2015/12/01 - 2015/12/02
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100円ライターさん
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子どものころ憧れた寝台列車“ブルートレイン”。
廃止のニュースにふれるたび、今度は乗ろう、次は行こうと思っていたら、ついに最後の夜行寝台急行「はまなす」が2016年3月で廃止されることになった。いてもたってもいられず、乗り納めフィーバーが起こる目前に1泊2日の弾丸ツアーに出た。
- 旅行の満足度
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 新幹線 JRローカル ジェットスター
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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2015年師走初日。
昼前に自宅を出て最寄り駅から電車を乗り継いで大宮駅へ。
北へ行く新幹線は東京駅が始発だが、大宮までは隣を走る埼京線とどっこいどっこいのスピードなのにしっかり特急券をとられる。今回は出張ではなく、自腹なので(笑)大宮から乗って1000円弱節約する。 -
影になってよく見えないが、はやぶさ・こまち19号が入線。後方につながれた緑色の車体のはやぶさに乗り込む。
東北新幹線 乗り物
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乗り慣れない東北新幹線だが、旅のお供はいつもの横浜名物・シウマイ弁当。旅情もへったくれもないが、大宮駅でも購入できる。
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弁当と一緒にビールも買おうと思ったが、冷えたのを飲みたいので車内販売で買うことにする。しかし待てど暮らせど車内販売は来ず、ようやく宇都宮を過ぎた頃にやってきた。しかも350ml、300円(だったと思う)の「車内販売価格」。駅のホームなら定価で買えたのに。
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お腹が一杯になり窓の外を眺めていると、東北らしい田園風景が広がる。
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盛岡を過ぎ、進行方向左手に見えた岩手山。
岩手山 自然・景勝地
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盛岡を過ぎると乗客がグンと減る。
新青森行は指定席のみ「はやぶさ」だけ。「はやて」、「やまびこ」を盛岡で乗り換えて自由席のみで新青森まで行こうとしたら、どういうからくりからなのか、自由席(盛岡からは特定特急券)のほうが高くなるとのこと。指定席料金500数十円ケチろうとしている向きは要注意。 -
新青森駅到着直前、進行方向右手に見える山々。方角的に夏泊山地?
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終点、新青森駅に到着。大宮から3時間弱の旅だったが意外にあっという間。
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青森といえばねぶた。駅に飾ってあった。
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青森駅まで新幹線に接続している函館行の特急「白鳥」に乗る。
新青森から青森までの自由席は新幹線利用者に限らず特急券不要。
動き出して気がついたが、青森で進行方向が変わるので、座席は逆向きにセットされていた。 -
特急「白鳥」も北海道新幹線の開通する2016年3月で廃止。お疲れ様でした。
JR北海道 スーパー白鳥 乗り物
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♪上野発の夜行列車降りたときから〜
かつて青函連絡船に乗り継ぐ乗客たちはこのホームを歩いていったのだなぁ。
長距離列車の到着もなくなり、長く広々としたホームが寂しく感じられる。 -
連絡線に乗り継ぐ雰囲気を味わいたくて駅を出て、青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸へ直行。冬場の夕方16時すぎとあってお客さんはほとんどおらず、しかも一部改装工事中だった。
青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸 美術館・博物館
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船内は青函連絡船に関する資料が展示された青函連絡船記念館と、昭和30年代の青森駅前や連絡船内を再現した青函ワールドからなる。
青函ワールドはラーメン博物館的な? 雰囲気。 -
青函連絡船のグリーン船室。実際に座ることもできる。
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時代を感じさせる椅子に腰掛けながら港を眺め、かつても同じような景色が見れたのだろうか、などと感慨にふけってみる。
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操舵室
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操舵室の窓から北海道を望む。曇っている上に陽も落ちかけていてよく見えない。
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八甲田丸を後にして外に出ると、17時前だというのに陽が落ちていた。
「はまなす」の青森発22:18。また時間があるので、しばらく町を散策する。
まずはベイブリッツジへ。青森ベイブリッジ 名所・史跡
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ベイブリッジは普通の道路なので歩道もある。港を横断するように高い位置にかかっているので景色がいい。
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ベイブリッジを渡りアスパムへ。
青森県観光物産館アスパム 名所・史跡
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アスパムの13階は展望台になっている。入場料400円で自動販売機で使えるワンドリンクカードもついてきた。
高さ76メートルというのがやや物足りないものの青森の町が一望できる。青森県観光物産館アスパム 名所・史跡
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2階にはねぶた展示コーナーがあった。
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観光物産館というだけあり、りんごの展示もあった。
1階にあるおみやげ屋も充実していて、ずいぶんと時間がつぶせた。 -
一風呂浴びてから食事にしようと、事前に調べておいた、青森まちなかおんせんへ。
ホテル併設の温浴施設だが、洗い場やサウナでの話し声を聞く限り、地元客のほうが多いようだった。
値段は420円! という超良心的な銭湯価格。タオル類は200円でレンタルできた。
メインの大きな風呂と露天風呂、ほかに変り種系の風呂が3つ。広いサウナもあった。青森まちなかおんせん 温泉
