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今日は今回の旅のメインイベントの日である。<br /><br />宜蘭駅で敬愛するまあちゃん閣下とその部隊を<br />お迎えし、台湾の高級ウィスキー、KAVAL<br />ANの工場において特殊破壊工作を行い、その<br />まま台北に勝利の行進、そして、台北において<br />祝賀会を催すのだ。<br /><br />1年ぶりの敬愛するまあちゃん閣下をご拝謁さ<br />せていただくことで心は高まるばかりである。<br />

会社サボって宜蘭方面&台北オフ会の旅(3)7月18日(3日目)―北朝鮮「労働新聞」風、宜蘭郊外のKAVALAN蒸留所見学のあと台北でオフ会

38いいね!

2015/07/16 - 2015/07/22

81位(同エリア352件中)

4

15

ハイペリオン

ハイペリオンさん

今日は今回の旅のメインイベントの日である。

宜蘭駅で敬愛するまあちゃん閣下とその部隊を
お迎えし、台湾の高級ウィスキー、KAVAL
ANの工場において特殊破壊工作を行い、その
まま台北に勝利の行進、そして、台北において
祝賀会を催すのだ。

1年ぶりの敬愛するまあちゃん閣下をご拝謁さ
せていただくことで心は高まるばかりである。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
5.0
グルメ
5.0
ショッピング
5.0
交通
5.0
同行者
友人
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
鉄道 高速・路線バス 徒歩 飛行機
旅行の手配内容
個別手配

PR

  • さて、その前に宜蘭の市場を散策した。<br /><br />市場は南国らしくフルーツだらけであった。<br /><br />マンゴーやドラゴンフルーツが所狭しと並んで<br />いた。<br />

    さて、その前に宜蘭の市場を散策した。

    市場は南国らしくフルーツだらけであった。

    マンゴーやドラゴンフルーツが所狭しと並んで
    いた。

  • 魚介類も豊富で、そしてなぜか、豚足を売る店<br />がやたら多かった。<br /><br />宜蘭人は豚足が大好物なのか。<br />

    魚介類も豊富で、そしてなぜか、豚足を売る店
    がやたら多かった。

    宜蘭人は豚足が大好物なのか。

  • コンビニでまたまたバナナとサンドイッチとヨ<br />ーグルトを買い、宿に戻った。<br /><br />思えば台湾に来て毎日のようにバナナを買って<br />いる。<br /><br />ぼくら世代は、子どものころバナナなんてめっ<br />たに口にできるものではなかった。<br /><br />この頃は高価な台湾バナナが中心だった。<br /><br />近所の結婚式に親が出席したときに進物として<br />もらってきたものの中に混ざっていた。<br /><br />そんなときにしか食べられなかったのだ。<br /><br />その後、安価なフィリピンバナナが出回るよう<br />になり、口にできないものではなくなった。<br /><br />しかし、子どものころ食べた台湾バナナとはや<br />っぱりどこか違っている。<br /><br />特にねっちりとした食感や濃厚な甘味は安物に<br />は全くないものである。<br /><br />ごくまれに日本のスーパーでも台湾バナナが並<br />んでいることがあるが、フィリピン産やエクア<br />ドル産よりも2倍以上する。<br /><br />しかし、台湾へ来れば、安い値段で買えるので<br />親の仇に会ったように食いまくってしまうのだ。<br /><br />宿に戻って朝食を済ませ、チェックアウトの9<br />時までテレビを見ていた。<br />

