2015/04/25 - 2015/08/02
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ハイペリオンさん
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暖かくなった4月下旬から8月まで、代々木公園
では、恒例の各国のフェスティバルが開催された。
昨年は代々木公園がデング熱の発生源となったこ
とで、この時期のほとんどのフェスティバルが中
止の憂き目に遭ったが、今年はデング熱の発生も
なく、すべてのフェスティバルが行われた。
- 同行者
- その他
- 交通手段
- JRローカル 私鉄
-
一番手は、4月25日と26日に行われたカンボ
ジアフェスティバル。
各国のフェスティバルはだいたいその国の大使館
が観光客誘致のために行うのだが、カンボジアフ
ェスティバルの場合、主催はNPO在日カンボジ
アコミュニティとなっているが、実際に取り仕切
っているのは、BMIという東南アジアの音楽C
Dや物品を輸入している会社が行っているようだ。
この会社は、毎週のように代々木公園のケヤキ並
木通りで小さなイベントを行っている。
ぼくはてっきりステージのある場所で行われると
ばかり思っていて、そっちの方に行ったのだが、
ゴツい風体のオカマがぞろぞろいて、ちょっと様
子がおかしいなと感じた。
よく見ると、そこで行われていたのはレインボー
プライドという名のイベントで、性的マイノリテ
ィ、つまりホモやレズ、オカマたちの権利保護を
訴えるイベントだったのだ。
正直そういうことはどうでもいいぼくは、そそく
さとそこを退散し、ケヤキ並木通りの方に行った。
カンボジアフェスティバルはそこでひっそりと行
われていた。 -
日本にはタイ料理店はやたらとあるが、カンボジ
ア料理の店はほとんど聞かない。都内でも、代々
木の「アンコールワット」というのが知られてい
るくらいではないだろうか。
この日もカンボジア料理店で屋台を出していたの
はこのアンコールワットだけで、あとはほとんど
がタイ料理屋だった。 -
この日カンボジアからはカンボジア舞踊の踊り子
が呼ばれていた。
このあたりの舞踊はインドから影響を受けたのか、
タイ舞踊のように似たようなのが多い。
カンボジアの舞踊もそんな感じだった。
しかし、踊り子はみなべっぴんさんであった。 -
カンボジアフェスティバルはBMIが中心になっ
て、在日カンボジア人やカンボジア好きが集まっ
て開催された本当に手作りのイベントという感じ
がする。 -
来年もやるそうなので、次はぜひステージ
のある場所で行ってもらいたいものだ。 -
●5月3日、4日 シンコデマヨフェスティバル
英語で書くとCinco De Mayoとなり、5月5日を
意味する。
ペルー大使館が中心になって行うラテンアメリ
カのフェスティバルである。
シンコデマヨは、メキシコのプエブラ州の祝日
で、1862年5月5日、イグナシオ・サラゴサ率
いるメキシコ軍が、プエブラの会戦でフランス
軍を破った日である。
ほぼ半世紀、負けたことのないフランス軍に対
して、半分の兵力で勝ったことで、メキシコだ
けでなく、ラテンアメリカ全土で称えられる日
でもある。
通常、代々木公園のフェスティバルは入場無料
なのだが、ここだけは入場料を徴収する。
入場料という形ではないのだが、リストバンド
を500円で購入させ、それがないと飲食店で飲
み食いできないようにしているのだ。
こんないやらしいことをしなくても、屋台の出
店料を徴収すればいいだけの話ではないかと思
うのだが、リストバンド代とともに屋台からも
出店料を徴収しているのかもしれない。 -
まずはじめに食べたのは、エンパナーダ。
南米ではどこの国にもある共通した食べ物で、
パンのような生地の中に肉が詰まっている。
味は当然各国によって違うが、要はミートパイ
である。
この日買ったのはかなり小さいが、ふつうは食
パンくらいの大きさがある。
若いときにチリへ行ってこのエンパナーダと出
会った。
サンティアゴの繁華街から少し離れたホテル近
くのエンパナーダ屋でいつも朝食代わりに2個
買って食べていた。
石窯で焼く昔ながらのスタイルで、実にうまか
った。 -
次に食ったのはパラグアイの屋台のソーセージ。
-
特にどうということもなかったが、屋台の女の
子がきれいだったのでつい買ってしまった。 -
屋台は、日系パラグアイ人の旦那さんと
その奥さんがやっていて、彼女はその娘
さんだろう。
