2015/11/08 - 2015/11/12
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しんちゃんさん
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3〜4日目は、東北地方のほぼ真ん中に位置する、宮城県の鳴子温泉に宿泊しました。
鳴子は、「鳴子温泉」「東鳴子温泉」「川渡温泉」「中山平温泉」「鬼首温泉」の5ヶ所の温泉地からなる一大温泉郷で、1,200年の湯歴を持つ日本屈指の古湯で、奥州三名湯のひとつに数えられます。
昔から東北の湯治場として知られており、温泉の効能や泉質の良さには定評があります。
また、 現在でも鳴子温泉郷内には400本近くの源泉が湧き、日本にある泉質11種類のうち9種類もの多彩な泉質が湧出するバラエティに富む温泉地です。
*****
(山形・宮城)4泊5日温泉めぐりの旅(4)3日目は・・・・鳴子の名所観光した様子と宿泊地の東鳴子温泉・旅館大沼の宿泊記となります。
*****
では、ご覧いただければ嬉しく思います。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 新幹線 JR特急 JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
10:40 大石田駅を出発した山形新幹線つばさ123号・・わずか15分で新庄駅に着きました。
新庄駅は、奥羽本線上走るミニ新幹線である山形新幹線の終着駅となっています。
この先は、JR陸羽東線(鳴子温泉行) に乗り換えます。 -
新庄駅で待ち時間が27分も有るので、一旦ホームを出ます。
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駅構内に飾ってあるのは、新庄祭りに出る山車のようです。
題は石川五右衛門と説明書きがあります。 -
外に出てみます。
新庄駅は光輝く美しいガラス張りになっています。 -
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観光コースの案内も。
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12:25 JR陸羽東線・新庄駅から1時間。
車窓から広がるのどかな田園風景を眺めの〜んびり・・・鳴子温泉駅に着きました。
ちょっと変わった、鳴子温泉駅舎内の待合所。 -
半円形にぐるりと大勢の人が座れ、座布団もあり温かい雰囲気。
ゆっくりと電車待ち出来そうですね。 -
鳴子温泉駅を出た所にある「鳴子温泉 ぽっぽの足湯」です。
青みがかった白濁のお湯で硫黄の匂いがプンプンします。
ヒノキで造られた、深さの異なる2つの浴槽で温泉が楽しめる足湯。
電車の待ち時間に利用できて良いですね。羨ましい。。。
足を入れる時間が無いので手を入れてみたら、やや熱めでとても気持ちがいい(^O^) -
足湯の上には、鳴子温泉郷の場所がよく分かる案内図。
今日と明日の予定を頭に思い浮かべてみる。
ええっと・・・1時から鳴子温泉駅から出る乗合タクシーで鳴子観光めぐりをした後、電車で鳴子御殿湯駅まで行く。(東鳴子温泉泊)
明日は、鳴子御殿湯駅から中山平温泉駅下車(うなぎの湯)その後、電車で鳴子温泉駅まで乗る(鳴子温泉泊)
2日間電車で行ったり来たり。間違えないようにしないと(^O^) -
鳴子の地名由来も・・
源義経が兄頼朝に追われてこの奥州平泉に逃れてきた時、亀割峠にさしかかったところで北の方(正室)が亀若丸を出産。
ところが亀若丸はなかなか産声を上げず、この地の温泉に浸かったときにようやく声を上げたのだそうです。
以来この土地を「啼子(なきこ)」と呼ぶようになり、現在の「鳴子」になったという説があります・・・
などと書かれています。 -
午後1時、乗合タクシーに乗り観光名所を周ります。
予約を2週間前にしておいたので駅舎内にある観光案内所で支払いを済ませます。
「鳴子コース」の所要時間は1時間で、1名: 1,500円。
行先は・・
鳴子温泉駅⇒潟沼⇒尿前の関所跡⇒鳴子峡(見晴し台) ⇒日本こけし館⇒鳴子温泉駅 -
最初に訪れたのは、潟沼(かたぬま)です。
鳴子温泉のシンボル的存在です。
とても静かで神秘的な雰囲気に包まれていて・・いい感じ〜
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ちょうど鳴子温泉の南東・胡桃ケ岳の斜面にぽっかりと浮かぶようにあります。
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<潟沼の由来>
1200年前、火山の大爆発でできた火口湖と言われ、日本有数の酸性度を誇るカルデラ湖。
最大深度16.2m、長径450m、短径350m、湖周約1.3kmの規模があります。
現在でも湖底からは熱泉ガスなどが吹き上がり世界有数の強酸性湖、魚類などは生息出来ません。
又、多くの伝説も持つ沼でもあります。
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季節によっては色がエメラルドグリーンになるそうですが…今日は、やや青っぽい。