    コンビニでまたまたバナナとサンドイッチとヨ
    ーグルトを買い、宿に戻った。

    思えば台湾に来て毎日のようにバナナを買って
    いる。

    ぼくら世代は、子どものころバナナなんてめっ
    たに口にできるものではなかった。

    この頃は高価な台湾バナナが中心だった。

    近所の結婚式に親が出席したときに進物として
    もらってきたものの中に混ざっていた。

    そんなときにしか食べられなかったのだ。

    その後、安価なフィリピンバナナが出回るよう
    になり、口にできないものではなくなった。

    しかし、子どものころ食べた台湾バナナとはや
    っぱりどこか違っている。

    特にねっちりとした食感や濃厚な甘味は安物に
    は全くないものである。

    ごくまれに日本のスーパーでも台湾バナナが並
    んでいることがあるが、フィリピン産やエクア
    ドル産よりも2倍以上する。

    しかし、台湾へ来れば、安い値段で買えるので
    親の仇に会ったように食いまくってしまうのだ。

    宿に戻って朝食を済ませ、チェックアウトの9
    時までテレビを見ていた。

  • 宜蘭駅の入り口のアーチのようなところにいる<br />とメールで打ち合わせていたが、外は暑いので<br />外の様子が見える場所にあった椅子に腰かけた。<br /><br />ぼくが一昨日バスで来たときは40分程度で着い<br />たので、まあ、込んでいても7時に出れば9時<br />過ぎには落ち合えるだろうと考えていた。<br /><br />しかし、10分、15分と時間が過ぎていくものの<br />・・・、来ない。<br /><br />閣下が現れないのである。<br /> <br />9時半過ぎても現れなくなったころには、ひょ<br />っとしてこのまま落ち合えないんじゃないのか<br />と思い始めた。<br /><br />やっぱり外国で事前に約束時間を決めて会うな<br />んてなかなかうまくいかないだろうなあ・・・<br />などと思い始めた。<br /><br />「10時までは駅で待っている」と言っておいた<br />10時にそろそろなろうとしている。<br /><br />10時になって現れなかったら、電車で台北に戻<br />るしかないなと思い、時刻表で確認した。<br /><br />10時23分に自強号、41分に普悠瑪(ぷゆま)号<br />がある。<br /><br />ものは試しだ。席があるのなら普悠瑪号にでも<br />乗ってみるか。<br /><br />10時を過ぎても現れないので、どうやら待って<br />いても来なさそうなので、切符売り場の列に並<br />んだ。<br /><br />並んでいるときもちらちらと入口の方を見てい<br />たら、見覚えのある顔がひょっこり入ってきた。<br /><br />おお、敬愛するまあちゃん閣下ではないか!<br /><br />間一髪だった。もし、切符を買ったあとだった<br />らどうなっていたんだろう。<br /><br />「いやあ、道込んでたんや」といっていたが、<br />他の同志の旅行記によると、宜蘭駅に寄るとい<br />うのがうまく伝わっておらず、そのままKA-<br />VALANの工場近くまで行ってしまい、引き<br />返してきたらしい。<br /><br />予定を間違えた運転手同志は公開処刑ものだが、<br />ここで運転手がいなくなると困るので処刑は免<br />れたようだ。<br /><br />駅前に停めたマイクロバスに案内されると、懐<br />かしい顔がゾロゾロ出てきた。<br /><br />タビガラス同志、Winning同志、バンコク大好き<br />同志、やるやん同志ら昨年のオフ会で会った人た<br />ちがいた。<br /><br />ひとりだけ女性がいた。去年見なかった人だ。<br /><br />今年初参加の方でトラベラー名はまるchan。<br /><br />非常に上手な写真を撮る方で、特に屋内のいわ<br />ゆる小物撮影がうまいなあと感心させられる。<br /><br />宜蘭駅でぼくを乗せた車は再びKAVALAN<br />の蒸留所へ向けて走り出した。<br />

    宜蘭駅の入り口のアーチのようなところにいる
    とメールで打ち合わせていたが、外は暑いので
    外の様子が見える場所にあった椅子に腰かけた。

    ぼくが一昨日バスで来たときは40分程度で着い
    たので、まあ、込んでいても7時に出れば9時
    過ぎには落ち合えるだろうと考えていた。

    しかし、10分、15分と時間が過ぎていくものの
    ・・・、来ない。

    閣下が現れないのである。
     
    9時半過ぎても現れなくなったころには、ひょ
    っとしてこのまま落ち合えないんじゃないのか
    と思い始めた。

    やっぱり外国で事前に約束時間を決めて会うな
    んてなかなかうまくいかないだろうなあ・・・
    などと思い始めた。

    「10時までは駅で待っている」と言っておいた
    10時にそろそろなろうとしている。

    10時になって現れなかったら、電車で台北に戻
    るしかないなと思い、時刻表で確認した。

    10時23分に自強号、41分に普悠瑪(ぷゆま)号
    がある。

    ものは試しだ。席があるのなら普悠瑪号にでも
    乗ってみるか。

    10時を過ぎても現れないので、どうやら待って
    いても来なさそうなので、切符売り場の列に並
    んだ。

    並んでいるときもちらちらと入口の方を見てい
    たら、見覚えのある顔がひょっこり入ってきた。

    おお、敬愛するまあちゃん閣下ではないか!

    間一髪だった。もし、切符を買ったあとだった
    らどうなっていたんだろう。

    「いやあ、道込んでたんや」といっていたが、
    他の同志の旅行記によると、宜蘭駅に寄るとい
    うのがうまく伝わっておらず、そのままKA-
    VALANの工場近くまで行ってしまい、引き
    返してきたらしい。

    予定を間違えた運転手同志は公開処刑ものだが、
    ここで運転手がいなくなると困るので処刑は免
    れたようだ。

    駅前に停めたマイクロバスに案内されると、懐
    かしい顔がゾロゾロ出てきた。

    タビガラス同志、Winning同志、バンコク大好き
    同志、やるやん同志ら昨年のオフ会で会った人た
    ちがいた。

    ひとりだけ女性がいた。去年見なかった人だ。

    今年初参加の方でトラベラー名はまるchan。

    非常に上手な写真を撮る方で、特に屋内のいわ
    ゆる小物撮影がうまいなあと感心させられる。

    宜蘭駅でぼくを乗せた車は再びKAVALAN
    の蒸留所へ向けて走り出した。

  • KAVALANウィスキーは金車という宜蘭に<br />本社がある乳酸菌関係の食品を製造する会社が<br />日本の大塚製薬と合弁で造ったウィスキーブラ<br />ンドである。<br /><br />2008年から製造販売を行っているというから、<br />歴史はかなり浅い。<br /><br />しかし、2010年あたりから各国のコンテストで<br />賞を獲得しており、一気に知名度が上がったよ<br />うだ。<br /><br />ちなみにKAVALANとは宜蘭のある蘭陽平<br />原一帯に居住していた少数民族の名前で、漢字<br />では葛瑪蘭と書く。日本人からすると「『かま<br />らん』やんけ」と突っ込みたくなるが、バ音が<br />ない中国語だけにこう表すしかないのだろう。<br /><br />蒸留所は宜蘭市内から意外と遠く、30分近くか<br />かったのではないかと思う。<br /><br />門をくぐると内部は芝生が敷かれた広大な敷地<br />の中にいくつかの重厚な欧風建築物が建ってい<br />た。<br /><br />われわれ特殊工作部隊は、車を駐車場に停め、<br />まずは迎賓館に潜入した。<br /><br />迎賓館内部は企業の広報宣伝場所のようで、特<br />に破壊工作を行うような重要施設ではなかった。<br />

