★バンコク★　いにしえの秋葉原を求め＠Ｔｒｉｐ＆ＴｉｍｅＳｌｉｐ

2016/03/11 - 2016/03/12

バンコクには　パンティッププラザ　や　フォーチュンタウン　等のいわゆる「電脳街」というエリアが存在する。ＰＣ系・デジタル機器系を販売する「電子城｣：百貨店ビルが立ち、周辺にAVショップやメイドカフェ＆アニメショップを抱えるエリアであるが　
じょんとらべる太が狙うのは、いにしえの秋葉原である。

秋葉原は、その時代に合わせて変貌を遂げてきた、世代によって認識が異なるだろう。
現代の秋葉原は、AKB，アニメが主力,その前はＰＣ，デジタル系,その前は家電・無線・オーディオ,その前は、戦後の闇市。
それぞれの時代が前時代の生き残りを抱えつつ発展してきており、カオスなエリアであり続けてきた事は間違いない。
じょんとらべる太が狙うは、主に　家電・無線・ラジオ・オーディオ時代の前期あたりを中心にしたアキバだ。

経済成長と共に、便利な家電や電子機器が売られて発展している時代に、修理したり、チューナップしたり、自作したりする輩が出てくる。
それは、趣味であったり、生活が困難であるから仕方なくであったりする。
正規に純正品を購入するのでは無く、いかに工夫して、人と違うモノ、どこよりも安くといった欲望を満たしてくれるエリア。
そうった場所を探して　世界各国を旅してる。

戦後の闇市的なエリアを好む　じょんとらべる太は、世界各国旅して電気街を見て回ったが、ココは、かなりイニシエ度が高い！幼い頃（小学3年、30年前）、秋葉原に初めて行った頃をさらに遡る時代が息づいている。遠い昔に親父から言い伝えられた時代のようだ

場所は、王宮近くのバンモーと呼ばれるエリアだ。

以下のように、こういったエリアを沢山撮影してきているが、あの混沌としたカオス感をうまく表現することは、私にとっては、ポワンカレ予想を解くくらいに難しい。（匂い、香り、空気感、騒音等の要素がブログでは表現できない）

今回は、思いっきり　ジャンクパーツに食いついて撮影してみた。

★　一般旅行者には、なんも　おもろくないので注意！　★


上海の電気街はこちら↓
http://4travel.jp/travelogue/11057653
台湾（高雄）の電気街＆電子街はこちら↓
http://4travel.jp/travelogue/11035650
マニラの電気街はこちら↓
http://4travel.jp/travelogue/10965304

エリア バンコク(タイ)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

行き方：バンコク路線マップに書いてあるファランポーン駅というところが最寄駅である。（ファランポーン駅もしくはバンコク駅）最寄り駅といってもこっから結構ある。タクシーで　40〜50バーツ払って　右上の写真にある寺院に行ってくれと言えば一番わかりやすいだろう。バンモーといっても観光客が行くところでないので、ピンと来ない運転手もいるだろうから。しかも地図で見ても、BAN MOと書いてある道、エリアは沢山あってよくわからん。私はバンモー！エレクトリックマーケット！を連呼して　英語もようしゃべれんかったがなんとか行けた。

この”ヒントでピント”④分割画法で混沌さ表現の増強を狙います。（ついてこれない方はこの辺でよしたほうがよいでしょう。）店が開くには早すぎる朝８：００から突入した。意外と早くから開けているのでびっくり30％くらいは準備し出している。タイの人の勤勉さがわかる。冒頭にも取り上げたが寺院が隣接しているのでお参り客が早いのかもしれない。

朝も、はよからDEEPなパーツ類が売られている。
左上：一般コンセント、コネクタ類　よく見ると中古も混じる。。
右上：工事現場のライトセーバー！？リモコン類（中古もありそう）
　　　ラッピングされているが中身が新品かどうか怪しい。。。
左下：タイの一般向け衛星放送を見るのに必要なパラボラアンテナ
右下：オーディオケーブル、同軸ケーブル、電源ケーブル等電線屋

産業用機器も中古、新品問わずラッピングされ売られている。。
左上：ソレノイドバルブ,マニホールドタイプのエアー電磁弁　
右上：リレー、ベアリング、ステッピングモーター、近接センサーかな？
左下：一本、道がずれれば普通の通りでいきなり電気街となる。
右下：店内も電解コンデンサやら産業用パーツが溢れている。

歩道に出っ張り系、露天系ショップが沸いて出てきます。この道は車道を歩かねばならなくなるのですがホコ天ではなく、ぐんぐん車が割り込んできます。
左上：ひな壇スタイル商法。（一般モノは目立たせてナンボ）　
右上：スピーカーショップ。車向けか？コーンは別売り？自作は向けですな
左下：電子パーツ屋っぽい。右脇から中へ入ると数多くのショップ郡がある。
右下：ここはタイということを忘れてはならない。。

