
2015/11/09 - 2015/11/09
28位(同エリア307件中)
かっちんさん
昭和29年9月台風15号による青函連絡船洞爺丸事故を契機に、昭和39年から青函トンネルの掘削を開始、昭和63年3月に津軽海峡線が開通しました。
青函トンネルの本州側入口竜飛には、工事中に作業員の移動や物資の輸送に使われた斜坑があります。
現在は観光用の青函トンネル竜飛斜坑鉄道として乗ることができ、海底下の坑道を見学することができます。
以前は斜坑から海峡線の竜飛海底駅まで見学することができましたが、北海道新幹線工事に伴い平成26年3月15日に駅が廃止され見学コースから外されました。
今日の旅は、津軽線三厩(みんまや)駅から青函トンネル記念館へ行き、竜飛斜坑鉄道(ケーブルカー)で下り、海底より深い体験坑道を見学します。そして、漁村風景の三厩の街を歩きます。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
PR
-
札幌駅
夜行急行「はまなす」に乗り、青森へ向かいます。
前日、偶然にも「のびのびカーペットカー」指定席が2席分取れました。 -
貴重な北斗星毛布
カーペット指定席には毛布と枕が用意されています。
寝台特急北斗星が廃止後、北斗星をデザインした毛布が使われていました。
懐かしいですね。 -
三厩
翌朝、青森から津軽線に乗り換え、終点の三厩(みんまや)に到着します。 -
この先は行き止まり
11月初めですが、紅葉が綺麗です。 -
外ヶ浜町案内図
三厩駅から町営バスで竜飛岬の青函トンネル記念館と階段国道へ向かいます。 -
町営バス
竜飛行きのバスが2時間おきに出ています。 -
ダイコン干し
バスは海沿いに走っています。
今の時期、海岸べりに吊るされたダイコンの景色を頻繁に見かけます。 -
青函トンネル記念館に到着
ここには、記念館と青函トンネル竜飛斜坑鉄道があります。
開館期間は、4/25〜11/10です。(明日が最終日)
これから竜飛斜坑鉄道に乗ります。 -
体験坑道乗車券
青函トンネル建設時に作業員の移動や物資の輸送に使用していた斜坑、坑道を観光用に整備しました。
体験坑道乗車券1,000円を購入すると、斜坑鉄道往復と坑道の見学ができます。 -
竜飛斜坑線「もぐら号」
斜度14度の斜坑を海面下140mまで下りるケーブルカーです。 -
ボクも行くよ〜!
-
傾斜のある車内
かっちん夫婦は運転席横の前面が見える特等席に座りました。 -
出発進行!
まず、風門が開きます。
普段は斜坑を通じて風が吹き抜けないように風門が閉じています。 -
イチオシ
青函トンネル竜飛斜坑線
斜度14度、長さ778mの斜坑を9分で下ります。
左右の太い配管は通風管と排水管です。 -
まもなく体験坑道駅
分岐している線路は作業現場へ通じています。
そういえば、途中でもう1台のケーブルカーとすれ違いませんでした。
実はここのケーブルカーは1台が行ったり来たりしているのです。 -
体験坑道
ケーブルカーを降り、体験坑道を歩きます。
2015年4月3日に青函トンネル内で特急スーパー白鳥が発煙事故を起こし、乗客は旧竜飛海底駅からこの坑道と斜坑線を通り地上へ避難しました。 -
青函トンネル立体図
トンネルは作業坑道、鉄道が走る本坑、地質を調べる先進坑道の3つに分かれています。
観光用に歩いているところは、作業坑道です。 -
津軽海峡の下を泳ぐ魚くん
海面下140mの坑道なので、この水槽を「140海底ランド」と呼んでいます。 -
案内役の女性ガイド
体験坑道には掘削に使われた機械や道具が展示されており、25分ほど見学します。 -
工事の道具