    KAVALANウィスキーは金車という宜蘭に
    本社がある乳酸菌関係の食品を製造する会社が
    日本の大塚製薬と合弁で造ったウィスキーブラ
    ンドである。

    2008年から製造販売を行っているというから、
    歴史はかなり浅い。

    しかし、2010年あたりから各国のコンテストで
    賞を獲得しており、一気に知名度が上がったよ
    うだ。

    ちなみにKAVALANとは宜蘭のある蘭陽平
    原一帯に居住していた少数民族の名前で、漢字
    では葛瑪蘭と書く。日本人からすると「『かま
    らん』やんけ」と突っ込みたくなるが、バ音が
    ない中国語だけにこう表すしかないのだろう。

    蒸留所は宜蘭市内から意外と遠く、30分近くか
    かったのではないかと思う。

    門をくぐると内部は芝生が敷かれた広大な敷地
    の中にいくつかの重厚な欧風建築物が建ってい
    た。

    われわれ特殊工作部隊は、車を駐車場に停め、
    まずは迎賓館に潜入した。

    迎賓館内部は企業の広報宣伝場所のようで、特
    に破壊工作を行うような重要施設ではなかった。

  • その後、まあちゃん閣下を先頭にウィスキーの<br />テイスティングができる建物に極秘潜入。<br /><br />まるchan同志は単独で蒸留所に潜入し工作<br />任務を行なう。<br /><br />試飲は1日に何回かに分けられて行われており、<br />会場にはおびただしい数の人がすでに今や遅し<br />とその時を待っていた。<br /><br />われわれ一行も席に着いた。<br /><br />前にはウィスキーが入った小さな試験管のよう<br />な容器が置かれており、てっきりそれを飲むも<br />のだと思っていた。<br /><br />しかし、どうやらそうではないらしい。<br /><br />まあちゃん閣下が敵の工作員に「これは飲んで<br />もいいのか?」と尋ねていたが、「ダメ」と言<br />下に拒否されていた。<br /><br />やがてウィスキーが入ったグラスが運ばれてきた。<br /><br />指二本分くらいに注がれているのかと期待して<br />いたが、敵もさるもの、グラスの底にほんのち<br />ょっびっと入っているだけだった。<br /><br />まるで、洗い終わったコップをそのままにして<br />おいたら底に少したまってしまっていたという<br />程度の量である。一同苦笑いであった。<br /><br />もっとも、毎日大勢の人たちにタダ酒を飲まし<br />ていたら、いくら大手飲料会社といえどもたち<br />どころにおかしくなってコストカットを迫られ<br />るに違いない。<br /><br />10年前に急性胃潰瘍になって以来、ウィスキー<br />はまったく飲まなくなったので、味の評価はあ<br />まりできないが、シングルモルトらしいキレの<br />あるすっきりしたウィスキーであった。<br /><br />

    その後、まあちゃん閣下を先頭にウィスキーの
    テイスティングができる建物に極秘潜入。

    まるchan同志は単独で蒸留所に潜入し工作
    任務を行なう。

    試飲は1日に何回かに分けられて行われており、
    会場にはおびただしい数の人がすでに今や遅し
    とその時を待っていた。

    われわれ一行も席に着いた。

    前にはウィスキーが入った小さな試験管のよう
    な容器が置かれており、てっきりそれを飲むも
    のだと思っていた。

    しかし、どうやらそうではないらしい。

    まあちゃん閣下が敵の工作員に「これは飲んで
    もいいのか?」と尋ねていたが、「ダメ」と言
    下に拒否されていた。

    やがてウィスキーが入ったグラスが運ばれてきた。

    指二本分くらいに注がれているのかと期待して
    いたが、敵もさるもの、グラスの底にほんのち
    ょっびっと入っているだけだった。

    まるで、洗い終わったコップをそのままにして
    おいたら底に少したまってしまっていたという
    程度の量である。一同苦笑いであった。

    もっとも、毎日大勢の人たちにタダ酒を飲まし
    ていたら、いくら大手飲料会社といえどもたち
    どころにおかしくなってコストカットを迫られ
    るに違いない。

    10年前に急性胃潰瘍になって以来、ウィスキー
    はまったく飲まなくなったので、味の評価はあ
    まりできないが、シングルモルトらしいキレの
    あるすっきりしたウィスキーであった。

  • 試飲略奪行為を行った我が一行はそのまま土産<br />物売り場に強行突入。<br /><br />ここでも、敵一味を阿鼻叫喚の地獄に陥れ、さ<br />まざまな物資を略奪した。<br /><br />ぼくは「おゆるしくだせえ」と哀願する敵老兵<br />を足蹴にし、炭酸飲料2本を強奪。あとで飲ん<br />だが変な味だった。<br /><br />natchanpapa同志に至っては、高級ウィスキー<br />1本を戦利品とした。すばらしい働きぶりである。<br /><br />他の同志も思い思いの物資を略奪し、土産物売<br />り場はイナゴの大群が過ぎ去ったようなすさん<br />だ大地と変わり果てた。<br /><br />まあちゃん閣下も各隊員の奮戦ぶりに大いに満<br />足したようである。<br /><br />その後、各個人で破壊工作を行うよう命令され、<br />ぼくは、2階にあるMr.Brown Coffeに侵入。<br /><br />敵女工作員を人質に取り、エスプレッソを強奪。<br /><br />あまりうまくなかった。<br /><br />敵女店員を解放してゆうゆうと下に降り、外に<br />出て同志たちと合流した。<br />