エレクトリックスクエアと看板を掲げたトタン屋根で出来たアーケード街があった。朝早すぎたせいか、やや暗いが混沌度が高いことはすぐにわかる。
闇市チックでとてもいい感じだ。人が沢山きて歩けなくなる前に来て良かった。入口部には食堂が直結しており、客や店主の胃袋を満たしているのだろう。

じょんとらべる太も腹ごしらえをしておく。
写真が張ってあって、これくれって指1本で１つを伝えたが
あ〜ぁ〜　と　しかめ面で　手を振っられて　無いっぽい事が伝わって
きたので、　うーんじゃ〜　っと周りを見渡し　客が食っているので
うまそうなのを　指差して　指1本出したところ

店主のｏｋって感じの納得感とまわりの客の注目が終息してく感じが
得られて　席に着き　待っていると　これが出てきた。

まー　うまかった。40バーツ　145円くらいかな
豚肉にカリカリ衣がついているのが５切れくらいとソーセージを揚げたのが３切れくらい乗った飯。タレは甘ったるい。

熱収縮チューブが大量にぶら下がり、プロパンガスボンベ越しに見えるパーツ屋を眺めながら喰らう飯は、一段とうまい感じもする。。。とてもジャンキーでよろしいマーケットだ。

ウェイターがこれ入れるとグーって親指を立ててきた。
薦められたので入れようとしたが、バックパッカーの変なカンで
きっと辛いと判断して数滴にしたのが正解だった。

固体状のものはいったん口にいれて、かまずに辛さ確認してから出した。
　

探索再開！　一般向けパーツ類が多く売られてる感じである。
左下：扇風機の羽　20バーツ！　どっか飛んでいってしまうのか？
　　　子供が　あぁ〜っと声が変わるの面白がった後、モノ突っ込んで
　　　割ってしまうのか？　日本ではあまり売っていない代替パーツだ。
右下：とても、芸術的に見えてしまうのが私だけであろうか？商品の上に
　　　食い物（たぶん、さっき入った店のもんだろう）


以前　マニラで　商品の上に犬というのもあった↓
http://4travel.jp/photo?trvlgphoto=36756388
ので　驚かない！

あまりに芸術的なので　アップで再撮影！
きっとまだ、鉛入りの半田巻線とコンセント郡に囲まれた飯。。。
こっちのほうが　めっちゃうまそうやんけ。

バンモーマーケットというのが、かろうじて読める西洋風の古い建築物に大量の電線が絡みつく感じがとてもイイ。タイの変電トランスがどっかりと鎮座してこのエリアに命を吹き込んでいる。

そして、その入口は、かつてのラジオ少年を怪しく誘うかのように開いているのである。こりゃ入ってみるしかねぇ〜べ。　電気街とは思えない佇まいだ。

中は、かなり広い、八百屋や食堂が混在する中、やはりパーツ屋が多くある。今回は、この辺をムービーでとっちまったので静止画切り取るのが面倒であり、詳しくは紹介しない。だけど主力級のマーケットだ。

時間が経ってオープンする店が増えてきた。そこらじゅうから沸いて出てくる
左上：小型オフセットタイプパラボラと4分割されたメッシュアンテナ
右上：Ｓｏｉ　Ｔｈｉｐ　Ｗａｒｉという道沿いも多く店があった。
左下：日差しがきついので屋根が出っ張りすぎ
右下：寺院近くのパンピー向け出店

道や方向感覚がよくわからなくなるくらいに夢中で見て歩く、自分がどこにいるのかなんてどうでもよくなってくる電気街バンモー。恐るべし。怪しい路地とパーツ街入口が誘ってくる。時間が経つとどんどん変化してゆく魔物のようだ。
左上：エレクトリックスクエア
右上：オーディオ街
左下：ようわからん
右下：バンモープラザ裏口（後で詳しく紹介）

場所はよくわからないが商店が犇めき合う建物に飛び込んだ。そこは電子パーツの宝庫であった。。所狭しとパーツが並べられたり、吊られている。

左上：まるで駄菓子屋で五円アメが吊るされているかのようにスピーカが。。
右上：セメント抵抗（通称：墓石抵抗）までも吊られている。
左下：ピンジャック類がペットボトル500ml半割りに入れらて売っている。
右下：下を見れば床面にも、マグネトロンや電子レンジ用コンデンサなど。

