2015/04/24 - 2015/05/06
335位(同エリア1111件中)
緑子さん
私の最初のヨーロッパ旅行がイタリア(ローマ、フィレンツェ)。その後、ベネチアも行きました、そろそろ南を見てみたい。というわけで南イタリア(ナポリとシチリア)に決定。
でもせっかくだからワインの銘醸地も飲んで、いや、見ておきたいし、ということで北(ピエモンテ)も追加。
ピエモンテではレンタカーでぶどう畑を駆り、2大銘醸地バローロとバルバレスコで飲んだくれるという心躍るプランを立てました。
今回こそは食を充実させよう! という意気込みで、準備を始めましたが、結局、何やかやで、またも食の情報がないまま、旅立つことになりました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
翌朝のダイニングで
アレッサンドロ2がよそよそしい
まさか夕べあの店に行かなかったのが原因か?
でも責められても困る
どこで何を食べるかは旅行者の自由でしょう
もちろん
アレッサンドロ2が責めることはありませんでした -
今日はパレルモの街を散策します
まずは
宿のすぐ近くにあり
何度も前を通ったパレルモ大聖堂からパレルモ大聖堂 寺院・教会
-
イスラムの支配時代にはモスクに改修されたり
ノルマンの支配になり、もとに戻されたかと思うと
地震にあったりと
波乱万丈の歴史を持つ教会
この聖母像は黄金のモザイクで装飾されていた頃の
唯一、残っているものだそうです -
内部は現在
新古典様式に改築されているとのこと
悲しいかな
その違いはわからないですが、、、 -
でも
この棺はめずらしい
(神聖ローマ皇帝フェデリコ2世の墓) -
石の色と装飾のせいで
温かみが感じられる -
屋上観覧に申し込み
順番が来るまで宝物室を観覧
フェデリコ2世の妻コスタンツァの王冠
ふーん
あまり興味ない -
地下に降りる階段がありました
-
空気は一変
暗くてひんやり -
王族の霊廟でした
-
棺はとにかく手がこんでます
-
本好きか
-
贈る言葉か
-
個人的には
やはり
動物に目がいきます -
おどけた顔したドナドナ
-
やっと時間になりました
屋上観覧は一定間隔で
入場数が制限されています -
登るのは大変だけど
狭いスペースで上下移動を可能にする
回り階段を思いついた人は偉大だと思う -
教会の上に登るなんて
初めてかもしれない
フィレンツェのドォウモ、スペインのサクラダファミリアでは
入場料をケチって断念した記憶あり -
お〜
パレルモ大聖堂 寺院・教会
-
素晴らしい景色です
パレルモ大聖堂 寺院・教会
-
こちらが正門側で
-
こちらが反対側
高層ビルなど一切ない
美しい景色です -
いかんせん
通路が狭くて、ゆっくりできないのが難点ですが -
次の目的地までは
裏道を通って行くことにしました -
方角だけ定めて
適当に角を曲がっていきます -
こんな観光地の中心で
人影がない道が続くのが
日本では考えられないことです -
この市場の中に
地元でも有名なレストランがあるということで
早めのランチを摂るためにやってきました -
市場と言えば
-
このモツァレラのお焼きみたいなの
美味しそうだったな〜 -
タイミングが悪くて
買わなかったけれど -
すでに魚介類は売れた後のようです
-
手前のタコのマリネ
店のオジサンが
素手で寄せて
盛り直していました
ゲッ -
ところで
目的のレストラン
すでに開店時間は過ぎているのに
それらしい店が見当たりません -
やっと発見
想像と違ったので見過ごしたようです
店の前に並べられたテーブルには
まだ客の姿がありません -
店の前で打ち合わせをするのは
オーナーの家族か
またはスタッフか
彼らがマフィアの組員のように見えるのは
私だけでしょうか -
店の隣で
木屑を燃やしているオジサンがいました -
シチリアの太陽がジリジリ
オーダー取を待つテーブルで
眼に入るのは焚き火のオジサンだけ -
まずは
白ワインと前菜を注文しました
ナスのパルメザンは
薄切りの揚げナスにトマトソースがかかっている
しかし冷たくて
あまり美味しいと思いませんでした -
そのうち
マフィアの若頭風の男性が登場
ワインをサーブする組員もといスタッフの態度が
私の時とまるっきり違〜う
しかし
昼間っから一人でワインをボトルで頼むとは
堅気じゃないね -
私はというと
ウニのパスタを頼みたいと思ったけれど
ウニを英語またはイタリア語で何と言うのかわからず
(スマホは宿で充電中)
絵を描いてみました
女将はしばらく思案して
その後、頷いて引っ込みましたが
本当に伝わったのか不安でした
ナマコが出てきたらどうしよ -
、、、、伝わってたみたいです
実はウニのパスタは生まれて初めてなんです
実はウニとかイクラとかあまり好きではないんです
じゃ、なんで頼んだかと言うと
ウニのクリームパスタは
前々から食べてみたいと思っていたので
てっきりそういう物が出てくるかと、、、 -
しかし、出てきたのは
シンプルなトマトソースにウニを乗せたもの
これがジャリジャリしてるし、磯臭いし
一番苦手な味で、、、、
かといって
絵まで描いて注文した身としては残せないし、、
完食は、まさに修行でした
あれ?