    試飲略奪行為を行った我が一行はそのまま土産
    物売り場に強行突入。

    ここでも、敵一味を阿鼻叫喚の地獄に陥れ、さ
    まざまな物資を略奪した。

    ぼくは「おゆるしくだせえ」と哀願する敵老兵
    を足蹴にし、炭酸飲料2本を強奪。あとで飲ん
    だが変な味だった。

    natchanpapa同志に至っては、高級ウィスキー
    1本を戦利品とした。すばらしい働きぶりである。

    他の同志も思い思いの物資を略奪し、土産物売
    り場はイナゴの大群が過ぎ去ったようなすさん
    だ大地と変わり果てた。

    まあちゃん閣下も各隊員の奮戦ぶりに大いに満
    足したようである。

    その後、各個人で破壊工作を行うよう命令され、
    ぼくは、2階にあるMr.Brown Coffeに侵入。

    敵女工作員を人質に取り、エスプレッソを強奪。

    あまりうまくなかった。

    敵女店員を解放してゆうゆうと下に降り、外に
    出て同志たちと合流した。

  • 車に戻り、これより台北への長征開始である。<br /><br />台北へは敬愛するまあちゃん閣下のはからいに<br />より、景色のいい沿岸部を北上することとなった。<br /><br />我々隊員は閣下の慈悲深い配慮に感涙の涙を流<br />すのであった。<br /><br />宜蘭を出て頭城と外澳の間にある烏石港という<br />港で車は停車。ここで食糧を略奪することにな<br />った(要するに昼めしである)。<br /><br />通り沿いに「章魚哥生猛海鮮」という警備の手<br />薄な店があったので、ここを標的にした。<br /><br />ちなみに「章魚」とはタコのことで、看板には<br />巨大なタコが描かれていた。<br /><br />生猛は「猛々しく生きているように新鮮」みた<br />いな意味ではないかと思う。<br /><br />店内はほぼ満員だったが、特殊工作によって我<br />が部隊は席を確保し(実は事前予約をしてあっ<br />た)。<br /><br />刺し身やらエビやら、海鮮と青菜の炒め物やら、<br />次から次へと料理が出てきた。<br /><br />たったひとりの特殊工作任務ではこのような豪<br />華な略奪はめったにできるものではない。<br /><br />10人一同、ビールを鯨飲し、ありったけの食糧<br />を食い尽くし、大満足であった。<br />

    車に戻り、これより台北への長征開始である。

    台北へは敬愛するまあちゃん閣下のはからいに
    より、景色のいい沿岸部を北上することとなった。

    我々隊員は閣下の慈悲深い配慮に感涙の涙を流
    すのであった。

    宜蘭を出て頭城と外澳の間にある烏石港という
    港で車は停車。ここで食糧を略奪することにな
    った(要するに昼めしである)。

    通り沿いに「章魚哥生猛海鮮」という警備の手
    薄な店があったので、ここを標的にした。

    ちなみに「章魚」とはタコのことで、看板には
    巨大なタコが描かれていた。

    生猛は「猛々しく生きているように新鮮」みた
    いな意味ではないかと思う。

    店内はほぼ満員だったが、特殊工作によって我
    が部隊は席を確保し(実は事前予約をしてあっ
    た)。

    刺し身やらエビやら、海鮮と青菜の炒め物やら、
    次から次へと料理が出てきた。

    たったひとりの特殊工作任務ではこのような豪
    華な略奪はめったにできるものではない。

    10人一同、ビールを鯨飲し、ありったけの食糧
    を食い尽くし、大満足であった。

  • 店を出たあとはどうするのかと思っていたら、<br />まあちゃん閣下から「これより2時間、各人は<br />特殊破壊工作に従事せよ」との鬼のような指令。<br /><br />からだが溶けそうなくらい暑い中で2時間の任<br />務とは、あまりにも酷である。<br /><br />事実、ぼくの指先は。第一関節から溶けかけて<br />いた(嘘)。<br /><br />一同幾手にも分かれ、思い思いの方角へ。<br /><br />ぼくはとりあえず、入江の奥まで行ってみるこ<br />とにした。<br /><br />水はけっこう澄んでいて、小魚がたくさん泳い<br />でいた。<br /><br />白や水色に塗装された漁船が並び、所々にハリ<br />センボンの死骸が浮いていた。<br /><br />怒るとからだをぷくっとふくらませ、体じゅう<br />に針のようなとげとげが浮き上がる魚である。<br /><br />どれもこれもからだが膨らみ、とげが浮いた憤<br />怒の形相すさまじく絶命していた。<br /><br />とにかく暑くて、さっき飲んだビールが体から<br />だらだら流れているように汗が出た。<br /><br />入り江の奥にまで見物に来るような物好きはひ<br />とりもおらず、ひとりだけだった。<br />