ふたりともごく普通のおじさんとおばさ
んなのに、なんでこんな二人からあんな
美人が生まれるのだろうと、遺伝子の不
思議におもわず感嘆してしまった。 -
ステージの司会はクララ・ボダンというフラン
ス系女性。
このようなイベントの司会のほかにモデルやタ
レントもやっている。
パリ生まれだが母親が日本が大好きで、彼女を
パリの日本人保育園に入れ、5歳のときに家族
で日本に移住したという変わり種である。
赤ちゃんの頃からモデルをやっていて、パンパ
ースのモデルもやっていたとか。
ご覧のとおりの美人である。 -
ペルーの踊り、マリネラはいかにも古き良きス
ペイン文化を受け継いだようなダンスだった。 -
マリネラを踊る女の子。
日本の大会で優勝したらしい。 -
ボトルダンスは、頭の上にどんどんワインのボ
トルを乗せていきながら踊るもので、最後には
5段くらいになっていた。
ただ、踊り終わったあとボトルをどうやって下
すのか気になって見ていたら、5本がくっつい
たまま下ろしていた。どうやら接着剤みたいな
ものでくっつけていたようだ。 -
肉は食えるし、ラテンアメリカのいい女も見れ
るし、楽しいフェスティバルなのだが、500
円のリストバンド購入というのはやめた方がい
いと思う。 -
●5月16日、17日 タイフェスティバル
タイフェスティバルは、代々木公園のフェステ
ィバルの中で最大の動員力を誇る。
2日合わせて数十万人が入場するのではないだ
ろうか。
とにかく人、人、人である。
よって、屋台の食べ物は午前中の人が少ない時
間に食べておかなければ、午後になるとえげつ
ないくらいの人出で、どの屋台の最後尾がどこ
かわけが分からなくなってしまう。 -
ぼくは、この日は屋台の食べ物に関しては全く
期待していなかった。
タイ料理は近所のタイレストランでしょっちゅ
う食べているので、そんなに食べたいと思うよ
うなものも少ない。
第一、屋台の国なのにここで食べる屋台料理は
そんなにおいしくないのである。
で、食べたのは鶏のから揚げの甘辛ソースあえ
みたいなもの。
それと、ガパオライス。 -
ムエタイ実演も毎年のように行われている。
最近は日本の女の子もダイエットやトレーニン
グ目的でやるようになって昔の日陰者的なイメ
ージは払拭されたようだ。
この日は、希望者にステージに上がってもらい、
キックミットにキックを打ち込んだり、逆にキ
ックミットを持ってプロのキックを体験させて
いたが、ずぶの素人に混じって実際にやってい
る人が上がってキックをしていた。なんで経験
者なのにステージに上がってキックを披露した
んだろう。単にええかっこをしたかったのだろ
うか。 -
タイフェスティバルで楽しみなのは、向こ
うの現役バリバリの歌手を見ることができ
ることだ。毎年のように来日する彼らがど
の程度の人気の人たちなのかはわからない
が、毎年なかなかいいステージを見せてく
れている。
どうやら今年はタイ演歌の歌手を中心に呼
んだようだ。
写真はBLUEBERRYというデュオの一人、
ヌーレック(ベンジャワン・ボークサップ)。
もう一人のオームという子はちょっとおば
さん風だったので割愛する。
日本にもファンクラブがあるとかで、福
岡のイベントに参加した経験がある。
インタービューで「日本人になりたい!」
と言ってしまうほどの日本好き。
他のサイトには3人が写っているのだが、
今回来日したのは2人。
日本人のお目当てはやっぱりこのヌーレ
ックだろう。
タイの歌謡曲ということらしいが、日本の
感覚でいうと演歌だ。 -
カノムジーンはRSエンターテインメントの
カミカゼレーベルのシンガー。2009年にも来
日してタイフェスティバルの舞台で歌った。
ちなみにカノムジーンとは、素麺のことだそうだ。
こちらは欧米風ポップスであった。 -
タイ演歌、特にイサーン(東北地方)演
歌を歌う、マン・マニーワン。
かなり知名度が高いようで、タイ人のお
ばちゃん連中が大挙してステージ前に押
し寄せてきていた。
ステージ下に降りてきた彼に、割りばし
に千円札をははさんで渡したり、思いっ
きり抱きついていた。 -
日本人の女の子も一緒になって踊っ
ていたし、ノリは日本人にも合うの
で、受け入れやすい。
そして何より、歌がうまい。 -
おそらく今日の出演者でもっとも知名度が高いのは、
このNEKO JUMPの二人だろう。
ジャム(チャラックー・イムラーポン)とヌーイ
(ワラックー・イムラーポン)の双子の姉妹デュ
オで、2009年に日本の「あにゅまる探偵キルミン