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沼のまわりには1周できる遊歩道があり、30分くらいでゆっくり回れるそうです。 ・・が、そんな時間はありません。(ーー;)
15分滞在で次へ・・・ -
2つ目の観光名所は、潟沼から10分位だったでしょうか・・
尿前の関所跡です。
鳴子は出羽・羽後両街道の要所として重要な役割を担ったのが、温泉街に程近い
こんもりした林の中にある『尿前の関』(し とまえのせき)です。
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<尿前の関>しとまえのせき
出羽街道は多賀城と秋田城を結ぶ重要な街道でした。戦国時代に入ると当地は陸奥国と出羽国に接することから重要視され当時の領主大崎氏が遊佐氏に命じて「小屋館」と呼ばれる関所を設けました。江戸時代に入ると伊達藩がこの地を重要視し尿前の関が設けられ、藩からは役人が派遣されています。
関所の規模は明治初期の記録によると間口約73m、奥行き約80m、面積が約1760坪もあったという。
宿場の賑わいは消えたが今でも杉林に囲まれた道が残る。 -
尿前の関から山形県の境田までの約5.2kmが、おくのほそ道(遊歩道)として整備されていて、天然林の山道を散策することができるようです。
とくに夏の森林浴は涼しくて良さそうですね。 -
松尾芭蕉が尿前を訪れたのは元禄2年(1689)
尿前の関で厳しい取り調べを受け、非常に難儀したことを「奥の細道」に残しています。 -
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芭蕉の句碑
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次の観光名所は・・・県内有数の紅葉の名所として知られる鳴子峡です。
運転手さんの話によると、紅葉の見頃は10/27日頃だったそうで、
もう2週間も過ぎていますので・・・ -
灰褐色の岩肌と紅葉、そして緑の松の景色・・どんなに綺麗か?見たかったですね。
紅葉の時期にまた来てみたい。。。。 -
山形県との県境近くにある鳴子峡は、大谷川が刻んだV字渓谷。
高さ約100mもの断崖絶壁が2,5kmも続きます。 -
「紅葉の時期は、今日みだく、こねぇ〜ゆっぐり見れね〜からー今もいいよ〜」と運転手さん。
とても優しくて親切で、お薦め日帰り温泉の場所や行き方まで事細かく教えて下さいました。 -
下に目をやると遊歩道があります。紅葉時期で無くても遊歩道をゆっくりウォーキングするのも良さそうです。
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見晴らし台にある鳴子峡レストハウス。
土産物店があり、食事が出来るようです。 -
中山平温泉駅へ続く遊歩道ですが、歩いている人は見かけません。
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そして最後に立ち寄った・・・・日本こけし館です。
童話作家の深沢要が私蔵のこけし600点余りを町に寄贈したことにより誕生したそうです。
こけしを展示販売しているこけしの博物館です。 -
日本こけし館前に立つ、大きなこけし。
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ふと見上げると、虹が架かっていました。
この後は、鳴子温泉駅まで行き周遊観光は終了しました。
乗合タクシーに乗車したのは6名でした。
効率よく観光出来たので、利用して良かったです。 -
14:10 鳴子の観光名所巡りを終え、鳴子温泉駅から鳴子御殿湯駅へ向かいます。
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14:13 鳴子御殿湯駅で下車して、これから向かうのは東鳴子温泉・旅館大沼です。
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駅前の広い道を進むと、歴史を感じさせる湯治旅館と商店などが軒を連ねています。
旅館大沼がある東鳴子温泉は十数軒全ての宿が違う重曹泉を持つ、日本でも希有な重曹泉地帯です。 -
今日お世話になる旅館大沼です。
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女将さんが点てて下さったお抹茶をいただき一腹します。
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チェックインを済ませ、部屋に案内してもらいます。
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小さな8畳の和室で、テレビがあります。
1泊夕・朝食付で予約しましたが、湯治も出来る宿で自炊する人もいます。
客室は20室です。 -
旅館大沼は館内に7つのお風呂と、離れの庭に貸切庭園露天「母里の湯」があります。
母里の湯は予約制で、4時〜に予約が出来たので、車で連れて行ってもらいます。 -
「母里の湯」は
本館から車で2分ほどの離れの庭園の中にある、貸切露天風呂です。 -
湯に浸かり眺める紅葉・・・至福の湯空間です。