    店を出たあとはどうするのかと思っていたら、
    まあちゃん閣下から「これより2時間、各人は
    特殊破壊工作に従事せよ」との鬼のような指令。

    からだが溶けそうなくらい暑い中で2時間の任
    務とは、あまりにも酷である。

    事実、ぼくの指先は。第一関節から溶けかけて
    いた(嘘)。

    一同幾手にも分かれ、思い思いの方角へ。

    ぼくはとりあえず、入江の奥まで行ってみるこ
    とにした。

    水はけっこう澄んでいて、小魚がたくさん泳い
    でいた。

    白や水色に塗装された漁船が並び、所々にハリ
    センボンの死骸が浮いていた。

    怒るとからだをぷくっとふくらませ、体じゅう
    に針のようなとげとげが浮き上がる魚である。

    どれもこれもからだが膨らみ、とげが浮いた憤
    怒の形相すさまじく絶命していた。

    とにかく暑くて、さっき飲んだビールが体から
    だらだら流れているように汗が出た。

    入り江の奥にまで見物に来るような物好きはひ
    とりもおらず、ひとりだけだった。

  • 港を一回りしたあと、烏石港蘭陽博物館に行った。<br /><br />別に見物したいものがあるわけではなく、冷房<br />の効いた場所に行きたかった。<br /><br />建物は穴を掘って長方形のものを片側だけ沈め<br />たような形をしている。<br /><br />ネットによるとこの造詣の妙というか造詣の奇<br />妙といっていい形状は、この土地の特徴である<br />ケスタをもとにしているという。<br /><br />ケスタとは一方が切り立って、もう片方が緩や<br />かに傾斜した、蘭陽大地独特の地形であるそうだ。<br /><br />内部には一休みできるような場所はなく、少し<br />ウロウロしただけですぐに出た。<br /><br />

    港を一回りしたあと、烏石港蘭陽博物館に行った。

    別に見物したいものがあるわけではなく、冷房
    の効いた場所に行きたかった。

    建物は穴を掘って長方形のものを片側だけ沈め
    たような形をしている。

    ネットによるとこの造詣の妙というか造詣の奇
    妙といっていい形状は、この土地の特徴である
    ケスタをもとにしているという。

    ケスタとは一方が切り立って、もう片方が緩や
    かに傾斜した、蘭陽大地独特の地形であるそうだ。

    内部には一休みできるような場所はなく、少し
    ウロウロしただけですぐに出た。

  • なんとか涼めるところをと今度は道路沿いにあ<br />る壹珈琲に入った。<br /><br />しかし、店内は満席。やっぱりみんな同じこと<br />を考えるようだ。<br /><br />アイスコーヒーを持って外に出た。<br /><br />しかし、台北の壹珈琲で飲むのとはちょっと違<br />って、あまりうまくなかった。<br /><br />石に腰かけて集合時間まであと30分か、長いな<br />あと思っていたところ、ポンと肩をたたかれ<br />「行きますよ」の声が。<br /><br />バンコク大好き同志とWinning同志であった。<br /><br />工作活動は短縮されたようだ。助かった。<br /><br />バスに戻るとほとんど全員集合していた。<br /><br />どうやらまあちゃん閣下の命令を律儀に守ろう<br />としていたのはぼくだけだったようだ。<br /><br />暑い中、港を大汗かいてウロウロしたおかげで、<br />昼飯のときに飲んだビールはすっかり飛んでく<br />れ、すっきりした気分で台北への長征開始である。<br /><br />これで、夜の飲み会でも再び鯨飲できるという<br />ものだ。<br /><br />おお、これはひょっとして、夜の飲み会のこと<br />を考えて、昼の酒を抜くために烏石港での長時<br />間の特殊任務を敬愛するまあちゃん閣下はお与<br />えになったのか。<br /><br />このことに気づいたわれわれ一同は、まあちゃ<br />ん閣下が与えた慈悲深き試練に感謝したのであ<br />った。<br /><br />烏石港から台北までは、閣下のはからいで、海<br />岸部に沿って北上することになった。<br /><br />大里あたりは太平洋を真横に見ながらのドライ<br />ブで実に快適であった。<br /><br />海岸部は宮崎の通称「鬼の洗濯板」と呼ばれる<br />波状岩とそっくりな地形が広がっていた。<br /><br />ひょっとして台湾から九州あたりまでは地質的<br />にはひとつながりではないかという気がした。<br /><br />台北への長征は順調に進み、夕刻には台北市内<br />へ進撃。<br /><br />しかし、ここでトラブルが発生。<br /><br />Winning一等兵が体の不調を訴え、ガソリンスタ<br />ンド奥へ駆け込むという不測の事態となったのだ。<br /><br />その後、続々と車を降りガソリンスタンド奥へ<br />消え、負傷兵続出と相成った(要するにトイレ)。<br /><br />すっかり野戦病院と化した車内はしかし、閣下<br />のみごとな領導と運転手同志の英雄的運転によ<br />り、車は無事17時過ぎには南京路に到着し、困<br />難と言われた長征はここに完結した。<br />

    なんとか涼めるところをと今度は道路沿いにあ
    る壹珈琲に入った。

    しかし、店内は満席。やっぱりみんな同じこと
    を考えるようだ。

    アイスコーヒーを持って外に出た。

    しかし、台北の壹珈琲で飲むのとはちょっと違
    って、あまりうまくなかった。

    石に腰かけて集合時間まであと30分か、長いな
    あと思っていたところ、ポンと肩をたたかれ
    「行きますよ」の声が。

    バンコク大好き同志とWinning同志であった。

    工作活動は短縮されたようだ。助かった。

    バスに戻るとほとんど全員集合していた。

    どうやらまあちゃん閣下の命令を律儀に守ろう
    としていたのはぼくだけだったようだ。

    暑い中、港を大汗かいてウロウロしたおかげで、
    昼飯のときに飲んだビールはすっかり飛んでく
    れ、すっきりした気分で台北への長征開始である。

    これで、夜の飲み会でも再び鯨飲できるという
    ものだ。

    おお、これはひょっとして、夜の飲み会のこと
    を考えて、昼の酒を抜くために烏石港での長時
    間の特殊任務を敬愛するまあちゃん閣下はお与
    えになったのか。

