2016/05/02 - 2016/05/05
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chekimanさん
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相棒と言って思いつくのは、清志郎とチャボ、ミックとキースか。
僕とスーチャンは、そんなにカッコいいものでは無かった。
さしづめ、ツネオとジャイアンってとこだ。
ジャイアンことスーチャンは、ソンテオの運転手で僕は彼の運転で、ワット.プラ.タート.ドーイ.ステープへ行った。
初めて会った人との距離感を取るのは難しい。
あと一歩、相手に近づけば良い関係に慣れるかも知れない。
それには勇気が必要な時もある。
いつでも、その勇気を持っていたいと思う。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
ター.トーンでチェンマイ行きのバスに乗り換えた。
チェンマイまでの間に警察官による検閲が2回あった。 -
タイ人はIDカードを見せ、外国人の僕はパスポートを見せた。
2回目の時は、タイ人のカップルがバスから降ろされカバンの中身を机の上に出すように指示されていた。 -
軍事政権だからか、テロ対策か、真意は判らないが徹底していた。
それほど緊張感は無く、警官が荷物を確認している間に男性はトイレへ行っていた。 -
日本を発つ前は現地でゲストハウスを探すつもりだった。
2日前、チェンライのカフェでエスプレッソを飲みながら、目星をつけておく為、ゲストハウスの検索をした。 -
口コミサイトで上位のゲストハウスは既に満室だった。
焦った僕は、スリパットゲストハウスの予約をした。 -
口コミの評判通り、スリパットゲストハウスのフロントにはフレンドリーな女性スタッフが2人いた。
次にチェンマイへ来る時にも、ここに泊まることになるだろう。 -
昼食の後、ソンテオ乗り場に行くとスーチャンがいた。
-
ソンテオは貸切だったので、スーチャンに促されて助手席に座ることになった。
ソンテオを発車させると直ぐにスーチャンは話し掛けて来た。 -
英語で話し掛けられと集中力を最大にして耳を傾ける。
それから、脳みそをフル回転させて、それを日本語に翻訳する。
変換された日本語は、空白だらけなので想像力でそれを補う。 -
僕が話す英語もいい加減だ。
そんな適当な英語でも、スーチャンと意思の疎通が出来たってことは、彼も想像力が豊かだったんだと思う。 -
「僕はツネオだ。」
「それじゃ、僕はのび太だ。」
いや、スーチャンのお腹はどう見ても、ジャイアンだった。 -
前回のバンコク旅行で、タクシー運転手から「あなたはツネオだ。」と言われてから、「ツネオ」だとばかり思い込んでいたが、本当は「スネ夫」が正しかった。
だけど、僕とスーチャンのいい加減な英語にいい加減な日本語が加わった所で、大勢に影響は無かった。 -
スーチャンは運転をしながら、次から次に質問をして来る。
「寿司は好きか?」
「嫌いだ。僕が好きなのは、カオソーイだ。日本のカオソーイは高いんだ。」
「いくらだ?」
「8ドルぐらいかな。」
「日本は凄いな。」 -
「どんな家に住んでいるんだ?」
「狭い土地に建てた3階建ての家だ。各階は1部屋しかない。」
「いい方法だ。日本人は賢いな。」 -
スーチャンは日本人びいきだった。
どんなことでも、感心して、日本人は凄いと褒めてくれた。 -
その日本びいきがピークになったのは、チェキの写真をあげた時だった。
大きな体全体を使って、大げさに喜んでくれた。 -
そんなスーチャンだったが、最終日に裏切られた。
ゲストハウスから空港まで送って貰おうと思い、ソンテオ乗り場にいたスーチャンに声を掛けた。
「10分後にゲストハウスの前に来てね。」
スーチャンは、すんなりOKをした。 -
スーチャンは来なかった。
しびれを切らした頃に現れたのは、スーチャンのガールフレンドだった。
どうも、スーチャンは男の友情よりもビジネスを優先したらしい。
僕は彼女が運転するソンテオで空港へ向かった。
当然、座ったのは後部にある客席だった。 -
運転中のスーチャンは、ずっとしゃべり続けた。
英語で相手をするのは疲れたけど楽しかった。
スーチャンのことを思い出すとセットで思い出す人がいた。 -
インドのオートリキシャの運転手だった。
2010年の6月だから6年前になる。
名前は覚えていない。
写真も無いから顔も覚えていない。
だけど、彼のことはしっかり覚えている。 -
フリーのツアーだったので、ひとりでデリーの街に出た。
フマユーン廟へ行く為に乗ったオートリキシャだったが、見学が終わるまで彼は僕を待っていた。 -
ひっきりなしに話し掛けて来る彼に僕はうんざりしていた。
-
スーチャンが "ハッピーマン" だったから、楽しかったのか、それとも、6年間で僕が成長したのか?
