滝メグラーが行く２０２　紅葉を求めて三谷大滝へ　兵庫県多可町

2015/11/03 - 2015/11/03

ここのところ週末はいろいろと用事があったり、天気が悪かったりで、滝めぐりとはご無沙汰していましたが、久々に午後に時間ができたので、急遽近場の滝に行くことにしました。できれば滝と紅葉のコラボを見たいなということで、以前から気になっていた、多可町の三谷大滝を考えました。三谷大滝は千ヶ峰の登山口から少し登ったところにあり、私が滝メグラーになりたての頃に行ったことがあります。紅葉の見頃には少し早いでしょうし、もともと水量に難のある滝のため、その面でも期待はできませんが、とりあえず行ってみることにしました。

三谷大滝雌滝滝見難易度：２、三谷大滝雄滝滝見難易度：２
参考　滝見難易度０：道路から見える、１：片道徒歩５分以内、２：片道徒歩１５分以内、３：片道徒歩３０分以内、４：片道徒歩１時間以内、５：片道徒歩２時間以内、６：片道徒歩２時間以上もしくは２時間以内でも特別な装備が必要な場合など。私の旅行記ではほとんど出現することはないと思われる。
注意　滝見難易度はあくまで私の主観によるものであり、また季節や天候により難易度が上がる場合もあります。私の旅行記を参考にされて、「違うかったやんけ」とおっしゃられても責任は負えませんのでご了承ください。また、難易度が高い場合はできる限り単独行は避けるようお願いします。

エリア 多可・西脇・加東(兵庫)

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車 徒歩

自宅からは1時間程度で千ヶ峰の登山口に到着しました。かなり広い駐車場があり、トイレも完備。車も10台以上停まっていました。山頂を目指すには少々遅い時間です。今回はあくまで滝だけが目当てです。千ヶ峰は、私にとっては登山をするようになって初めて登った山で、その時からもう9年近く経ちます。

千ヶ峰三谷登山口 自然・景勝地

当時これは登山口にはありませんでした。

千ヶ峰三谷登山口 自然・景勝地

千ヶ峰の登山コースの三谷コースというのは登山口から三谷大滝雄滝までは渓流沿いの登山道です。登山口付近を流れる渓流の水量は、やはり少ない。あまり期待はできません。

千ヶ峰三谷登山口 自然・景勝地

三谷大滝は、上流側が雄滝、下流側が雌滝で構成されています。雄滝は明確に‘滝’とわかる姿をしていますが、雌滝は渓流瀑でどの部分を‘滝’としてよいものやら実はよくわかりません。実際には雌滝の下部はこの写真のような姿をしています。紅葉の方は、木によっては色付いてきていますが、やはりまだ早かったようです。

千ヶ峰三谷登山口 自然・景勝地

水量が少ないので、登山道ではなく渓流（雌滝）を遡上することにします。

千ヶ峰三谷登山口 自然・景勝地

水の流れはほとんど気にならないくらいですが、滑りやすいので注意が必要でした。

千ヶ峰三谷登山口 自然・景勝地

実際の滝の形状はこのように細かな段差が連続しているものです。初めて来た時は登山道を歩いたため、このような細部までは見ていませんでした。

千ヶ峰三谷登山口 自然・景勝地

紅葉も始まっていて、グラデーションがいい感じです。

千ヶ峰三谷登山口 自然・景勝地

少し滝の雰囲気が変わってきました。

千ヶ峰三谷登山口 自然・景勝地

滑滝のようになってきました。

千ヶ峰三谷登山口 自然・景勝地

雌滝の上部まで来ました。雌滝は上部は滑滝で、中間あたりは小さな段差が連続し、下部はゴロゴロと転がる岩の間を流れ落ちていくという構成の滝ですね。

千ヶ峰三谷登山口 自然・景勝地

雌滝上部の滑滝の部分は、斜度も急なので直登困難なため、いったん登山道に戻りました。登山道から見ると雌滝はこのように見えます。

千ヶ峰三谷登山口 自然・景勝地

雌滝の最上部。雌滝は総落差が50mということです。

千ヶ峰三谷登山口 自然・景勝地

雄滝が見えてきました。滝の左側にあるもみじが色付いているところを狙ったのですが、やはりまだ早かったようです。10日〜2週間後くらいが見頃でしょうか。水量も予想通り少な目でした。二段になって落ちる段瀑で落差は15mです。

千ヶ峰三谷登山口 自然・景勝地

雄滝の上段と紅葉です。上の方はいい感じのグラデーションです。

千ヶ峰三谷登山口 自然・景勝地

滝上部の紅葉。

千ヶ峰三谷登山口 自然・景勝地

滝の上段。水量が多いと見ごたえのある滝になるのですが…

千ヶ峰三谷登山口 自然・景勝地

雄滝から下流を見たところ。マイナーですが隠れた紅葉の名所かもしれません。

千ヶ峰三谷登山口 自然・景勝地

帰路にかさがた温泉に立ち寄りました。これがしたいがために滝見に行ったのかも…

かさがた温泉の源泉です。

この日の男湯は林台の湯でした。もうひとつ滝台の湯がありますが、1週間ごとに男女入れ替わります。かなり多くの入浴客で賑っていました。

満足できる滝見とは残念ながらなりませんでしたが、温泉でゆっくりできましたし、まあ良しとしましょう。