泉質は含食塩・芒硝―重曹泉 PH7.7 の無色透明の湯です。
勿論、源泉かけ流しです。 -
15分も浸かると身体がポカポカします。2度ほど湯に浸かって上がります。
旅館の所有地は広そうで、この奥に茶室がある様です。が、
紅葉が見事なので奥まで行かないで・・・ぼーっと眺めていました。 -
綺麗な紅葉です★★★
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帰りも旅館まで車で。
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旅館に戻り、まだ人の気配がないので今の間に旅館大沼の8つの湯殿を見て写真撮りします。写真を撮り終えてからゆっくり入浴しました。
1階にあるのは4つの風呂で、まず1つ目の・・・
「ふかし湯」は、床下の源泉の熱を利用したオンドル式になっています。
横たわった身体の奥からじっくり温まります。
かすかに響く湯音とほのかなアロマで癒されます。 -
2つ目の「薬師千人風呂」は、泉質:透明な含食塩・芒硝―重曹泉 PH7.7の
混浴大浴場です。 -
「薬師千人風呂」「天女風呂」の、まわりの壁面に舞い踊る天女の壁画は、
仏教画を手掛ける高橋典子さんによるものです。 -
3つ目は「天女風呂」で、純重曹泉 PH6.9です。
女性専用のお風呂。屋敷内から湧き出る美肌効果の高い純重曹泉「赤湯」で、
入浴後にはふっくらすべすべのお肌になりました。
「薬師千人風呂」女子入り口にもなっています。 -
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4つ目の、内庭露天【石割の湯」です。
貸切浴室です。 -
5つ目の、「灯りの湯」
自家源泉の純重曹泉100%の小さなお風呂です。
重曹泉は主に皮膚を乳化させ汚れを落とし肌をきれいにする清浄作用が特長で、湯上りは肌がしっとりしてすべすべになる美肌の湯。
こじんまりとした貸切浴室で、内鍵が掛かっていなかったらいつでも入浴できます。 -
そして階段を上り廊下を歩いて4階にある「陽の湯」「陰の湯」へ。2つ共、貸切です。
エレベーターが無いので不便ですが、今のところ丈夫な足があるので(^^)/。 -
6つ目は、「陽の湯」は高温で焼き上げた竹炭を練りこんだ浴槽に、古代植物ミネラルがたっぷり含まれた自家源泉「赤湯」が注がれています。
純重曹泉が炭の力でなめらかになった湯です。 -
7つ目の、「陰の湯」は、純重曹泉の古来より薬効が高いとされる薬石を数種類、一つずつ浴槽に埋め込まれている。
石から出る薬効成分と遠赤外線が純重曹泉との相乗効果を生み出す、と言うことで
す。
あともう一つ、家族風呂があり、全部で8つの湯殿と6つの貸切風呂があります。
天然重曹成分が86%と突出しており、成分的にも全国有数の重曹泉に数えられているそうですが、湯上がり後は実感できるほど純重曹泉はしっとりとして、とてもいい湯です。
また、一晩中いつでも、鍵が掛かっていなかったら貸切一人で入れるのが旅館大沼の魅力です。 -
夕食は、旬の素材が並ぶ会席膳です。
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一皿一皿丁寧に作られたと思えるお料理でした。
目に鮮やかな・と言う料理ではありませんが、味は本当に美味しく満足するお料理でした。 -
「湯 食 同 泉 」
「 快 浴 洗 心」 出来る宿です。 -
カーテン越しに朝日が当たり目覚め、
旅館の周りを散歩しに出掛けます。
歩いて5分程、東鳴子温泉神社です。 -
階段を少し上ります。
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拝殿があるのでお参りします。
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陽に照らされ綺麗な紅葉です。
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東鳴子温泉は江戸時代中期に開湯した歴史ある湯治場で、温泉街を歩いていると、湯治旅館が見られます。
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美肌効果の高い重曹泉を中心に多彩な泉質に恵まれ、湯治や長期療養滞在などを目的に伊達藩世紀には御殿湯も置かれた由緒ある保養温泉地です。
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現在は、14件の旅館があるようです。
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宿に戻り朝食をいただきます。
大沼の御主人手造りの納豆は美味しいかったです。 -
旅館を出て、鳴子御殿湯駅に向かいます。
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9:58発の電車で、中山平温泉駅まで行きます。
4日目は、温泉のハシゴをします。
(5)に続きます。ご覧いただきありがとうございます。
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