オヤジが見たミャンマーの今　(No ３)

2015/10/28 - 2015/11/06

10月31日　旅行4日目。
今日はバガンからｼｮｰﾄﾄﾘｯﾌﾟでポッパ山に出かけます。さて、天空のお寺から見える風景は…オヤジわくわくします。

エリア バガン(ミャンマー)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5
• 交通: 2.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: バイク
• 旅行の手配内容: 個別手配

旅行4日目。
昨日は爆睡したので今朝は快調です。早々に朝食。

Hotel Blazing ホテル

で…このﾎﾃﾙではﾄｰｽﾄ＋ｺｰﾋｰにもう一品選択できます。

一つは焼きそば。

もう一つは焼き飯です。
オヤジは初日に焼きそば、2日目に焼き飯を食べました。

どちらの味もﾚﾍﾞﾙが高く、夜ならお代わりしたいくらいです。

で…今日はﾎﾃﾙを通じて予約してあったｼｪｱﾀｸｼｰ(1人10＄)で、ﾀｳﾝ･ｶﾗｯ(通称ﾎﾟｯﾊﾟ山)に行きます。

08:45にﾄﾞﾗｲﾊﾞｰが迎えに来てくれました。お〜日本車や。またオヤジのお節介の虫が動きます。

ﾄﾞﾗｲﾊﾞｰに「運転に集中ヨシ」と書いたｼｰﾙを指差し「これ日本語だよ。To concentrate on driving OKと書いてあるんだよ」と教えてあげました。すると、ﾄﾞﾗｲﾊﾞｰはオ〜と驚きニンマリ。「ﾆｯｻﾝﾄﾖﾀはgood」と返してきました。ﾐｬﾝﾏｰでは未だトヨタのことをニッサントヨタと言うみたいです。

20分ほど走行して本日ｼｪｱする客(ｽﾍﾟｲﾝ♂とﾊﾝｶﾞﾘｰ♀)を拾いﾎﾟｯﾊﾟ山へGo。暫くすると…

彼女:　どこから来たの。
ｵﾔｼﾞ:　Japan.
彼女:　日本の何処 ?
ｵﾔｼﾞ: ………(東京以外は知らないくせに)
彼女:　市の名前は?
ｵﾔｼﾞ: ○○て知ってる。
彼女:　知ってる。東京,大阪,京都,奈良,広島＆輪島に行きました。
ｵﾔｼﾞ: え〜輪島に行ったの ?
彼女: I love Japan.

なんだ超親日家なんだ。オヤジの緊張が一気にほぐれました。

で…暫く行くと兄ちゃん達が何やら騒いでいます。労働紛争かなぁ…　

なんだか皆が興奮気味です。ちょつとﾔﾊﾞｲす。

よく観察してみると選挙活動でした。ﾐｬﾝﾏｰはただ今総選挙の真っ最中。投票は4日後の8日だそうです。えらいときに来たもんです。で…

車は群衆を抜け小雨の中を猛突進。

で…料金所を抜け更に進み、

ﾈｯﾄでも有名な黒砂糖の実演販売所で休憩しました。

この牛さん、午前中しか観光客が通らないので午後は働きません。世の中そんなもんです。

牛を追う少年。日本でも昭和30年代まではこんな風景が見られました。
更に進むと…

道端で「マネー、マネー」と叫ぶ地元住民の姿が目に入ってきました。

目を覆いたくなる光景ですが、この道はﾀｳﾝ･ｶﾗｯ(ﾅｯ信仰の聖地)に通じる道なので通行者の多くが参拝者。よってお寺に行く途中、沿道の恵まれない人に施しをして徳を積みながらお寺を目指しているようです。なので地元の方が乗った車からは結構お札が撒かれます。

