2006/08/18 - 2006/08/26
115位(同エリア747件中)
motogenさん
- motogenさんTOP
- 旅行記391冊
- クチコミ1件
- Q&A回答3件
- 442,608アクセス
- フォロワー44人
雄鶏の鳴き声で目を覚ましました。
窓を押し開いて顔を出すとまだ庭の中は真っ暗で、東の空だけが白ぼったい夜明け前の朝です。
木の枝にカラスが群がっていると思ったら、ニワトリでした。
夜は木の枝で寝ていることにびっくりです。
隣の家の雄鶏も時の声をあげます。
そのまた隣の雄鶏も・・・
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
-
再び寝ていると、居間でカタコト音がします。
そっとのぞいてみると、お母さんが朝食の準備をしていました。
テラスでは赤い火に照らされて、お姉さんが動き回っています。
コンロに火を起こしてご飯を炊いているのです。
三女のトゥックは庭から野菜をつむぎ、中学生のペアーちゃんは掃除です。
みんな早寝早起きです。 -
やっと明るくなってきました。
ニワトリも木の枝から降りてきて、エサを探して庭の中を歩き回ります。 -
人間も朝ご飯です。
干し肉のように硬い肉の塊りを食いちぎり、香辛料ふんだんの野菜をご飯に付けて口に運びます。
ご飯はべっとりしたもち米で、手で団子のように丸けて食べるのです。
たいして美味い物ではありませんが、失礼のないように美味しそうな顔をして食べました。
歯が痛くなるような、するめのように硬い肉は、多分豚肉です。 -
ネコは余り物です。
この地域には、野良犬や野良猫がたくさんいます。
しかしこの犬や猫たちは、放し飼いにしてあるニワトリやヒヨコを襲いません。
人にも従順で、野良犬の群れの中を歩いても大丈夫です。 -
庭ががやがやしているので外を見ると、中学生たちが自転車を置いて出て行きます。
ペアーちゃんの友だちが、自転車を預けて登校しているのです。
-
中学校(高校も兼ねている)は、この先にあります。
自転車は学校に停めておくよりも安全なのでしょうか。
家の前をたくさんの中学生が通っていきます。
中学生を観察できる朝のひと時を、私は面白く過ごすことができました。 -
縁の下にも自転車が停めてありました。
なかなかかっこいい自転車もあります。
昼間、私はこの自転車を借りて、付近を観光してしまいました。
無断借用、ごめんなさい! -
縁の下は色々な使い方があるようです。
ハンモックがあって、昼寝をします。
雨が降りそうな日には、洗濯物を干す場にもなります。
耕運機などの車庫にも使っています。
ニワトリやヒヨコの遊びにもなっています。 -
親鳥の後について、可愛いヒヨコたちが歩き回っています。
虫や草の種を見つけようと、あちこちつつきます。
ヒヨコの後を追っていると、あっという間に時間が過ぎていきます。
隣の家にも親鳥とヒヨコがいますが、混ざってしまい、どこのニワトリなのか分からなくなってしまうのでは心配します。
そのことをお母さんや姉さんに聞いても、さあ・・? という顔をするだけで、全く気にしていません。 -
お母さんが庭の樹木の実を調べています。
まだ小さく緑色をしていますが、熟すと食べられる果実になるのだそうです。
果実の名前は聞いたのですが、忘れてしまいました。 -
裏から見た家屋です。
右端が炊事や洗濯をするテラス(?)です。
床を支えている柱はコンクリですが、すじかいもなく、地震がくれば簡単にこの家は倒れてしまうでしょう。
地震のないタイならではの構造です。 -
テラスの奥に水浴び場(トイレを兼ねる)の窓が見えます。
トイレは手動水洗ですが、流された水はどこに行くのでしょうか?
床下を調べると、パイプが地面の中に伸びていますが、その先は不明です。
浄化槽はありません。
公共の上水道はないのですから、この村に下水システムがあるはずがありません。
この疑問は今もって解決されていません。 -
近所のおじさんと牛がいました。
牛は放牧同然で、朝草の生えている道端に連れて来て、夕方迎えに来るようです。
これで大丈夫なのですから、タイはいい国です。
おじさんは私に何の警戒感も不審感も持たず、旧知の仲のように話しかけてくれました。
ほとんど意味は分かりませんでしたが・・・・ -
白い粉を水で煉って、どろどろの物体を造っている家内工場がありました。
白い粉は米粉のようです。
この女性たちも愛想良く迎えてくれました。
私がサックさんの家にお世話になっていることを知っています。
噂はあっという間に村の中に伝わるようです。 -
この家は農家なんですが、農繁期には零細工場に変わるようです。
働いているのはこの家の女性陣。
やはり女性のたくましさで家は成り立っています。 -
できた製品はどこにに卸すのでしょうか。
村の市場?
他の食品業者?
小売店?
