２０１５GW　今年も南ドイツとアルザスとチロル　【４８】ドイツ鉄道ストライキ初日、エッタール修道院へ

2015/05/05 - 2015/05/05

急遽遭遇したドイツ鉄道ストライキ。
この日から６日間も続くとか・・・。
どこへも行けないようなら、この日は終日ミュンヘンでも構わないのですが、
問題はそのあと。
旅はまだ３日残っています。
ホテルのwifiでＤＢサイトとにらめっこしながら、初めての経験におろおろ・・・。
さて、どうなりますか。

以下が旅程。●印がこの旅行記です。

　４月２５日（土）　福岡〜成田〜フランクフルト〜ヘッペンハイム
　４月２６日（日）　ヘッペンハイム〜マウルブロン〜ヴァインハイム〜ヘッペンハイム
　４月２７日（月）　ヘッペンハイム〜エスリンゲン〜カルフ〜ヘッペンハイム
　４月２８日（火）　ヘッペンハイム〜シュパイアー〜ブライザッハ〜フライブルク
　４月２９日（水）　フライブルク〜ミュールーズ〜コルマール
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〜ブライザッハ〜フライブルク
　４月３０日（木）　フライブルク〜ティティゼー〜ドナウエッシンゲン〜メーアスブルク
　５月　１日（金）　メーアスブルク〜ユーバーリンゲン〜ラドルフツェル
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〜コンスタンツ〜メーアスブルク
　５月　２日（土）　メーアスブルク〜リンダウ〜インスブルック
　５月　３日（日）　インスブルック
　５月　４日（月）　インスブルック〜ミュンヘン〜フライジング〜ミュンヘン
●５月　５日（火）　ミュンヘン〜エッタール〜オーバーアマガウ〜ミュンヘン
　５月　６日（水）　ミュンヘン〜レーゲンスブルク〜ニュルンベルク
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〜ニュルンベルク〜ヴュルツブルク
　５月　７日（木）　ヴュルツブルク〜フランクフルト〜イトシュタイン〜マインツ〜フランクフルト
　５月　８日（金）　フランクフルト〜マールブルク〜フランクフルト空港から帰国便
　５月　９日（土）　羽田〜福岡

エリア オーバーアマガウ(ドイツ)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

前夜はＤＢサイトと首っ引きで時刻調べ。
当初から予定していた８：３２の列車はサイトでは運行するように見えましたが、
駅へやってくるとホームにはおらず、電光掲示もなく。

しばらく待つと隣のホームに１時間後の列車の表示が出ました。
ちょっと時間があるので一旦ホテルに戻って今後のことをまたいろいろと下調べ。
こういう時、駅に近い宿は便利です。

全面ストではなく間引き運転なのですね。

動いている列車、運休の列車、様々。

この頃、英国王室には第二子のロイヤルベビーが誕生しテレビニュースでよく報じられていましたが、駅構内でもこのとおり。
５月２日生まれのシャーロット王女。３日後のこの日に早くもお披露目ですね。

ホテルから戻り、９：３２発に乗車です。
よかった！これは動くようです。
到着した列車からはたくさんの人が降りてきました。
ホテルであれこれしている間、とんちゃん健康一番さんからはいろんな情報や
アドバイスをいただきました。
ご自分もご旅行中でストで足止めを食っているところなのに、本当にありがたかったです。
改めて、ありがとうございました。

ほっとして列車に乗り込みます。
ミッテンヴァルト行きです。

ほぼ定刻に発車しました。
予定より１時間遅れ。
この先、スムーズに行くことを祈るのみ。

ありがたいことにお天気は快晴！

途中のシュタルンベルク湖がちらっと見えました。
１８８６年、ルートヴィヒ２世が謎の死を遂げた湖です。

木々の隙間からカペレのものらしき塔もちらっと。

３０分弱でこちらを通過。

この列車のテーブルも前日乗車したＲＥＸと同じくかわいい路線図が
描かれたものがありました。
この日は前日と逆に右上のミュンヘンを出発し、下から３分の１ほどの位置にある
オーバーアマガウまで旅します。

