予想外の連続・南イタリア3(ポジターノ・アマルフィ)

2015/04/24 - 2015/05/06

　私の最初のヨーロッパ旅行がイタリア(ローマ、フィレンツェ)。その後、ベネチアも行きました、そろそろ南を見てみたい。というわけで南イタリア(ナポリとシチリア)に決定。

　でもせっかくだからワインの銘醸地も飲んで、いや、見ておきたいし、ということで北(ピエモンテ)も追加。

　ピエモンテではレンタカーでぶどう畑を駆り、2大銘醸地バローロとバルバレスコで飲んだくれるという心躍るプランを立てました。

　今回こそは食を充実させよう！　という意気込みで、準備を始めましたが、結局、何やかやで、またも食の情報がないまま、旅立つことになりました。

エリア アマルフィ(イタリア)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 船
• 旅行の手配内容: 個別手配

今日はアマルフィに行きます

アマルフィに行くには

いくつかのルートがあって

ナポリから船も出ていて

青の洞窟にも寄れるコースがあるのですが

雲行きがあやしいので

列車でソレントまで行き

バスでポジターノ

そこから船でアマルフィ

を訪れることにしました

列車は昨日のポンペイと同じ路線を使います

いつのまにか私の車両が

韓国の団体客で一杯になりました

前に座った親子連れは個別で

フランス、イタリアと親子で旅行中とのこと

なんともうらやましい中学生です

お母さんとお互いの国を褒(ほ)め合いながら

ソレントまでご一緒しました

ソレント駅で親子と別れ

アマルフィ行のバスに乗ります

ソレント駅 駅

「ポジターノ行き」と言ったら

なぜかチケットを２枚くれました
(もちろん料金も２倍)

なぜ２枚？

と聞いても肩をすくめるお兄さん

システムがよくわからないので

そんなもんなんだろうと流しましたが

後で理由が判明しました

バスはしばらく丘を登り

やがて海岸線に出ました

ここから絶景が続きます

そのつもりで座席は海側にしました

あいにくの曇り空ですが

それでもこの美しさですから

晴れていたら凄いんでしょう

そうでしょう

バスは断崖沿いの道を走ります

でもスピードは落とさない

でもって

運転手は携帯で長電話

ひゅうっ

山の壁面にへばりつく建物群

映像で見た風景が近づいてきました

いつものごとく

バスは何のアナウンスもなく止まるだけ

ポジターノ？

ポジターノ！

というやりとりで確認

この先にアマルフィがあります

なぜポジターノで降りたのか

それは

アマルフィの景色として映されるものは

実はポジターノが多いという記事を読んだから

ポジターノ 散歩・街歩き

晴れていたら絶景だろうな〜

ポジターノ 散歩・街歩き

フォルニッロの塔

写真を撮った時は

面白そうと思ったのですが

浜に着くころには

すっかり忘れてしまいました

で

近くまで行けず

車道から

海岸への道をおりています

この辺はレモンで有名

ヨーロッパでおなじみの

縦列駐車風景

やられてますね

そろそろお腹がすいてきたので

適当なレストランを探します

しかしどの店も

観光地にありがちな

怠慢でまずそうな店ばかり

最初に入った店は

スパゲティが15〜18ﾕｰﾛもして

食べ終えた先客が請求書を見て

「テーブルチャージ取るの？」

とグチっていたので即刻退店

もし美味しかったらグチらないでしょう

その先に

素敵なオーラの出ている店がありました

清潔で

センスのいい

雑貨屋とレストランが一緒になった店です

そしてこの店は

スタッフの応対が

すごく感じいい！

食事もデザートも

すごくおいしい！

ワインも飲んで

いい気持ちになって

(キッシュ、ミネラルウォーター、ケーキ、コーヒー、ワインで24ユーロ
　高めですがおいしいと文句は出ないんです）

てくてく坂を下りました

こじゃれた店が並んでいますが

まったく興味なし

ディスプレイしてある服は

どれもルージーで

しかし高級感があります

お

海岸への近道あり

細い階段を下り

連絡船のポートに出ました

３時半初の船がタッチの差で出港

次の便まで１時間半待つことに、、、

これが明暗を分けました

チケット売り場の

無愛想な若い女性から

「アマルフィ行き」を買うと



また２枚でした

訂正を求めると

「あなたは２枚と言った」と逆ギレされました

ははあ

私の「to Amalfi」を「two Amalfi」と受け取ったようです

だからバスのお兄さんも２枚くれたんだ

誤解を解いて払い戻してもらいました

窓口の娘は無愛想なままでした

食事の直後でもあり

居心地の悪そうな店ばかりだったので

待ち時間は浜辺で過ごすことにしました

ポジターノ 散歩・街歩き

イタリアの風光明媚な海岸で

何をしたかというと

石拾い


つるつるして綺麗な斑の入ったものを求めて

１時間半はあっと言う間でした

だんだん空が暗くなって

とうとう降り出しました

本降りになる直前に船内に入れました

さよならポジターノ

こんにちはアマルフィ




となるはずでしたが

天気はどんどん悪化してきました

ひとつ前のに乗れてたら、、、

アマルフィに

海岸から入ろうと思ったのは

その美しい全景を捕えるためでした

アマルフィ海岸 海岸・海

しかし強風雨のせいで

デッキに出ることもできず

アマルフィに着くころ

私の胃は軽いシェイク状態に

船 (アマルフィ) 船系

アマルフィの街は

ポジターノよりも大きく

洗練されています

老舗らしいカフェに入り

サンドイッチを買って

トイレを貸してもらいました

海の門 散歩・街歩き

雨が降ってきたころから

気温が下がり

気分も下がり

(寒いのと暗い空が苦手)

一刻も早く帰りたくなりました

タバッキでチケットを買うと

また２枚出されて、、、、、

もうtoを使うのをやめよう

forを使う手もありますが

４枚になりそうなのでやめます

海の門 散歩・街歩き

帰りはサルレノ行きに乗り

違う景色を楽しむつもりでしたが

次のバスまで１時間待つというので

ソレント行きに乗り

朝見た景色が白く霞むのを見ながら

帰途につきました

今回

バスがすれ違うときは

さすがに慎重になった運転手

途中

事故の現場に遭遇

幸い軽傷のようでしたが

いや〜

皆があんな運転してたら

事故らない方がおかしいくらいです

景色の見えないクネクネ道のせいで

ゲロゲロになりながら帰りました


ナポリに着いたとき

営業時間をとおに過ぎていたので

またSIMは買えませんでした

「予想外の連続・南イタリア4(ナポリ最終日)」に続く
http://4travel.jp/travelogue/11050010