2015/04/30 - 2015/05/01
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RAINDANCEさん
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スペイン北西部、ガリシア州ポンテベドラ県の県都であるポンテベドラを訪れました。この町は、ローマ帝国時代からガリシア王国時代を経て、中世には港町として繁栄を極めたそのモニュメントが多く残る町です。
★貴族の館を改装したパラドールに宿泊し、中世の気分を味わう。
★あいにくの雨の中、中世〜近世の建造物が多く残る旧市街を散策。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- レンタカー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空 ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ガリシア地方、内陸のオウレンセ県から海沿いのポンテベドラ県に入ります。あいにくの雨。
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冬には雨が多い地方ではありますが、もう5月なので晴れてほしかったなぁ。高速道路を下りたら、ポンテベドラの町です。
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ポンテベドラの旧市街に到着と同時に、まずはパラドールにチェックイン。
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「パラドール・デ・ポンテベドラ(Parador de Pontevedra)」。パラドールは、スペイン半民半官のホテルチェーンです。歴史的建造物を改装したり、景勝地に建設しているものが多いです。
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16世紀のルネサンス様式の宮殿を改装したホテルです。
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ガリシア地方特有の様式で「パソ」と呼ばれる貴族の館だったとのこと。
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部屋に続く階段。
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客室、リビング。
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ベッドルーム。
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バスルーム。
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床板がギシギシと軋む音が、中世の宮殿に泊まる臨場感を醸し出してくれます。
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チェックイン後は例のごとく、パラドール友の会会員へのサービスであるウェルカムドリンクをいただきにBARへ。
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まずはゆっくりと旅の移動の疲れを癒しつつ...
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例によって重厚なパラドールのルームキーホルダー。
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さて、夕食もパラドールのレストランにて。
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ワインは...やはりガリシアですから、リアス・バイシャスのアルバリーニョ、白でしょう。
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パン。
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イカ墨のリゾット(Arroz Negro con Chocos de Redondela)、これはなかなか。
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ホタテのオーブン焼き(Vieiras al Horno)、これもまずまず。
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仔牛のロースステーキ(Lomo de Ternera)...と思ってオーダーしたら、なぜかポークでした。
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デザート。
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全体としてはもうひとつ、かな。他のお客さんもほとんど居なかったです。
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一応、カフェで〆。
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ズバリ、このパラドールはディナーは外のほうが良いです。
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中世の雰囲気だけは味わって...
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翌朝...この日も天気は悪い...
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テラス席。この日はちょっと使えませんが。
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よって、屋内席での朝食。
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朝食は、他のパラドールとそん色なく普通でした。
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前述の様に、宿泊プランはブレックファスト付にして、ディナーは評価の高い外のレストランに行く方が良いでしょう。
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さて...天気が悪いといっても、観光を中止にする訳にはいきません。せっかく来たのですから、傘を差しつつポンテベドラの町へ繰り出します。
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まずは、「サンタ・クララ・ゴシック教会(Iglesia gotica de Santa Clara)」。
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14世紀頃の教会の様です。
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「サン・バルトロメ・バロック教会(Iglesia barroca de San Bartolome)」。
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17~18世紀にかけて造られたバロック様式の教会。
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「ガルシア・フローレスの宮殿(Palacio barroco de Garcia-Florez)」、18世紀のバロック様式のかわいい建物。
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ベルドゥラ広場(Plaza de la Verdura)。
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この広場の隅に、i(ツーリストインフォメーション)があります。ここで、町の観光地図をGet。
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メンデス・ヌニェス広場。何者!?と思ったら像でした。この手のオブジェがあちこちにあります。これは、20世紀初頭のスペインの小説家ヴァリェ・インクランという人の像らしい。
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カスト・サンペドロ庭園に、エストレラ広場...
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そしてフェレリア広場...3つの広場と庭園が隣接する広いエリアに出ました。
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ここにあるのが、「サン・フランシスコ教会(Iglesia de San Francisco)」。
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13世紀のゴシック様式の教会の様です。
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そのごく近くには、「ペレグリナ教会(Iglesia de la Peregrina)」。
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18世紀に建設が始まった教会で、ペレグリナ広場にたたずむポンテベドラのシンボル的な教会らしい。
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ホタテガイを象った外観は、サンチアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路の要所であることを示しています。
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教会内部の階段で上ることができます。(有料)
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礼拝堂を見下ろすとこんな感じ。
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これは何気ない通りの一枚。
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こちらは「ポンテベドラ劇場(Teatro Principalde Pontevedra)」。
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フィエル・コントラステ(Fiel Contraste)の像。重さを計ることに関係した人なのでしょうが、詳細は不明。
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「ナサレノ礼拝堂(Capilla del Nazareno)」、16世紀の礼拝堂だそうです。
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「サンタ・マリア・ラ・マヨール教会(Basilica de Santa Maria la Mayor)」と城壁。
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16世紀のゴシック様式の教会とのこと。
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国の歴史芸術建造物に指定されているそうです。繊細で美しい細工。
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教会の内部。
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サンタ・マリア広場のカステラオの像。20世紀初頭、詩人であり、画家であり、医者だったガリシア独立主義の人物だとか。
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19世紀の建築、「カサ・コンシストリアル(Casa Consistorial)」、
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「ヴァリェ・インクラン大学(Instituto modernista Valle-Inclan)」、20世紀に設立されたそう。
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...といったように、中世にはガリシア最大の港町として繁栄を極め、その後王国の衰退を経るものの、近世には再びガリシア文化と政治の中心として繁栄を迎えた痕跡が、紹介しきれないほど町のあちらこちらに見られます。
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なかなか街歩きのし応えがある町でした。これでもう少し天気が良ければなぁ...
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どう見ても回復しそうにない天気の中、次の目的地であるヴィーゴへ向かいます。
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