この車、定員ｵｰﾊﾞｰと積載ｵｰﾊﾞｰですね。坂道をﾕｯｸﾘﾕｯｸﾘ登って行きます。

出発して2時間後の11:00、小さな村に着きました。

あ、目の前にﾀｳﾝ･ｶﾗｯ。

ｽﾞｰﾑｱｯﾌﾟ。山頂は標高737mだそうです。

登山口まで移動。ｽﾞﾎﾞﾝを履いている人は全員観光客です。

お寺の入口。

ポッパ山 (タウン カラッ) 山・渓谷

入口から飲食店が並びます。

ここからは裸足。

ここで靴を預かってくれます。

では山頂を目指します。

猿が持っている紙包みは餌。入口で売ってます。

階段途中の風景。

ﾐｬﾝﾏｰって緑の大地なんですね。

登って来た階段。

ある意味ﾃﾞｻﾞｲﾅｰｽﾞ階段です。

写真を撮ってくれと言うのでｶﾒﾗを向けると横を向かれました。

小坊主さんもﾃﾚて横向き。

やっと山頂へ。

小さな仏塔。

日本の鐘より小さいですが音色は全く同じ。音を聞くと除夜の鐘を思い出しました。

結構高い所に来てます。

晴れていて欲しかったなぁ。

山の中腹に少し割れ目が見えます。アップで見ると……

ﾎﾟｯﾊﾟ･ﾏｳﾝﾃﾝ･ﾘｿﾞｰﾄ ﾎﾃﾙの建物が見えます。

ポパ マウンテン リゾート ホテル

ﾐｬﾝﾏｰ不思議発見。
暑い国ではｾｰﾀｰなど着たことがないのかと思ってたら、この程度の寒さで着るんですね。日本人にすれば我慢できる程度の寒さなんですがね。

オヤジ高所恐怖症なんですが、この風景を目に焼き付けておきます。

では下って行きます。

いい感じの階段。オヤジ惚れ惚れします。

山頂を見上げるとこんな風景。

下山ﾗｯｼｭです。

突風のため恐る恐る下を見る猿。

仏像なのに少し怖い感じがします。

で…往復約1時間で入口に到着。

こんな青いﾊﾞﾅﾅをよく見かけます。日本で食べているのとは品種が違うらしいです。

形が面白いのでﾊﾟﾁﾘ。

門前通り。

で…お腹が空いたので地元の食堂へ。

注文したのは隣の席の人が食べていたﾎﾟｰｸｶﾚｰ(150円)。
ｶﾚｰを注文すると、スープ、生野菜、副菜数種類が付いてきます。

雨が降ってきたので、予定より早くﾎﾃﾙに向け出発。

14:00ﾎﾃﾙ着。5時間のｼｮｰﾄﾄﾘｯﾌﾟでした。ﾎﾃﾙ前のｶﾌｪでｺｰﾋｰﾀｲﾑ。

ﾐｬﾝﾏｰ不思議発見。
ｺｰﾋｰを注文したらお茶が付いてきました。日本で言うならばｺｰﾋｰ＋水なんでしょうね。何故ﾐｬﾝﾏｰではお茶かと言うと、清流が少なく生水が飲めないので、昔から沸かしてお茶を楽しんでいたんでしょうね(たぶん)。

なので、ﾐｬﾝﾏｰの昔ながらの飲食店では、必ずﾃｰﾌﾞﾙの上に飲み放題のお茶のﾎﾟｯﾄが置いてあり、このお茶だけを飲んで帰る客もいるくらいです。

で…このお茶、緑茶に近いのですが緑茶とは異なります。ﾐｬﾝﾏｰ茶かなぁ。そんなのあるのかな ?

午後はこのEﾊﾞｲｸで観光。

空港に向かって走ったのですが何もなし。

なのでUﾀｰﾝしてｹﾞｽﾄﾊｳｽが並ぶ繁華街へ。

細道を入っていくと村の中へ。
塀の造りからすると右は富裕層、左は一般的なお宅と思われます。

なので一般的なお宅を拝見。自然と共に生きると言った感じです。

ｹﾞｽﾄﾊｳｽ通りを北に向かって走っていると消防署発見。

何かﾊﾞｷｭｰﾑｶｰみたい。これで大丈夫かな?

