会
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寺院の内部の様子です。
左側に見えますが、天井の模様(アーチ状の曲線)が結構独特です。 -
入って正面(西側)のステンドグラス。
旧約聖書のシーンが56枚の、天井まで届きそうなステンドグラスに描かれています。 -
寺院のパイプオルガン。
1996〜1997年に再建されたものだそうです。 -
バース寺院の目の前がローマンバス博物館。
古代ローマの公衆浴場跡や、そこから出土した遺跡の展示、さらにはローマンバスに温泉が注がれている様子も見ることができます。
ちなみに、飲泉ができる場所もあります。
温泉は以下のメカニズムで作られるのだそうです。
近くで降った雨水が石灰岩の帯水層を通じて地下2700〜4300mの深さまで浸透し、そこで高温に熱せられるのだそうです。その温水は石灰岩の亀裂や断層に沿って地表まで上昇し、湧き出ているのだとか。
日本の火山地帯の温泉とは少し違うメカニズムですね。ローマン バス博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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ローマンバス。
古代ローマ時代の公衆浴場跡で、19世紀末に観光用に再建されました。
残念ながら緑色の浴槽には入れませんが、ここには温泉が注がれています。ローマン バス 建造物
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浴場の周りは古代のエンペラー、いや皇帝の像に囲まれています。
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博物館内には、この地で発掘された出土品を見学できます。
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温泉が注ぎ込まれている風景です。
鉄分豊富な温泉だと分かりますね。 -
こちらは温泉の排水溝です。
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温泉の成分表も展示されていました。
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博物館の展示の後、地下(一段地表より下がったところにある)のローマンバスの所まで行くことができます。
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ここから温泉が注がれて・・・
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ここから排出されています。
まさに源泉かけ流し!
ちなみに、温泉水には触るな!と警告が出ています。
ローマンバス再建後、ここで泳いでいた少女がアメーバの一種「フォーラーネグレリア」が原因の髄膜炎に感染して亡くなったことがあるのだそうです。
古い温泉故と思いきや、2000年ころの日本の温浴施設でもよく見つかったアメーバだそうですね。
・・・さわっちまったぜw -
世界遺産の認定証でございます。
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ローマンバスの出口にお土産屋さんもあります。
ここは、一度出てからも入ることができますよ。 -
この後温泉に入る予定でしたが、お昼を挟むため先に昼食を食べることにしました。
Google Mapで探して、評判が良さそうだったイタリアンへ。
North Parade沿いの「Sotto Sotto」。Sotto Sotto イタリアン
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地下1階にあり、まるで大きなトンネルのような店内です。
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ロゼワイン美味しい。
店員さんもイタリア系の方が多かったように思います。 -
Pollo e Salsiccia。
チキンの胸肉とソーセージをバルサミコ酢・ガーリック・白ワインなどで味付けしたソースで煮たものです。 -
再び、ローマンバスまで戻ってきました。
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その近くには、新しく掘った泉源を使った温浴施設の「Thermae Bath Spa」があります。
入浴料は34ポンドですが、ここまで来たら入るしかないでしょ。セーマ バース スパ エステ・スパ・マッサージ
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「Thermae Bath Spa」の入り口です。
簡単に説明すると、地下1階と3階が温水プールのような浴場(水着着用)。
2階がスチームアロマサウナとスパ。
0階がチケット売場・入口・売店で、1階が更衣室になっています。
売店で水着を売っていましたが、私は日本から持っていきました。
館内で使うバスタオルやバスローブは無料で貸してもらえます。 -
施設の解説が更衣室に貼られていました。
そこから先は(本当はここもだろうけど)撮影禁止なので、ここまで。
客層は、カップルで来ている人、個人で来ている人もいましたけど、女性が割合8ぐらいではないでしょうか。 -
「Thermae Bath Spa」を出て、バースの街を散策。
クイーン・スクエアという広場です。
ジョン・ウッド(父親。親子2代同じ名前)が設計した、四角の広場を集合住宅で取り囲んだ設計です。
広場の中央にはオベリスクが建っています。
ウエールズ王子フレデリックの訪問を記念したものだとか。 -
こちらは、そのクイーン・スクエアから少し坂を登った先にあるサーカス。
同じくジョン・ウッド(父)の設計で、今度は円形の形の集合住宅で広場を囲むという大胆さ。
ただし、完成を見ることなくジョン・ウッド(父)は亡くなり、その息子が跡を継いだそうです。サーカス 建造物
-
大きな円形のロータリーを、集合住宅が囲んでいる様子が分かりますか?