    このことに気づいたわれわれ一同は、まあちゃ
    ん閣下が与えた慈悲深き試練に感謝したのであ
    った。

    烏石港から台北までは、閣下のはからいで、海
    岸部に沿って北上することになった。

    大里あたりは太平洋を真横に見ながらのドライ
    ブで実に快適であった。

    海岸部は宮崎の通称「鬼の洗濯板」と呼ばれる
    波状岩とそっくりな地形が広がっていた。

    ひょっとして台湾から九州あたりまでは地質的
    にはひとつながりではないかという気がした。

    台北への長征は順調に進み、夕刻には台北市内
    へ進撃。

    しかし、ここでトラブルが発生。

    Winning一等兵が体の不調を訴え、ガソリンスタ
    ンド奥へ駆け込むという不測の事態となったのだ。

    その後、続々と車を降りガソリンスタンド奥へ
    消え、負傷兵続出と相成った(要するにトイレ)。

    すっかり野戦病院と化した車内はしかし、閣下
    のみごとな領導と運転手同志の英雄的運転によ
    り、車は無事17時過ぎには南京路に到着し、困
    難と言われた長征はここに完結した。

  • しかし、ぼくの長征はここで終わらない、これ<br />から宿営地探しの長征が続くのだ。<br /><br />台北駅北側の太原路まで歩き、昨年も泊まった<br />安宿、迎賓旅社の建物の階段をギシギシと上った。<br /><br />おばちゃんがいるフロントには何人か人がいた。<br /><br />皆インドネシア人のようだった。<br /><br />ぼくに気づくとおばちゃんは「没有間〜(部屋<br />ないわよ〜)」といった。<br /><br />えっ、どうして?<br /><br />こんなボロ宿が何で満室になるのだ?<br /><br />こんなところに泊まるはずのないインドネシア<br />人たちがいたが、何かあるのだろうか。<br /><br />まあしかし、満室なら仕方ない、次をあたると<br />しよう。<br /><br />太原路に出て、道路を渡り駅方面に少し行った<br />ところに確か嘉栄旅館とかいう安宿があったはず。<br /><br />しかし、そこはビル自体が新築になっていて、<br />宿も最近台北に多い洒落た感じになっていた。<br /><br />こりゃだめだ。値段は聞かなくても1500元以上<br />しそうだ。<br /><br />確か承徳路に出るところにも1軒安宿があった<br />はず。<br /><br />フロントには子供たちがいたが、彼らに「部屋<br />ある?」と尋ねると、奥からお母さんらしき人<br />が出てきて、微笑みながら「没有」といった。<br /><br />仕方ない、ちょっと高いけど獅城大旅館に行くか。<br /><br />2階のフロントの男に尋ねると、日本語で「ヨ<br />ヤクアリマスカ?」と聞かれた。「ありません」<br />というと、やっぱり「没有」だった。<br /><br />「為什麼〜(なんでえ〜)?」というと「ワカラ<br />ナ〜イ(笑)」の答え。<br /><br />いったいどうなってるんだ、こんな安宿がどこも<br />かしこも満室なんて。<br /><br />台湾でこんなにたくさん「没有」を聞くことにな<br />るとは思わなかった。<br /><br />重い荷物を背負い、汗だくになって歩き回り、ぐ<br />ったりしたが、宿が見つからないから休みたくて<br />も休めない。<br /><br />太原路の宿に空き部屋がないのなら、そこそこ安<br />い値段で泊まれるところというと天津大飯店しか<br />残っていない。<br /><br />結局来た道を引き返し、天津大飯店に行った。<br /><br />1500元の部屋が空いていたので、チェックインを<br />した。今回の旅は、高い旅館にばかり泊まっている。<br />

    しかし、ぼくの長征はここで終わらない、これ
    から宿営地探しの長征が続くのだ。

    台北駅北側の太原路まで歩き、昨年も泊まった
    安宿、迎賓旅社の建物の階段をギシギシと上った。

    おばちゃんがいるフロントには何人か人がいた。

    皆インドネシア人のようだった。

    ぼくに気づくとおばちゃんは「没有間〜(部屋
    ないわよ〜)」といった。

    えっ、どうして?

    こんなボロ宿が何で満室になるのだ?

