2015/11/08 - 2015/11/12
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しんちゃんさん
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温泉めぐりの旅4日目は、中山平温泉と鳴子温泉で憧れだった湯めぐりをします。やっと、念願叶いました。
中山平温泉はのどかな山間にあり、大谷川に沿って湯けむりをあげる自然豊かな温泉地。
とろりとした肌ざわりの硫黄泉です。
そして、鳴子温泉郷の中で随一の規模と豊富な湯量、効能を誇る鳴子温泉。
朝に晩に温泉をめぐって手の皮膚がしわしわになるまで温泉を味わい尽くしました。
日常を忘れて、至福のひと時でした。
*******では、鳴子湯めぐりと、温泉街の様子を記します。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線 JR特急 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
10:11 旅館大沼を出て、JR陸羽東線・鳴子御殿湯駅から2駅目の中山平温泉駅で下車。
たった11分の乗車でした。中山平温泉駅は無人駅です。
これから、しんとろの湯まで歩きます。 -
駅にコインロッカーが無いので、駅前にある食料品店でリュックを預かってもらいました。
とても親切な店主で、身軽になって歩く事が出来ます。
帰りの電車に乗る前、この店で買ったお漬物・新庄漬けはとても美味しかった。 -
中山平温泉駅から鳴子峡を目指し、国道47号線沿いを歩きます。
自然に囲まれたのどかな道を歩くと・・・大谷川に沿って白い湯煙が上がる様子を随所で見ます。
中山平温泉は、鳴子温泉郷の中でも最も湯量が豊富な温泉地。
民宿や旅館のような建物が目に入ります。 -
約15分、日帰り温泉・しんとろの湯に到着。
とろりとした肌ざわりの硫黄泉は美肌の湯として知られます。
中山平温泉・楽しみです。自然と速足になっています(^O^)
-
入浴料金:420円を支払い温泉へ。
化粧水のようなトロッとした湯!
泉質は、含硫黄・ナトリウム・炭酸水素塩で、濁りがあり硫黄が臭う湯です。
pH値 9.4で、肌がつるつるする美肌の湯です。
93.0℃の源泉を200mの長さの木の樋で流すことにより温度を適温に下げて浴室に注いでいます。一切加水なしの100%源泉かけ流しです。 -
明るい浴室に浴槽は男女共1つだけ。15人ぐらいの人が入浴していたので、狭く感じました。しかし、その距離感からか、気軽に話しかけてくれる地元の人たち。
湯上がり後、交流室(休憩室)で寛いで居ると、またまた話しかけられて・・蜜柑をいただいたりしました。温泉は社交場のようです。
食べ物持参で来て、温泉に入ったり出たりを繰り返して夕方まで居るそうです。
話をしているうちに分かったのですが、仮設住宅にお住まいで、唯一、月1回の日帰り温泉を楽しみにしていると。
東日本大震災の被災地宮城県内にお住まいの方が殆どみたいです。
とても明るく振る舞われていましたが、家を失くし、兄弟までも失くした人もおられます。
震災にあわれた時の話、仮設・復興など、現状を・直に聞き・・・震災から4年9か月経ちましたが、決して過去の話にしてはならないと強く思いました。
県外者が旅行に来ている姿を見るのは余り快くないかと思っていましたが、
それは間違いみたいで、東北には温泉と人との繋がりが強く根づいているのか、
「震災前の様に多くの人が来てくれるようになる事を県民は望んでいるのよ」と。
この言葉の陰に、震災で失われた人との交流が果たしてどれだけあったのでしょう。計り知れません…
慰めの言葉も出ない・もどかしさ・(ーー;)。
ほんの少しですが・観光で復興支援。今後もしたいです。
たくましい宮城県民の方々に、反対に・・優しさと大きな力を頂き、旅の思い出をより味わい深いものに。
最高に有意義な3時間でした。
帰り際、「この近くの三之丞の温泉もヌルヌの湯だよ」他にもお勧めの温泉を親切に教えて下さって、最後に「また、来てね」と。。。。
電車に乗るのに急がねばならない時間となり、お礼を言い後ろ髪引かれる思いで、しんとろ温泉を出ました。 -
しんとろの湯で身も心も温まり、中山平温泉駅に戻って来ました。
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13:57 JR陸羽東線・中山平温泉駅を出発。
今日宿泊する鳴子温泉へ向かいます。 -
鳴子温泉駅から徒歩5分、宿泊先の鳴子ホテルです。
フロントに荷を預け、早速温泉めぐりに出ます。 -
鳴子温泉街の立ち上る湯煙と漂う硫黄の香り、そして細い路地と軒を連ねる土産物屋が温泉情緒を盛り上げます(*^_^*)
