2015/11/04 - 2015/11/04
3018位(同エリア4063件中)
Mr.Tさん
佐賀でのバルーンフェスタ見学と組み合わせて軍艦島上陸観光を試みた。
世界遺産に登録されてから特に人気が高く、上陸できる各社の予約は平日でも4ヵ月目に満席になるほど。
幸い天候にも恵まれ、無事上陸することができた。
長崎はすでにグラバー園や平和公園など有名スポットは訪問しているので、今回は割愛した。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 ANAグループ JR特急 JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
前日は武雄温泉に宿泊。
白いかもめで長崎駅に到着。長崎駅 (長崎県) 駅
-
長崎の駅前は「明治日本の産業革命遺産」が世界遺産に登録されたことに沸いている。長崎にはこのうち8ヶ所が存在。
長崎駅 (長崎県) 駅
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路面電車で常盤ターミナルに到着。
今回お世話になった観光船会社は「軍艦島コンシェルジュ」。
10時30分出港だが、船内の席は先着順なので受け付けオープン前に並ぶ。
9時10分で4番目。 -
桟橋からは世界遺産「ジャイアント・カンチレバークレーン」が見える。
日本初のカンチレバークレーンで現在も稼働中とのこと。 -
このマーキュリー号に乗って軍艦島見学&上陸。
定員は140人。二階はデッキ席になっていて、波がかかることがあるかもしれないが眺望は非常に良い。
右舷は行きに軍艦島を先に見ることができる。すぐに左舷でも見られる。
左舷は行きに製造中のアイーダプリマを見ることができる。
先着順なので好きな方を選択するとよい。
今回は左舷前方に座った。 -
左舷からは三菱長崎造船所の香焼工場が見える。
巨大な3つのクレーンには三菱マークが描かれている。遠景なので分かりにくいが、このマークだけでテニスコート1面分あるとのこと。 -
香焼工場で製造中の世界最大級大型豪華客船「アイーダ・プリマ」。これも遠景なので分かりにくいが、船体には目のマークが描かれているのが特徴。
度重なる火災などで完成が大幅に遅れているのが気になるところ。 -
出港から30分ほどで右舷側がざわざわし出し、軍艦島が見えてくる。
天気は晴れ、海況もベタベタで、上陸できるようだ。 -
まずは軍艦島を周遊。
船で言うスタン側から回っていく。このあたりは左舷側からだととても見やすい。
軍艦島は釣スポットとしても有名で、許可を得た釣り人たちが日々糸を垂らしているそうである。 -
老朽化し、文字通り廃墟になったアパート。防波堤だけでは台風の高潮は防ぎきれず、アパートそのもので波浪を浴びていたそうである。
手前の建物に大きく開いた口は、不要なボタ石を投棄するコンベアが通っていた穴。 -
船は軍艦島を少し離れ、その名の通り軍艦に見えるポイントで撮影タイムを設けてくれる。両舷ともに時間を取ってくれるのでどちらに座っても安心してこのビューを見ることができる。
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再び船はもと来た航路を戻って周遊。
アパートを良く見ると空中廊下でつながっていて、高波時の避難が効率よくできるような突貫工事の名残がある。 -
観光船用に整備されたドルフィン桟橋。
長崎市の条例により、立ち入りできる場所と上陸時間が決まっているため、観光各社は入れ替わりでそれぞれの場所を見学する。 -
初めに第2見学広場。
手前に見える階段付きのやぐら状の建物は地下へと降りるエレベータの入り口となっていて、これに続く階段をガイドさんは「命の階段」と表現。炭鉱へ命がけで降りて行き、事故なく無事に戻ってこの階段を踏むことからそのように呼んでいるのだそうである。 -
赤い煉瓦は総合事務所の外壁。立派なレンガ造りがあったと推測できるが、今は外壁の一部が残るのみ。手前のがれきからも日々滅びていく軍艦島の儚い運命がうかがえる。
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続いて第3見学広場。
正面に見えるのは30号棟。
もはや外枠しか残っていないような建物で、現在の技術ではこれ以上の破損を食い止めることはできないそうである。 -
最後に第1見学広場。
ここからは高台に建つ役人の住む住居が見える。奥の白い建物は小中学校、右の連なる建造物はベルトコンベアの支柱の残骸。 -
第1見学広場から望遠の小中学校。
屋根は無残につぶれ、左手前の体育館と思しき建物は鉄筋の骨組みしか残っていない。 -
封鎖はされているが、不要なボタ石を島を貫いて運び、海へ投棄するためのトンネル。
島を周回した時にアパートの一部が大きく開いていたのは、ここからコンベアを通していたため。 -
約40分の上陸を終えて、本土へ戻る。
日々崩壊の進む軍艦島はいずれ上陸できなくなるかもしれない。非常に貴重な体験ができた。 -
帰路も左舷に座る。
三菱長崎造船所のNO.3 DOCKと書かれた第三船渠は世界遺産の一部。修理のために船舶を陸に引き揚げる施設で、現在も稼働中。 -
軍艦島観光を終え、行って無かった観光スポットへ。
常盤桟橋から徒歩10分程度で孔子廟に到着。極彩色の中国様式の廟所 by Mr.Tさん孔子廟 中国歴代博物館 美術館・博物館
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孔子廟は孔子の遺品を納め奉った廟所で、中国様式の極彩色の建物と、両側に並ぶ賢人たちの石像が印象的である。
奥には博物館が併設されている。
見学目安は40分。 -
新地中華街で昼食どころを探す。
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中華街中ほどにある「西湖」をチョイス。
平日だが観光客、特に修学旅行生の多さに驚く。赤い店構えが目印の中華料理屋 by Mr.Tさん西湖 グルメ・レストラン
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長崎と言えばちゃんぽん。
本当は目当ての店があったのだが、前回に続いて臨時定休日だったのが悔やまれる。
しかし、ちゃんぽんはうまい。赤い店構えが目印の中華料理屋 by Mr.Tさん西湖 グルメ・レストラン
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長崎空港までのアクセスは海ルートを選択。
時津港の高速船乗り場に到着。ホテルのロビーが受付を兼務している。 -
エアポートライナーで空港まで約25分。
およそ1時間に1本の定期便で、マイナーなアクセスかと思いきや、利用者は意外と多い。 -
長崎空港へ入れる唯一の陸路である箕島大橋。これを海路から見て空港へ行くというのは何とも気持ちがいい。
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長崎空港ではカードラウンジ「アザレア」にて旅の疲れを癒し、佐賀&軍艦島3泊4日の旅行を終えた。
長崎空港ビジネスラウンジ アザレア 空港ラウンジ
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