近辺を巡回してみると零細工場は他にもあって、村人はさまざまなことをして生計を立てていました。
氷を造っている家、竹製品を作る家、電気製品の修理屋さん、バイクの修理屋さん、壁の塗装屋さん、石屋さん・・・ -
大衆食堂もありました。
利用している人もいます。
小さな集落なのに、自分の家でなくて外食する人もいるんです。 -
中学校のある方に歩いてみました。
少し離れた林の手前に学校はありました。
近くにはワットもあります。
このワットは金ぴかではなく、わびさびの古びたワットです。 -
中学校は授業中でした。
タイの中学校は13歳から18歳までの中高一貫教育です。
勉強嫌い、経済的理由、落第、そんな理由で中学だけで卒業していく生徒もいるようです。 -
町外れに野外レストランがありました。
釣堀り風の池もあって見た目は良いのですが、閑古鳥が鳴いています。
お世話になりっぱなしはまずいと、ここにみんなを招待して夕食会を開こうと思いました。
といっても手配はサックさんの奥さんにお願いしてしまいましたが。
集まってくれたのはサックさん家族4人と、お母さん、三女のトゥックさん、長女姉さんの子供で、私を含めて8人です。
「お父さんは?」と聞くと、こういう所の料理は苦手なんだそうです。
ということで、長女姉さんとお父さんはお留守番です。 -
とにかく料理が出てくるのを待ちます。
注文はサックさんの奥さんに任せました。
この家に2日間滞在していますが、みんなが喋る言葉の中に、理解できる単語が増えてきました。
耳が発達してきたのでしょう。
初めてタイにやって来た時ですが、本で学習してきたタイ語が全く使いものにならず、愕然としました。 -
分かったことは、本で学習するような文章は初心者には何の役にも立たないということでした。
単語だけの方が良いのです。
とにかく知っている単語を並べる、動詞、名詞、形容詞、それらを順序などかまわずに口に出す。
するとタイ人はこちらの語学力を察して、私にも理解できる単語で喋ってくれます。
(気の利くタイ人の話です。気が利かない人には通用しません。)
あとは経験、慣れです。
こんな場合にはこう言えば通じる、この場合にはこう・・・
繰り返していると自然に口から出るようになってきました。 -
しかし複雑な会話はできません。
多分こう言っているのだろうな・・・?
類推だけの判断となってしまいます。
タイ語学校などに通って正式に勉強しないとだめなんでしょうか?
タイ語だらけのこの村に来て、少しは上達しましたが、伸び悩んでいます。
サックさんは3ヶ月ほど台湾で、警察の訓練をしたことがあるのだそうです。
少しですが英語が喋れます。
私には英語で話しかけてくれますが、英語はタイ語より難しく感じます。
英単語の方がたくさん知っているはずですが、経験、慣れがないからです。 -
料理がやってきました。
右側のルンちゃん(6年生)は勉強大好き、成績も優秀で、お母さん自慢の娘です。
将来は都会の大学に行って、お医者さんになりたいと言っています。
気が利く子供で、私のタイ語を理解してくれ、通訳として活躍してくれました。
左のお父さんのいないペアーちゃん(中学1年生)は何となく寂しそう。
お婆さんのお手伝いをしながら、口数の少ない生活を送っています。 -
ニムちゃんはまだ無邪気な子供です。
成績は今一つのようですが、天真爛漫な姿は家の中を明るくしてくれます。
この子が家の跡取りなのかな? -
ビールも飲んだし、たらふく食べたし、お勘定がいくらになっているか少し怖い。
都会だったら少なくても3〜4000バーツは覚悟しなくてはなりません。
ところが1200バーツたらずで済んでしまいました。
田舎のレストラン、すごく良心的!
信じられません。
夜中に物音に気づいて目覚めると、大雨が降っていました。
屋根や樹木の葉がビシャビシャと音を立てています。
雷もとどろいています。
その音を聞いているうちに、再び眠りに落ちてしまいました。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- trat baldさん 2016/02/24 18:39:30
- 暗くなったら寝るからねぇ、、、、、
- 外敵から身を守るために鶏は木の上で寝るけど人から餌を貰う犬猫は彼らを襲いません、自分がカタワにされたくないから(^o^)
それにしても絢爛豪華な食事に慣れさせるとmotogenさんが去った後の人たちは悲しがるだろうなぁ、、、、
- motogenさん からの返信 2016/02/25 12:15:51
- RE: 暗くなったら寝るからねぇ、、、、、
- 毎回コメント、ありがとうございます。
何の関係もない見知らぬ者を平気で泊めてくれるタイ人って、すごい人たちですね。
この1年ほど前、スコン島に出航する船着場の村にソンテオで到着すると、夕方近くの時で、スコン島へ船はもうなし。
戻るソンテオも見つからず困っていると、船着場の船頭さんの家で一晩寝かせてくれました。
ただ寝るだけでしたが、とても親切な家族でした。
ラオスやカンボジアではこんな雰囲気は感じません。
ネシアやマレーシアでも同じです。
タイの田舎の雰囲気は独特なものがあって、そこにいるだけで居心地が良く、安心できます。
しかしこれからは経済発展で変わっていくのかな?
タイの家族のつながりも変わりつつあるようですから。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ チェンライ田舎でホームステイ
2
26