    こんなところに泊まるはずのないインドネシア
    人たちがいたが、何かあるのだろうか。

    まあしかし、満室なら仕方ない、次をあたると
    しよう。

    太原路に出て、道路を渡り駅方面に少し行った
    ところに確か嘉栄旅館とかいう安宿があったはず。

    しかし、そこはビル自体が新築になっていて、
    宿も最近台北に多い洒落た感じになっていた。

    こりゃだめだ。値段は聞かなくても1500元以上
    しそうだ。

    確か承徳路に出るところにも1軒安宿があった
    はず。

    フロントには子供たちがいたが、彼らに「部屋
    ある?」と尋ねると、奥からお母さんらしき人
    が出てきて、微笑みながら「没有」といった。

    仕方ない、ちょっと高いけど獅城大旅館に行くか。

    2階のフロントの男に尋ねると、日本語で「ヨ
    ヤクアリマスカ?」と聞かれた。「ありません」
    というと、やっぱり「没有」だった。

    「為什麼〜(なんでえ〜)?」というと「ワカラ
    ナ〜イ(笑)」の答え。

    いったいどうなってるんだ、こんな安宿がどこも
    かしこも満室なんて。

    台湾でこんなにたくさん「没有」を聞くことにな
    るとは思わなかった。

    重い荷物を背負い、汗だくになって歩き回り、ぐ
    ったりしたが、宿が見つからないから休みたくて
    も休めない。

    太原路の宿に空き部屋がないのなら、そこそこ安
    い値段で泊まれるところというと天津大飯店しか
    残っていない。

    結局来た道を引き返し、天津大飯店に行った。

    1500元の部屋が空いていたので、チェックインを
    した。今回の旅は、高い旅館にばかり泊まっている。

  • ようやく我が困難な長征も終わり、部屋に荷物を<br />置いたら、もうすでに決起集会(オフ会)の集合<br />時間だ。<br /><br />宜蘭での特殊破壊工作の任務に就いた隊員のほか<br />に、yakyukozou同志やbinchan女史、妄想天国女<br />史らも合流し、にぎやかに次なる破壊工作の場所、<br />吉星港式飲茶へ向かった。<br /><br />天津大飯店から南京東路にある吉星港式飲茶はす<br />ぐだった。<br /><br />エレベータに分乗し2階に上がると店内はごった<br />返しており、待合所には順番待ちの客が大勢座っ<br />ていた。<br /><br />ボードには「まあちゃん先生御一行様」の文字が<br />あったので、我が部隊はそのままテーブルに通さ<br />れるものと思っていたが、なぜか「席が空くまで<br />待て」との傀儡一味のいやがらせ。<br /><br />どうも話が通じないので、一旦外に出た。<br /><br />しかし、納得のいかないnatchanpapa同志が「台北<br />にノドンを撃ち込むぞ」と一喝すると、敵工作員<br />は急に怖気づき、上階の部屋を用意した。<br /><br />宜蘭での工作活動の際にも通訳任務に英雄的に奮<br />闘し、ここでも形勢を一気に逆転したnatchanpapa<br />同志の働きは見事であった。3階級特進と勲章授<br />与は間違いのないところであろう。<br /><br />上階の部屋に突入すると、すでにannamaria女史が<br />潜入に成功しており、ひとりぽつねんと大きなテ<br />ーブルに向かい所在無げであった。<br /><br />皆、名札を付け思い思いに着席。ぼくの隣は昨年<br />同様binchan女史であった。こういうのを腐れ縁と<br />でもいうのだろうか。<br />

    ようやく我が困難な長征も終わり、部屋に荷物を
    置いたら、もうすでに決起集会(オフ会)の集合
    時間だ。

    宜蘭での特殊破壊工作の任務に就いた隊員のほか
    に、yakyukozou同志やbinchan女史、妄想天国女
    史らも合流し、にぎやかに次なる破壊工作の場所、
    吉星港式飲茶へ向かった。

    天津大飯店から南京東路にある吉星港式飲茶はす
    ぐだった。

    エレベータに分乗し2階に上がると店内はごった
    返しており、待合所には順番待ちの客が大勢座っ
    ていた。

    ボードには「まあちゃん先生御一行様」の文字が
    あったので、我が部隊はそのままテーブルに通さ
    れるものと思っていたが、なぜか「席が空くまで
    待て」との傀儡一味のいやがらせ。

    どうも話が通じないので、一旦外に出た。

    しかし、納得のいかないnatchanpapa同志が「台北
    にノドンを撃ち込むぞ」と一喝すると、敵工作員
    は急に怖気づき、上階の部屋を用意した。

    宜蘭での工作活動の際にも通訳任務に英雄的に奮
    闘し、ここでも形勢を一気に逆転したnatchanpapa
    同志の働きは見事であった。3階級特進と勲章授
    与は間違いのないところであろう。

    上階の部屋に突入すると、すでにannamaria女史が
    潜入に成功しており、ひとりぽつねんと大きなテ
    ーブルに向かい所在無げであった。

    皆、名札を付け思い思いに着席。ぼくの隣は昨年
    同様binchan女史であった。こういうのを腐れ縁と
    でもいうのだろうか。

  • さっそく、ビールが大量に運び込まれ、来るわ来<br />るわ豪華料理の数々。<br /><br />昼間の海鮮料理もそうだが、一人でいるとまず口<br />に入らない料理群である。<br /><br />ホテルの部屋で台湾バナナやサンドイッチを食い、<br />街の食堂や夜市で魯肉飯や牛肉麺を食っているの<br />とは大違いである。<br /><br />くわしいメニューは当日参加したトラベラー氏の<br />旅行記を参考にしていただきたい。<br /><br />こういうのを口にできるというだけで、このオフ<br />会に参加した意義があるというものだ。<br /><br />まあちゃん閣下様様である。<br /><br />総勢15名による略奪行為で、店内はイナゴの大群<br />が去った後の荒涼とした大地のようであった。<br /><br />途方に暮れる敵店員をしり目にわれわれ一行は意<br />気揚々と引き揚げ、次の略奪地、カラオケ店へと<br />向かった。<br />

    さっそく、ビールが大量に運び込まれ、来るわ来
    るわ豪華料理の数々。

    昼間の海鮮料理もそうだが、一人でいるとまず口
    に入らない料理群である。

    ホテルの部屋で台湾バナナやサンドイッチを食い、
    街の食堂や夜市で魯肉飯や牛肉麺を食っているの
    とは大違いである。

    くわしいメニューは当日参加したトラベラー氏の
    旅行記を参考にしていただきたい。

    こういうのを口にできるというだけで、このオフ
    会に参加した意義があるというものだ。

    まあちゃん閣下様様である。

    総勢15名による略奪行為で、店内はイナゴの大群
    が去った後の荒涼とした大地のようであった。

    途方に暮れる敵店員をしり目にわれわれ一行は意
    気揚々と引き揚げ、次の略奪地、カラオケ店へと
    向かった。

  • ここは去年も来たところで、500元で飲み放題と<br />良心的にもほどがある店である。<br /><br />店内には年増の娼婦が何人かいて、みんなが歌っ<br />ている間も連れ出されていった。<br /><br />まあちゃんからも「何なら話つけたってもええで」<br />と言われたが、自分はいい歳なのに年増を抱く気<br />にはさらさらならず、丁重にお断りした。<br /><br />みんな思い思いに歌い、しゃべりに興じ、実に楽<br />しい時間であった。<br /><br />最後は、アクの強い変な感じの男衆の中で(女性<br />陣もなかなかだが)、唯一「割とちゃんとした感<br />じの人」であるWinning氏の「冬のリヴィエラ」で<br />オフ会はお開きとなった。<br /><br />ぼくはそのまま痛風に痛む足をかばいながらホテ<br />ルに戻り、パタンキューであった。午前零時をま<br />わっていた。<br />