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食事は駅前の食堂、居酒屋を何件か見て廻り、入りやすそうだったので、おさないへ。
21時少し前に訪問。21時半閉店とあって、奥行きのある店内に先客は2人。
とりあえず風呂上りのビールを注文するも生はなし。
「ほたてのおいしい店」と看板に書いてあったのでほたては外せないとして、刺身定食(まぐろ&ほたて)にするか、ほたて貝焼き味噌定食にするかで悩んだ末、刺身なら東京でも食べられるということでほたて貝焼き味噌定食を注文。
貝焼き味噌はアツアツで出汁が効いていて美味しい。ご飯のおかずにしたり、ビールのアテにしたりチマチマ食べていたら、店の旦那さんに「ご飯にかけてかきこむと美味しいよ」といわれ、残り半分くらいをご飯にかけて豪快にかきこんだ。確かにこのほうが美味しかった。お食事処おさない グルメ・レストラン
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いよいよ今回の旅の目的である、「はまなす」に乗る。
22時18分発だったので、少し早めだが21時30分すぎに青森駅へ行き、売店で買い物をしてホームに向かう。 -
発車30分以上前だったが、列車はすでに入線していた。
跨線橋から下を覗くと、「はまなす」の姿が。急行はまなす 乗り物
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跨線橋は撮影をする鉄道ファンで大賑わい。家族連れや外国人もいた。
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本日の「宿」、2号車B寝台へ。
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10数年ぶりの懐かしい寝台車。
料金は6480円。東○インならおつりがくるな、ア○ホテルなら大浴場にも入れる・・・、などというのは無粋というもの。もう二度と乗れないのだからプライスレス。 -
22時18分、青森駅出発。
この日は乗り納めの方々で下段はほぼ一杯だったが、前の寝台は50年輩のオバサンで、普通に「交通機関」として利用しているようだった。青森停車中から身支度を整えて、早々とカーテンを引いて寝に入った。 -
せっかく乗った夜行列車。すぐに寝るのももったいないので、車内を散策。こちらは自由席。
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指定席のデッキ脇にはミニサロンがあった。
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青函トンネルに入ったタイミングで夜食タイム。
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青森駅で買った「鮭はらこめし」は鮭の切り身とイクラがのっていて、思いのほかゴージャス。
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客車だと最後尾のデッキから景色が眺められたはず。
新幹線になったら最後尾から過ぎていく景色も見られなくなるので、見納めに行く。するとすでに先客がいて、動画撮影中。
脇に立ってチラっと見ようかなと思ったが、そんな雰囲気でもなくそそくさと退散。 -
そんなこんなで0時44分、はるばるきたぜ函館着。
函館では電気機関車からディーゼル機関車に付け替えが行われる。 -
まず青森から客車を引っ張ってきた電気機関車が切り離される。
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函館で進行方向が逆向きになるので、ディーゼル機関車が連結されるのは反対側。
深夜だというのにホームには機関車の付け替えを撮影しようと、カメラを持った人でいっぱい。 -
ディーゼル機関車がゆっくりと進んでくる。
なんでもかんでも惜しむ気はないが、機関車に引かれる客車列車がなくなるということは、こういう光景も見られなくなるのだなと思う。 -
付け替え完了。いざ札幌へ。
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しかし「はまなす」の函館発は1時23分。39分も停まっている。
まだ時間があるので夜の駅を探検。 -
ヨーロッパの駅のような頭端式ホーム。青森駅と同様、青函連絡船時代の名残で構内は広々としている。
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北海道新幹線開業まで3月と少し。駅には開業を告知するノボリや垂れ幕があちこちに掲げられていた。
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函館を発車。青函トンネルを通過するころまでは、廊下の椅子に腰掛けて、何を見るともなく、夜の闇の眺めていた乗客も、自分の寝台に入ったようだった。
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布団にもぐりこむ。動く車両の中で横になるというのはなんとも変な感じ。それによく揺れて眠れない。
こんなこともあろうかとミニサイズの時刻表を用意しておいた。
読書灯をつけて、寝台にうつぶせになって意味もなくパラパラと眺める(笑)
気分は十津川警部? -
眠れないついでに、もう一儀式。
昔、「ウイスキーのポケット瓶をしのばせて夜行列車に飛び乗った」というエッセイを読んで、オトナになったらやってみたいなと思っていた。
ウイスキーは苦手なので(笑)、青森駅で日本酒を購入しておいた。
カーテンの隙間から見える景色を見ながらグビリと一献。
夜行列車で北へ向かってるぜと、一人気分が盛り上がる。
夜行列車で旅するっていいなと思ったが、はまなすは3月まで。2度と乗る機会はないのかもしれない。 -
ガクンと振動がして列車が止まる。
手元の時刻表を見ると停まる駅ではないが、森駅のようだった。
青森では見られなかった雪がホームに積もっていた。 -
気がついたらいつの間にか眠っていて、再開された車内放送で目を覚ます。
南千歳付近を走っているということだった。
札幌はもうすぐ。 -
札幌駅に到着。
列車を降りて記念に機関車を撮影するため先頭へ。 -
今度はホームを逆側へ歩いて最後尾の客車を撮影。
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しばらく停まっていた「はまなす」がホームを離れていく。
もう二度と客車の寝台列車に乗ることはないのだなと思うと、ちょとだけ感傷的にならないこともなかった。
ただLCCに乗れば4000円弱で北海道まで来れる時代にあって、「はまなす」の利便性、居住性と値段が釣り合わないのも確か。時代の遺物だったのだろう。平成も28年を迎えようとする中、国鉄の面影がまた消えて、鉄道史の昭和が名実ともに終わった感がする。 -
午前7時前。夜の明けきらない札幌駅。
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札幌駅にも北海道新幹線の開業告知が。
鉄道というのは多くの人にとって生活に密着したものではあるけれど、所詮は文明の利器にすぎないわけで便利で安いにことにこしたことはない。去るものを惜しむより、新たに生まれるものに期待する声の方が大きいのは仕方がないのかもしれない…、などと屁理屈をこねつつ、昼は味噌ラーメン、晩はジンギスカンをしっかり食べて、その日のうちに「はまなす」の寝台料金よりも安いLCCで東京へ帰った。
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