ずぅ」という、タイトルを見ただけではさっぱり
見当がつかないアニメのテーマ曲を歌ったことで
知られた。
写真は姉のジャム。
3年ほど前に見たときよりやっぱり大人っぽくな
っていた。
おまけにまぶたを整形したようで、二重になって
いた。 -
こっちが妹のヌーイ。
こっちの方が姉に見える。 -
タイ演歌デュオ、Lala Lulu。
演歌集団、ポンラーンサオーンから独立して
結成された。
ご覧のとおりのおばちゃんふたりが、笑いを
交えてタイ演歌を歌っていた。
客席のタイ人からは笑いが起こっていたから、
とりあえず面白いんだろう。 -
ミスタイランド3人。
いずれも洗練された美人であった。 -
タイフェスティバルはここ数年ずっと来ているが、
混雑があまりにもひどく、屋台の周囲は身動きが
とれない状態になっている。
もう代々木公園では完全に限界でだと思う。
井之頭公園や、木場公園などの広い敷地を確保で
きる場所に移した方がいいのではないか。 -
●5月23日、24日 ラオスフェスティバル
もし、屋台の料理を楽しみたいのなら、前週の
タイフェスティバルよりも、こっちのラオスフ
ェスティバルの方が絶対にいい。
客が圧倒的に少なく、午前中に限ればスカスカ
で、ほとんど並ぶこともない。
ラオスとタイは民族的にはほとんど親戚みたい
なもの。食べ物も似たものが多い。
出店している屋台がタイフェスとかぶっている
のが何軒かあり、その他にラオス料理店が出店
しているという感じ。
だから、タイ料理も食べられるのだ。 -
ラオスの国旗を掲げていても、中身はタイ
料理だったりする。 -
ラオスで推せるものはそんなにないが、
ビアラオ(ラオスビール)は唯一、海外
に自慢できるものだろう。
タイのビアシン(シンハビール)のよう
なインチキビールではないし、ベトナム
の水ビールでもない。
ちゃんとビールの味がするビールである。 -
司会者は2人ともラオス人だった。
-
民謡(?)を歌う人。
-
こちらはラオスの民俗舞踊。
王宮で踊るような、派手な冠をつけた
舞踊もあるが、こちらは大衆の踊りである。 -
日本側ゲスト、キュピトロンという
地下アイドル(?)。
Perfumeのパッチもんであった。 -
キュピトロンを撮るいい大人たち。
彼女らが去ると大半がいなくなった。 -
●6月13日、14日 ベトナムフェスティバル
動員数ではタイフェスティバルに劣るものの、
盛り上がりに関してはこっちの方が上回るの
ではないかと思う。
ベトナム人と日本人が一緒になって盛り上が
るすばらしいフェスティバルである。 -
ベトナム料理は嫌になるほど食べたので、
何をいまさらという感じ。
揚げ春巻きが特に好きというわけでもな
いがなんとなく食べた。味も普通である。 -
すげ笠を持ったアオザイ女性たちの
踊り。
ベトナムのシンボルですな。 -
ふたりとも美人なので撮りました。
-
好きなタイプなので撮りました。
-
好きなタイプなので撮りました。
-
ベトナムフェスティバルで毎年演奏している
Queenのコピーバンド、Gueen(グイーン)。
今年も素晴らしいステージだった。
ボーカルのこの人は、このライブのあと浜松
に行って仕事をしないといけないという。
凄い人だ。
*露出間違えた。 -
Hien Thuc(ヒエン・トゥック)も毎年のように
来日している。
ということは、本国での人気はやや落ち着いた
感じなのかもしれない。 -
ベトナムでは珍しい、ロックミュージシャ
ンのPham Anh Khoa(ファン・アン・ホア)。 -
Van Mai Huon(ヴァン・マイ・ホン)が
今年の目玉だったらしい。
軽い流行歌という感じだった。 -
えっと、これは誰だったっけ。
サンプラザ中野くんがプロデュースする
千葉のご当地アイドル、コズミック倶楽部。 -
おお、懐かしや。
めがねっ子娘アイドルの時東ぁみ。
アニソンを何曲か歌っていた。
ホイアンで行われた日本祭りにも
行って歌ったという。
今年もバックバンドはジプシーク
イーンが担当。
ボーカルのシノンという人は、ベ
トナム語の歌を歌っていたが、ベ
トナム人からの拍手は少なかった。
たぶん全く通じていなかったんだろう。
今年の人出は18万人だったそうだ。
タイフェスの半分くらいだが、
もっと入ったような気がする。
今年前半に行ったのはこれだけ。
秋のフェスももう始まっているので、
いくつか行こうと思っている。
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