ロータリーの円周は100mぐらいはありそうでした。
そして、120度ずつで住宅が途切れており、そこが道路になっていました。 -
「ザ・サーカス」の碑も。
サーカスは、あのサーカスではなく、「円形」の意味です。 -
ザ・サーカスのお隣が、「ロイヤル クレセント」
ジョン・ウッド(父)の息子であるジョン・ウッド(息子)が、今度は半楕円形の集合住宅を設計したわけです。ザ ロイヤル クレッセント 建造物
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ロイヤル・クレセントの南側、西側はビクトリア・パークという公園になっており、チューリップなどが咲いていました。
ロイヤルヴィクトリアパーク 広場・公園
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No.1 ロイヤルクレセント。
ロイヤルクレセントの一番東の建物で、ジョージア王朝時代の雰囲気を感じることができます。
入場料は10ポンド。ナンバー ワン ロイヤル クレッセント 博物館・美術館・ギャラリー
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先ほどのザ・サーカスに戻り、その近くのアセンブリー・ルームへ。
ここはファッション・ミュージアムも併設しています。
(ファッション・ミュージアムは有料)アセンブリー ルーム 建造物
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ジョージ王朝時代の社交界の中心になったボールルームです。
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そのうちの一部屋がセルフサービスのカフェとして開放されていました。
自分でパンやビール、いや、ジュースやコーヒーを買って休憩も可能です。 -
ローマンバスの東側の道に出ました。
セント・ミッチェル教会です。 -
バースにはあまりお店がないと思いきや、そんなことはありません。
中心街にはスーパーからブランド店まで。
こちらはイギリス全土に展開しているスーパーのWaitrose。
食品の他、電化製品や洋服など幅広い品ぞろえでした。 -
パソコンやタブレットも売られていましたよ。
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バース・ギルドホール・マーケット。
街角に小さな入口があります。ギルドホール・マーケット 市場
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中はローカルな市場の雰囲気でした。
ハンバーガーのお店やスナックバー、紅茶のグッズを売るお店など。
比較的ローカルな雰囲気です。 -
街中のDECEMBER 25THというお店。
名前の通り、クリスマスのオーナメントや飾り物をいっぱい扱っていました。
バースのクリスマスマーケットは有名なようですね。 -
激安洋品店のPRIMARK。
水色の外観がインパクトになるお店ですが、バースに来ると白色のバース・ストーンの建物が高級感を醸し出します。 -
こちらはバナナ・レパブリック。
お店はやや小さめ。
バースの中心街には、このような感じでカジュアルブランドの小売店が数多くありました。 -
デザインの良い激安雑貨店、コペンハーゲン生まれのタイガーもありました。
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モルトン・ブラウン。
イギリス王室御用達のライフスタイルブランドで、世界中のエキゾチックな植物成分をベースにしたハンドケア、ボディケア、ヘアケア、メンズライン などを取り揃えています。
なんと、日本で買ってもあまりお値段が変わらないという事実が判明。モルトンブラウン (バース店) 専門店
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エイボン川脇の小道に来ました。
バースでエイボン川に架かる橋としては一番有名な「パルトニー ブリッジ」が見えました。
石造りのアーチが美しい橋です。パルトニー ブリッジ 建造物
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こちらがパルトニーブリッジの上です。
右手にカフェがあり、橋の上から河川敷のきれいな景色を眺めることができます。
ただ、そのカフェは17:00までで、この時間には既に閉店していました。 -
カフェからではないですが、パルトニーブリッジのたもとからエイボン川の河川敷の景色です。
鉄道でバースに来ると一番最初に見える印象的な建物「聖ヨハネ福音教会」がよく見えます。 -
ノースパレード通りからのパルトニーブリッジです。
イギリス郊外らしい落ち着いた、緑と丘のある景色。 -
駅に戻る途中に見えた(バース駅からローマンバスに行く途中でも見える)
聖ヨハネ福音教会。
尖塔の高さが目立つ、ローマカトリックの教会です。聖ヨハネ福音教会 寺院・教会
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駅前には、デパートもあります。
イギリス各地に展開しているディベンハムズ。
3階建てで、化粧品・男性衣類・女性衣類・雑貨日用品おおよそ揃っていました。
バースを拠点に宿泊する場合には、先ほどのTIGERとこのデパートの利用価値が高いのではと思いました。ディベンハムズ (バース店) 専門店
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電車の時間まで少し時間が余ったため、バース駅前のバーで一杯飲むことにしました。
駅の横のビルにある「Graze Bath」。
ミシュランガイド2016にも載ったお店です。Graze Bath バー
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とはいえ、非常に気軽な雰囲気。
お店にはバーカウンターと屋内・屋外の座席。
メニューをもらって注文をして、屋外の席に座りました。
ビールとポテトフライで7ポンドしないぐらいなので、お値段もお手頃。 -
屋外の席からの風景です。
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18:40発のパディントン行に乗車です。
信号の問題と、その後の遅延でパディントン駅に着いたのは21時近かったです。
本来は20時10分ごろ着くのでオックスフォードサーカスのデパートに行こうと思っていたのですが、時間も無くなり、食事だけして帰ることにしました。バース スパ駅 駅
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セントラル線でキングス・クロス駅に移動しました。
途中のベイカーストリート駅。
シャーロックホームズしてます。ベーカー ストリート駅 駅
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キングス クロス セント パンクラス駅に到着しました。
キングス クロス セント パンクラス駅 駅
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この駅の9番線方面には、映画の中でホグワーツ魔法学校に向かう列車に通じる秘密の場所となっていた9 3/4番線があります。
お隣はハリーポッターショップです。キングスクロス駅 9と4分の3番線 観光名所
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夕食は、テイクアウト和食のwasabi キングスクロス店へ。
わざび (キングスクロス駅店) 和食
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なんとなくお金をケチって、チキンカツカレーのお弁当7ポンド、味噌汁1.5ポンド、ミネラルウォーター2ポンドにしました。
以前この系列に来た時はもう少し高く、売られているものもお寿司中心でしたが、商品は手広く、お値段は安くになっていました。
カレーのお味も、まずまず良かったです。
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