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滝の湯の温泉に入りに来ましたが、その横に温泉神社というのがあり、
温泉に入る前に行ってみます。 -
啼子之碑という石碑があり、由来などが書かれています。
参道沿いの鳥居前に建立されています。 -
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参道を進むと社殿。
境内の標柱には「ゆのかみのやしろ」とあります。 -
そして、階段を上ります。
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その先に・・鳴子相撲記念碑があります。
近くには相撲の土俵があり、例祭には相撲が奉納されるらしい。
この奉納相撲は、源頼朝による平泉征討の戦勝祈願の礼として奉納されたことに始まるそうです。 -
砂利の参道を歩くと鳥居が建っています。
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その手前にある、土公神。
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境内に建つ、深沢要(昭和初期の童話作家・詩人・版画家)のこけし歌碑です。
「 みちのくは 遥かなれども夢にまで こころの山々 こころのこけし 」の歌が刻まれています。
鳴子こけしは源義経の子供である亀若丸をあやす玩具として武蔵坊弁慶が考案したとされ、こけしの発祥地とも云われています。 -
鳴子は「こけし」で有名な地、拝殿にも「こけし」が置かれています。
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お参りを済ませ。。では、帰るとしましょう。
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階段の近く・お湯がぐつぐつ煮え立っています。
この源泉が鳴子神社の御神湯です。
この建物は「滝の湯」です。 -
6本もの太い丸太の樋でお湯を導き、この樋から落ちるお湯が、滝の湯の打たせ湯となっています。
滝の湯の期待も膨らみます。
散歩も終え、では、滝の湯へ。 -
滝の湯は、1,000年以上の歴史を持つ古湯。鳴子のシンボル的な温泉です。
入浴料は大人150円です。宿泊先の鳴子ホテルで入浴券をもらい利用しました。 -
総ヒバ造りの2つある浴槽は温度に違いがあります。
地元の人は平気で入っておられる熱めのお湯には入れないので、ちょうど良い湯加減のぬる目の方へ。
源泉100%、乳白色の硫黄泉がじっくり肌に沁みこんでいきます。
打たせ湯も良い感じ〜。
滝の湯は地元の人が利用されている共同浴場なので、女湯はお年寄りが親しく話されていて、そこに観光客も交じって・・・まさに社交場です。
イモ洗い状態だったので、早目に滝の湯から上がりました。 -
本日湯めぐり3湯目へと向かいます。
鳴子中央タクシーの運転手さんに教えて頂いたとおり・・・踏切を渡り・ -
坂道を下り・・・
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義経伝説の残る「旅館 姥乃湯」へ。
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街の中でも開湯400年という歴史のある宿です。
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湯量豊富な鳴子温泉の中でも、4つの泉質を堪能できるのは姥乃湯だけ。と書かれています。
4つの源泉は自家源泉で、全ての温泉が源泉かけ流しの温泉です。 -
自慢の温泉は大きく分けて「硫黄泉」「単純泉」「硫酸塩泉」「含ぼう硝重曹泉」の泉質です。
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姥の湯の由来が書かれています。
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では、早速温泉へ。
1つ目は、露天風呂「啼子の湯」
炭酸水素塩・硫酸塩泉、低張性中性高温泉
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2つ目は、「こけしの湯」
木に囲まれた湯船に注がれる白濁した硫黄泉です。 -
姥の湯の館内は、湯治旅館の趣が濃いとても素朴な造りになっています。
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3つ目は、義経伝説の源泉「亀若丸の産湯」
源泉の中では一番温度が低い約38℃
鉄分が含まれた茶褐色のろ過していない温泉をそのままかけ流しています。 -