    ここは去年も来たところで、500元で飲み放題と
    良心的にもほどがある店である。

    店内には年増の娼婦が何人かいて、みんなが歌っ
    ている間も連れ出されていった。

    まあちゃんからも「何なら話つけたってもええで」
    と言われたが、自分はいい歳なのに年増を抱く気
    にはさらさらならず、丁重にお断りした。

    みんな思い思いに歌い、しゃべりに興じ、実に楽
    しい時間であった。

    最後は、アクの強い変な感じの男衆の中で(女性
    陣もなかなかだが)、唯一「割とちゃんとした感
    じの人」であるWinning氏の「冬のリヴィエラ」で
    オフ会はお開きとなった。

    ぼくはそのまま痛風に痛む足をかばいながらホテ
    ルに戻り、パタンキューであった。午前零時をま
    わっていた。

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この旅行記へのコメント (4)

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  • kuniさん 2016/10/17 20:23:23
    痛風大変ですね!
    ハイペリオンさん、はじめまして。

    私の釜山旅行記をご覧いただき、いいね!もありがとうございました。

    実は私も長年の痛風予備軍で、尿酸値二桁常習なんですよ。
    でも、検査に引っ掛かり続けて、医師から血管とか腎臓とか脅されて、今は薬に頼って、いや利用して、楽しくお酒を飲ませていただいております。

    オフ会は楽しいですよね。
    しかも美食のTime is Taiwan、行かない訳に行きません。
    痛風を乗り越えて行かれたお気持ちよくわかります。

    薬に頼ってまでと周りにはよく言われる私ですが、その気持ちに共感を持ってしましました。

    今後ともよろしくお願いいたします!

    kuni

    ハイペリオン

    ハイペリオンさん からの返信 2016/10/18 12:33:46
    一生ものと割り切っています(笑)
    はじめまして、投票と書き込み、どうもありがとうございます。

    ややネトウヨ気味の嫌韓おやじなので、
    韓国は別に行かなくても・・・と思っているのですが、
    ソウルはアレだけど釜山はいいとよく聞くので、
    釜山の旅行記をしばしば見ています。

    動画もたくさん撮られていてすごいですね。

    楽しそうな旅の様子が伝わってきます。

    痛風は20代のときに初めて発作が出て、
    それ以来数年に一度のペースで発作に見舞われます。

    最近はそのサイクルが短くなってきたのか、
    今年のオフ会の時期にも発作が出てしまい、
    2年連続で台湾の街を2日ほど汗をだらだら流し、
    足を引きずりながら歩いていました。

    暑くて湿度の高いベトナムで
    汗を流してビールを飲んでいると
    他人事ながら大丈夫かいなと心配になってしまいます。

    一度痛風になってしまうと、
    完治はないようなのでだましだましつき合うしかないですね。

    いつかアジアのどこかでお互い足を引きずりながら
    ばったり出会うこともあるかもしれません、
    その時はよろしくお願いします(笑)。

  • winningさん 2016/02/21 16:54:47
    割とちゃんとした感 じの人
    ハイペリオンさん

    こんにちは。
    割とちゃんとした感じの人(爆)のwinningです。
    遅まきながら旅行記拝見しております。

    いや〜あの体調不良(トイレ)は参りました。
    でも、ペットボトルで用済ませる事で旅行記になるよりも、恥ずかしながら自らの失態を告白して旅行記になるほうがよいのでは無いかと思っただけです。

    休み取るの大変なのですね。
    私の所はもう可能な限り有給休暇を取りなさいという状態なので、ホントお金もらって有休売りたい位です。

    先日まあちゃんさんから今年の案内メールが来ましたが、今年もお会いできればいいですね。

    ハイペリオン

    ハイペリオンさん からの返信 2016/02/22 12:58:34
    投票していただきありがとうございました
    どうも、ごぶさたしております。

    フェブラリーステークスはアスカノロマンを
    馬単の頭にして大きいところを狙ったのですが、
    3着でした。

    外に持ち出して上がってきたときは
    「よっしゃ!!」と思ったのですが、
    前には届かず、ノンコにも差されてしまいました。

    ま、「勝った馬が強かった」って感じですかね。

    うちの場合2〜3日の休みなら別に何とも言われないのですが、
    1週間となるとぶつぶつ小言をいわれてしまいます。

    今年のオフ会のときは、
    連休をはさんで3日くらいにしようかと思っています。

    相変わらず台湾だけでなくあちこち行かれているようで、
    うらやましい限りです。

    ただ、最近はイスラム過激派が跋扈して、
    危ないところも増えてきましたね。

    旅先でテロに遭うなんてまずないでしょうが、
    くれぐれも気を付けて旅を続けてください。

    では、また台湾でお会いできることを楽しみにしています。

ハイペリオンさんのトラベラーページ

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