哀愁のポルトガル(22）　ベレンの塔と発見のモニュメント

2015/12/05 - 2015/12/05

　ジェロニモス修道院を見学したあとは、隣接して立地するベレンの塔と発見のモニュメントを観光します。　
　べレンの塔は、マヌエル１世の命により１５１５年に着工し、１５２０年に完成した税関や灯台として使われた塔です。この塔は、司令官の間、国王の間、謁見の間、礼拝堂を持ち、エマエル様式の優雅なテラスもあります。司馬遼太郎は、貴婦人がドレスの裾を広げている姿にたとえ、「デージョ川の貴婦人」と表現したそうです。
　発見のモニュメントは、１９６０年のエンリケ航海王子の５００回忌を記念して造られました。帆船をモチーフに、エンリケ王子を先頭に、天文学者、宣教師、船乗りなど、大航海時代を切り拓いた偉人が続く記念碑です。

エリア リスボン(ポルトガル)

ベレンの塔

４階建てです。
４階には礼拝堂があるそうです。

青い空にベレンの塔
行き交う船を監視した要塞です。

３階は謁見の間、２階は国王の間があります。

１階のテラスの奥に堡塁があり大砲が置かれています。

テージョ川のボート

中に行くとしたら長蛇の列で、進みません。
あきらめて帰りました。

ここは大砲の穴かな

4階を見上げて帰ります。

テージョ川と4月25日橋

帰る途中に東南アジア系のギャル

このままテージョイオ川沿いに歩くと発見のモニュメントがあります。

未練がましくベレンの塔

1922年にリスボンとリオ・デ・ジャネイロを飛行したサンタ・クルス号

4月25日橋

1966年に開通した長さ2,277ｍのつり橋
1974年4月25日にアントニオ・スピノラがクーデターを起こし新政府が誕生しました。この革命を記念し、4月25日橋を命名したそうです。

ヨットハーバー

その隣に発見のモニュメント

ポルトガル人の開拓した航路を示した世界地図のモザイクがあります。

日本はポルトガル人が豊後に到着した、1541年と記されています。
ちなみに種子島に漂着したのは1543年です。

1940年、国際博覧会のシンボルとして制作された高さ52mの記念碑、発見のモニュメントで、エンリケ航海王子没後500年を記念して、1960年にコンクリートで再建され、現在の姿となりました。

モニュメントの人物像の先頭には、カラベル船を手にした、エンリケ航海王子が立っています。エンリケ航海王子は、ジョアン1世の息子であり、キリスト騎士団の指導者となりました。

前から2人目、立ち姿で左手に刀を持っているのが、ヴァスコ・ダ・ガマ。後ろから2人目、ひざまずいて両手を合わせているのが、フランシスコ・ザビエル。

フランシスコ・ザビエル

おんせん県で人気のザビエルです。
ザビエルという人気の銘菓もあります

モニュメント西側。後ろから6人目、右手に巻物（書物）のようなものを持ち、左手で叫ぶような姿をしているのが、ウズ・ルジアダスを書いた詩人、ルイス・デ・カモンイス。

こちらは文人たち

発見のモニュメントでした。

4月25日橋