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4つ目は、「義経の湯」
タイル貼りの懐かしい雰囲気の 無色透明で体の芯から温まる温泉です。
硫酸塩炭酸塩・炭酸水素塩泉、低張性弱アルカリ性高温泉
pHー7.6
なぜか、だれ一人会う事も無く、ゆっくり入浴出来ました。
4本の源泉を持ち4種類の温泉に入れ、お得感がある姥の湯でした。
料金は600円でした。 -
湯上がり後、さわやかな青空の下、山里ののどかな風景を見ながら、ほてった身体を冷まし歩きます。
のんびり〜ゆっくり・・今宵の宿・鳴子ホテルへ向います。 -
ここは、こけし通り。
こけしを販売する店が何軒かあります。
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店頭に大きい「鳴子こけし」があり、ちょっとのぞいて見ます。
鳴子系こけしの特徴は、首が回り音が鳴り、胴体は中ほどが細くなっていき、
胴体には菊の花を描くことが多い点だそうです。
また、土湯温泉(福島市)・遠刈田温泉(蔵王町)と並ぶ三大こけし発祥の地だそうです。 -
店頭に並ぶこけしは、絵、大きさ、シルエットなど今風の様々な物があります。
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姥の湯を出て15分・・・鳴子温泉ホテルに着きました。
広々としたロビーです。
鳴子ホテルには青葉館と紅葉館があり、大小128の客室があります。
旅館や湯治宿などいろいろなタイプの宿が存在する鳴子温泉中では、大きい方かと思います。 -
玄関の前にある源泉。モクモクと湯けむりが上がっています。
鳴子ホテルには3本の源泉があり、時間と共に湯色が変化するそうで、とても楽しみです。
泉質は硫黄塩泉、硫酸塩泉、ナトリウム塩化物泉の3種類です。 -
鳴子温泉の湯は、旅行のプロが「東の横綱」に認定したようです。
並んで飾っているのは、宮城野部屋の力士、白鳳の手形です。 -
部屋案内係の人に付いて部屋へ。
和室12畳の、のどかな田園風景が望めます。 -
室内が温かい〜。
鳴子ホテルでは、源泉から噴射する蒸気の熱を、熱交換暖房システムを使って、
客室をはじめとした館内の暖房と給湯に利用しているようです。
昼間は室内が適温になっていて良かったのですが・・困ったことに、夜は室内の温度が高くてなかなか寝付けませんでした。
一日中温泉めぐりをし、この鳴子ホテルでも3度温泉に浸かり、体の芯から温まっていたせいかしれません。。。 -
部屋の洗面所も温かい。
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この熱管に使用したバスタオルを掛けておくと、直ぐ乾いて気持ちよく使えて良かったです。
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では、温泉へ。
湯の色は白緑と表示してあります。
外気や湿度によってお湯の色が透明、緑色透明、 乳白色、鶯色等に変化します。 -
実写真は撮れないので、案内板の写真を載せます。
温泉は硫黄のにおいがプンプンして、「これぞ温泉」という感じです。 -
「玉の湯」メインの大浴場の他に高野槇桶露天風呂、青畳石露天風呂など多種のお風呂を愉しめるお風呂。
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[芭蕉の湯] 広々とした大浴場、すわり湯や気泡湯、露天風呂も併設しています。
入れ替えがあるので、どちらにも入れました。 -
入浴後の楽しみは夕食。
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山里風景を見ながら夕食をいただきます。
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バイキングでした。ピッツァ、鮎の塩焼き、寿司、お造りなど種類が多くありました。
出来たての熱いものが食べられたのが、良かったです。
朝食も同じ場所のバイキングでした。つきたてのあん餅やお雑煮など、朝から
沢山いただきました。 -
朝食後、鳴子最後の温泉に入り。。。。チェックアウト。
エントランスホールのこけしに見送られ。 -
無料の足湯・ほっとパーク
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10:05 鳴子温泉駅発の電車に乗り古川まで行き、
古川で10:51発新幹線やまびこに乗り換え、東京まで乗車します。
最終日は、皇居外苑・東宮御所・はとバスで東京観光してから帰宅予定です。
*****続きは?6です。ご覧いただいて、ありがとうございます。
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