このパターン、ロンドンでも経験したような、、、
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/10924225/ -
さて
前の若頭は
エビのパスタの他に
魚のグリルも注文したようです
組員もといスタッフがワインの時と同じように
慇懃に魚を見せにきてました -
あれ?
焚き火のオジサンが
注文の魚を焼き始めた
そしてスタッフにあれこれ指示をしている
ここでやっと
店のオーナーだということに気づきました
カメラを向けると得意げにポーズをとるオジサン -
しかしこのオジサン
毎日、焼いているはずなのに
持っていった魚は生焼けだと突き返され
再度、焼き直しはじめました
オジサンと若頭
なかなか飽きないショーでした -
なんとかパスタを食べ終えた私は
マッシモ劇場に向かいました
ここは「ゴッドファザーpart3」の
クライマックスが撮影されたところですマッシモ劇場 劇場・ホール・ショー
-
この階段で
マイケルの娘が銃弾に倒れ
因果応報のドラマは終焉を迎えました -
今は昔ということでしょうか
ゴッドファザー関係のお土産は
あまり前面に出ていませんでした -
劇場前にいた犬
-
パレルモは犬が多いです
-
しかも大型犬が多い
-
ここにも
-
暑いので
だいたい寝てますが -
こういうリッチな感じの犬もたまに
-
もちろん猫もいまっせ
-
家族と一緒
-
見っけ
-
来た
-
人懐こい
-
よっ
-
ほい
-
その後は
初日の道具街を探してフラフラしました
それほど広い範囲ではないのに
異国の街角はどこも同じように見えて
とうとう見つけ出すことはできませんでした -
途中にライスコロッケの店があったので
口直しに購入 -
見かけほど美味しくありませんでした
_| ̄|○ -
その後、疲れて宿で休んでいた時
ふと
パレルモの見どころのひとつを思い出し
閉館ギリギリでしたが宿を飛び出しました -
充電の終わったスマホが
目的地まで3分と示すので間に合うと踏んだのです
しかし反対方向へ行ってしまい
貴重な時間をロス -
その後もスマホが導くところに何もなくて
通行人に尋ねて教えられた道も行きましたが
探し出せませんでした
へとへとになってポルタヌーヴァ門まで戻りました -
ターバンを巻いた男性像が刻まれていて
異国の文化の影響を感じるポルタヌーヴァ門
この門の近くに私の目指したカタコンベがあるはずでした
(帰国してグーグルマップで確認したらけっこう離れていました) -
日本では遺骨やミイラを見る機会はそれほどありませんが
ヨーロッパではキリスト教が異教だった時代に
キリスト教信者の遺体を地下に収容したことから
数多く残っていて
あっけらかんと遺骨を見せています
前にローマの有名カタコンベに入り
壁を埋め尽くす何千もの頭骸骨を見た時
へっ、人ってこんなになっちゃうんだ
と、思わず笑っちゃったのを覚えています -
そしてパレルモのカタコンベには
奇跡的な美しさを保っている
2歳児のミイラがあることで有名らしいのです
時はパレルモ最終日の17時半(閉館は17時)
もう見る機会はないでしょう
情報やツールを有効に使えなかった
自分のせいでした
_| ̄|○ -
こうしてパレルモの最終日は終わりました
-
犬のフン
ボットボトで -
ゴミ
ガッサガサで -
落書きだらけで
-
ホコリまみれで
-
どこもかしこもボロボロの
優しいシチリアよ
さようなら
明日はピエモンテに向かいます
「予想外の連続・南イタリア8(バローロ)」に続く
http://4travel.jp/travelogue/11092957
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