のどか〜な路線です。

小さな駅をいくつか通過しながら、

こんな景色の中を走ります。

先程のシュタルンベルク湖のほかに、もう少し南にシュタッフルという湖も
あります。
ここはその湖畔のウッフィングという町の駅。

南下するにつれ、山が見えてきました。

そしてミュンヘンから１時間弱でここムルナウに到着。
オーバーアマガウへはここで乗り換えですが、今回は先にエッタールへ行くことに。
このまま乗り続けてオーバラウという駅でバスに乗り換えます。

かわいい家々が見えます。

ドイツアルプスの麓にあるこの村は、牧歌的な風景に加え湖もある夏の保養地。
２０世紀初頭にはカディンスキーなどの画家たちにも愛されたそうで、彼らが
住んだ家や美術館もあるよう。
今回も立ち寄りを検討しましたが、夕方前にはミュンヘンに戻って行きたい場所も
あったし、何せ想定外のＤＢストにも遭遇したため完璧に見送りとなりました。
次回はゆっくり時間を取って訪れたいもの。

雪の残る山々。

途中駅オールシュタット。

気持ちいい〜！　お天気に感謝です。

これはロイザッハ川。

エッシェンローエ駅。あとひと駅で乗り換えのオーバラウです。

これまた長閑なところですね〜。
・・・なんてのんびりした気分でオーバラウで下車。
単純に駅舎をまっすぐ出ればバス停はすぐにあったのに、ホームの横から出てしまい、
あれ？バス停どこ？と思っていたらおばあさんが通りかかられたので尋ねたら
なんかとんでもない方向をジェスチャーで示されて・・・

あたふた遠回りをしてやっとバス停に。
よかったー！エッタール行きのバスにどうにか間に合いました。
何してるんだか、全くわたしは。

１０：５４発の９６０６番バスに乗車。
エッタールを目指します。

運賃は２．６ユーロ。

山の麓の道を快調に走り、

１０分ちょっとで到着。
当初はミュンヘンからオーバーアマガウに入り、それからバスでエッタールへ
来るつもりでした。
でも列車やバスの時刻を調べているうちに、先程のオーバーラウでの乗り換えを
見つけて、その方がロスが少なくエッタール滞在が長く取れることに気が付いて
こちらのルートを選びました。
ＤＢストで１時間遅れではありますが。

エッタールのクロスターガストホフというバス停で下車すれば、修道院入口はすぐ目の前。

このアーチをくぐります。

壁の途中にクロスターの説明書き。

アーチを抜けると、こんな光景が目に飛びこんできました。

威風堂々。修道院は１４世紀創設、この建物は１８世紀に建造されたそう。
巨大なバロック建築です。

くぐってきた通路。

敷地内にはこれまた立派な関連施設が。

こちらも。バックには雄大な山。

それでは聖堂にお邪魔します。

まさに絢爛豪華！

円形の内部。

美しい祭壇が数多くあります。

少し奥まった場所の祭壇は、天井もこの美しさ。

中央の祭壇。

引きで見るとこのような図。

クーポラの美しいこと！
天井画はスタッコ装飾で名高いシュムッツァーと画家ツァイラーの作。

本当に美しい修道院聖堂でした。

外へ出ると依然いいお天気！

周囲にはかわいらしいレストラン。

ホテルの向こうには山々と青い空！

修道院正面のこちらであるものをいただこうと決めていました。

中は広々。

いろいろな雰囲気の空間があります。

こちらは重厚でシック。
時刻は１１：３０頃。まだまだお客さんはいませんね。

お天気がいいので外の席へ。

地元産のビール。これをいただこうと決めていました。
瓶ビールが修道院の売店でも販売されたいましたし、ネット販売もあるようですが、
やはりご当地でいただく生ビールが一番ですね。

シュパーゲルのスープがあったのでこちらもいただきました。

お皿にはクロスターのイラスト。

お隣では何やらパーティが。

付近には宿泊施設もけっこうあるようです。

自転車旅行のご年配カップル。がんばれー！

ビールを飲んだホテルは修道院前バス停の正面です。

こちら右手がオーバーアマガウ方面。

きれいな雪山を眺めながらバスを待ちます。