-
後者だと思いたい。
今年の9月にインドへ再訪する。
答えはその時に判明する。 -
フレンチレストランのことも、ワット.チェーディー.ルアンのことも書く時間が無くなった。
それは、次の旅行記に譲りたいと思う。 -
最後にスーチャンと大人になったツネオことスネ夫とジャイアンにこの歌を捧げる。
♪つまらない大人には なりたくない♪
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この旅行記へのコメント (6)
-
- るいねこさん 2016/09/06 23:52:51
- ガラスのジェネレーション
- このタイトルで、ずっと昔よく聞いていた曲を思い出しました。
※旅行記に関することじゃなくてごめんなさい(^^;
「ガラスのジェネレーション」この文字を見ただけで、いい曲はすぐに頭の中で流れ始めますね。
佐野元春 久しぶりにまた聴いてみようかな。
グッドバイから始めようが一番大好きでした。
- chekimanさん からの返信 2016/09/07 12:42:07
- 終わりははじまり
- まいねこさん、こんにちは
タイトルに反応して貰いうれしいです。
"つまらない大人にはなりたくない"
このフレーズが大好きで、自分を奮い立たせるの時の呪文になっています。
今晩は "NO DAMAGE"を一緒に聴きましょう。笑
-
- まむーとさん 2016/07/04 20:29:17
- 一人一人の国際交流
- chekimanさん、こんばんは!
うっかり、本名が常夫さんかと思ってましたが、今回訂正しました。
スーちゃんは、chekimanさんの仕事よりお金になる仕事を選んだんですか?
でも遅いながらも彼女が来てくれて良かったです。
chekimanさんの交流で日本人の良い印象が残ってますね。
たくさん、そんな国際交流の足跡をつけてもらうと、私のような後に続くものが行きやすいです♪
- chekimanさん からの返信 2016/07/05 19:10:59
- 僕たちの義務
- まむーとさん、こんばんは
ツネオはタイでの仮の名前です。
のび太に次いで、有名な名前です。(多分)
スーチャンに電話をしたら出たので、事故では無かったと思います。
そうすると上客を捕まえたのかと想像しました。
スーチャンは元々、日本大好きだったので、先輩たちが性能が高い自動車やテレビを沢山作ってくれたおかげだと思います。
そうやって、作ってくれた日本人に対する好印象を僕たちが守っていかないといけないと思います。
chekiman
-
- ラムロールちゃんさん 2016/07/03 20:04:32
- イイですね☆
- chekimanさん、こんばんは。
ツネオとジャイアン、イイ感じです♪
いつまでも続いてほしいなぁ。
最後のところは、それもまたジャイアンっぽくて許せそう。
短い間でも、誰かと何かを結び合えば、それがその街の印象になって、また訪れたくなりますね。
次のインドでも、きっと素敵な出会いが、chekimanさんを待っているでしょう。
私まで、今から楽しみです(*^^*)
ラムロール
- chekimanさん からの返信 2016/07/03 20:16:49
- チェンマイはリピートありです。
- ラムロールちゃん、早速の訪問ありがとうございます。
スーチャンは観光客相手にソンテオの運転手をしているみたいで、FBに観光地の写真を頻繁にアップしています。
それを見るたびにチェンマイに行きたくなります。
スーチャンだけなく、ゲストハウスのスタッフや次の旅行記で紹介するフレンチレストランのスタッフたちにも会いたいです。
chekiman
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