現代の秋葉原を越えている。混沌さだ。。ラジオガァデン　や　かつてのニュー秋葉原デパート（一番端）を彷彿させる。

でたー！　タイ人の電子オタクくんだ！(オタクかどうかまでは？）
そうそう、今でも秋葉原パーツ街で見かけるが、自分が電子工作するための回路図とパーツリストを片手にパーツを探す人。とてもほほえましい。かつてのラジオ少年もこうしていた。

しかし、この量と種類には圧倒される、そしてこのような店の群れ（１０くらい）が、ぱっとみて１０箇所あるのだからすごい！　あの吊るされたパーツに顔をうずめたくなる衝動にかられるところを抑えるのが大変だ。これは電子パーツオタクにしかわからないかもしれないが、一般的な例で言うのなら、おっぱい星人の方が巨乳に顔をうずめたくなるのと同じである。（普通の成人男性でもその衝動はあるが、おっぱい星人というところが重要です）←どうでもええわぁ

そして　本丸のバンモープラザへ突入!!　たぶんこれが正門？どこから
入ったか忘れたが、とにかく店舗が多く密集していてすばらしい天国だ。

このように、監視カメラなどの製品モノも売っているが、半製品、電子パーツ、産業機器、強電系パーツまであるのにびっくりした！

昔　ラジオ少年で　定年退職した方は　ココへ来ればよいと思う。

左上：セラミックコンデンサ、タンタルコンデンサ、フィルムコンデンサ
右上：ビス、ナット、スタット・・・
左下：電力用コンデンサ
右下：押しボタンスイッチ、通称：きのこスイッチ　非常停止用

左上：大量に吊るされた基板用リレー、コイル、トランス　パーツ
右上：タイマーやリレー、SW　工場・産業用
左下：電力用コンデンサ、電流計
右下：半田吸い取り器やら

こんな店がずら〜〜っと犇きあう。
3Fぐらいまであってとても見切れない。。
IGBT素子やサイリスターなんかもあったなぁ〜
写真で撮りきれないのでムービーで撮ったが
目が疲れる。。。

左上：商売の神様　祭ってあるけどパーツ群に埋もれている。
右上：朝もはよから　パーツ陳列作業
左下：LEDで目がやられそうになる。
右下：タッチパネル、マグネットスイッチ、タイマーなどなど

そりゃ　パクるやつおるやろなぁ

バンモープラザを出て、メイン通りから1本外れた筋に行くとそこでも
露天商がひしめき合う。しかも　彼らは、修理屋で物を売っているので
はない！！　戦後の闇市的要素満点だぁ！!

そして　何の修理かと思えば、扇風機である！！あんな小さいモーターを巻き直しているではないか!?　焼けてしまったコイルを持ち込んでくる客が並んでいるのもスゴイ！需要と供給が成り立っている〜。昔のバンモーの記事を見るとテレビを直す人がいたとの事。しかし、最近は液晶テレビになって修理は困難になったと思われる。　手巻きコイルは十数年前にインドを旅した時に子供がやっていたが、ここタイでも今尚、大人が続けているのはスゴイ！

さらに裏通りを行くと純正パーツショップ！？ともいうべきか、しっかりとした大きな店構えのパーツ店があった。バンモープラザ内やその周辺の小さなショップの店員は、どう見てもパーツのことを知らないおねーちゃんだったり、出稼ぎに来ているお母さんであったり、家族経営でやっている感じで専門性は感じられなかったが、こうゆう店ならマニアも納得するかと思われる。

やはり、メインどおりには素人受けしやすい、わかりやすい物が多くあり
少し、裏通りに行くと玄人がわかる、それなりの店が存在するのだ。

ソウル　ジャンキースポット巡り①　九龍駅近　バラック郡
http://4travel.jp/travelogue/11192905
ソウル　ジャンキースポット巡り②　大林商街とその周辺（電気街含む）
https://4travel.jp/travelogue/11193147
ソウル　ジャンキースポット巡り③　世運商街とその周辺（電気街含）
https://4travel.jp/travelogue/11257716

マニラ　ジャンキースポット巡り①　キアポら辺
http://4travel.jp/travelogue/10964219
マニラ　ジャンキースポット巡り②　レクト駅方面(電気街含）
http://4travel.jp/travelogue/10965304
マニラ　ジャンキースポット巡り③　ナボタスの墓地
http://4travel.jp/travelogue/10965753

上海　ジャンキースポット巡り①　宝山路ら辺（電気街基本編）
http://4travel.jp/travelogue/11057653
上海　ジャンキースポット　巡り②　宝山路のフリマ＆裏路地ショップ
http://4travel.jp/travelogue/11058139

★高雄★　電脳街＆電子パーツ屋街　巡り
http://4travel.jptravelogue/11035650
★バンコク★　いにしえの秋葉原を求め　Ｔｒｉｐ＆ＴｉｍｅＳｒｉｐ
http://4travel.jp/travelogue/11114155/