「おひなさまとつるし飾り展 」 鎌倉

2016/03/02 - 2016/03/02

雛人形が飾られる季節になり、今年はどこのひなまつりを見に行こうかと考えていると、鎌倉古民家ミュージアムでの雛人形展の記事を見つけました。何の予備知識もなく行ったのですが江戸時代からのお雛様がその変遷を辿るように展示されていてとても興味深く鑑賞できました。春うららの鎌倉で江戸時代からの貴重なお雛様に会うことができました。

エリア 鎌倉(神奈川)

築100年以上の古民家を利用した「北鎌倉古民家ミュージアム」です。

入り口にはポスターも出ています。

「おひなさまとつるし飾り展」
2月16日 〜 ４月3日
料金 大人 500円

では入りましょう。

梅もきれいに咲いていますがお庭は帰りに見ることにします。

館内では様々なつるし飾りが迎えてくれます。

伊豆稲取のつるし飾り展が同時開催されています。
2月23日〜3月24日

江戸時代から昭和初期までの雛人形や雛道具が展示されている館内を見て回ります。

紫宸殿飾り ー大正時代ー

大きくて豪華な作りに驚きます。

時代物の雛人形がたくさん展示されていて見ごたえたっぷりです。

古今雛 ー江戸時代ー

初参稚児 ー江戸時代ー

親王や公家が初めての参内の際に賜わる人形

有職古今雛 ー江戸時代ー

有職雛 ー江戸時代ー

有職芥子雛揃 ー江戸時代ー

御所人形 ー江戸時代ー

紫宸殿飾り ー明治〜大正時代ー

御殿飾り ー大正〜昭和時代ー

源氏屋雛段飾り ー明治〜大正時代ー

古今雛段飾り ー江戸時代ー

雛飾りに夢中になっていましたが見上げればつるし飾りも力作ぞろいです。

これらのお猿さんたちを見ると「ならまち」を思い出します。

2階に上がります。

２階は一転、五月人形が飾られています。

牛若丸 ー江戸〜明治時代ー

豊臣秀吉と加藤清正 ー江戸時代ー

武者人形 ー江戸時代ー

2階の廊下から見える中庭。廊下を渡り次の部屋にはまたお雛様です。

御殿雛飾り ー大正時代ー

つるし飾りも。

享保雛 ー江戸時代ー

次郎左衛門雛 ー江戸時代ー

丸いお顔で一時期人気を博したお雛さま

次郎左衛門雛ついての説明

寛永雛 ー江戸時代ー

吹き抜けから立派な梁を見つつ1階に戻ります。

三保の松原の羽衣伝説の飾りでしょうか。

壁にも展示物いろいろ。

一刀彫雛 ー江戸時代ー

出入り口の近くに飾られた段飾り。相当大きな一刀彫りの人形です。

木製雛人形（レプリカ）
鎌倉の遺跡から出土した鎌倉時代後期のもの。

江戸時代の雛人形をこれだけたくさん見たのは初めてでとても貴重な体験でした。
常設展は写真に撮れませんでしたがこちらもまた秀作でした。
常設展「安部朱実 創作人形 昭和の家族」

この後は古民家ミュージアムからすぐ近くの円覚寺へ向かいます。

この旅行記へのコメント （4）

• たらよろさん 2016/03/21 19:38:49

  お雛様の変遷

  こんばんは、エトランゼ様
  
  お雛様って、その時代で大きく変わりますね〜
  お顔の様子が全然違う。
  今のお雛様は、目が大きくてエキゾチックな欧米風の顔立ちになってますよね〜
  
  先日、鑑定団に次郎左衛門雛を鑑定されている方がいらっしゃって。。。
  すごい良いお値段がついてました。
  こういうものだったんですね〜〜
  今初めて知りました（笑）
  
  　　たらよろ

  エトランゼさん からの返信 2016/03/22 11:43:41

  RE: お雛様の変遷

  たらよろさん、こんにちは。
  
  最近は各地でお雛様展が開かれていますね。
  家庭で飾られていた古いお雛様を展示しているところも多いですがここは違いました。
  江戸時代の貴重なお雛様を中心にその変遷を辿って展示されていました。
  
  お雛様の顔立ちは本当にその時代を反映していますね。
  今のお雛様は目がパッチリの可愛い系。江戸時代のお雛様は切れ長目の楚々とした感じ。
  
  桜も咲き始めこれから鎌倉もますます賑わいそうです。
  
  エトランゼ

• 前日光さん 2016/03/09 17:37:01

  お雛様、大好き！なんです!(^^)!

  エトランゼさん、こんにちは。
  朝から雨の降る寒い日になってしまいましたが、ご機嫌如何ですか？
  
  昨年の今頃、私も福岡の伊藤伝右衛門邸で、ゴージャスなお雛様を眺めていました。
  なにしろあの白蓮様も眺めていたであろうお雛様ですからね。
  お雛様って、特に江戸時代頃のは、ちょっと不気味なお顔をなさっていますよね。
  一人で享保雛を眺めるとしたら、背筋が寒くなります。
  
  我が町のお茶屋さんにも、この季節になるとお雛様が飾られます。
  約１００年前のと、８０年ほど前のもの、６０年ほど前のもので、何れも段飾りです。
  お婆さま、お母様、娘さんと親子三代のお雛様だそうです。
  やはり御殿雛と呼ばれるものだそうです。
  お雛様を見ていると、時代の推移がよく分かりますね。
  
  鎌倉の江戸雛、みんなそれぞれに素敵です。
  
  
  前日光
  

  エトランゼさん からの返信 2016/03/09 21:09:28

  RE: お雛様、大好き！なんです!(^^)!

  前日光さん、初夏のような陽気から一転、寒さが戻ってきましたね。
  
  女性にはお雛様はやっぱり特別なものですよね〜。
  前日光さんは昨年はゴージャスなお雛様と対面されたのですね。
  
  お雛様ってただの人形ではなく魂があるような気がします。
  だからちょっと怖いような。。。
  
  鎌倉で出会った江戸時代のお雛様はとっても古めかしくて衣装などは崩れそうなものもありました。
  その反対にとても豪華絢爛で大きなお雛様も。
  どちらも維持するのは大変でしょう。
  
  歴史ある貴重な雛人形が並び見ごたえのある展示でした。
  
  前日光さんのご近所の三代のお雛様もいいですね。
  
  エトランゼ