アレ、三和町消防団第一と書いてます。日本の何処の三和町なのかな? で…

更に北上して細い道に入って行くと…

川に出ました。

地面は普段はヒビ割れているんでしょうが、今日は雨のため足が沈みます。

客船 ?　この船大丈夫かな。

するとオヤジのところに兄ちゃんが寄ってきて、「ﾎﾞｰﾄｸﾙｰｽﾞしないか」とのお誘い。川の真ん中で「金を出せ」なんて言われたら困るので、丁重にお断りしました。

で…Uﾀｰﾝしてﾎﾃﾙ方向に南下します。これは救急施設のようですね。

更にﾆｬｳﾝｳｰﾏｰ･ｹｯﾄの方に引き返します。

商店街。バガンでは単車が市民の足です。

あ…また選挙活動の集団に巻き込まれました。
この赤色の集団はｱｳﾝ･ｻﾝ･ｽｰ･ﾁｰさん率いる野党・国民民主連盟です。凄い盛り上がりですね。

でも選挙活動は日本のように演説ではなく、歌での訴えなので結構楽しいです。
老若男女が大音量の音楽に合わせ2UPで踊るので、まるで六本木の夜のｸﾗﾌﾞのようです。

買い物中の人もｿﾜｿﾜ。

そこを通り抜けると満員の女性を乗せたﾋﾟｯｸｱｯﾌﾟﾄﾗｯｸ発見。

この車も、前の車も満員。

ﾊﾞｲｸの人も皆同じ方向に走って行きます。町の雰囲気が何か変〜です。

この車を見て納得。近くで選挙活動が始まるみたいです。

車上の小さな子供、大丈夫かなぁ。

とうとう渋滞になりました。オヤジは観光中だから選挙活動も観光します。

日本の選挙も、このくらい盛り上がって欲しいものですね。

で…本命車登場。

日本で言えば政党ｶｰですかね。
とにかくｱｳﾝ･ｻﾝ･ｽｰ･ﾁｰさん率いる国民民主連盟の勢いは凄いです。で……

車上のﾊﾞﾝﾄﾞが生演奏で「国民民主連盟頑張ろうぜ」と支持者を鼓舞します。ノリの良い曲なのでオヤジも結構楽しめます。

10分程のﾊﾟｰﾌｫｰﾏﾝｽで政党ｶｰは次の会場へ。

政党ｶｰが去った後の道路は大渋滞。

そんな中、お母さんが左手で赤ちゃんを抱えています。ﾐｬﾝﾏｰではよく見る風景ですが大丈夫かなぁ…。

やっとﾎﾃﾙ近くまで帰ってきました。
小雨の中小坊主さんが走って行きます。この傘って日傘と雨傘の兼用なんですね。

で…ｼｭｴｽﾞｨｰｺﾞｫﾝ･ﾊﾟﾔｰへ。

入口は3ヶ所あり、ここはﾒｲﾝ通りに面した屋根付き参道。

中はこんな感じ。ﾂｧｰ旅行では絶対に見られない光景です。

で……突然おばさんが「ﾊﾞｲｸはここまでね。入口はこっち」と日本語で声を掛けてきました。
オヤジは「ウソつけ」と思いましたが、欺されるのも旅のうちと思い従うと、おばさんは「ここからは裸足ね。ｻﾝﾀﾞﾙ預かっててあげる」と言いながら私の胸にこのﾊﾞｯﾁを付け、「行ってらっしゃい」と手を振ります。うん〜はめられたかなぁ……。

気を取り直してｼｭｴｽﾞｨｰｺﾞｫﾝ･ﾊﾟﾔｰ見学。

シュエジゴン パゴダ 寺院・教会

見学していると、またおばさんが近づいてきて「金粉いかが」と言う。
オヤジが「No」と言うとおばさんがしつこく誘うので、「まぁ、1枚くらいいいか」と受け入れました。

で…おばさんがﾊﾟﾔｰに金粉を貼り、オヤジに「金粉を擦れ」と言う。なのでオヤジが擦っていると、その間におばさんは次の金粉を貼り、また擦れと言う。これを3回繰り返した時、オヤジも変だと気付いた。

で…オヤジが「もうNo」と言うと、おばさんは逆ギレして横の小さな仏像の頭,胸,手,足の4ヶ所に勝手に貼り「こうしないと御利益がない」と言いながら合計700円請求されました。オヤジ怒り心頭。

再度、気を取り直してｼｭｴｽﾞｨｰｺﾞｫﾝ･ﾊﾟﾔｰを鑑賞。

お坊さんもスマホでﾊﾟﾁﾘ。

お〜女の子のお坊さん。ﾋﾟﾝｸの袈裟が可愛いです。

ちゃんとお経を唱えるんだ。

良い感じです。

全て金ﾋﾟｶ。夜のﾗｲﾄｱｯﾌﾟが見たかったです。で……

ｻﾝﾀﾞﾙを預けたお土産屋さんに戻って来ると、おばさんはオヤジを見つけて「さぁ、ここに座って」と風呂場の椅子のようなものを出してきた。オヤジとしては値段交渉を楽しむのが目的なので、安そうな小物入れを選び…

オヤジ:　How much.
ｵﾊﾞｻﾝ : 8＄.
オヤジ:　高い。じぁいらない
ｵﾊﾞｻﾝ : 2個なら15＄．
オヤジ:　1個700ﾁｬﾂﾄ(700円)なら買う。
ｵﾊﾞｻﾝ : 7＄(840円)ならOK.
オヤジ:　＄は持ってない。

と言うことで700円で交渉成立。オヤジ意気揚々ですが、近くのﾏｰｹｯﾄでは400円で売ってました。残念。

ﾎﾃﾙ前に戻り小雨の通りを散策。

昼間は殺風景な通りですが、夜はこんなに華やかになります。

ﾋﾞﾔｶﾞｰﾃﾞﾝ。

大樹の下のｵｰﾌﾟﾝﾚｽﾄﾗﾝ。

ｹｰｷ屋さん。

ﾋﾟｻﾞ屋さん。

ﾍﾞﾄﾅﾑの傘屋さん。

旅行者用のATM。

ｶﾞｲﾄﾞﾌﾞｯｸに載っているｳｪｻﾞｰ･ｽﾌﾟｰﾝｽﾞ。ﾎﾞﾘｭｰﾑたっぷりのﾊﾞｰｶﾞｰが名物とか。

ﾁｪﾝｿｰで作る彫刻屋さん。

ｻﾝﾄﾞ･ｱｰﾄの店。

ﾊﾞｶﾞﾝでは珍しい都会的ｼｮｰｳｨﾝﾄﾞｰ。

通りの外れにｼｬﾚた店。何屋さんかな…

美容室でした。ﾐｬﾝﾏｰ男子も髪型には気を遣うんだね。

ｳﾛｳﾛした後、夕食のためこの店に入りました。

Dagon Beer(140円)と…

ｸﾞﾘｰﾝｶﾚｰ(250円)。貧素な夕食ですが、オヤジは英語が話せないので適切な注文ができません。

で……お腹も満たし少し酔ったので、ﾎﾃﾙへの帰り道は♪晴れたらいいね…を歌いながら帰りました。続く。