2021/02/02 - 2021/02/02
115位(同エリア349件中)
xiaomaiさん
- xiaomaiさんTOP
- 旅行記406冊
- クチコミ459件
- Q&A回答3件
- 619,157アクセス
- フォロワー59人
礁溪温泉の柴犬一家にまた会いたくなり、急遽、蘭陽への旅を決行。今回は柴犬と戯れるだけでなく、大自然にも触れる旅となった。
PR
-
礁溪から頭城へは鉄路のほかバスで行くこともできる。目的地である蘭陽博物館は頭城駅からはやや離れているため、近くまで行けるバスを選択。
-
蘭陽博物館は1989年に構想が立てられ、2010年10月にグランドオープンした県立施設。
蘭陽博物館 博物館・美術館・ギャラリー
-
チケットを購入し、最上階までエスカレーターで。
-
階上から下のフロアーを見下ろせるようになっている。
-
最上階は蘭陽地方の自然生態についての展示。
-
その下の階は人々の生活に関するもの。
-
燻製鴨肉の製造法
-
日本時代の宜蘭の地図
-
竹で周りを囲った伝統家屋の模型
-
農耕の様子。中国からの移民による開拓は「集団式武装」で進められた。資本家が出資し、それをリーダーが預かり、開拓民を募集。開拓後は、資本家とリーダーで土地を分け合い、余った部分を開拓民に分け与えた。
-
平埔族と呼ばれる台湾平野地区原住民の分布図
-
蘭陽地区の原住民
-
原住民の生活様式
-
原住民の居住空間
-
頭城の有名な祭りである搶孤。1797年に頭城で開拓が始まり、その際に命を落とした人々の霊を慰めるために行った儀式。人々が画像にあるものによじ登り、上部に付けられた祭品を下に落とす。人々はそれをこぞって受け取る。餓鬼が飢餓の苦しみを免れることを象徴している。毎年旧暦7月末日の夜中に行われる。
-
主としてカジキを獲るに使われた漁船。氷を敷き詰めた冷凍庫が設けられた。
-
竹で作られた筏は南方澳地域の伝統漁法。
-
鯨の骨標本
-
台湾語オペラと英語に訳される「歌仔戲」の発祥地は宜蘭。その衣装や歴史に関する展示が1階でなされている。
-
蘭陽博物館は、傾斜した地層の侵食によりできた波状の地形を意味するケスタをイメージして設計された。
-
雲が多くなければ、さらに美しい景観が望めただろう。
-
バスで頭城中心部へ移動し、まず1797年創建の頭城城隍廟を訪れた。
-
横に長い廟で、参詣順序が右、左、右、左......となっているため、廟内部をけっこう移動する。階上は観音菩薩を祀る開成寺となっている。
-
頭城老街南側にある土地公廟。
-
以前、非常に栄えていた頃の頭城の古地図。
-
雑貨商を営んでいた「陳春記商號」。現在は頭城老街南門市集となっている。
頭城老街 旧市街・古い町並み
-
でも、残念ながら営業している店はなかった。
-
芸術巷
-
ガラスで作られたモザイクが美しい。
-
頭城出身で台湾師範大学美術学科を主席卒業したのち、頭城中学や羅東高校などで教壇に立った楊乾鐘(1925-1999)氏の油彩画が飾られている。
-
休日ともなれば、大勢の観光客が訪れる。
-
文学巷
-
盧纘祥、李榮春など頭城出身の名作家を記念して作られた裏通り。
-
通りの上には詩。
-
既に何度も来ている慶元宮。
-
1796年創建の媽祖廟。
-
1921年に建てられた新長興樹記。
-
頭城で最大の雑貨卸業を営んでいた。
-
1930年に建造された呉朝陽宅。以前は貿易業を営んでいた。今でも人が住んでいるようだ。
-
1928年に建てられた盧纘祥公館は、宜蘭県初任知事であった盧纘祥の邸宅。当時、宜蘭でもっとも豪奢な建物だと言われていた。
-
頭城老街。右手に春節飾り。
-
頭城老街北側にある土地公廟。老街の南北に土地公廟を配している。今は静かな地方小都市になってしまっているが、日本時代は各地の商品が行き交う賑やかな街だった。
-
今は頭城鎮史館(李榮春文學館)となっているけれど、元は日本時代の頭城小学校の校長宿舎。開館されていなく、内部見学はできなかった。
頭城鎮史館 博物館・美術館・ギャラリー
-
敷地内にある古井戸
-
東嶽大帝を主祭神とする東嶽廟は1870年の創建。
-
日本時代、日本人警察署長がポエ(一種の占いの道具)で神明の意向を尋ねたところ、非常に霊験あらたかであると感じ入ったらしい。
-
東嶽大帝
-
嶽宗聖后
-
福徳正神
-
謝必安将軍
-
范無救将軍
-
虎爺将軍
-
神明にお見せする芝居の舞台
-
老街の壁に描かれた絵
-
台湾にはこうした壁絵が増えてきている。
-
養生紅麴牛肉麵
-
台北より安く、味もよかった牛肉麺。
-
牛肉麺の後は頭城グルメの代名詞である阿宗芋冰城へ。
阿宗芋冰城 スイーツ
-
タロ芋、あずき、ピーナッツの3種をチョイス。
-
最後に、慶元宮を再訪。
-
媽祖にコロナウィルスの早期退散を祈願。
-
ピザ屋の窯。1月訪問時も開店していなかった。閉店したのだろうか。
-
ピザ屋の前にいた猫。
-
人懐こくて、なかなかこの場を離れられなかった。
-
頭城駅。今年は丑年。
頭城駅 駅
-
体温チェックを受けてホームへ。
-
17時48分発のプユマ号に乗車。
今回の蘭陽の旅もとてもリラックスできた。特に人の少ない平日はとてものんびりできる。蘭陽は、台北から1時間強で行ける、心の休め処。
この旅行記を作成中に、4月2日に発生した花蓮県内でのタロコ号脱線事故のニュースが飛び込んできた。4連休初日で、帰省やレジャーのために車内は満席だった。新婚2年目の若い運転手、6歳の女の子、将来性のある運動選手などを含む50名が命を落とした。事故の状況が明らかになるたびに心が痛む。亡くなられた方々のご冥福を祈る。
(終)
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- ateruiさん 2021/04/05 00:06:30
- 宜蘭いいですね
- 街の様子 いい感じですね
xiaomaiさん こんばんは
宜蘭は私も好きで 行きました
大きな町で昔が偲ばれました
ゆっくり歩いてみたいなあと思っていた街なので
目が点になりました
ありがとうございました
aterui
- xiaomaiさん からの返信 2021/04/05 00:34:54
- Re: 昭和の香り
- aterui さん
コメント、ありがとうございます。
宜蘭は時の流れが台北よりゆったりしていて、日頃の疲れが癒され、リラックスできる街ですね。台北から近いのも魅力的ですし、おいしい物も多いです。なんとなく昭和らしさも感じます。
1日も早く日台間が自由に行き来できるようになり、台湾がお好きなaterui さんがまた美しきフォルモサへお越しになれますように。
xiaomai
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったグルメ・レストラン
宜蘭(台湾) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
67