-
整流器(交流電源を直流に変換する装置)
蓄電池機関車のバッテリー充電に使われていました。 -
蓄電池機関車と水平人車
人車のところにいる作業員が
「おーい、俺の弁当が落ちてないか?」
弁当を置き忘れたので車内を探しています(作り話ですが) -
ずり積み機
ずり積み機は掘り出した土砂を集め、黄色の鋼車に積み込みます。
掘削した土砂は10tダンプ98万台になり、谷を埋めたり、海の埋め立てに使われました。 -
削岩機
先端にノミをつけて、圧縮空気の力で衝撃を与えて、ダイナマイトを装填する孔を掘る機械です。 -
本坑貫通時の写真
貫通時の喜びを再現しました。
家内と手をあわせ、貫通祝いの真似をやっています(笑) -
工事をお手伝したモグラくん
少し太めですが・・・
この後、見学を終え、ケーブルカーで地上へ戻りました。 -
斜坑人車(外の展示)
-
ケーブルカーの巻上機
地上駅から道路を挟んだ別の建物にロープの巻上機があります。
ケーブルカーを引っ張るロープが空中で見える珍しい光景です。 -
ナデシコ
階段国道へ向かう途中にあります。 -
ジャ ジャ ジャ ジャ〜ン
津軽海峡冬景色の歌謡碑があります。
手前のボタンを押すと、あのメロディーが大音響で流れます。
「上野発の・・・」ではなく、2番目の「ごらんあれが 竜飛岬 北のはずれと〜・・・」から始まります。
津軽海峡を眺めながら屋外カラオケができる絶好の場所です。
誰もいないので、大声で歌ってしまいました(笑) -
階段国道339号線
昭和49年にできた標高差約70m、362段の階段国道339号線です。
竜飛岬から竜飛漁港へ下る階段です。 -
アジサイ
階段国道の脇に、アジサイが秋になっても咲き続けています。 -
綺麗な階段
ピンクの変成岩が使われているようです。
なぜかこの1枚だけですが。 -
階段国道の終点
民家の脇の道が終点です。 -
イチオシ
カモメがとまる竜飛の海
-
下から見える階段国道
-
竜飛海岸からバスに乗ります
-
三厩付近の地図
かぶと岩でバスを降り、漁村風景の三厩を歩きます。 -
イチオシ
ハマナスの実
赤い実と、まわりの緑や黄の葉の色合いが調和しています。 -
かぶと岩
源義経が蝦夷地に渡る際、荒れ狂う海に己の兜を投げ入れると海は静まり、その兜が「かぶと岩」になったと伝えられています。 -
木造家屋の漁村風景
-
個人宅の屋根を貫く電柱
-
厩石(まやいし)
由来は
源義経が蝦夷地に渡る際、荒れ狂う津軽海峡が行く手を阻んでいました。
義経は海岸の奇岩に座して、三日三晩観世音を安置し渡海を祈願していました。
丁度満願の暁に、白髪の翁が現れ、「三頭の龍馬を与える、これに乗って渡るがよい」といって消えました。
翌朝巌上を降りると岩穴には三頭の龍馬が繋がれ、海上は、鏡のように静まっていて義経は無事に蝦夷地に渡ることができました。
それから、この岩を厩石、この地を三馬屋(三厩村)と呼ぶようになりました。 -
イチオシ
三厩港のイカ釣り漁船
-
イチオシ
紅葉が似合う津軽線
三厩駅で発車を待つ列車です。 -
紅葉が美しい車窓
津軽今別付近です。 -
白鳥が来ています
-
観光カニスマ駅長
蟹田駅で特急に乗り換えるまでの待ち時間に駅に降りてみました。
初代駅長の本物のカニ(津軽蟹夫)はすでに他界していました。
今は二代目の駅長が水槽駅舎にいます。 -
特急で青森に到着
この後、東北新幹線で首都圏に帰り、旅を終えます。
竜飛斜坑線の体験坑道駅は日本一深い駅なので自慢ができるところです。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
49